中国5G端末産業加速④5G端末の品質状況

2020年11月5日に行われた「2020年中国5G端末グローバルイノベーション大会&第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードセレモニー」にて5G端末の品質検測と問題内容について国家通信端末製品品質検測センター(広東)技術主管の李恵氏が報告した。

中国5G端末の品質認証関連標準:

中国の5G端末について、市場投入前に3C認証を受けるシステムになっている。
下記1〜6は電磁適合性、7はバッテリー、8は安全についての検査標準になっている。

4Gと5G端末の検測標準の違いは周波数帯域の広さにある

5G端末の3C認証について2020年8月27日に国家認証監査委員会よりYD/T2583.18標準を公布され、実施している。これより以前に認証済みの5G端末に関して追加認証を行うことになっている。

これまでの携帯電話端末品質状況

中国全体と広東省それぞれの品質サンプリング検査状況からみて、ここ8年間での品質問題が改善されつつある状況にある。

品質問題の高い順で安全関連が35%、EMC関連25%、バッテリー17 %、部品検査23%。

今後の改善課題

もう一つ、課題として発熱の問題がある。
全く同様な検測条件で4Gと5G端末の発熱が大きく異る。この問題は今後の改善に期待する。

https://wx.vzan.com/live/tvchat-1199586014?shareuid=283596247&vprid=0&sharetstamp=1604538999960#/

文章・画像の引用先:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20201110/w8bHduEzKOEQGEuGk17wcc17ykjkk.html
https://wx.vzan.com/live/tvchat-1199586014?shareuid=283596247&vprid=0&sharetstamp=1604538999960#/

中国5G端末産業加速③5G端末産業白書(2020) 各種データ

2020年11月5日に行われた「2020年中国5G端末グローバルイノベーション大会&第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードセレモニー」にてCCID(China Center for Information Industry Development中国工業情報化部電子情報産業発展研究院)から『5G端末産業白書(2020) 』が発行された。

同白書では各種データを開示しているのでここに紹介したい。

主流になりつつある5G Socチップの市場シェア

http://www.cbdio.com/BigData/2020-11/06/content_6161274.htm

今年第2四半期の5G Socチップの市場シェアから見て、Huawei/HiSilicon が54.8でリードし、Qualcommは29.4%、メディアテックは8.4%、サムスンが7.4%となっている。

5Gスマート携帯CPUメーカー

http://www.cbdio.com/BigData/2020-11/06/content_6161274.htm

何故かSoCチップと同様のシェア率。

5G携帯電話の出荷と新機種数:

昨年1月から今年9月までの携帯電話市場における5G携帯電話と非5G携帯電話機の出荷台数を発表している。2020年1〜9月までの5G携帯電話累計出荷量は1.08億台、新機種は累計167機種。

http://www.cbdio.com/BigData/2020-11/06/content_6161274.htm

2020年前半5G携帯電話出荷メーカーの割合

http://www.cbdio.com/BigData/2020-11/06/content_6161274.htm

文章・画像の引用先:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20201106/AWK1CkisvBvvokOHS17vy82mo398g.html
http://www.cbdio.com/BigData/2020-11/06/content_6161274.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/TePLilP1vBw8DzhK2Z5Ojg

中国5G端末産業加速②5Gスマート端末の多様化

2020年11月5日、「2020年中国5G端末グローバルイノベーション大会&第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードセレモニー」が広東省河源市にて行われた。

携帯電話端末に関する毎年最大のイベントであり、今年度は例年以上の規模で賑わった。工業情報化部・通信事業者・ベンダー・端末デザイン関連の専門家が講演され、第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードの表彰セレモニも行われた。

https://wx.vzan.com/live/tvchat-1199586014?shareuid=349524293&vprid=0&sharetstamp=1604642800257#/

5Gスマート端末の多様化

オンラインライブ開催であったため、筆者も視聴した。
特に元工業情報化部副部長である楊学山氏の「端末のイノベーション:デジタル・エコノミー時代の基礎」と題する講演が今の中国にとって一番重要な示唆と感じた。

楊学山氏は具体例を上げながらスマート端末の定義、多様化、今の中国にとっての重要性、応用可能性について丹念にプレゼンした。

同氏のお話で一番印象に残った言葉は

“5G的终端不一定是手机… … 手机反而不是供应不足的… …特斯拉汽车也是智能终端的一种!“

つまり、


5Gの端末は携帯電話とは限らない!
逆に携帯電話しか供給不足ではない現状にある!テスラの車もスマート端末の一つ!

