より徹底した院前医療救急サービスの全国展開

http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594r/202009/c0099c26b268492eb9b6e8e0f8c02717.shtml

2020年9月1日、中国国家衛生健康委員会と工業情報化連盟で「「インターネット+医療健康」サポートシステムをさらに改善し、院前の緊急医療要請のための試運転に関する通知」を公布し、北京、江蘇、湖北、広東4地域にて病院到着前の医療緊急要請を実験的に行うとした。

同システムでは、5G・ビッグデータ・人工知能等の新世代の情報通信技術を利用した医療サービスの向上を図っている。120番通報した人の携帯電話のより精確な位置情報などを迅速に共有することによって、救急センターにて病院到着前の医療緊急事態の対応時間を短縮し、迅速な治療のための貴重な時間を確保すると共に、人々の生命と健康に対する権利をよりよく保護することを目的としている。

http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594q/202009/4b20d1ac72914b3997f76110ccc0103d.shtml

9月24日、全国各省・自治区・直轄市及新疆地区衛生健康委員会、発展改革委員会、教育庁(局)、通信管理局、公安庁、人力資源社会保障庁(局)、交通運輸庁、応急管理庁(局)、医療保証局宛に「院前の医療救急サービスに関する指導意見」に公布し、全国範囲内での徹底実施を求めた。

同サービスでは、救急車到着時より患者の身体的兆候データをリアルアイムで救急センターと共有でき、即座に緊急措置を取れるようになる。患者者の詳細データによって搬入先の病院も選定しやすくなる。また、救急車が搬入先となる病院とも情報共有ができ、患者到着までに搬入先病院側での受入準備も可能になるという。

文章・画像は以下より引用:
国家衛生健康委員会
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594r/202009/c0099c26b268492eb9b6e8e0f8c02717.shtml
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594q/202009/4b20d1ac72914b3997f76110ccc0103d.shtml

「メディア統合の発展」に関する政府意見!

http://www.gov.cn/zhengce/2020-09/26/content_5547310.htm

2020年9月26日、中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁は「メディア統合の発展を加速するための意見」を公布し、各地方政府部門に実情に即した実施を求めた。

同意見では、先進技術をメディア統合発展のリードとエンジン役として発展させなければならない。5G、ビッグデータ、クラウド、IoT、ブロックチェーン、AIなどの情報通信技術の成果を発揮させ、コミュニケーション分野におけるニューテクノロジーの前向きな研究と応用を強化する。コアとなるテクノロジーの独立したイノベーションを促進するとしている。

文章・画像は以下より引用
中華人民共和国中央人民政府網
http://www.gov.cn/zhengce/2020-09/26/content_5547310.htm

山東省5万基目の5G基地局が開通

5G基地局の建設から892日間経った2020年9月26日!

2018年4月18日、山東省初の5G電話が青島市(Qingdao City)にて開通した。
それから892日間経った2020年9月26日、山東省副省長凌文氏の指示の下、山東省第5万基目となる5G基地局が濟南市にて開通した。

山東省の5G発展状況:カバーエリア、投資額、5G利用者数

山東省通信管理局長張洪溢の紹介によると、省政府指示にあった2020年間4万基5G基地局の建設任務を9月末にて早期達成した。省内16ある市の主要エリアを5Gカバーできた。省内137ある県にて主要エリアでの連続5Gカバーも実現した。

1〜8月まで、省内5Gユーザーが92億3500万人に達した。 5Gの建設を確実にするため、山東通信管理局は基地局設置計画を積極的に推進してきた。済南、青島、淄博、東営、煙台、威海、日照、臨沂、聊城、浜州等10の市にて完成している。全業界において「五大新興産業」と「五大優勢産業」の産業的計画に合わせ、ニューメディ・工業インターネット・交通・教育・医療・文化旅行などの業界を連携し、5Gの主要な応用を推進する中で多くの応用モデルが続出している。

