2022年8月、中国5G基地局が210万2000局整備済み

工業情報化部発表

工業情報化部の最新発表によると、2022年8月末全国で5G基地局210.2万整備済みという。当初、2022年末200万を目指しているが、8月末で目標達成となった。

中国IoT接続数が携帯電話利用者を逆転

https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_146e5784030e4cdcbd5698e4e3e19341.html

2022年8月末の工業情報化部発『通信業経済運行情況』によると、8月末のIoT接続数が16.98億、同月末の中国携帯電話利用者数の16.68億を上回った。IoT接続数がこれまで堅調に伸び続けてきており、この8月で初めて携帯電話利用者を超えることになった。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_146e5784030e4cdcbd5698e4e3e19341.html

2022年第二四半期携帯電話移動通信網使用開始申請状況

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202209/P020220916496444887685.pdf

中国情報通信研究院(CAICT)の集計によると、2022年第二四半期における携帯電話移動通信網使用開始を申請した携帯電話端末が89モデルある。うち5G携帯電話が49 モデル、全体の55.1%となっており、2021年第二四半期と比較して2.3%減、2022年第一四半期とほぼ同じ水準にとどまっている。

一方、4G携帯電話は37モデル、全体の41.6%となり、2021年第二四半期と比較して0.2%減、2022年第一四半期より2.3%減となっている。3G携帯電話は0%、2G携帯電話は全体の3.4%となっている。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202209/P020220916496444887685.pdf

2022年8月、中国5G料金プラン利用者が9億7722万

9月20日、中国3大通信事業者が最新の5G料金プラン利用者数を発表した。各社の発表によると、2022年8月末の中国5G料金プラン利用者数が9億7722万人、うち中国電信は2億4360万、中国移動は5億3879万、中国聯通は1億9483万であった。

百度傘下のRobotaxiが100万回以上配車している

「2022世界知能ネット自動車大会」(9/16-9/19)に百度のスマートドライブ事業群副総裁兼最高安全責任者(CSO)の魏東氏が登壇し、プレゼンした。

同氏によると、百度Apolloの自動運転技術は2022年4月に北京で「ハンドル後無人」(運転席無人、助手席に安全員待機)、2022年8月重慶市・武漢市で車内無人の「完全無人運転」を実現している。これをもって、中国が完全無人の自動運転時代に突入した。百度傘下のRobotaxiは北京、上海、広州、深圳など10以上の都市でサービスを提供し、これまで100万回以上配車している。百度は世界最大の自動運転サービス会社になっている。

魏東CSOが向こう5年にレベル4の無人運転が多くの都市で大規模な実用化が見込まれ、10年以内で専門業者の50%以上が無人運転車に切り替えるだろうとも予測している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/TNXLWvjOaH2ffdQRLRks3g

秋の北京で大人気なイベント:2022世界知能ネット自動車大会

http://auto.youth.cn/xw/202209/t20220919_14007864.htm

9月16日から9月19日の4日間、北京人民政府と工業情報化部、公安部、交通運輸部と中国科学技術協会が共同主催した「2022世界知能ネット自動車大会」が北京で開催していた。同大会は業界関係者が総動員して210社から190件の新商品展示があった。業界年報や白書、研究報告について7本発表されている。

オンライン参加も含めて、開催期間中はのべ1000万人によるアクセスがあり、200社以上のメディアに報道され、うち新聞報道が1万2000本、Wechat公式アカウントが1000件以上、Weiboから1300件、Weiboの「2022世界知能ネット自動車大会」トピックの閲覧が540万強であったほど、秋の北京で大人気なイベントとなったようだ。

引用:
http://auto.youth.cn/xw/202209/t20220919_14007864.htm
http://www.gxnews.com.cn/staticpages/20220919/newgx632879e0-20895060.shtml
https://mp.weixin.qq.com/s/TNXLWvjOaH2ffdQRLRks3g

中国鉄塔社が基地局210万整備済み、うち5G基地局は160万

9月15日、「2022中国情報通信業シンポジウム」が開催された。シンポジウムで中国鉄塔社CEO張志勇がこれまで中国鉄塔社が基地局を210万、うち5G基地局を160万局整備したと発表した。

