5G in China&Japanオープン一周年によせて!

私の恩師、小檜山賢二先生から中国通信の最新事情を発信するようにとご指示頂いて、このサイトをオープンしてまる1年になる!
大変尊敬している先生にも僭越ながらご相談に乗っていただき、このスペースを構築し、試行錯誤でスタート!
それからほぼ毎日目をこすりながらの更新(╹◡╹)♡
書くだけ書いて読み直す、見直す余裕さえない日々が多い。
たまには読み直すと下手な日本語、ぎこちない表現で恥ずかしくてたまらなくなることも数え切れないほどある… …
そんなこんなこともありながら、
お陰さまでこの1年間は、色々勉強できたことに感謝の気持ちでいっぱいの今このひと時!
最高の感謝を私の恩師に!
それより、きっと続けることが先生からのお教えなんだろうと!

未熟ながらも頑張り続けたいと思います!
引き続きご応援の程、どうぞよろしくお願いいたします(((o(*゚▽゚*)o)))♡(ぺこり〜)

華金玲@横浜
2021−3−31

個人視点で見る中国のIoT利用

そんな年度末最後の日、中国 IoTの利用調査結果を紹介したい。
CAICTが2020年12月に発表した IoT白書に興味深いデータセットを見つけた。

この調査によると、2020年8月時点で IoT利用していると答える中で一番多いのがスマートホーム、いわゆるスマート家電関連が43%、その次がその他の21%。続いてIoVと公共サービス、スマート農業の順になっている。
IoVが公共サービスよりも使っているようには思わなかったが、意外と普及してきている可能性がある。
その他が21%もある点も興味深い。使っているものが項目として挙げられていない可能性が高い。
一日も早く現場を見てみたい気持ちが膨らむばかりだ。

快適なホームLife がコンシューマ向けサービスの中でいかにも大切なようだ。個人としても非常に納得のいくデータ。

文章・画像の引用先:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/bps/202012/P020201215379753410419.pdf

スマート家電セットソリューション②Haier三翼鳥スマートキッチン体験談

Haierスマート家電の応用シーン体験

AWE2021展覧会場の2/3の場所でスマート家電の応用シーンを体験できるHaierサブブランドの三翼鳥(Sanyiniao)の展示ブースが人気を呼んでいた。

「製品は応用シナリオに置き換えられ、産業はエコロジーによってカバーされる」というのがHaier CEO張瑞敏氏によるIoT時代への判断であった。
AWE現場では三翼鳥がベランダ、リビング、浴室、寝室、全部屋換気、全部屋暖房、全別安全防犯などの12の応用シナリオを展示し、全てオーダーメイド・グレードアップ可能となっている。

新しいエコシステムへの政策的支持

消費と投資の拡大は内需にとって重要なファクターとなる。投資について「政府活動報告」にて有効な投資を拡大するとあり、「両新一重」の建設も含まれる。うち、家庭に関連する部分として「新型城郷鎮化建設」であり、都市と郷鎮老朽化住宅区5.3万を改造するとある。

公共エリアでのインフラ整備が着実に進む中、家庭内環境について三翼鳥が新しいソリューションを提案している。

三翼鳥の利用事例

北京市に住む紹さんが住む住宅区が1999年に建てられ、家電などが老朽化し、収納空間が狭いなどが問題だったが、今年三翼鳥にキッチンのリフォームを依頼した。わずか7日間、紹さんのキッチンが一新した。

彼女によると、「動けるスペースが増え、もともと一人でさえ狭かったキッチンは2人入っても自由に動けるようになった。冷蔵庫が健康状態でメニューを提案し、冷蔵庫のタッチ端末より材料の注文までできる。冷凍・冷蔵材料が自動的に配送され、食材をオーブンに入れると、オーダーメイドしたメニューワンタッチで調理。ガスコンロを付けると、レンジフードが自動的にスイッチオンになり、火加減を自動的にコントロール。「IoT支払いサービス」を入れると、冷蔵庫と連動するHaierスマートホームAPPが冷蔵庫内常備食材を把握し、不足分を自動的に注文することも可能。」

文章・画像:
http://www.cheaa.com/awe/
http://www.xinhuanet.com/tech/2021-03/24/c_1127248826.htm
http://m.cheaa.com/n_detail/w_588581.html
https://mp.weixin.qq.com/s/OjqqtYmFWLpOALhjK7y5jQ

