中国5G基地局が85万近くに達している

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_88620c070ef34e97802a9a291f6479ec.html

工業情報化部公式サイトからの情報によると、近日の5Gセキュリティ全国テレビ電話会議で最新の中国5G基地局数が発表されていた。中国5Gネットワークの構築が着実に進み、既に85万局近くの基地局が設置されているという。

引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_88620c070ef34e97802a9a291f6479ec.html

四川省が『5Gネットワーク構築と応用の発展行動計画(2021-2023年)』発表

人民邮电报:http://paper.cnii.com.cn/article/rmydb_15916_302185.html

6月9日の中国人民郵電報には「四川省が『『5Gネットワーク構築と応用の発展行動計画(2021-2023年)』を発表」と題する記事があった。

同記事によると、四川省は3年間をかけて省内5G基地局数と5Gネットワークのカバーエリアを共に向上させることが決定し、5つの具体的な項目が実現するとある。
1)西部地区最大の5Gネットワーク。
2)5G+工業インターネットの深度融合。
3)5Gエコシステムの形成。
4)5Gの応用。
5)5Gセキュリティの向上。

引用:
http://paper.cnii.com.cn/article/rmydb_15916_302185.html

IMT-2030(6G)推進グループが『6G全体ビジョン与主要技術』白書発行

https://mp.weixin.qq.com/s/Hwoj9nGJhqeOc339l6Qi6w

中国5Gライセンス交付の2周年目となる6月6日、中国IMT-2030(6G)推進グループが『6G全体ビジョンと主要技術』白書を正式に発行した。白書には、同推進グループの段階的な成果として、全体のビジョン、八つにわたる応用シーン、十になる主要技術と6Gについての考察などを盛り込んだ。

「万物全てのものが接続し、デジタルツインを実現」を全体ビジョンとし、社会、技術と業務の全てが深く融合することを目指しているという。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/Hwoj9nGJhqeOc339l6Qi6w
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1701813738159980331

中国各省5G通信速度

Speedtest社が中国31の省地域における5Gのダウンロード時の通信速度(Mbps単位)をまとめ、公開した。

うち、青海省、雲南省、東北の吉林省がトップ3位、江蘇省、新彊、天津がラスト3位になっていることがわかった。

今回は省地域単位での発表となっているが、スーパースマートシティである深圳市や上海市、北京市などの状況も興味深い。

引用:
https://www.speedtest.cn/

中国でローカル5Gのような専用周波数の検討はない?!『工業インターネットとIoT無線周波数使用指南(2021年版)』に関する通知

6月1日、中国工業情報化部(MIIT)より「『工業インターネットとIoT無線周波数使用指南(2021年版)』に関する通知」が公布された。

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/qt/art/2021/art_9b8e1e5711c54cec9ca0cda73ac36c40.html
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/qt/art/2021/art_9b8e1e5711c54cec9ca0cda73ac36c40.html

ポイント1:5G公衆移動通信網をメインとし、その他をサブとする

通知では、「公衆移動通信」と「専用移動通信」の表現を用いながら、
「工業インターネットとIoTの遍在化・個性化・オーダメイド化しつつあるニーズに応えるため、多種多様な応用シーンと周波数資源の合理利用を図るために、5G公衆移動通信網をメインとして利用し、その他をサブとして工業インターネットとIoT業務の展開を奨励する」と明示している。

ポイント2:公衆移動通信の「帯域使用許可」について

公衆移動通信には2G、3G、4G、5GにNB -IoTとeMTCも含まれる。
「MNO(Mobile Network Operator)が公衆移動通信帯域を使用する場合は、国家無線電管理部門にて審査し、許可する。MVNO(Mobile Virtual Network Operator)が公衆移動通信帯域を使用する場合は、帯域を申請する必要はない」とある。

ポイント3:専用移動通信の帯域と「帯域使用許可」について

専用移動通信とWLAN用帯域については、いずれも公布のあった現行帯域のみの発表であった。専用移動通信帯域を使用する場合は、帯域使用計画に沿って国家或いは省無線管理部門に申請し、許可を受ける必要がある。

専用移動通信には以下の4つが含まれている。
230MHz(電力・ガス・防空・水道等関連部門用)、
1400MHz(電子政府・公共安全・社会治安・危機管理等部門用)、基本的に省無線管理部門に申請する。
1800MHz(交通・石油等部門用)、基本的に省無線管理部門に申請する。
5900MHz(LTE -V2Xをベースとしたインテリジェントコネクテッドカー用)、原則的に国家無線部門に申請するが、内容にって省無線管理部門も可。

WLANには、2400MHz、5100MHzと5800MHzが含まれている。
2400MHz(2400−2483.5MHz)、
5150-5350MHz(屋内のみ)、うち、5250-5350MHz帯域はDFS機能付きのみ可、
5725-5850MHz

