中国電信が5G RCSを商業化、個人ユーザーは発着分離課金

http://www.ccidcom.com/yunying/20220125/KQMsfx3rVFdsj9d4q18xvbljmkv2g.html

1月25日、中国電信は5G リッチコミュニケーションサービス(RCS)の商業化を開始した。

5Gが商業化して以来、5G RCSは事業者が期待するシナリオであり、中国電信、中国移動、中国聯通連名の「5G RCSホワイトペーパー」をリリースしていた。

中国電信はこれまで5G RCSについて2年間準備してきたという。個人向けと企業向けの料金体制となり、個人ユーザーは発着分離課金制であり、着信無料発信課金となっている。企業ユーザーはコンテンツのタイプによって課金するが、受信と返信は無料としている。

リッチコミュニケーションサービス(Rich Communication Services、RCS)とは、音声通話やショートメッセージサービスなどを代替することを目的とした高機能なサービス、国際規格である。電話番号さえあれば、利用用途に応じて様々なサービスを提供できるという点において、他のコミュニケーションツールよりも優位性があると言われている。特にBtoC領域の企業にとっては、非常に使い勝手が良いだという。

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1664096587302622658&wfr=spider&for=pc

引用:
http://www.ccidcom.com/yunying/20220125/KQMsfx3rVFdsj9d4q18xvbljmkv2g.html
https://mp.weixin.qq.com/s/m23mvWrQXhsbxzFLAosHxg
https://aicross.co.jp/zettai-reach/the-smart-sales/2021/03/02/5g_rcs/
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1664096587302622658&wfr=spider&for=pc

2021年12月、中国5G料金プラン利用者が7.29億(事業者発表)

通信事業者12月月報より筆者集計

中国三大通信事業者が2021年12月の中国5G料金プラン利用者数を発表した。7億2952万で3社累計で11月から2684万増だったという。

2020年12月は3社累計で3億2233万であったため、1年間で4億719万増加したことになる。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/sS2Dujmp5fZgZMuXDjqoiQ
三大通信事業者月報

中国広電社が「中国広電5G業務と固定・移動業務融合ブランドデザイン入札」発表

https://www.china6688.com/shop_gxsf2020/news/itemid-13032322.html

中国広電社は「中国広電5G業務と固定・移動業務融合ブランドデザイン入札」を一般公開したした。資金源は68.6万元の自己資金、入札内容には「ブランドデザイン」と「VI仕様設計」、「LOGOデザイン」などが盛り込まれている。

中国移動と中国電信、中国聯通はこれまで数多くのサービスブランドを築き上げてきており、5Gブランドとロゴもある。中国広電は2021年4月に主管部門に12の商標情報を申請したが全数登録できなかったという。うち、下記の標識とロゴも申請されていた。今回は中国広電グループ及び中国広電株式会社の統一したブランド標識とロゴとしてデザインされるという。

https://mp.weixin.qq.com/s/YyFok9i_UnxBGToE9w1xOA

https://mp.weixin.qq.com/s/YyFok9i_UnxBGToE9w1xOA

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/YyFok9i_UnxBGToE9w1xOA
https://www.china6688.com/shop_gxsf2020/news/itemid-13032322.html

2021年11月、中国5G料金プラン利用者が7.02億、うち5G端末接続数が4.97億

中国三大通信事業者の発表によると、2021年11月末中国5G料金プラン利用者が7億268万、携帯電話利用者数全体の42.69%に達した。工業情報化部が発行する『2021年1-11月通信業経済運営状況』では、「11月末、三大通信事業者の携帯電話利用者総数は16.42億、前年末より4792万増。うち、三大通信事業者5G端末接続数は4.97億、前年末より2.98億増であった」と示している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/8mTDcEDUjZh77Sq5EQBdqQ
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_1f172858cca242639bae973618149470.html

深圳市農村地全域まで5Gカバー

12月7日、深圳市工業情報化局が『深圳ギガビットシティ発展白書』を発行した。

深圳市は2014年に中国最初の「ブロードバンドモデルシティ」として知られるようになって以来、新型インフラの構築においては常に全国のフロンティア的存在である。都市部家庭のギガビット利用が682.8万世帯となった。

2020年8月17日、深圳市が5Gの独立型(SA)通信ネットワークを整備した。2021年11月まで、深圳市の室外基地局は7.3万基あり、うち5G基地局が32%を占め、室内においても5G基地局が全体の59%となっている。農村地域においても、2021年10月15日より700MHzと2.6 GHzネットワークの混合整備により、農村地全域まで5Gのカバレッジを実現したという。深圳市内各区の平方メートル当たりの5G基地局の密度では福田区がトップとなっている。福田区では主幹道路の96.4%まで5Gがカバーし、下りの平均速度は350Mbps、4Gの15倍以上であるという。

引用:
http://www.sz.gov.cn/szzt2010/wgkzl/jcgk/jchgk/content/post_9433425.html

2022年中国経済の基本方針は「穏字当頭、穏中求進」(安定第一、安定の中で前進を求める)

12月8日から10日の三日間、中央経済工作会議が北京で開催された。

会議では、2022年中国経済の基本方針は「穏字当頭、穏中求進」(安定第一、安定の中で前進を求める)であることが明確に示された。各方面から経済の安定成長に有効なマクロ政策を推しだすとした。