スマート家電セットソリューション①「オープン型5Gエコシステム」

http://m.cheaa.com/n_detail/w_588581.html

3月23日-3月25日、世界家電と消費電子展覧会としてトップ3にあたるAWE2021がコロナ禍で2年ぶりに上海にて開幕していた。

長虹がCHiQ5Gエコシステム家電セット発表

展覧会では、長虹が「私の生き方」と題した新製品発表会を開き、CHiQ5Gエコシステム家電セットを発表した。テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機を4種類を網羅し、家電産業のオープン型5Gエコシステムを提言した。各家電間の「全モード共有利用新体験」を実現し、ハイエンド層向けのワンストア式のスマート家電セットソリューションを提案した。

四川長虹副総経理兼副总经理兼長虹美菱(チャンホン・メイリン・長虹美菱股份有限公司)中国地区総経理の呉定刚によると、スマート家電を企画した当初から家電間の相互接続を認識し、これまで長年にわたって技術ベースのオープン型スマートエコシステムに注力してきた。5G、AIとIoTなどの新しいテクノロジーの発展によって家電のセット化、家庭内スマート家電を加速している

「オープン型5Gエコシステム」の背後には5G+工業インターネットの導入

実はスマート家電セットは決して新しいものではない。既に多くの家電メーカーが着手している。それでも長虹が先駆けて家電の「オープン型5Gエコシステム」を提言できたのが、長虹が国内で最初に5G+工業インターネット生産ラインを導入した背景があるからだ。
同じく中国国内で5G+8Kテレビを発表し、A IoTの新しい体験を最初に実現したのも長虹だ。

文章・画像:
http://www.cheaa.com/awe/
http://www.xinhuanet.com/tech/2021-03/24/c_1127248826.htm
http://m.cheaa.com/n_detail/w_588581.html
https://mp.weixin.qq.com/s/OjqqtYmFWLpOALhjK7y5jQ

光ファイバーと5Gの『「ダブルギガビット」ネットワーク協同発展行動計画(2021-2023年)』

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2021/art_f3884870dc8140919a1eb2924749183a.html

3月25日、工業情報化部より『「ダブルギガビット」協同発展行動計画(2021-2023年)』が公布された。ダブルとは、光ファイバー網と5G通信網の二つを指し、目標は3年間をかけて、都市部と一部の郷鎮や行政村まで通信ネットワークを構築し、固定通信と移動通信のいずれも「ギガビット」レベルの通信能力を向上させることにあるとしている。

主要目標:

主要目標として、2021年末と2023年末の二つが設定されている。

2021年末:
ギガビット光ファイバーを2億世帯カバーし、ギガビットブロードバンド利用者が1000万以上。
5Gネットワークを県レベルの地域までカバーし、一部の重点郷鎮もカバー、60万以上の5G基地局を新設する。
20以上の「ギガビット都市」を実現。

2023年末:
ギガビット光ファイバーを4億世帯カバーし、ギガビットブロードバンド利用者が5000万以上。
5Gネットワークを郷鎮レベルの地域までカバーし、一部の重点行政村もカバー。
100の「ギガビット都市」を実現。100のギガビットバーチャルネットワークモデルプロジェクトを推進する。

文章・画像:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2021/art_f3884870dc8140919a1eb2924749183a.html

2020-2021年度IoT主要技術とプラットフォーム類、イノベーションと応用類のモデルプロジェクト公開

3月24日、工業情報化部が『2020-2021年度IoT主要技術とプラットフォーム類、イノベーションと応用類のモデルプロジェクト名簿公開通知』を公布した。

名簿公開通知では、IoT主要技術とプラットフォーム類、イノベーションと応用類の112企業を公開し、各所轄部門よりのサポートを求めると同時に、IoTと実体経済の統合を深め、IoT産業のエコロジーと新しい応用展開の形成を推進すると記してある。

通知内容:

『情報通信産業発展計画IoT分冊(2016-2020)』(工信部計[2021] 424号)を実施するため、各地区関連部門推薦と総合判定、Web公開などを経て、『2020-2021年度IoT主要技術とプラットフォーム類、イノベーションと応用類のモデルプロジェクト名簿』を公開する。

通知では、各地工業情報化主管部門及び推薦期間はIoT新型インフラ計画と実際の状況に応じ、技術革新、アプリケーションの実装、及び政府サービス等において、入選しているモデルプロジェクトのサポートを強化する。モデルPJの実施とフォローアップ評価、川上と川下にあたる企業間の供給・成果促進や適用を促進する。IoTと実体経済の統合を深め、IoT産業のエコロジーと新しい応用展開の形成を推進するとある。

政策的背景

『情報通信産業発展計画IoT分冊(2016-2020)』とは、第13次5カ年計画に基づいたIoT分野での発展計画であり、『情報通信産業開発計画(2016-2020)』と同時に2017年1月に発表されていた。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/jgsj/kjs/jscx/gjsfz/art/2021/art_75933ca3ce98455da2da64cb99262348.html
https://www.miit.gov.cn/jgsj/txs/gzdt/art/2020/art_f5691835494946fb9e9d03988d0f8e10.html