この通知は昨年から要請が次第に高まってきた、5Gプライベートネットワークやローカル5G類似サービスへの専用帯域の交付要請に答えた形の政策的指示であると筆者は考える。6月1日に公布されて12時間ほど経った中(本記事投稿時点)、中国の業界からはMIITがドイツ、日本と韓国のようなローカル5G専用周波数の検討はしないことを意味しているのではとの見方が多いようだ。

引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/qt/art/2021/art_9b8e1e5711c54cec9ca0cda73ac36c40.html
https://www.miit.gov.cn/cms_files/filemanager/1226211233/attach/20216/6f2d2602200448009b156a1e7863d8c2.pdf

中国広電が2年以内に700MHz 5Gカバレッジを実現

5月27日から30日まで中国北京にて「2021第28回中国国際ラジオテレビ情報ネットワーク展覧会」が行われている。

初日のメインセッションにて中国広電董事長宋起柱氏がプレゼンし、中国広電の「全国一網」体制が整えつつ、ケーブル+5Gの発展モデルが確立しつつあると説明し、向こう2年以内で700MHzベースの5Gネットワークのカバレッジを実現すると明かした。

同日プレゼン資料

引用:
https://www.163.com/dy/article/GB0S7LI00511IS7I.html

ZTE、中国聯通、クアルコム等が5Gミリ波+8K高精細映像の超高速伝送を実現

5月21日〜22日、米クアルコムのQualcomm China Tech Day 2021が北京にて開催され、初日にてZTE、中国聯通、クアルコムとTVU Networksが実験室にて26GHz(n258)周波数+8K高精細映像の超高速伝送を実現したと発表し、デモを展示した。

今回はIMT-2020推進組と中国聯通の技術的指導の下にて行われ、26GHzミリ波帯域と900MHz LTE帯域のデュアルコネクティビティを採用し、ミリ波の上がり通信が930Mbpsに達していた。

引用:
http://www.cww.net.cn/article?id=487020
http://www.hnetn.com/html/2021-5-23/202152314466972_2.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/n0zTHt56-aeojMwPlnH0IA
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1700382668909613924&wfr=spider&for=pc

中国広電がいよいよ携帯電話サービス開始?

中国通信学会が主催した『2021世界電信と情報社会日大会』(5月17日)にて、中国広電総経理梁暁涛氏が同社の最新状況を紹介した。

1)700MHz帯域の5Gサプライチェーンが形成されつつある状況にあり、当該帯域通信対応可能な5G携帯電話が約100機種に上り、ハイエンドからローエンドの消費者をカバーできている。
2)中国広電が適時にて192から始まる携帯電話番号の契約開始を企画している。
3)中国広電は2020年12月31日付で全国24の省地域レベル会社体制を整合した。
4)中国広電が中国移動との共同構築を合意し、年内にて700MHz帯域対応基地局40万局を共同で建設する。

引用:
http://cs.com.cn/ssgs/gsxw/202105/t20210517_6167411.html
https://live.baidu.com/m/media/pclive/pchome/live.html?room_id=4429964713&source=h5pre
https://mp.weixin.qq.com/s/YgQo19D5lG0zEXvjz2pI5Q

中国5G/6G特別会議

http://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0fb4677465804d22bbff5a17187f41d4.html

MIIT公式サイト情報によると、5月12日、工業情報化副部長劉烈宏氏が5G/6G特別会議を主催し、 IMT-2020(5G)とIMT-2030(6G)推進グループ専門家より5G/6Gの推進報告を聞き入れ、今後の展開について議論した。

当該会議では5G/6Gは次世代情報通信技術の発展方向として、全てのもの・人が通信可能になる重要な情報インフラであり、社会経済発展の原動力であることを強調し、MIITをはじめ、産官学とも連携してIMT-2020(5G)とIMT-2030(6G)を推進していくと示した。

5G関連データについて、5G基地局を既に81.9万局を構築し、世界の70%を占めていることと、5G携帯端末利用者が2.8億に達し、世界の80%を超えたとも発表した。

引用:
http://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0fb4677465804d22bbff5a17187f41d4.html

中国モバイルインターネット利用者一人当たりの月間データ通信量が一年で3.24GB増、12.74GBに!

「2021年第1四半期通信業経済状況」によると、2021年1月から3月までのモバイルインターネットパケット利用量が482億GBと最高を更新し、昨年同期より35.3%増となった。うち、携帯電話によるアクセスが462億GB、モバイルインターネットデータ通信消費総量の95.9%であった。


3月のユーザー一人当たりの月間データ通信消費量が12.74GB、昨年3月より34.1%、3.24GB増えた。

https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_a2624764516d40989d2db2548bf9c95d.html

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_a2624764516d40989d2db2548bf9c95d.html