中国鉄塔社は2014年7月、通信大手3社の出資を中心に設立された国有企業、通信大手3社からの基地局やネットワーク関係の請負が主な業務となっている。

引用:
http://www.cena.com.cn/infocom/20220915/117592.html
https://mp.weixin.qq.com/s/tRSgqzk7tzaU_SLvbfz2qQ

中国広電社が中国国家林草局と提携覚書締結

http://www.nrta.gov.cn/art/2022/9/9/art_112_61594.html

9月9日、5G技術の応用と知能化、情報化技術を活用した林業管理を目指して、中国国家林草局(国家林業草原局)が中国広電社と提携の覚書を締結した。

中国東北部の吉林省、黒龍江省に広がる1万4600平方キロある「シベリアトラとヒョウ国立公園」で中国広電社の700MHz 5G帯域の応用実験が成功に収めたことが今回の提携につながった。この覚書に基づき、中国広電社の700MHzの広いカバー力を活用し、森林草原の管理、感知能力を高めると同時に、重要国有林業の生産水準の向上と林業事業の発展に協力していくと発表されている。

これまでは黒龍江省(黒龍江省林業草原局と中国広電黒龍江省ネットワーク株式会社、2021年9月提携)の地方局レベルの提携があった。国家林草局は、自然資源部に管理されている副部レベルの国家局、2018年3月の第13回全人代第一次会議で審議された「国務院機構改革方案」によって編成された。国家公園管理局も所轄内としている。

700MHz帯域のネットワークはカバレッジが広く、農村地域の5Gインフラに最適である点は2021年春より提議されているが、林業管理への5G応用として今回の覚書締結が大きな進展といえる。

引用:
http://www.nrta.gov.cn/art/2022/9/9/art_112_61594.html

2022年7月、5G携帯電話の出荷が国内市場総出荷の73.7%

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202209/P020220913632524064701.pdf

2022年7月、中国国内市場への携帯電話機総出荷は1990.8万台、うち5G携帯電話が1467.2万台、携帯電話全体の73.7%であった。同期における新発売携帯電話は22モデル、うち5G携帯電話は9モデルであった。

2022年1月から7月まで、国内市場への携帯電話機総出荷は1.56億台、うち5G携帯電話は1.24億台、同期の携帯電話全体の79.3%となった。2022年1から7月まで携帯電話が計223モデルあったが、うち5Gの携帯電話は121モデル、全体の54.3%であった。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202209/P020220913632524064701.pdf

日中国交正常化50年シンポジウムで王毅力氏が「山川異域、風月同天」を引用

http://switzerlandemb.fmprc.gov.cn/wjbzhd/202209/t20220912_10765250.shtml

9月12日、中華人民共和国駐日本国大使館、日本経済団体連合会が主催した「日中国交正常化50周年記念シンポジウム〜初心を忘れず 未来を切り開く〜」に中国の王毅(おうき)国務委員兼外相が挨拶した。

王毅(おうき)国務委員兼外相は、中国の人々の心に深く刻まれている言葉の一つ、「山川異域、風月同天」を引用して、中国と日本は「山川、域を異にすれども、風月、天を同じゅうす」と強調した。

「山川異域、風月同天」とは、日本の古典である鑑真和上の伝記『唐大和上東征伝』からの引用で約1300年前の漢詩、「山川、域を異にすれども、風月、天を同じゅうす」、離れていても繋がっているという意味だ。新型コロナウィルスが中国武漢で爆発的に感染していた時に、日本から多くの救援物資が送られ、多くの中国人たちを勇気づけた。当時、救援物資が入った梱包箱には「武漢加油(武漢頑張れ)」などの励ましの言葉が書かれているものが少なくなかったが、特にこの「山川異域、風月同天」が貼られた画像が中国のソーシャルメディアで大きな感動を呼んだ。日本のHSK(中国語検定試験)事務局が送った救援物資の箱に書かれていた。

中国人たちは、その感謝の気持ちを忘れないようにと周りにも言い続けている言葉だ。日本からの支援が中国の人々の心に深く刻まれているしるし、日本と中国の絆の象徴になっている言葉の一つとして中国で知られている。

引用:
http://switzerlandemb.fmprc.gov.cn/wjbzhd/202209/t20220912_10765250.shtml
https://mainichi.jp/articles/20220912/k00/00m/010/206000c
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220912/k10013814881000.html
https://www.asahi.com/articles/ASQ9D5VMVQ9DUHBI02P.html?iref=pc_photo_gallery_bottom