第4回デジタルチャイナサミット「データを新たな動力源に、デジタルチャイナの新たな旅を」が開催

4月25日、第4回デジタルチャイナサミットが福建省福州市にて開催した。今回は「データを新たな動力源に、デジタルチャイナの新たな旅」を主テーマとし、デジタルチャイナの未来を展望するとしている。
展覧会には、PCR検査移動実験室やロボット、電子政府のデータ共有プラットフォーム、5G技術をベースとしたVRスピニングバイクなどの出展があり、中国政府網で紹介され、同日のCCTVの「新聞聯播」でも会場の様子が紹介されていた。

http://www.gov.cn/xinwen/2021-04/25/content_5602007.htm#allContent

文章・画像:
http://www.gov.cn/xinwen/2021-04/25/content_5602007.htm#allContent
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1698007176245182973&wfr=spider&for=pc

中国聯通社2021年3月末5G料金利用者数が9185万!

中国聯通も2021年第一四半期報告を発表した。

同報告の「三、経営状況」では5G料金利用者数が2021年1月、2月と3月で合計2102.2万増の9185.2万となった。固定通信ブロードバンド利用者数も203.2万増の8812.7万に上った。

文章・画像:中国聯通社2021年第一四半期報告より。

中国移動社2021年3月末5G料金利用者数が1億8876万

中国移動社が2021年第一四半期運営状況を更新した。

同社の発表によると、3月末の中国移動利用者数は242.5万増、総利用者数が9.39億。
このうち、5G料金プラン利用者が1559.3万増、累計1.88761億となった。4G利用者数も700万増となり、7.88333億となった。ケーブルブロードバンドも271.9万増加し、2.18419億に達した。

文章・画像:中国移動社公式発表

2021年2月末中国5G基地局が79.2万局構築済み

4月19日に開催された国務院新聞弁主催の「ネットワークの高速化と料金削減に関する定期説明会」にて工業情報化副部長劉烈宏氏、工業情報化情報通信発展司副司長劉郁林らが出席し、状況説明と記者からの質問に答えた。

http://www.cnii.com.cn/yw/202104/t20210419_270763.html
http://www.cnii.com.cn/yw/202104/t20210419_270763.html

香港商報記者からの5G商業化一年以上になる今、どのような現状にあり、今後の方向性についての質問に劉郁林が答えた。同氏によると、2021年2月末時点で累計79.2万局の5G基地局を構築済み。スタンドアローン(Stand Alone)SA型5G独立通信ネットワークがすべての市レベル地域まで開通しており、5G端末接続数が2.6億に達している。

2020年12月15日付けの工業情報化副部長劉烈宏氏の発表では、71.8万局であったため、1月と2月でさらに7.4万構築した計算になる。

文章・画像:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1697491272337738959
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中国移動が一汽、東風、上汽、広汽、長城等と協力し、中国全国大規模な「5G+北斗高精度測位」路上測定プラン発表

http://www.cnii.com.cn/rmydb/202104/t20210419_270730.html

4月19日、中国移動が上海モーターショーにて「5G+北斗高精度測位」星耀路上測定プランを発表し、各大手自動車メーカーと共に全国にて大規模な路上測定を展開するとした。「5G+北斗高精度測位」技術が大規模な路上実証実験段階に入ることを意味する。

「5G+北斗高精度測位」星耀路上測定プランは、中国移動が先頭とし、一汽、東風、上汽、広汽、長城などの自動車メーカーとBosch (ボッシュ) 、HUAWEIなどのサプライヤーとも協力し、向こう3年以内で全国100万キローの道路・100の都市をカバーする大規模な路上測定を共同で展開するそうだ。昨年10月22日に「5G+北斗高精度測位システム」を発表して以来、全国規模範囲内での最大な路上測定となるようだ。全天候型、24時空間の精密な情報サービスを提供し、インテリジェントネットワーク、自動運転、車路協同などまで幅広い応用を展開する見込みだ。

文章・画像:
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中国移動通信ARPU値が46.5元(約744円)、月平均データ通信量は10.44GB

4月16日、CAICTが2020年12月までの『中国ブロードバンド料金レポート』を発表した。

当該レポートによると、中国移動通信ARPU*値が46.5元(約740円)、前年同期より0.6%減となる。2019年以降ARPU値が50元(約800円)を切って以来ほぼ横ばいしている状況が続いている(図4)。同様の傾向が固定通信のブロードバンドにも見られている(図1)が、消費額ではブロードバンドよりも移動通信の方が高くなっている。移動通信利用者月間データ通信量は10.44GB(前年比34.0%増)、1GB当たりの利用料金が3.75元(前年比24.8%減)(図3)。

一方、日本のスマートフォン利用者のデータ通信量について、(株)MM総研の携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態調査(2020年12月時点)によると「月間データ通信量は平均7.56GB(ギガバイト)、「7GB」までの累計では約79.1%を占めた。」中国の方がよりデータを消費しているようだ。

