
2020年末における中国の移動通信基地局は931万局、うち、4Gが575万。同期における5Gの基地局が71.8万という発表もあった。残り300万弱がその他という計算になる。
5G、4G以外が果たしてこれほどたくさんなのか?
コロナの長期化により、現地調査に出かけられない中、現地調査項目リストが増えていくばかりなのである。
5Gの最新動向-Latest trends
2020年末における中国の移動通信基地局は931万局、うち、4Gが575万。同期における5Gの基地局が71.8万という発表もあった。残り300万弱がその他という計算になる。
5G、4G以外が果たしてこれほどたくさんなのか?
コロナの長期化により、現地調査に出かけられない中、現地調査項目リストが増えていくばかりなのである。
2020年間通信業統計広報によると、携帯電話の普及率が113.9%、固定電話の13%の8.8倍になってきている。中国の携帯電話は2003年に固定電話を追い抜き、その後次第に大きなく開いてきている。
そんな携帯電話を地域別で見ると、北京市がもっとも高く、江西省がもっとも低くなっている。それでも91.1%。インフラは携帯電話からになる。
文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/jgsj/yxj/xxfb/art/2021/art_f2e9a4844b964586bfea3977c2e1baf2.html
2020年月別の5G利用者数を整理してみた。
整理して初めて気づいたが、1月時点で中国移動よりも中国電信の5G利用者が多かったということだった。2月から一気に追い越されて、2020年12月末で中国移動の5G利用者数が中国電信の倍ほどになっている。
中国携帯電話全体の割合を見ると、中国移動が6割、中国電信と中国聯通がそれぞれ2割ほどである。これはこれまでの構図と変わらない。とすると、中国電信の5G利用者の割合がやはり高いというになり、5G利用者が占める全利用者数の割合を検証してみると、やはり、中国電信は25%、中国移動は18%となっていることが再確認できた。
画像は筆者作成。データはこれまで各事業者による発表値と、2020年末通信統計データを用いている。
10億超える非5G端末利用者の潜在的端末市場を狙って中国聯通自社携帯ブランド、U-MAGICを発表した。1月25日より2端末の予約販売開始、1月26日10:00より発売開始した。優暢享(Youchangxiang)20と優暢享20Plus。
Uは若い世帯の利用者User、Unique、Unionを意味すると発表している。販売価額が2万7千円からとなり、中国聯通のオンラインショップとキャリアショップ、各代理店頭にて一斉開始となる。
文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/0p2DSRZtV850Vaiqb0fBQQ
https://mp.weixin.qq.com/s/-DrRtn0PgUfKk8wD0_SAUg
2020年11月3日の工業情報化部発「2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始」を受け、各地方の通信管理部門よりの推薦・審査を経た「2020年工業インターネットモデルプロジェクトリスト」が2021年1月22日に発表された。
105件のうち、ネットワーク改善関係4件、工業ロゴ関係11件、 5G+工業InternetイントラネットDX関係14件、プラットフォームイノベーション関係50件、セキュリティ関係26件であった。
採択されたプロジェクトは技術的な発展、高品質且つモデル効果を持続するように努める。推薦部門は進展を随時に監督し、モデルプロジェクトが垂直産業にて応用を推進し、工業インターネットのイノベーションに貢献するとある。
文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/Ia_9ZdGBrCjOiQBz71_Wkw
https://www.miit.gov.cn/ztzl/rdzt/gyhlw/wjfb/art/2021/art_62c04eb1d25b4bd6a9b8ba1b136d8daa.html
1月20日、三大通信事業者社より2020年12月末携帯電話利用者数が相次いで発表された。
大手通信事業者三社のうち、中国聯通社は一貫として5G利用者数を発表してこなかった。残り2社を見ると、中国移動の5G利用者数は中国電信の2倍ほどある。
2020年末携帯電話と固定通信ブロードバンド市場シェアになる。携帯電話市場では、中国移動が59%、中国電信と中国聯通がそれぞれ22%と19%となっている。固定通信ブロードバンド市場ではそれぞれ46%、35%と19%である。
文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/ZJ0w4bcqR7IdISLkbxZdtg
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=482169&isappinstalled=0
http://www.cww.net.cn/article?id=49589E08330F471588D67588B6D0A6EC
http://www.cww.net.cn/article?id=C2DB4EF153B346EDB5097362F3C309B9
2020年第4四半期電信業務付加価値サービス不良企業リストが発表された。
『電信業務経営許可管理弁法』等関連規定に基づき、下記10社は「無免許サービス提供」、「無許可サイトへのアクセス接続」、「利用者情報の無法収集」と「国家基準違反」などの違反行為があったとして電信管理機構より「行政処罰」を行った。
それぞれの企業が地方通信管理局の所轄下にあり、今回は中国電信と中国移動の地方会社(下から3、4社目に)がリストアップされている。
中国電信、中国移動と中国聯通が中国三大通信事業者として国有企業の中でも、中央が直接管理している「中央企業」となっている。各地域にある会社がその地域の通信管理局に所轄され、それぞれの地域の市場監督管理局、消費者保護委員会(消保委)の監督を受けている仕組みである。
文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/jgsj/xgj/scgl/art/2021/art_91bf049368214208907fa1db06353cca.html
http://www.cww.net.cn/article?