5Gは経済と社会のデジタル化、ネットワーク化、デジタルトランスフォーメーションを図る重要な新型インフラとなる。山東省通信管理局長張洪溢の紹介によると、山東省が5Gネットワ​​ークの建設を積極的に実施し、5Gアプリケーションの開発を推進し続けている。2020年以来、5Gへの投資額は省全体で69.5億元に上ったという。

山東省5G政策の形成

山東省政府は5Gの発展を支援する政策を相次いで発表してきた。
2019年7月以降、以下の3つの政策的意見を公布し、5G建設を加速するとともに公共的資源を開放するようにも指示している。
1:「山東省デジタル経済発展への支援意見《山东省支持数字经济发展的意见》」
2:「5G産業発展を加速するための実施意見《关于加快5G产业发展的实施意见》」、
3:「山東省デジタルインフラストラクチャの構築に関する指導意見《山东省数字基础设施建设的指导意见》」。

2020年4月末、省工業情報化庁・発展改革委員会など17行政部門連名で5G基地局にフォーカスした「電力価格調整と公共資源開放による山東5G基地局建設の加速に関する通知《关于深入落实电价优惠和公共资源开放加快山东5G基站建设的通知》」を公布した。

この通知は5G基地局市場参入の難しさと電力価格の高価格という2つの大きな問題点に向けた省政府一同の施策であった。

ついに「山東省通信インフラ建設と保護条例」が可決!

9月25日、第13回山東省人民会議常任委員会第23回会合にて「山東省通信インフラ建設保護条例」が可決された。条例では、山東省通信インフラ建設とりわけ5G新型インフラの構築において、企業の正当な権利と業界健全な発展を実現する意味で非常に重要な意義があるとされている。山東省通信業の合法化が一段に進んだ。

青島といえば青島ビール!チンタォピージュ!

済南地下鉄3号線は中国初フルバンド5Gリークケーブルを使用した地下鉄プロジェクト

済南地下鉄3号線では、三大通信事業者が共に5Gを開通した。三大通信事業者による共同開通が中国国内初となる。従来の単独建設より28%コストダウンでき、空間的資源も節約し、建設時間も1/3を短縮できた。

文章・画像は以下より引用:
中華人民共和国中央人民政府網
http://www.gov.cn/xinwen/2020-09/26/content_5547364.htm
通信産業網
http://www.ccidcom.com/yaowen/20200927/YSkePDP5yJgJDtO6R17slphlphlpw.html
通信世界網
http://www.cww.net.cn/article?id=476756

中国移動が「5Gスマート医療新型インフラプロジェクト」を起動!

https://page.om.qq.com/page/OBrWbHmjONyZUS7yKBI9JHZA0

9月25日〜27日、2020年(第15回)中国衛生健康情報技術・健康医療ビッグデータ応用交流大会並びに健康医療製品展覧会が海南省海口市にて開催された。

中国衛生情報と健康医療ビッグデータ協会会長金小桃及び国家衛生健康委員会の幹部が主席した(国家衛生健康委員会規画発展情報化司司長毛群安、国家衛生健康委員会病院管理研究所副所長張旭東、国民衛生健康委員会人材交換サービスセンター主任張学高、国家衛生健康委員会統計情報センター副所長胡建平・周公偉)。大会では、幹部らが全国各地保健情報技術者と一堂に会し、「デジタルヘルスの新しい未来のあり方」をテーマに医療情報化の方向・医療健康産業の発展について活発な議論を行われた。

「5Gスマート医療新型インフラフォーラム」


中国移動も大会に登場し、国家衛生健康委員会の指導に基づいて「5Gスマート医療新型インフラフォーラム」を主催した。

当該フォーラムでは、中国移動グループ政企事業部医療衛生業界開拓部劉金鑫総経理が幹事を努め、中国移動社の「5Gスマート医療クラウドプラットフォーム」について発表した。中国移動は5Gと医療の融合について積極的に模索し、COVID-19対策においても多くの病院にて5G遠隔医療システムを構築し、5G医療車診察、遠隔超音波等のサービスを実施してきた。現在、400以上の医療機関と協力して5G遠隔手術、遠隔診察診断、緊急救助等のアプリケーションを構築している。

