中国5G/6G特別会議

http://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0fb4677465804d22bbff5a17187f41d4.html

MIIT公式サイト情報によると、5月12日、工業情報化副部長劉烈宏氏が5G/6G特別会議を主催し、 IMT-2020(5G)とIMT-2030(6G)推進グループ専門家より5G/6Gの推進報告を聞き入れ、今後の展開について議論した。

当該会議では5G/6Gは次世代情報通信技術の発展方向として、全てのもの・人が通信可能になる重要な情報インフラであり、社会経済発展の原動力であることを強調し、MIITをはじめ、産官学とも連携してIMT-2020(5G)とIMT-2030(6G)を推進していくと示した。

5G関連データについて、5G基地局を既に81.9万局を構築し、世界の70%を占めていることと、5G携帯端末利用者が2.8億に達し、世界の80%を超えたとも発表した。

引用:
http://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0fb4677465804d22bbff5a17187f41d4.html

2021年4月、5G携帯電話の出荷が国内携帯電話市場の77.9%

2021年4月、中国国内携帯電話全体の出荷量は2748.6.4万台。
うち5G携帯電話が2142.0万台、全体の77.9%を占めている。4月新発売の5G端末が16モデル、全体の50%である。2021年1月から4月末までの5G携帯電話端末の出荷が累計9126.7万台になった。

4月のスマホーの出荷量が2697.3万台、全体の98.1%である。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202105/P020210511504122774678.pdf

中国モバイルインターネット利用者一人当たりの月間データ通信量が一年で3.24GB増、12.74GBに!

「2021年第1四半期通信業経済状況」によると、2021年1月から3月までのモバイルインターネットパケット利用量が482億GBと最高を更新し、昨年同期より35.3%増となった。うち、携帯電話によるアクセスが462億GB、モバイルインターネットデータ通信消費総量の95.9%であった。


3月のユーザー一人当たりの月間データ通信消費量が12.74GB、昨年3月より34.1%、3.24GB増えた。

https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_a2624764516d40989d2db2548bf9c95d.html

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_a2624764516d40989d2db2548bf9c95d.html

中国国内外間のデータ流通(2019年データ)

https://mp.weixin.qq.com/s/Vq2GGtkWiY-fH8yssQe_Ww

2021年4月25日に開催された第4回デジタルチャイナサミットにて『国家データ資源調査報告(2020)』が発表されていた。CAICTと中国サイバースペース研究院の共同研究であった。

国家間のデータ流通ついて、海外から中国国内へと、中国国内から海外へのアクセスに関するデータ発表があった。上記左図は海外から中国国内へのアクセスを表している。87.9%と1位のアクセスを示しているのがムービ、2位はEC関連6.9%、3位はビジネスとその他でそれぞれ1.6%、4位がソーシャルメディア・Weibo1.2%、アプリケーションストアが0.8%で5位となっている。

対して、中国国内から海外(右図)へはゲーム(36%)、オフィスソフトウェア(25%)、デジタル認証(16%)、その他(10%)、アプリケーションストア(6)、地図・GPS(5%)、ムービ(2%)の順である。ビジネスよりも娯楽が多いようだ。

筆者所感:
コロナ禍の終息が見通せない中、中国についての現場感覚が失われつつ、筆者もこの頃文字ベースでの情報収集について限界を感じ、ムービなどでよりビジュアル的、ストーリ性のあるものに興味を持ち始めている。クラスの学生とたまに雑談する機会があり、中国国内のインフルエンサーやアイドルの動画ムービを楽しむのが日課のようだと。その次によく見ているのが小紅書(通称RED BOOK)や中国版TikTok「抖音」だそうだ。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/Vq2GGtkWiY-fH8yssQe_Ww

中国データセンター市場が2025年で5952億元(約9.6兆円)になる予測だ!

http://paper.cnii.com.cn/article/rmydb_15894_301348.html

5月10日、中国人民郵電報が36Kr研究院が発表した『新型インフラ2020年中国都市データセンター発展指数報告』のデータセンター市場規模と増加予測記事を報道した。

当該報告によると、2019年末、中国で使用されているデータセンターラックの総規模は315万台に達した。2020年のデータセンター市場規模が1958億元(約3.1兆円)、2021年には2486億元(約4.1兆円)、2025年には5952億元(約9.6兆円)になるそうだ。

また、2020年中国デジタル経済規模が41.4万億元(662兆円)、GDPの約4割を占め、GDPへの貢献率が約7割になっている。2021年には47.56億元(761兆円)になる見込みだ(MIIとCAICTデータ)。2020年末、北京周辺、上海周辺と西部地区のデータセンターラック数はトップ3であり、参加主体別に見ると、三大通信事業者の市場シェアが50%であった点も明らかにした。

https://36kr.com/p/1204401537087237

引用:
http://paper.cnii.com.cn/article/rmydb_15894_301348.html
https://36kr.com/p/1204401537087237

中国4G、5G携帯端末の市場投入割合(2021年第1四半期データ)

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210428513886396177.pdf

2020年以降、中国携帯端末の市場投入機種の5G端末の割合が50%を超えて増加してきているが、2021年第1四半期は50%未満になっている。CAICTの集計によると、2021年第1四半期に市場投入を申請した機種数は107モデル。そのうち、5Gは52モデルとして全体の48.6%、4Gは55モデルとして全体の51.4%になっている。


2020年第4四半期の時点で2Gと3G端末の市場投入がまだあった点が興味深い。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210428513886396177.pdf

金色健康QRコードが登場

ゴールデンウィークの間に、中国で「金色健康QRコード」が登場したようだ。

https://mp.weixin.qq.com/s/GHMa5JXgkOObQyVfJ6S0e

山東省衛生健康委員会Wechat公式アカウント「健康山東サービス」5月3日付けの情報によると、ゴールドウィークから山東省で「金色健康QRコード」が登場した。ワクチン予防接種を終えると、金色の健康QRコードになることを宣伝し、新しいステータスとして若者の間で話題を呼んでいるという。

通常の健康QRコードに金色の縁がつき、左上は注射器と盾のデザインとなっており、当該QRコードを所持している人はコロナワクチン接種から守られていることを意味する。接種者の氏名や身分証明カード番号の一部、これまで14日間の移動暦も表示されるようになっている。中国ではワクチン接種が速いスピードで進んでいるが、まだ受けていない若者への宣伝になっているようだ。

翌日、上海からも「金色健康QRコード」登場の書き込みがあった。この書き込みによると、現時点で発表があったのが山東省と上海市のみという(5月6日AM10:01時)。
下記、上海の「金色健康QRコード」は「親族健康QRコード」であり、スマホーを所持しない同行家族のみ申請使用可能でかなりの年配者か子供の接種分と考えられる。1回目の接種日付、PCR検査結果と検査日付が表示されている。

http://nj.bendibao.com/news/202156/106721.shtm

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/GHMa5JXgkOObQyVfJ6S0eA
https://www.guancha.cn/politics/2021_05_03_589614.shtml
http://nj.bendibao.com/news/202156/106721.shtm
https://www.163.com/dy/article/G96V11RA0511AO1U.html