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=472

ARPUとは、Average Revenue Per Userの略で、通信サービスやWebサービスなどにおける1ユーザーあたりの平均売上を表す指標。通信サービスなどで用いられる業績指標の一つで、加入者一人あたりの月間の粗利益額の平均のこと。
https://e-words.jp/w/ARPU.html

文章・画像:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=472

5G User数の集計方法について

中国移動2020年業績発表会資料より

中国の5G利用者数のカウントについてこれまでにも色々と議論があったが、2021年に入ってから5G利用者数についていくつかの発表があった。

2020年業績発表において、中国電信と中国聯通(いずれも3月11日)はこれまで通り、料金プラン利用者(套餐用户)での発表であったが、中国移動の業績発表では(3月25日)料金プラン利用者とネットワーク利用者の両方を発表していた。

一方、3月22日工業情報化部発『2021年1-2月通信業運営状況』では「5G携帯電話端末接続数」が2.6億となっていた。この時点で三大通信事業者の5G料金プラン利用者累計3.6億になっていた。

3/11 中国電信5G料金プラン利用者:7083万

3/11 中国聯通5G料金プラン利用者:8650万

3/22 工業情報化部(MII)2021年1-2月通信業運営状況:2月末三大通信事業者5G端末接続数が2.6億になった。

3/25 中国移動の発表:

中国移動社の2020年業績発表会にて5G利用者について3つのデータが発表された。
2020年12月末5G料金利用者:1.65億
2021年2月末5G料金利用者:1.73億

2021年2月末5Gネットワーク利用者5Gネットワーク利用者:7767万

中国移動社による集計法変更の説明:

中国移動社董事長楊傑氏によると、これまでは5Gが広く使用されていなかったため、5G料金パッケージで宣伝をしてきた。2年間のネットワーク構築と端末産業の健全な発展もあり、5Gはすでに大きな力を発揮できるようにまでなってきたため、集計方法を変更した。この集計法が実際の5Gネットワーク利用しているユーザー情報をより的確に反映しており、行政部門からの考慮も満たしている。

文章・画像:
https://www.miit.gov.cn/jgsj/yxj/xxfb/art/2021/art_41ff53d3360946d99de78b6ff32930cc.html
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202103/t20210325_264244.html
http://www.c114.com.cn/4app/3542/a1157204.html

中国のIoT産業分布

中国智研コンサルティング社の「中国 IoT市場分析」によると、2019年末IoT関連産業でスマートシティの規模が最も大きく、全体の31%ほどを占めている調査結果になっている。続いて工業用IoT、スマートホーム、IoVの順であり、それぞれ20%、18%、16%。

調査の範囲、地域、対象などによってこの結果の一般性が変わってくるが、このスマートシティには、公共エリアや交通と行政関連のサービスも含まれると考えられる。

文章・画像の引用先:
https://www.chyxx.com/research/201703/507187.html

5G in China&Japanオープン一周年によせて!

私の恩師、小檜山賢二先生から中国通信の最新事情を発信するようにとご指示頂いて、このサイトをオープンしてまる1年になる!
大変尊敬している先生にも僭越ながらご相談に乗っていただき、このスペースを構築し、試行錯誤でスタート!
それからほぼ毎日目をこすりながらの更新(╹◡╹)♡
書くだけ書いて読み直す、見直す余裕さえない日々が多い。
たまには読み直すと下手な日本語、ぎこちない表現で恥ずかしくてたまらなくなることも数え切れないほどある… …
そんなこんなこともありながら、
お陰さまでこの1年間は、色々勉強できたことに感謝の気持ちでいっぱいの今このひと時!
最高の感謝を私の恩師に!
それより、きっと続けることが先生からのお教えなんだろうと!

未熟ながらも頑張り続けたいと思います!
引き続きご応援の程、どうぞよろしくお願いいたします(((o(*゚▽゚*)o)))♡(ぺこり〜)

華金玲@横浜
2021−3−31

個人視点で見る中国のIoT利用

そんな年度末最後の日、中国 IoTの利用調査結果を紹介したい。
CAICTが2020年12月に発表した IoT白書に興味深いデータセットを見つけた。

この調査によると、2020年8月時点で IoT利用していると答える中で一番多いのがスマートホーム、いわゆるスマート家電関連が43%、その次がその他の21%。続いてIoVと公共サービス、スマート農業の順になっている。
IoVが公共サービスよりも使っているようには思わなかったが、意外と普及してきている可能性がある。
その他が21%もある点も興味深い。使っているものが項目として挙げられていない可能性が高い。
一日も早く現場を見てみたい気持ちが膨らむばかりだ。

快適なホームLife がコンシューマ向けサービスの中でいかにも大切なようだ。個人としても非常に納得のいくデータ。

文章・画像の引用先:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/bps/202012/P020201215379753410419.pdf