2020年6月、中国移動が全国16省31の医療機関連盟で国家開発発展改革委員会・工業情報化部に申請した「5Gスマート医療新型インフラプロジェクト」がこの程許可され、っ業界より大きな支持と注目が集まっている。

フォーラムでは、国家衛生健康委員会・日中友好病院・北京朝陽病院・翔谷病院・武漢大学口腔病学病院などから300人以上の専門家や業界関係者が集まり、5Gスマート医療インフラスへのスマート医療のあり方について共に議論した。「5Gスマート医療新型インフラプロジェクト」の発足式も行われ、中国移動が「5Gスマート医療クラウドプラットフォーム」、「5G医療「脈搏一号」の革新的な新商品2つを発表した。中国移動は強力なネットワークと技術力を生かしつつ5Gを実装し、医療業界のデジタル化発展を支援するとした。

国家衛生健康委員会は大会の企業ブースを視察

フォーラム後、国家衛生健康委員会の幹部達が中国移動、テンセントヘルスケア等多くの企業ブースにて紹介を受けた。

文章・画像は以下より引用:
人民郵電日報公式アカウント:
https://mp.weixin.qq.com/s/cR5YcrqECnpStjLDIFcZcQ
https://www.sohu.com/a/421245004_354877
騰讯新聞:
https://new.qq.com/omn/20200926/20200926A0709C00.html
https://page.om.qq.com/page/OBrWbHmjONyZUS7yKBI9JHZA0

中国電信による遠隔医療プラットフォームの利活用事例

9月28日、中国電信貴州省子会社公式アカウントによる事例紹介があった。

中国貴州省辺境地帯に住む1400万人の住民はどのようにしてタイムリーで高品質で持続可能な医療サービスを受けれるか?

中国CCTVの全国ニュース番組「新聞聯播」 は、遠隔医療プラットフォームを利用した重症患者への緊急救助について報道した。郷鎮にある病院は、貴州省人民病院の専門家との遠隔診断を行い、治療案を策定して素早く投薬したことで当該83歳の高齢者が玄関先で迅速かつ効果的な治療を受けたという。

中国電信の当該遠隔医療プラットフォームプロジェクトは2016年起動以来、中国電信貴州子会社が全てのプロセスにおいて主力として参加し、これまでに1億6000万元を建設資金に投資してきた。

文章・画像は以下より引用:
中国電信貴州省子会社公式アカウント
https://mp.weixin.qq.com/s/fDxufiGIeyBGDJeOU3vERA

5Gスマート遠隔医療の応用事例

9月22日、中国電信がTencent、Huaweiとの共同で業界初の5G SAネットワークのエンドツーエンド機能のオープン検証を完了したと人民郵電報が報じた。

オープン検証では5Gスマート遠隔医療の実証実験も行われた。
9月16日、中国医療界の第一人者、中国工学院の学者、深セン人民病院坂田院顧問でもある鐘南山(Zhong Nanshan)氏は、広州市から中国電信の5Gスマート遠隔医療システムを利用して深セン人民病院坂田院にいる呼吸器疾患の患者を診断した。
報告によると、鐘南山氏は遠隔操作で院内全ての情報を呼び出すことができ、現場の診察同様、5Gリモート聴診器を介して聴診もできた。これは中国電信深セン子会社と深セン市人民医院共同で構築した5Gスマート遠隔医療システムに依存しているそうだ。

引用:
人民郵電報https://mp.weixin.qq.com/s/FqG5uxOG7C2Aw4J8M6iEIw
中国電信広東子会社公式アカウントhttps://mp.weixin.qq.com/s/CeSIqLEobrHjltH0JkU_vg
武漢生活新聞網http://www.wuhan.com/xinwen/54242.html

中国5G User1億超え、重慶市5G基地局4.2万構築済み

9月15日〜17日、「2020年オンライン中国国際智能産業博覧会(2020Smart China Expo)」が重慶市にて3日間開かれ、5Gイノベーションフォーラム、デジタルエコノミーサミットなども開催された。

