2021年1月中国5GUser数

2021年1月の三大通信事業者が最新データを公表された。
これによると、中国移動社の携帯電話契約者数がー105.75万、中国移動と中国電信の5G利用者が合わせて2億6614人となっている。
中国聯通が依然として5G利用者数の発表がなかった。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/RzizCa3RFaFhgz5Pmt5Hkw
https://mp.weixin.qq.com/s/OLv6O7QQuv-6_YezJOoSDQ
https://mp.weixin.qq.com/s/VDn1dXg5ZSQainQj8x4QqA

「32億、世界人口の40%以上まだインターネットを経験していない」

ネットを通じてWMC Shanhai2021に参加した一番の好印象がHUAWEIの副董事長である胡厚崑(Hu Ken)氏の講演「イノベーション、未来を照らすInnovation Lighting up the Future」。

開幕講演では5Gネットワークや端末、ARと融合した別世界で会場を魅了する胡氏が平易な言葉で淡々と話を進める中、未だに頭から離れられない言葉があった。
「今こうやってオンラインで仕事をし、オンラインで生活する中、まだインターネットも使えない人がこの世にいる。32億人、世界人口の40%以上まだインターネットを経験していない人がいる。このような人にとっては学校が休校になると、学校がないということになる。工場が閉まると仕事の場がなくなるということを意味する」

「これがこれからの社会の新しいデジタルデバイドだと思う。一方、移動通信の普及率を上げる事はインターネットへのアクセス機会を増やす重要な手段になる」

ここで思った事は、これまでさえ多種多様な格差が解決しないまま、ネット環境の享受ができない中でのWithコロナが如何なるものなのか?バーチャル社会もなく、フィジカル社会からも遮断された生活は想像できない。またはインターネット利用できて、いざ使えていたものが使えなくなる大変さも実際経験していないとわからないだろうと。さらに、ネット社会に頼っていればいるほど、ネット皆無になってしまう可能性=危険性が恐ろしい。

No one should be left behind in the digital world!

COVID-19で2020年はこの大会が中止になったため、開幕式での司会者が大変感激しながら震えた声で挨拶をしていた。変わる変わるメンツの数々の中、「通信人」としての責任感や1年以来初めての対面イベントへの感動が伝わってくる。いきなりネットに頼らないと生活さえもできなくなりそうな状態で、通信に携わる人としてのこの1年間の葛藤や気づきがあった事など、いろんな人の講演から伝わってきた。

そんなイベントで共感できたことがありがたい!

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/OTX9jFIr1Fc-kWn1SDw4QQ
WMCオンライン公式サイト
https://mwc2021-login.gotin.online/login_page

MWC2021 Shanghaiが開幕!

2月23日よりモバイル見本市であるGSMA MWC Shanghai 2021が上海市にて開幕した!GSM Associationが主催するMobile World Congress上海は、今年は2月23日、24日と25日の三日連続開催となった。

23日朝から工業情報化部長の挨拶や通信事業者からのプレゼンが続いたが、一番面白いのが通信産業報のオンラインライブ。「春晩」に出ていた牛ロボットも堂々と出場!
出展ブースを回りながら、リアルタイムで現場の解説が流れてくる画面から上海の空気が流れてくる(今年はPCR検査証明書提示の上での入場)。
23日1日で8万強の人がオンライン鑑賞したという。

24日朝から、5G周波数、CーV2X、5Gネットワークサミット、IoTサミット、5Gミリ波などどれ一つ見逃せない重要な講演続きになっている。
何よりもオンラインで鑑賞できるのが最高に魅力的だとしか言えない。
ただし、有料〜!(°▽°)
バーチャルパスが6千円程度。

興味ある方のためにリンクをアップすることに!
公式サイト:https://www.mwcshanghai.com/
出展ブースエリアの雰囲気だけでもという方にハッピーーすぎるリンクはこちら↓無料です!
https://play.yunxi.tv/pages/1ffade10bc834de7a2d5dae6772931ed?openId=oY3TsvsW50_vnsGALywfeUmNLrHQ&fbclid=IwAR11Omd6ONOV6Yv73XN8cN6ChuPDFN3yVVFzD9CdQHBoCA4C09czobOWkFY#/
↑通信産業報のオンラインライブです。
かなりリアルです♡
イベント開始まで前日の録画のリプレイになっている。