IoTからIoV(Internet of Vehicles)、全てのものがインターネットに繋がる時代になる中で、話としてさほど驚くものではないものの、テスラも5Gスマート端末として捉える点に衝撃を覚えた。

「新型インフラには、5Gネットワーク建設、電気自動車用の充電ステーション、工業インターネットといった内容を含む。これらのインフラは、5Gの応用技術、電気自動車や自動運転など未来産業が発展する基盤となる。」*

とあるように、充電ステーションまで新型インフラに盛り込まれていることを理解しなかったが、楊学山氏の講演でようやく勉強できた。
*丸川知雄「コロナ危機をチャンスに変えようと模索する中国」 p.87−88 、東大社研現代中国研究拠点(2020)『コロナ以後の東アジア変動の力学』、東京大学出版会

https://www.amazon.co.jp/コロナ以後の東アジア-変動の力学-UP-plus-東大社研現代中国研究拠点/dp/4130333003

文章・画像の引用先
http://www.ccidcom.com/yaowen/20201105/wpTsJuf1q9nyJMqg217vx3nbxpfto.html
「2020年中国5G端末グローバルイノベーション大会並びに第8回中国携帯デザインコンテストスワンアワードセレモニー」オンラインライブURL(2020−11−10):
https://wx.vzan.com/live/tvchat-1199586014?shareuid=349524293&vprid=0&sharetstamp=1604642800257#/

中国5G端末産業加速①3つの提案

2020年11月4日、工業情報化部にて副部長劉烈宏氏が5G端末座談会を司会し、国内外の端末メーカー、モジュール関連会社からの5G製品進捗状況の報告を聞き、5G端末の発展について具体的な指示を示した。

5Gは経済社会のデジタルトランスフォーメーションを促す重要なインフラ
5G端末の普及は5Gサービス商業化を成功させる意味でも重要!


劉烈宏副部長によると、新世代の情報通信技術発展の主要な方向性の1つとして、5Gは安定の投資、消費の促進、アップグレードの支援及び経済発展の新たな推進力の拡大という点で大きな可能性を秘めている。経済社会のデジタルトランスフォーメーションを促す重要なインフラストラクチャとなる。 5G産業サプライチェーンの重要なリンクとして、5G端末の普及は5Gサービス商業化を成功させるためにも極めて重要である。

3つの提案:

劉烈宏副部長より3つの提案があった。


1.5G端末の技術開発を加速し、利用者により良い5Gサービスを提供する。消費者の需要に向けて、5G端末の製品性能と成熟度の向上を加速し、費用対性能比の高い5G端末を目指す。


2.主要な技術研究を強化し、融合型5Gアプリケーションの開発・発展の基盤を強化する。 5G用チップ、モジュールの研究開発を引き続き推進し、垂直産業にマルチフォーム、マルチタイプ、マルチ機能の端末製品を提供する。


3.健全な5G開発の良好なエコシステムを共同で構築する。そのためには、産業サプライチェーンの川上と川下間、通信業界と垂直産業間の連携も強化する。5G端末の研究開発やアプリケーション探索などを共同で実施する。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2020/art_6e54bee36aee49c7b31bf35c5dad4b30.html

中国電信が5GSA独立ネットワークの商業化を開始!5G基地局67万構築済み

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682701653010303019&wfr=spider&for=pc

11月7日、広州市にて中国電信とQualcommが「2020天翼スマート生態博覧会第12回天翼スマート生態産業フォーラム」を共同開催した。同フォーラムでは、中国電信は中国全国300+都市にて5G SAの商業化を開始し、11月7日より中国電信の営業庁(ショップや窓口)よりサービス申込可能になったことを発表した。