工業情報化部情報通信局局長の韓夏氏は、5Gも応用についてこう述べていた。
5G商用ライセンスの発行から1年以上が経過した今、中国の5Gネットワ​​ークインフラストラクチャの構築は着実に進んでいる。これまで通信事業者によって50万を超える5G基地局を構築し、5G端末からの接続数は既に1億を超えた。
5Gアプリケーションの革新も加速している。現在、5Gは港湾、機械、自動車、鉄鋼、鉱業、エネルギーなどの産業分野でのアプリケーション開発をリードしており、産業用インターネット、自動車インターネット、医療、教育などの主要分野でのアプリケーションが加速している状況にある。

重慶市副市長・重慶市ハイテクパーク党委員会書記の熊雪氏は、重慶市の5G構築状況について発表した。
現在重慶市にて5G基地局4.2万構築済み、市内全エリアと県の重点エリアで5Gネットワ​​ークの完全なカバレッジを達成した。次のステップは、5Gをリードとする「新基建」インフラストラクチャーの建設であり、5Gによる各産業への応用を加速させることになる。2025年までに15万の5G基地局を構築し、「広範なカバレッジ・優れたネットワーク品質、優れた業務体験」を備えた5Gネットワークによってオープン且つWin-Winな産業生態圏を目指している。

文章・画像は以下より引用
工業情報化部http://www.miit.gov.cn/n1146290/n1146402/n7039597/c8082327/content.html
2020Smart China Expohttps://www.smartchina-expo.cn
騰迅IT大視界https://cq.qq.com/a/20200916/007951.htm
中国日報網https://baijiahao.baidu.com/s?id=1677955215559622716&wfr=spider&for=pc
https://www.cqcb.com/yxzx/video/qita/2020-09-15/2992387.html

中国最初の屋内5G Massive MIMO実証実験が成功!

https://www.huawei.com/cn/news/2020/9/chinaunicom-distributed-massive-mimo-verified

9月10日、華為技術(HUAWEI、ファーウェイ)公式サイトにて「中国聯通と華為連携で業界初の5G屋内分散型Massive MIMOが国立大劇場にて実証実験し、成功した」を発表した。このソリューションは、屋内5G分散デジタル機器の技術と環境的限界を排除し、Massive MIMO技術を屋内デジタル分散システムに導入し、100MHz帯域幅でのセルピークレートは4.7Gbpsに達したという。

「5Gキャピタル」

中国で5Gが商用化されて1年間弱、ユーザー層が迅速に拡大し、各種産業にも浸透し始めている。5G + 4Kライブ、5G +スマートトラベル、5G製造パーク、5Gスマート医療等多くの業界にて新しいアプリケーションが生み出されている。多様化する応用の変化に応えるために、中国聯通とファーウェイは、首都北京にて「5Gキャピタル」共同イノベーションプロジェクトを立ち上げ(2020年4月8日)、技術イノベーション、経験イノベーション、エコロジカルインキュベーションを通じてより良い5Gネットワ​​ークが構築できるのみでなく、全産業のトランスフォーメーションを目指している。

屋内分散型Massive MIMOは、「5G Capital」の内容の1つであり、高いユーザー層のニーズと大容量な屋内環境に適用する。 5G Massive MIMOと屋内デジタル配信システムのLampSiteを巧みに融合させることによって、セル容量を大幅に増加させ、通信事業者による多応用シーンでのアプリケーションの拡張にも役立つ。

屋内分散型Massive MIMOは「スマート劇場」の主要アプリケーションとして率先して国立大劇場にて導入された。複数のサービスが同時に行われている場合でも、個々のユーザーは究極の体験を引き続き楽しむことができた。劇場内専用サービスもスムーズに進められたことが確認できた。