登録するのは特に面倒ではないという方はこの選択肢もある。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/WmrHaieFR4FFd2ERKUvaMw
https://play.yunxi.tv/pages/1ffade10bc834de7a2d5dae6772931ed?openId=oY3TsvsW50_vnsGALywfeUmNLrHQ&fbclid=IwAR11Omd6ONOV6Yv73XN8cN6ChuPDFN3yVVFzD9CdQHBoCA4C09czobOWkFY#/

北京、天津、杭州、広州、成都5都市に国家級AIイノベーション試験区設置

中国工業情報化部が北京、天津、杭州、広州、成都5都市にて国家級AIイノベーション試験区の設置に支持すると題する政策的文書を発行した。

今回の決定は、上海(浦東新区)、深センと済南ー青島の3試験区に続いた動きとなり、これまで国家級AIイノベーション試験区が全国で8区になった。

文章・画像の引用先:
http://www.gov.cn/xinwen/2021-02/20/content_5587935.htm
https://www.miit.gov.cn/jgsj/kjs/gzdt/art/2021/art_e5daa82d38454988a5e0b2600ee52021.html

中国5G利用者の割合、1.63億と16億の間にはまだ14億もの携帯電話端末市場がある!

https://mp.weixin.qq.com/s/VochMrRJBQ1Fs7zfRbw5xg

中国12月末の中国移動と中国電信の月別5G利用者数とその割合が出た。中国聯通が依然として5G利用者数の発表がなく、中国移動の利用者規模が大きいが5G利用者の全体の割合が17.52%、対して中国電信が23.33%。

留意点として、CAICTの報告で2020年末の国内5G携帯端末の出荷が1.63億、同時期の5G利用者数が2.46億、中国聯通の予想分を入れて約3億と見積もって、1.37億の差がある。逆に考えると、1.63億と中国16億の携帯電話利用者の間にはまだ14億がある。

中国携帯電話端末市場がまだまだ大きい!むしろ、本番がこれから!

文章・画像の引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/VochMrRJBQ1Fs7zfRbw5xg

中国の健康コードによるCOVID-19対策

2月17日昨日より好評炎上中のNewsweek日本版コラムでは、中国の健康QRコードが通行証代わり中国のコロナ対策に役立っていることが取り上げられている。

https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/02/2020_2.php

一年前の2月7日はちょうど杭州市内にて健康QRコードを一斉に導入し始めた日にあたる。杭州市コロナ対策本部グループが早朝に『市内公共空間及び公共交通機関にて「杭州健康コード」起用に関する通知』を公布した。住宅区やレストラン、スーパーの入り口等、地下鉄、バスに乗車する時もスキャンして、感染者との接触有無をビッグデータを通じて瞬時に検証し、接触がなければ緑色のQRコードが表示され、通行可能になる。赤と黄になった場合は関連規定に沿って対応することになると決まったのもこの日からである。

それ以来、中国全域にて導入されるようになり、この1年間にわたって中国各地にてCOVID-19の徹底的な対策に活用されてきた。この健康コードはただ1週間にて開発され、2月7日発表、2月9日にアリペイにリンクされ、その後杭州市と深セン市より導入した。中国のCCTVによると、バックには通信事業者によるデータ提供に基づき、莫大な位置情報や移動履歴のビッグデータにAIによる自動計算が用いられている。中では交通機関利用によるデータ量が最も大きいという。例えば感染者と断定された人と同じ電車、地下鉄に乗車していたり、同じ時間帯に同じ駅を利用していたことが後にわかって、さかのぼって接触可能性のある全員が一気に黄色いになることもよくある。

中国にてこのように大活躍するQRコードが実は、日本のデンソーが開発したもの*。「QRコードはアリペイ,ウェーチャットペイをはじめとする世界のスマホ支払サービスで広く採用されている。2019年には日本のスマホ支払サービスでも広く利用されるようになった」が、日本のデンソーがQRコードの特許を無償で公開までしているからこそ中国で健康QRコードがこれほど使われるようになったとも言えよう。

*丸川知雄(2021)「移動通信技術の発展と中国の台頭」『比較経済体制研究』第 26 号(近刊)

文章・画像の引用先:
https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/02/2020_2.php
https://hznews.hangzhou.com.cn/chengshi/content/2020-02/17/content_7677842.htm?fbclid=IwAR2YdsrXhsT3A_58JUYZSit3gVNbqTE7KKEquFqy8iNwr8elUuAbEMoFO-w
http://www.shaoxing.com.cn/p/2790913.html
https://news.mydrivers.com/1/672/672440.htm

携帯電話番号の帰属地変更?