1月19日、中国国務院国有資産監督管理員会にて「2020年中央企業経済運行状況記者会見」が行われた。
国有資産監督管理員会秘書長である彭華崗氏によると、「投資と研究開発が着実に成長している。中央企業は2.8万元の固定資産投資(不動産投資を除く)を完了し、前年比1.9%増となった。 2020年4月以降よりプラス成長傾向を維持している。うち、通信事業者は5Gネットワークの共同構築と商用を加速し、年間を通じて3730.7億元の固定資産投資を行い、前年比9.9%増となった。」
文章・画像の引用先:
http://www.sasac.gov.cn/n2588020/n2877938/n2879597/n2879599/c16563166/content.html
http://www.stats.gov.cn/tjsj/zxfb/202101/t20210118_1812423.html
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_10856381?isBindMobile=0
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=F7A72EDDCA434BB4957A81735365AF63&isappinstalled=0
1月12日、安徽省5G産業における人材不足の現状を客観的に反映した『安徽省5G産業緊急人材リスト(2020-2025)』が発表された。向こう3年から5年における安徽省5G産業人材需要の傾向を分析し、予測している。
同リストは昨年習近平総書記が視察した時の指示や第14次5カ年規カクの重点振興産業となる5G産業の発展と、イノベーションを有効に発揮させるためには人材が重要な要素であると示している。
同リストでは、代表企業216社、主要企業6社と426件のアンケート調査データにもどつき、分析し編集したとしている。
不足する役職、職種、職務能力要件、学歴要件と不足の緊急度合いという5つの部分から構成され、それぞれインフラ、産業と応用サイトから分類整理している。
インフラ的なポストとして20職種、うち特に不足しているのが2職種。
産業的なポストとして85職種、うち特に不足しているのが11職種。
応用部分的なポストとして48職種、うち特に不足しているのが14職種になっているという。
調査結果によると、安徽省5G産業人材の供給不足が深刻であり、5G関係会社全体が20%ほど不足している。
うち、特に緊急を要する人材は18%、比較的緊急を要する人材は46%、不足人材はは36%を占めている。
特に緊急を要する人材:製品マネージャー、ハードウェア(JAVA開発エンジニアなど)。
比較的緊急を要する人材:通信技術関係、移動開発関係などの11職種。
特に緊急を要する人材:測定、ハードウェア、開発者、IC設計など
比較的緊急を要する人材:モジュールIC設計、IE工程師など26職種。
特に緊急を要する人材:ソフトウェア開発、ハードウェア開発、プログラミング関係。比較的緊急を要する人材:フレームワーク工程師、研究開発責任者などの17職種。
文章・画像の引用先:
http://hrss.ah.gov.cn/zxzx/gzdt/8462901.html
https://mp.weixin.qq.com/s/RipSjwrmg1TAdAK-5v1Ckw
https://mp.weixin.qq.com/s/0zLFnXRycDE6RmDzi_YFlw
1月12日、工業情報化部にて「全国5Gサービス品質の向上テレビ電話会議」が開催された。
会議では近期における5Gサービスの現状をまとめ、次期の業務内容について議論した。会議には中国消費者協会も参加し、工業情報化部情報通信管理局・中国消費者協会より5Gサービスのクレーム状況を報告された。上海市、山東省通信管理局が関連事項について意見交換した後、中国電信・中国移動・中国聯通・中国広電等が5Gサービスの展開状況と次の業務内容について報告した。
工業情報化部副部長劉烈宏氏が以下のように発言した。
「5Gの高品質な発展を加速することは、情報通信業界が新しい発展ステップ・新しい発展理念に立脚し、新しい発展段階に基づいた戦略的な要求である。5Gサービスが商業化して18ヶ月間において、通信事業者は「建設を以って応用を促し、応用を以って建設を促す」方向で、5Gネットワークの建設を加速させ、産業エコロジーを改善し、革新的なイノベーションを促進してきた。その成果が明らかである。」
しかし、現状の5Gサービスにはまだいくつかの欠点があり、包括的なサービスレベルとユーザーの期待値とはまだギャップがあることも強調した。これらの問題は、一部の企業で経済的利益を追求する中で利用者への認識に十分な注意を払っていない、末端企業管理体制に弱い部分があり、総合的なサービスが追いついていないことを反映しているため、事業者は5Gサービスレベルを継続的に改善する必要があるとも言及した。
副部長劉烈宏氏が、次の段階の業務について5つの要件を提示した。
1. 政治的立場を改善する。
5Gサービスの重要性を認識し、サービスの質向上について継続的な改善を行う。
2. サービス能力を向上させる。
5Gネットワーク建設、ネットワークカバレッジ、ネットワーク供給能力を高め、ユーザーの端末切替への便宜を計らう。利用者ニーズに基づく5G料金プランの改善を行い、契約期間や解約賠償などについても合理なプラン設定を行う。
3. 重点問題を解決する。関連要求を厳格に実施し、責任分担、目標達成など利用者の権益を優先し、サービス監督システムを構築する。
4. 監督検査を強化する。事業者内部の検査検討を高め、クレーム対応処理体制を改善する。関連主管部門より通告された5Gサービスクレーム要件について責任を追求する。部情報通信管理局と各地通信管理局にて5Gサービスを2021年サービス改善の重点任務をし、全国規模にて改善を行う。
5. 宣伝を強化する。各種ニューメディアや新しいテクノロジーを十分に活用して5G業務とサービスの宣伝を行う。
2020年は5Gネットワークの構築に追われた年になったが、2021年早々での5Gサービス品質向上会議にて本年度の5Gサービスの質的向上が期待できそうだ。
文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0283f9288cc14a47bf4e3760012ee4fd.html