国立大劇場にて屋内分散型Massive MIMOがアクティブ化された後、複数以上の端末を使用して同時に速度が測定された結果、C−Band 100MHzセルの下だりピークレートは4.7Gbpsに達した。このソリューションが国立大劇場のような人口密集した場所での個人用モバイルサービスのニーズを十分満たすことが判明した。同時に、より多くの高解像度ビデオ映像サービスの展開にも有力な保証を提供できた。

HUAWEI DIS Product Lineの社長であるChen Chuanfei氏は、次のように述べている。屋内分散型Massive MIMOは、長年の技術的ノウハウの積み重ねによる飛躍であり、これまでのネットワーク構成を一新するのであろう。通信事業者がトラフィック増加、個人及び企業ユーザーへのニーズにより的確に対応できるように手助けできよう。屋内分散型Massive MIMOは屋内ネットワークを複数のプレイヤーで共用することが可能になっているため、市場の需要に合わせた技術革新を続け、お客様に最高の5G屋内カバレッジソリューションを提供できる。」

文章・画像は以下より引用:
https://www.huawei.com/cn/news/2020/9/chinaunicom-distributed-massive-mimo-verified

中国深セン市5Gユースケース⑤スマート港

深セン最初の5Gスマート港「妈湾スマート港」
http://shenzhen.news.163.com/20/0820/13/FKFQQHKL04178D6R.html

深セン市の5Gスマート港プロジェクトは、

招商局集団5Gスマート港イノベーションラボラトリー

を母体に展開している。

深セン市港協会:http://www.szports.org.cn/cn/industry-new/item/497-5g.html

「5Gスマート港ラボ」設立の意味が大きい

2019年6月24日、招商局集団*5Gスマート港イノベーションラボラトリー(以下、5Gスマート港ラボ)の設立式が招商局港ビルにて開催した。市政治協会副主席、招商局(China Merchants Port)グループ副総経理、深セン市工業情報化局等の要員が出席した。

https://www.sohu.com/a/323187044_487444
https://www.sohu.com/a/323187044_487444

5Gスマート港ラボの設立は、深セン市5Gスマート港建設の本格始動を意味する。設立に向けて、深セン市工業情報化局と招商局港口グループが約2ヶ月前の2019年4月11日にて既に協力協定を結んでいた。

開幕式では、招商局国際情報技術有限公司、中国移動深セン子会社、華為(Huawei)技術有限公司、三一海洋重工有限公司、杭州海康威視(ハイクビジョン)デジタル有限公司等10社がラボ共同建設宣言に署名した。招商局集団が投資資金を注入し、すべての関係者と共同で、港湾産業およびグローバルサプライチェーンにおける5G技術の応用を模索し、深セン市ビッグベイエリアにおける5Gインターナショナルテクノロジーの産業イノベーションセンターの構築にも寄与するとした。

「労働集約型」から「機械集約型+労働集約型」へと移行する招商港深セン西部港湾エリア

http://www.norco.com.cn/News/818.html

招商港深セン西部港湾エリアには妈湾港区、蛇口港区と赤湾港区がある。
1990年に妈湾港が開業した当初は、主に深セン経済特別区の建設に必要な木材、鉄鋼、セメントなどの建設資材の輸送に使用されていた。当時の港は労働集約型産業であったが、その後コンテナターミナルの整備により「機械集約型+労働集約型」へと徐々に移行してきている。

「妈湾スマート港」の今:メディア注目の的

https://www.sohu.com/a/413962695_803572

2020年8月17日、広東省深セン市にて行われた「深センに火を灯す、5Gスマート都市」セレモニーにて招商局港口グループ株式会社(China Merchants Port)副総経理、首席デジタルオフィサーである李玉杉が「妈湾スマート港」は最終テスト段階に入っており、稼働後世界港業界のAI化モデルとなる見込み」と発表していた。