*冒頭の画像*文章と無関係、Baidu検索エンジンHPより拝借!
HAPPY NEW YEARのNEWが「牛」Niúになっていることお気づきでしょうか?
牛年を楽しもう!!ということなんですね(╹◡╹)

2021年2月5日、中国人民郵電日報公式アカウントより「携帯番号の帰属地変更可能か?」と題する記事があった。

元々人民郵電日報社宛に寄せられていた2件の質問であったが、同社がそれを工業情報化部に転送し、調整を求めたところ、以下の回答が得られたそうだ。

質問1:江西省在住、携帯電話下4桁が2755の利用者からの質問
大学が山西省だったので、山西省にて携帯電話を契約したが、現在卒業して江西省に帰ってきている。携帯電話の帰属地問題で日常生活の中で不便なことが多い。多くのAPPにて帰属地が異なる点で使えないことが多い。しかし、この番号は大学4年間使ってきて、大学時代の友人、先生と親類ともこの番号で連絡取り合ってきた。多くの銀行やソーシャルメディアでのこの番号で登録しているため、新しい番号契約する場合多くの不便が生じる。よって、携帯電話番号の帰属地変更関連の政策やその他の解決方法を希望する。

質問2:河北省在住、携帯電話下4桁が7639の利用者からの質問
我が国では長期間にわたって他地域にて働く人が多い。何年間で働く地域や生活する場所を変える人も多い。私の場合、河北省の保定出身だが、石家庄にて働くことが多い。今一番困っているのは、毎月59元以上の料金プランを利用していて、本来ならば中国移動の59元からの利用者向けのキャンペーンに参加できるはずだが、私の携帯電話番号が保定市にて契約し、登録したため帰属地が石家庄市ではないため、申し込みできない状況にある。携帯電話番号帰属地の変更が可能になる日が早くくることを願っている。

上記の質問に対しての工業情報化部の回答:
1、我が国では移動通信番号に行政区分の属性があり、携帯電話番号帰属地のキャンセルや変更にはこれまでの利用ルールに影響が生じ、電信詐欺のリスクも増長する可能性がある。

2、越境業務サービスについてオンライン・オフラインにて取り扱っており、今年年末までに95%以上の日常業務をオンラインにて受け付けできるようになる。
目下、中国では携帯電話の長距離電話やローミング料金を廃止しており、利用者の通信費用と所在地の地理的制限はない。「親情網」などの業務では番号帰属地制限を廃止しており、越境番号登録が可能になっており、越境利用者のニーズに応えている。
今後、固定通信と移動通信の融合などのニーズに応えるサービスとして、番号帰属地の制限を廃止るるように調整する予定。

*筆者所感*
工業情報化部の回答にある通り、中国ではこれまで長年、市を単位とする地方会社分権管理してきたため、市を跨って携帯電話を利用する場合高額なローミング料金が請求されてきた。流動人口の規模が大きい中国でそれが大きな問題となっていたため、2013年以降ようやく徐々に廃止することになったばかり。

文章の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/f2UZInlR95D1MeckkccDyw

77.7%の中国人が5G携帯電話購入意思有り

http://www.caict.ac.cn/english/research/whitepapers/202012/P020201222490737156199.pdf

2020年12月、CAICT(中国工業情報化部直轄情報通信研究院、China Academy of Information and Communications Technology)から中国情報消費ホワイトペーパー2020が発行されていた。

同ペーパーによると、スマート製品への購入意欲が旺盛であり、全国より10256人の有効アンケートを集計した結果、うち77.7%の人が5G携帯電話の購入意思がある。他には、スマートウェアラブル製品が55.8%、スマートホーム製品が55.7%、AR /VR関連が27.8%、ICV(Intelligent Connected Vehicle)が20.9%、スマートドローンが15.0%であった。