これまでの中国の5Gサービスは4Gのネットワークに5G基地局を接続してコアネットワークは4Gのままにて運営してきた。しかし、4Gのコアネットワークが本格的な5Gサービスを支持できないため、中国通信3社が2019年5Gサービス開始当初から5GSA独立型ネットワークの構築を進めてきた。
その結果、フォーラムや上記全国ニュースの動画発表によると、11月7日現在中国聯通との共同建設で全国にて既に32万の5G基地局を建設済み、年内ではさらに5.8万を建設予定している。中国移動も2020年度の目標である35万基を既に達成済み、近いうちにSAネットワークの商業化を発表する見込み。
5G端末よりの接続数は1.6億を既に超えている。これまで207の5G端末がネットワーク接続許可を受けており、34のブランドの180モデルの5G携帯電話が市場投入し、ここ2カ月の5G携帯電話の市場シェアは80%に近づいているという。

文章・画像の出所:
北京商報:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682758712784535547&wfr=spider&for=pc
中国電信公式アカウント:
https://mp.weixin.qq.com/s/Cma3Jw9mVrbESVX1q4v47A
新浪財経済公式アカウント:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682701653010303019&wfr=spider&for=pc
中国中央新聞直播間ビデオ:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682701653010303019&wfr=spider&for=pc

5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?上海編

11月5日にアップした5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?工業情報化部が全国各地に指示した「2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始の通知(11月3日)」を受けた上海市での実施状況が確認できた。

https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

上海市「臨港新片区『5G+工業インターネット』シリーズ調査研究座談会」開催

2020年11月3日午前、中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区管理委員会(以下「管理委員会」)の指導の下、上海市通信管理局臨港新片区オフィス(以下「オフィス」)と中国情報通信研究院(工業情報化部直轄の通信研究院)が主催した「臨港新片区『5G+工業インターネット』シリーズ調査研究座談会」が管理委員会にて行われた。

工業、工業インターネット、電気通信などの業界から20名以上の専門家代表が参加し、上海市通信局情報通信発展処の一級研究員の黄仙濱氏も出席した。

https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

主な会議内容:解説・意見交換・会議の主旨

会議では、中国情報通信研究院工業インターネットとIoT研究所馬超氏と中国情報通信研究院技術と標準研究所于青民氏が「工業インターネット標識アプリケーション」と「5G+工業インターネット」の全体的な発展状況について解説した。

外高橋造船海洋プロジェクト、電気原子力機器、第一機械工具工場、上海航空機製造、海工機器イノベーションセンター、上海汽車子会社、樹根互聯、中科雲谷、マイクロ衛星工程中心、中国移動、中国聯通、中国電信等の関連責任者が企業ネットワークの建設状況、「5G +工業インターネット」関連シナリオとアプリケーション関連のビジネス状況について意見交換した。

黄仙濱氏が閉会のまとめで以下を言及した。
「臨港新片区は国家戦略の重要な担い手である。
上海市通信管理局は通信業界の主管部門として、管理委員会と密接に連携し、臨港新片区にてオフィス(弁事処)を設置する。その主旨は臨港新片区の5G、工業インターネットなど新世代のインフラの建設の強化にある。この度の座談会、及び一連の調査研究を通じて、企業の「5G +工業インターネット」の現状と要求をより適切に把握し、通信事業者とソリューションプロバイダーが工業企業と精確な連動を図り、新片区における通信インフラ施設の共同建設と、通信業界の新しい発展の実現を期待する。」

「5G +工業インターネット」関連調査研究と目的

今回の上海臨港新片区「5G +工業インターネット」シリーズの調査研究は11〜12月にて展開する予定。
オフィスが中国情報通信研究院調査研究グループを設置し、臨港新片区の重点工業企業、工業インターネット企業、イノベーションセンターなど異なるタイプの企業に対してアンケートと現地インタビュー調査を行う予定。

これらを通じて臨港新片区「5G +工業インターネット」の発展現状をより深く把握し、通信事業者と工業企業及びイノベーションセンター等の主体間の提携を促進し、新片区における5G、工業インターネットの応用アプリケーションの実質的な進展と産業発展に寄与する。

上海臨港新片区の位置

https://baike.baidu.com/item/中国(上海)自由贸易试验区临港新片区/23654821

文章・画像の引用先:
https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?

https://www.sohu.com/a/393512292_100089290

2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始=全国規模での推進

11月3日工業情報化部が2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始を全国宛に通知した。

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2020/art_c36f1c9278b949b29dd5ddcb76e5917b.html