21世紀経済報道は会議の重点政策について以下のように整理した。
1.安定的で有効なマクロ政策
2.市場主体の活力を維持するミクロ政策
3.国民経済の円滑な循環に立脚した構造政策
4.科学技術政策の徹底化
5.発展のエンジンとなる改革開放政策
6.地域政策は発展の均衡性・協調性の強化
7.民生の最低ラインを保障する社会政策


平安証券研究所は会議原稿での重要キーワードを整理している。これによると、「保」が36回、「政策」が28回、「安定」を意味する「穏」が25回、「保障」が12回言及されているという。

12月13日、工業情報化部内で拡大会議、各通信事業者も同日社内で拡大会議を開催した。

引用:
https://www.12371.cn/2021/12/10/ARTI1639136209677195.shtml
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1718806375002179903&wfr=spider&for=pc
https://www.yicai.com/news/101257560.htm

5G公衆網周波数共同利用管理に関する通知が公布

https://wap.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2021/art_771cac9bf8ac4f4d97ee87cc5bd2362e.html

12月7日、工業情報化部無線電管理局は『5G公衆網周波数共同利用管理に関する通知』を発行した。中国通信事業者間では、中国電信と中国聯通間、中国移動と中国広電間でそれぞれ5Gについてネットワークの共同整備と共同利用を協議している。5G周波数の共同利用が通信事業者が5Gネットワークの整備と共有を行う上での重要内容となるため、周波数をより効率的に利用するために本通知が共同整備と共同利用について規定したとある。

通知では、以下を詳細に規定している。
1.事業者間の5G基地局周波数の共同利用、
2.利用者端末側周波数の共同利用、
3.5G基地局周波数の共同利用開始に伴う申請書類及びその審査基準、
4.5G基地局周波数の共同利用に関する無線電使用証明書の手続き、
5.5G基地局周波数の共同利用に関する周波数使用率、干渉調整、周波数利用料の支払い、監督監査、
6.5G基地局周波数の共同利用を取りやめ時の手続き、
7.通信事業者が周波数共同利用時に守るべき関連規定、
8.その他技術の公衆網用周波数共同利用に関する管理規定

引用:
https://wap.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2021/art_771cac9bf8ac4f4d97ee87cc5bd2362e.html

『5G応用イノベーション白書』その2

中国情報通信研究院(CAICT)、5GAIAとIMT -2020(5G)推進グループ共同発行の『5G応用イノベーション白書ー2021年第4回ブルーミングカップ5G応用コンテストー』で2021年第4回ブルーミングカップ5G応用コンテストのまとめが発表されている。

2021年は昨年度3倍ほどの応募件数があり(図2−1)、応募主体別(図2−8)にみると通信事業者が7割弱と依然と昨年同様であるが、サービスプロバイダーが昨年より10%近く増加している。個人と団体、研究機関と産業連盟も昨年以上に伸びている。

応募業界(図2−3)について2020年では15業種であったところ、2021年度は19業種に分類し、割合の高い準で工業インターネット15.71%、スマートサイエンスパーク11.21%、スマートシティ8.80%、情報消費7.49%、スマート医療7.36%、旅行6.91%、公共安全・応急処置5.78%、スマート教育5.39%、知能ネット自動車3.94%、スマート物流3.73%、スマート電力3.56%、スマート農業3.28%、スマート鉱山3.04%、マルチメディア2.77%、その他2.59%、スマート金融2.46%、スマート港湾2.44%、スマート石油天然ガス1.89%、スマート水利1.65%であった。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/ztbg/202112/P020211207595106296416.pdf

『5G応用イノベーション白書』その1

http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=495131&isappinstalled=0

12月6日午後、中国情報通信研究院(CAICT)、5GAIAとIMT -2020(5G)推進グループ共同で『5G応用イノベーション白書ー2021年第4回ブルーミングカップ5G応用コンテストー』を発表した。

5G融合型応用の発展状況、大会報告、応用分野と今後の発展方向性などが盛り込まれている。中国大手3社通信事業者がいずれも5G独立型ネットワーク(SA)を整備済み、2021年10月末全国で129万基の5G基地局を構築済み、世界5G基地局数の70%以上であり、世界最大規模であり、省、市の下の県地域まで5Gのカバレッジが進んでいるという。

引用:
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=495131&isappinstalled=0
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/ztbg/202112/P020211207595106296416.pdf

中国移動1社移動通信市場の独占現状

通信市場への自由競争に関する議論通信市場の自由競争は市場の発展とともに議論されてきた典型的なテーマの一つ。AT&Tもそうであるが、中国電信も3回にわたる改編も行われた。

一方、中国移動は2G時代から今日まで移動通信市場60%の市場シェアは50%に低下しているものの1社独占の状態は基本的に改善されていない。2021年第三四半期の移動通信市場では58.3%、5G料金プラン利用者市場では53.1%、ブロードバンド市場では47.4%になっている。2020年の年間営業収入と通信サービス収入、特に純利益においても中国移動社と他社間の差が大きい。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/JkRuUiSqrWO9vgpKd8TBvQ