翌日8月18日午後、人民日報、新華社、光明日報など20社以上の記者が妈湾スマート港に集まり、取材した。

https://www.sohu.com/a/413962695_803572

招商港副総経済師劉杉によると、「妈湾スマート港」は港AI化建設で最初のプロジェクトとなる。5G等のテクノロジーを活用したことでARパノラマ管理、無人運転、リアルタイムドローンなどの機能を実現し、北斗の高精度GPSで港内船舶と設備のリアルタイム管理もできている。AI人工知能にてレッカー車ドライバーの安全運転行動のリアルタイム把握とその早期警告分析まで実行し、「安全、安定、高効率、智能」な積み降ろし作業を保証できている。

トラック
遠隔コントロールAIトラック
5Gによるガントリークレーンのリモートコントロール操縦室
5Gによるガントリークレーンのリモートコントロール画面
ガントリークレーンの現場

招商局集団:「招商局」グループは中国国務院国有資産監督管理委員会が株式の100%を所有する、香港特別行政区に登記されている非公開株式会社。 傘下には、海運、造船、港湾・高速道路・物流施設などの管理運営、不動産開発、金融などを手掛ける複合企業である(Wikipediaより)。
1872年清朝李鴻章によって設立され、100年以上の歴史を有する中国近代史上第一号の郵船運送企業(百度百科より)。

文章・画像は以下より抜粋引用:
深セン市工業情報化局:
http://gxj.sz.gov.cn/ztfw/ztzl/5gsd/zccs_189259/content/post_2008851.html
深セン市港協会:
http://www.szports.org.cn/cn/industry-new/item/497-5g.html
http://www.norco.com.cn/News/818.html
https://www.sohu.com/a/323187044_487444
https://www.sohu.com/a/413962695_803572
https://www.sohu.com/a/323221122_355798

中国深セン市5Gユースケース④スマート変電所

http://www.xinhuanet.com/tech/2020-08/17/c_1126377577.htm

2019年12月、中国南方電力網初の変電所5G基地局が500kVの鵬城変電所で開通した。 5Gの高速低遅延を利用して、AIパトロールロボットと高画質カメラ等で通信問題を解決している。5GはAI電力網のアプリケーションを加速している。

http://www.xinhuanet.com/tech/2020-08/17/c_1126377577.htm

5Gによる鵬城変電所への業務改善

鵬城変電所の日負荷は、深セン市送電網全体20%ほどを占めている。
雲南DCプロジェクト実施後、深センに電気エネルギーを送るための中枢的な変電所であるため、安全性と効率性の維持が最も重要とされている。

中国南部電力網深セン電力供給局の資産管理部の技術専門家である黄さんが記者にこう語った。
「これまでは、数多い機器の検査と操作を現場で手動で完了する必要があり、作業負担が高かった。 5Gを活用するようになった今は、パトロールロボットをボタンひとつで動き出し、変電所の設備情報を収集してくれるので、パソコンで操作するだけで稼働状況を分析・診断することができる。 1330項目ある点検リストを完成するのにもともと3日かかったところ、現在では1時間でできるようになった。
5Gは手動操作の限界を打ち破ることもできた。鵬城変電所の局長がこう言う。
「主変圧器のブッシング油面を点検するのは本当に頭痛い。油面計は地上10メートル離れているが、直径が5 cm未満のため望遠鏡でもはっきりと確認できない。今は 4K高解像度カメラを使用すると、ケーシングオイルレベルと赤外線熱画像マップを簡単に記録でき、システムのAIアルゴリズムで処理されるとレポートが自動的に生成される。」 現在、鵬城変電所にはパトロールロボットや5Gカメラなどを含め1,036のAI設備を整えている。

変電所外では、ドローンによるパトロールも実施している。

http://www.sznews.com/news/content/2020-08/28/content_23498807_0.htm
http://www.sznews.com/news/content/2020-08/28/content_23498807_0.htm
http://www.sznews.com/news/content/2020-08/28/content_23498807_0.htm

文章・画像は以下より抜粋引用:
新華網http://www.xinhuanet.com/tech/2020-08/17/c_1126377577.htm
深セン晩報http://www.sznews.com/news/content/2020-08/28/content_23498807_0.htm
電能革新https://www.sohu.com/a/330430252_764234