時速350キロの京張高鉄内で5G+4K冬オリンピック視聴

北京市と河北省張家口市間を結ぶ高鉄鉄道は時速350キロ、新型CF400BF-C型車両を採用している。途中の鋼橋とトンネルが全長の60%以上に及ぶ。高速運行中の車内信号が1000倍降下するなど、通信障害が多いと指摘されている。

このような厳しい条件をクリアするには、中国聯通が3.5GH帯域で通常500メートル間隔の高鉄5G基地局を309メートルに設置するなど、密度の高い基地局で通信ネットワークを整備した。全線に356基の5G室外基地局を北京区間で138基、河北区間で218基設置した。

引用:
https://m.thepaper.cn/baijiahao_16500275
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1723201828357994568&wfr=spider&for=pc

北京冬オリンピック期間中、首都体育館会場は常時1.2Gbps以上の通信速度保障

https://mp.weixin.qq.com/s/jtveAOAPVi3-Mbj-0AwOBA

北京冬オリンピック会場である首都体育館は1968年に建設され、2018年末より3回の改築経て2008年北京オリンピック、2022年北京冬オリンピックのダブルオリンピック会場となった。

中国聯通社は2022冬オリンピック唯一の公式通信パートナーとして会場の通信ネットワークを整備し、期間中100カ国及び地区よりの3000社以上の放送メディアのスムーズな通信を実現するため、首都体育館の通信速度を常時1.2Gbps以上を維持している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/jtveAOAPVi3-Mbj-0AwOBA

2021年中国5G投資額が1849億元(約3兆1433億円)、電信投資額全体の45.6%、移動通信投資額の95.1%

https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_e8b64ba8f29d4ce18a1003c4f4d88234.html

中国工業情報化部(MIIT)が『2021年通信業統計公報』を発表した。

これによると、2021年、中国全国移動通信基地局総数が996 万、年間で65万増となった。4G基地局が590万基、5G基地局が142.5万基で年間で65万基を新規整備した。

三大通信事業者と中国鉄塔による電信固定資産投資額は4058億元(約6兆8986億円)、うち、移動通信固定資産投資額は1943億元(約3兆3031億円)で全体の47.9%を占める。5Gへの投資額は1849億元(約3兆1433億円)、移動通信投資額の95.1%となり、電信投資額全体の45.6%で2020年より8.9%増となった。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_e8b64ba8f29d4ce18a1003c4f4d88234.html


中国電信が5G RCSを商業化、個人ユーザーは発着分離課金

http://www.ccidcom.com/yunying/20220125/KQMsfx3rVFdsj9d4q18xvbljmkv2g.html

1月25日、中国電信は5G リッチコミュニケーションサービス(RCS)の商業化を開始した。

5Gが商業化して以来、5G RCSは事業者が期待するシナリオであり、中国電信、中国移動、中国聯通連名の「5G RCSホワイトペーパー」をリリースしていた。

中国電信はこれまで5G RCSについて2年間準備してきたという。個人向けと企業向けの料金体制となり、個人ユーザーは発着分離課金制であり、着信無料発信課金となっている。企業ユーザーはコンテンツのタイプによって課金するが、受信と返信は無料としている。

リッチコミュニケーションサービス(Rich Communication Services、RCS)とは、音声通話やショートメッセージサービスなどを代替することを目的とした高機能なサービス、国際規格である。電話番号さえあれば、利用用途に応じて様々なサービスを提供できるという点において、他のコミュニケーションツールよりも優位性があると言われている。特にBtoC領域の企業にとっては、非常に使い勝手が良いだという。

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1664096587302622658&wfr=spider&for=pc

引用:
http://www.ccidcom.com/yunying/20220125/KQMsfx3rVFdsj9d4q18xvbljmkv2g.html
https://mp.weixin.qq.com/s/m23mvWrQXhsbxzFLAosHxg
https://aicross.co.jp/zettai-reach/the-smart-sales/2021/03/02/5g_rcs/
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1664096587302622658&wfr=spider&for=pc

中国中央テレビCCTV-8K超高画質チャンネル開通

https://news.cctv.com/2022/01/24/ARTIfRs3gQWIVS35ectjLagt220124.shtml

1月24日、中国中央テレビCCTV-8K超高画質チャンネルが開通した。

チャンネル開通式では、国家ラテ総局編集会議メンバーである姜文波氏は世界一流の新しい主流メディアを目指す過程で「 5G + 4K / 8K + AI 」戦略を策定した。「8Kで北京冬オリンピックを鑑賞」という目標を達成するために、総局は8K超高画質テレビ制作・放送システムの構築を積極的に推進した。

同時に「百城千屏」(百都市千スクリーン)プロジェクトは、北京、上海、広東、浙江、湖北、江蘇、安徽、四川、山東、福建、江西を含む10以上の省で整備し始めた。 冬季オリンピック専用高速列車が停車する清河、延慶、太子城、崇礼の4つの駅に8K超高画質スクリーンを設置した。北京冬オリンピック期間中、CCTV-8K超高画質チャンネルは北京と広東ケーブルテレビでも鑑賞可能になり、全国数百規模の高画質スクリーンにて放送予定。

引用:
https://news.cctv.com/2022/01/24/ARTIfRs3gQWIVS35ectjLagt220124.shtml

2022年5G基地局を65.4万新規整備、中国5G基地局は累計142.5万、5G端末接続数は5.18億

1月20日、中国国務院新聞弁公室が2021年工業と情報化発展状況新聞記者会見を行った。

工業情報化部のスポークスマン、情報通信管理局趙志国局長は一連の最新データを発表した。
1)2021年は5G基地局を65.4万基新規整備し、中国5G基地局が累計142.5万になった。
2)5G端末による接続数は5.18億。
3)ギガビット利用者数は3億世帯突破、全国で「ギガビットシティ」となる高速通信都市が29都市になった。
4)「5G+工業インターネット」は鉱山、鋼鉄、電力など10の重点産業にて遠隔設備コントロール、ロボットによる可視化品質検査など20ほどの典型的な応用を実現した。