中国電信が「2021年度政府活動報告」の「中小企業通信費10%削減」推進開始

3月23日PM19:42、中国電信のWeibo公式アカウントが「2021年度政府活動報告」の「中小企業通信費10%削減」専門推進チームを設立し、全国規模での推進を発表した。「2021年度政府活動報告」は3月5日の中国第13期全人民代第4回会議開幕式にて発表され、三大通信事業者に「中小企業ブロードバンドや専用ネットワークの料金を平均10%低減する」指針が出されていた。

今回は中国電信が真っ先に反応し、全国規模での推進に一足先に乗り出したようだ。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/F8NuIT5YG0Oq_lV-WCAyBA
https://weibo.com/ttarticle/p/show?id=2309404617996940476531&luicode=20000061&lfid=4617996939301237

2021年2月中国5G利用者数が3.61億

3月22日、2月末時点の5G利用者数について中国三大通信事業者より発表があり、5G利用者数が3.61億に上った。中国聯通は658.9万増、中国電信は620万増、中国移動は419.7万増であった。

各社月報により筆者作成

データ出所:三大通信事業者月報

天津市政府が中国聯通社と「シームレスな5G都市」協議締結!

http://www.tjzzb.gov.cn/xxsb/202103/t20210319_81827.html

3月17日、天津市政府と中国聯通社が『第十四次5カ年計画期京津冀協同発展「全5G都市(シームレスな5G都市)」戦略的協力協議』を締結した。「京津冀」とは、北京市、天津市と河北省の略称で、京津冀地区は中国の「首都経済圏」に相当する。

第十四次5カ年計画期目標:新型インフラへ110億元(約1841億円)投資予定

今後、天津市政府と中国聯通社は「全5G都市」を目標として、デジタル施設とデジタルプラットフォームの構築を加速し、新型インフラとスマートシティ、スマート製造、スマート医療などの発展を重点的に推進する。新型インフラには110億元(約1760億円)投資予定、累計2.4万局の5G基地局を構築すると発表されている。

具体的な内容:

具体的には、5G新型インフラ、工業インターネット、データセンターとスマートシティなどの重点分野において協力し構築していく方針であり、デジタル経済、デジタル政府、デジタルサービスを強化し、構築することによって天津市の高度な発展の実現を促進するとある。

天津市への中国聯通社これまでの貢献

中国聯通社が天津市の新型インフラとスマートシティの構築において積極的な姿勢を見せてきた。2020年、天津市にて5G基地局7176局を開通し、都市部と重点郷鎮の連続的なカバレッジを実現してきた。天津市クラウド、デジタル政府ネットワークなどにて天津市スマートシティの構築に貢献してきた。5Gスマート港湾や5GV2Xなどの応用にて天津市のデジタル化、ネットワーク化、スマート化を推進してきた。天津聯通(天津市の中国聯通地方会社)がギガビット5G、ギガビットブロードバンド、ギガビットWi-Fiサービスを提供している。

文章・画像の引用先:
http://www.tjzzb.gov.cn/xxsb/202103/t20210319_81827.html

中国ICV(Intelligent Connected Vehicle)-2035推進チーム設立座談会開催

https://mp.weixin.qq.com/s/kkarL51flcyQQ_6E41M6bA

3月11日、工業情報化部副部長辛国斌氏が中国ICV推進チーム(ICV-2035)設立座談会を招集していたことがわかった。当該推進チームは国家製造強国推進チーム(国家製造強国領導小組)IoV専門委員会の所轄に設置し、6つの業務チームによって結成され、産学協同関連の専門家による専門家チームを設立すると発表していた。

設立座談化には、工業情報化部関連部署以外、中国汽車技術研究センター有限公司、中国汽車工程学会、国家ICVイノベーションセンター、中国情報通信研究院(CAICT)、中国汽車工業協会の代表や自動車、交通、通信などの専門家、学者も出席した。

2021年世界ICV大会と新エネルギー自動車産業開発成果展準備委員会会議も開催

3月16日、辛国斌副部長が2021年世界ICV会議と新EV産業開発成果展準備委員会会議に出席した。9月に北京市にて同時開催される『世界ICV大会』と『新エネルギー自動車産業発展成果展』の全体的な計画を審議した。

文章・画像の引用:
https://www.miit.gov.cn/jgsj/zbys/gzdt/art/2021/art_dc3809a9bee240eab7fc0168150eea4b.html
https://mp.weixin.qq.com/s/kkarL51flcyQQ_6E41M6bA