当通知は『国務院発インターネット+先進製造業に向け工業インターネット発展に関する指導意見』を徹底化するために、『工業インターネット発展行動計画(2018-2020年)』及び『工業と情報化部弁公庁発工業インターネット推進に関する加速発展の通知』に基づいたとされている。

実質上、工業インターネットの全国的規模での推進を意味すると筆者がとらえている。

モデルプロジェクトのテーマ分野:

1.ネットワークの構築による統合的なイノベーションアプリケーション

2.標識解析による統合イノベーションアプリケーション

3.「5G +工業インターネット」によるイントラネット改造

4.プラットフォームによる統合イノベーションアプリケーション

5.安全イノベーションアプリケーション

の5つの方向に焦点を当て、一定の工業インターネットモデルプロジェクトを選出し、新しいモデルについて広く研鑽し、応用可能な新しいモデル・新しい産業を探索することによって、工業インターネットのイノベーションを推進する。

3.「5G +工業インターネット」によるイントラネット改造

この3番について4つの条件を満たすことになっている。

①イントラネット(企業内部ネットワーク)の改造:
5G混合型内部専用ネットワークやローカルネットワークスライシング等多くの技術を利用し、工場内にて5Gネットワークを構築する。

②融合型アプリケーションの運用:
5GやAI、ビッグデータなどの技術を融合した形で複数以上の生産拠点と周辺関連業務のイノベーションが図れていること。データの収集と感知、正確なコントロール、品質検査、補助的な組み立て、AI物流、メンテナンス、安全コントロール等のアプリケーションを有し、3つ以上の実際利用がある。

③融合型製品イノベーション:
5G通信能力のある工業端末、工業インターネット5Gネットワークゲート、CPEなどの製品を使用する。5Gと編集可能型コントロールシステム(PLC)、分散型コントロールシステム(DCS)等の工業制御システムとの融合やイノベーションを実現する。工業向けの5G基地局、軽量型コアネットワーク設備、クラウト+ネットワーク融合型関連製品を開発し、使用する。

④発展性のあるイノベーション
業界にて転用・推進可能な「5G+工業 Internet」発展ロードマップであるか。

中国Local 5Gの推進について

中国はこれまで日本やドイツ、イギリスのように明確なローカル5G制度を作っておらず、ローカル5G用の周波数確保、投資促進税制やアクションプラン等がなく、ローカル5Gの推進もないかのように見えた部分がある。Local5Gそのものの用語も統一してこなかったが、他国と違った形での展開になる可能性が大きいと筆者が理解している。

文章・画像の引用先:
工業情報化部:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2020/art_c36f1c9278b949b29dd5ddcb76e5917b.html
捜狐網:
https://www.sohu.com/a/429316255_783770
https://www.sohu.com/a/393512292_100089290

中国3大通信事業者第3四半期財務報告:2020年総売り上げ1兆円越え

中国電信、中国移動と中国聯通は2020年度第三四半期財務状況開示をまとめた記事が新浪にて発表されている。

発表によると、
中国電信の総売上げは2,926億1,400万元、前年比3.5%増。うちサービス売上げは2,808億6,800万元、前年比3.5%増。総ユーザー数は3億4,900万人、前年比1,378万人増。 うち5Gユーザー数は6,480万人、前年比6,019万人純増。ARPU値(平均月間ユーザー収入)は44.4元。

中国移動の総売上げは5,744億元、前年比1.4%増。うちサービス売上げは5,257億元、前年比2.5%増となった。総ユーザー数は9億4,600万元、ARPU値は48.9元。

中国聯通の総売上げは2,073億4,900万元で前年比4.4%増。うちサービス収入は前年比1,165億元で、前年比1%減となった。総ユーザー数は3億900万人、ARPUは41.6元。

文章・画像の引用先:
https://finance.sina.cn/tech/2020-10-23/detail-iiznctkc7200607.d.html?oid=/&vt=4
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1681311408447183134&wfr=spider&for=pc

中国『遠隔医療ネットワーク能力向上の更なる強化に関する通知』

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2020/art_7ded5b88748d405faeccaa71a55ad1c9.html