5G携帯電話については、3000〜4000元(4.8〜6.4万円)が30.8%、2000〜3000元(3.2〜4.8万円)が28.2%、4000〜5000元(6.4〜8.0万円)が20.3%、4.8万から6.4万が一番高くなっている点が予想外だ。

昨今人気を集めている1000元代(3.2万円以下)が一番人気のように思えるが、データとして出てきていないということは、人気があるものの、実際の端末を手に取るとクオリティ的な部分の気づきなどがあり、結局ある程度の金額のものが良いということだろうか?そもそもその選択肢の設定があったのかが疑問に思えるが、詳細の記載がなく確認すらできない。もう少し丁寧なデータが望ましい。

文章・画像の引用:
http://www.caict.ac.cn/english/research/whitepapers/202012/P020201222490737156199.pdf

中国各地域情報関連部門、事業者、シンクタンク、インターネット企業、端末設備ベンダー宛の「高齢者スマート製品利用問題解決型のサービス提供」

2021年2月10日、工業情報化部が全国各地域の情報化主管部門、並びに通信事業者の中国電信、中国移動、中国聯通、研究シンクタンク中国情報通信研究院、中国インターネット協会、関連業界協会、各インターネット企業、端末設備ベンダー企業宛に『高齢者によるスマート製品利用問題の解決及びサービス提供に関する通知』を公布した。

通知は、高齢者がスマート製品を日常的に使用する中で直面する問題に対し、上記情報通信管理部門や通信事業者をはじめ、研究シンクタンク、インターネット業界、関連業界、インターネット企業や端末設備ベンダーなどの中国社会各勢力に働きかけた。高齢者のニーズを十分に考慮した情報社会の構築を意識し、具体的な取組をするように通知し、「情報化時代における高齢者の権益を維持し、情報化が進展する中でも高齢者がより多くの利益感、幸福感、安心感が感じれる社会作りとも言及している。

中国は2020年以降、特にCOVIDー19経験後社会全体が急速にデジタル化に向かうようになり、健康QRコードなどスマホーを所持していない、あるいは自由に使えない高齢者の不便さが目立つようになり、社会的にも大きな関心を集まっている。工業情報化部の発する通知か政策的指示などは各地域の情報管理部門や通信事業者宛がほとんどであるが、今回はまれに見る社会各勢力宛になっている点が大変注目に値する。
この問題解決には、国の社会的インフラ提供側のみでなく、民間、業界からの努力も必要不可欠であることが認識されたと理解して良さそうである。状況が改善されるように社会全体に働きかけることが大事であり、改善をこう期待次第である。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2021/art_b4bc8419332744688cb510cee45f64e1.html

盛大な2021年「春晩」も新しいテクノロジー満載で大好評!

2021年旧暦お正月大晦日大型番組「春晩」が昨夜放送された。
今年は丑年、何と言ってもこれ、三人の丑年生まれの劉徳華Andy Lau(60歳)、王一博YiBOと関暁彤Guan Xiaotongらの歌番組「牛起来」だ!

中国語では「牛」Niúと発音し、扭Niǔと声調違いで「扭起来」は踊り出す、「牛起来」は立派・生意気になるという二つの意味を持ち合わせたこの「牛起来」がまさに「牛気沖天」、意気衝天そのもの!60歳と思えない劉徳華Andy Lauら軽快愉快なダンスリズムに乗り、世界中の人々に祝福が届いたに違いない!

ハッピーな2021「春晩」がこれまで歴年最高の舞台効果、最高に素晴らしいというのが正直な感想!

今年は通信事業者とも連携した中国国内初の8K放送に、LED映像セット、ロボット、AI+VR裸眼3Dスタジオ技術、VR+立体音、CGなど新しいテクノロジー満載。何より驚いたのは劉徳華Andy Lauはクラウドよりのバーチャル参加だったことが全く気づかなかった!

さて、気付きますでしょうか?文末に動画あり╰(*´︶`*)╯♡

画像の引用先:
https://new.qq.com/omn/20210211/20210211A093T200.html