引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220120/dyRgZvRVbE5BNaTAD18xf1ejwpwl4.html
https://mp.weixin.qq.com/s/TVqumyxySEDwS8LwivfqjA

中国国務院発「十四五現代総合交通運輸システム発展計画に関する通知」

http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/18/content_5669049.htm

1月18日、中国国務院より「十四五現代総合交通運輸システム発展計画に関する通知」が公布された。

発展目標には、2025年までにより効率の高い運輸サービス、より先進な技術の応用、より安全性の高い発展が言及されている。5G、IoT、ビッグデータ、AIなどの技術を交通運輸分野に広く応用するとあり、全国鉄道網、道路網、水運施設網、航空網、郵政網の整備など交通運輸全般をめぐって、内陸水運川航路や村への配達通達率など具体的な指標を上げている。

第七章には「知能技術の深度な応用を加速する」内容が盛り込まれている。
1)5Gなどの通信インフラのカバー率を促進し、交通運輸分野における情報伝達・カバー率のアップとリアルタイム性、信頼性の向上を図る、2)知能交通分野で5Gの応用と産業エコシステムの推進、3)IoVの応用などを明示している。

1)で鉄道移動通信専用網のグレードアップも言明している。中国の鉄道移動通信専用網はGSM網を採用している。鉄道は国の重要なインフラであり、2020年4月に国家新型インフラ整備の方針により、中国国家鉄道グループが5G技術の応用研究を開始し、鉄道専用周波数帯域を申請して高速鉄道5G専用網の実証実験を推進してきた。

引用:
http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/18/content_5669049.htm
http://www.nra.gov.cn/jgzf/sbjg/zcfgg/201512/t20151218_19767.shtml
http://www.nra.gov.cn/wsbs/xzxk/xzxkjd/2016/201609/t20160927_28260.htm
https://www.txrjy.com/thread-1095991-1-1.html

メモ:
1.核准使用900MHz铁路GSM-R网络频率885.000~889.000/930.000~934.000MHz,至2026年12月31日止。期满需继续使用的,应当办理频率续用手续。其中889.000/934.000MHz两个载频为铁路GSM-R系统和中国移动GSM系统的保护带,不得使用。
铁路过去在研究4G,这两年也在跟进5G,目前国铁集团的主要关注重点是4G,标准最完善,产业支撑能力最强,标准化水平最高,基于4G的LTE—R系统部署,满足铁路区间沿线核心关键业务的需要。5G技术成熟稳定后,利用铁路已有的900M频段资源,研究应用铁路专用5G技术,在铁路枢纽、站场等热点地区部署,与LTE—R融合实现专网应用。

2022北京冬オリンピック期間中の無線電規制

1月14日、北京市人民政府は2022北京冬オリンピック・パラオリンピック期間中に20万台の無線電設備が集中的に使用される予定を発表し、会場付近の無線電利用規制を一般向けに通告した。

2022年2月4日12時から3月14日0時まで、競技会場周辺3キロ以内で無線電管理部門の許可無しのトランシーバー、WLAN室外基地局、無線マイク及び大型輻射無線電波設備などの使用を禁止した。会場となる北京市と河北省張家口市を通過する場合も所定の周波数帯域を厳格に守るように広く呼びかけている。

引用:
http://www.beijing.gov.cn/zhengce/zfwj/zfwj2016/szfwj/202201/t20220114_2590968.html
https://mp.weixin.qq.com/s/XxOZRO7xkOU2nUq_Flgf2Q

2022年も60万基の5G基地局を目指す

http://www.ccidcom.com/yaowen/20220111/BiUt61ZPsiIg8VqEc18wn7016m22g.html

2021年11月末、中国では139.5万基の5G基地局が整備されていた。中国全国の地方都市、97%の県地域と40%の郷鎮地域で5Gが開通した。

2022年末の目標として工業情報化部は200万強の5G基地局と6億の5G端末接続数を提示した。つまり、2022年も5G基地局を60万基を起点としている。5Gサービスが商業化した2019年には13万、2020年には60万基、2021年には65万基以上を整備してきたが、2022年も依然としてそのスピードを維持する方向のようだ。

引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220111/BiUt61ZPsiIg8VqEc18wn7016m22g.html

「十四五」デジタル経済発展計画

http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/12/content_5667817.htm

1月12日、中国国務院が「『十四五』デジタル経済発展計画」を公布した。十四五時期のデジタル経済発展について主要指標について提示している。

http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/12/content_5667817.htm

2020年、中国デジタル経済の中核産業の付加価値が国内総生産(GDP)の7.8%を占めることになり、デジタル経済は経済と社会の持続的かつ健全な発展をもたらしたとされている。2025年にはさらに向上させ、10%の目標を掲げている。工業インターネットプラットホームの普及率を2020年の14.7%から45%になっている。

同計画では、5Gについて4回、6Gについては3回言及している。
1、5G通信網の建設と応用が加速している。
2、ギガビット光ファイバーと5Gネットワークインフラの建設で5Gの商業化と大規模な応用を促し、6Gへのネットワーク技術の成熟化を目指す。6Gの技術研究開発支援を強化し、6Gの国際的な標準化に積極的に参加する。
3、核心産業の競争力の向上。5G、IC、新エネルギー自動車、AI、工業インターネットなどの重点産業のサプライチェーンシステムを改善する。

引用:
http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/12/content_5667817.htm