11月2日、工業情報化部と国家衛生健康委員会弁公庁両部門共同発遠隔医療ネットワーク能力向上の更なる強化に関する通知』を公布した。

当該通知では、以下4つについて16項目の具体的な指示を示している。

1.ネットワークのカバレッジ拡大(1〜4項)
2.ネットワーク能力の向上(5〜7項)
3.ネットワークの応用ソリューションの推進(8〜13項)
4.組織的な保障の強化(14〜16項)

1.ネットワークのカバレッジ拡大

末端医療衛生施設のネットワークカバレッジを拡大し、5Gスライシングやエッジコンピューティングなどの高度なテクノロジーを適用して、遠隔医療により優れたネットワーク機能を提供する。ローカル5Gネットワークを二級及びそれ以上の病院にて普及させ、各級医療衛生機構でのブロードバンド台帳へのアクセスを保証し、2022年にて98%以上の末端医療施設にてインターネットへのアクセスを実現する。

2.ネットワーク能力の向上

医療機構のネットワークのスピードアップを図る。公衆インターネットアクセスの機構では100Mb/s以上、専用インターネットアクセスの機構では20Mb/s以上に向上する。遠隔医療技術とサービスモデルを増やし、遠隔医療ネットワーク・プラットフォーム・ハードウェアの一体化建設と建設コストの削減も図り、データ転送のクオリティを向上させ、医療機構内部業務の相互共通と情報共有を実現する。

3.ネットワークの応用ソリューションの推進

5Gネットワークによる遠隔医療での応用を研究し、医療機構と通信事業者間の協力を促し、5Gスマート医療健康聯合実験室やモデル基地の建設を奨励する

5G専用設備へのアクセス能力をアップさせ、5Gの技術的優位性を十分に活かす。
クラウド、病院、AIなどの新しい情報技術を利用し、情報資源の共有を実現し、遠隔診断・遠隔映像・遠隔心電・遠隔救急・遠隔リハビリ・遠隔教育・遠隔介護などネットワークの応用に寄与する技術的なサポートを提供する

「インターネット+健康への貧困緩和」モデル地域を実施。
新しい情報技術を利用した貧困地域末端医療施設衛生サービス能力の向上にて貧困人口の健康レベルをアップさせる。

医療機構ネットワーク利用料金の低廉化政策を策定し、医療機構のネットワーク的な負担を低減する。

4.組織的な保障の強化

各地の通信主管部門は当該地域の衛生健康主管部門と協同体制を構築し、地域の医療情報化を推進する。
「インターネット+医療健康」ネットワーク標準システムを改善する。
「インターネット+医療健康」標準の協力体制を構築する。
遠隔医療ネットワーク品質の監督管理を強化する。
各省域内での遠隔医療ネットワークの監督管理を奨励する。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2020/art_7ded5b88748d405faeccaa71a55ad1c9.html

『内需消費拡大活動方案』でも5G建設を強力に推し進める

2020年10月29日、発改委が他13関連部門共同で内需消費拡大を図る活動法案(『近期扩内需促消费的工作方案』 )を交付した。

「六穏六保」に続き、内需消費拡大を促進!

方案では、4つの大きなテーマについて計19項目の活動内容が盛り込まれている。
方案について以下のように記されている。「党中央と国務院の下半期経済活動に関する諸取り決めを徹底的に実施するために「六つの安定」と「六つの保障」に力をいれ、内需消費もさらに拡大する。特に効果的な消費促進を行い、経済的な需給の良い循環と強力な国内市場の形成を促進するために、国家開発改革委員会と関連部門共同で『内需消費拡大への促進に関する活動方案』を策定した。」

5G建設の加速、電力コストの削減、基地局設置場所確保や補助金支援も強化!

活動方案の4つ目のテーマとして「内外要素と資源をより良く活かし、製造業企業への支持を増強する」が取り上げられており、第16項では、5Gネットワ​​ーク基地局建設の加速5G基地局運営電力コストの削減を図り、各地域にて基地局設置場所確保や、補助金による資金的サポートもより一層強化する(発展改革委員・工業情報化部・市場監督管理総局等がそれぞれの管轄責任にて担当)としている。

文章・画像の引用先:
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/tz/202010/t20201029_1249273_ext.html
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/tz/202010/P020201029597065666501.pdf