中国国資委が工業情報化部とデジタル化戦略について協議

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_3017f46f35024ac391e4027056772b3a.html

2021年10月27日、工業情報化部と国務院国有資産監督管理委員会が『中央企業両化融合とデジタル化戦略協議』を締結した。中央企業の両化とは、中央企業の情報化・工業化の融合とDXの推進によって、デジタル技術と実体経済の融合を促進し、製造強国、ネットワーク強国、デジタルチャイナとデジタル経済の発展を促すとある。

国務院国有資産監督管理委員会党委書記兼主任の郝鵬氏が同委員会は工業情報化部と協力し、中央企業が5G、AI、ビッグデータセンターなどの新型インフラの整備を強化し、情報の「大動脈」を構築する。国家戦略に立脚して伝統産業の全面的な改造とグレードアップを図り、産業構造の調整を行い、質の高い発展を図ると発言した。

引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_3017f46f35024ac391e4027056772b3a.html

5Gで収益向上、ARPU値増:通信大手3社2021年第三四半期財務報告

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中国通信大手3社の公開情報によると、2021年第三四半期中国移動の営業収入は6486億元、前年同期より12.9%増、中国電信は3292.41億元で前年同期より12.5%増、中国聯通は2444.89億元、前年同期より8.5%増であった。

ARPU値(1ユーザーあたりの収入値)でみると、中国移動は50.1元、中国電信は45.4元、中国聯通は44.3元である。

中国聯通の場合でも5G利用者の増加による収入構造の変化が顕著であるとされている。中国の5Gは整備する段階から整備&活用段階に入り、中国聯通の5G利用者が43.4%に達し、同期のARPU値を6.3%増になり、ARPU値を44.3元に引き上げたと発表された。

引用:
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浙江省の羊飼育に5G通信を活用

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中国浙江省湖州市長興県呂山郷は中国の「湖羊」の里として知られている。ここの「湖羊Huyang」は有名であり、「湖羊スマート飼育モデル」も注目され始めている。

10月14日、人民郵電日報の記者が「湖羊スマートエコパーク」に到着した時はあいにくの天気だったが、5Gとセンシング技術を利用しているため、湖羊達はいつも通りの温度と湿度の保っている小屋の中にいた。

このパークは700エーカーほどあり、年間5万頭飼育、8万頭以上の湖羊を出荷可能なように設計されている。これまで3万頭を飼育している。どの羊も耳タグがつけられており、このタグにこそ「湖羊スマート飼育モデル」の秘密が隠されている。

この「湖羊スマートエコパーク」を運営しているのは天下牧業(長興)有限公司である。ガラス越しに羊の耳についているRFIDタグをスキャンすると、端末にその羊の全ての情報が読み取れる。出生時体重、卒乳時体重、6ヶ月時体重、ワクチン接種履歴、飼育料、運動情報まで確認可能になっている。

羊小屋内のデジタル化、温度・湿度調節、二酸化炭素濃度などの設備までネットを通じてコントロール可能になってきており、リアルタイムで羊小屋内の状況を把握可能になっている。自動で消臭、温度・室後調節している。このような「湖羊スマート飼育モデル」の導入によって、羊一頭一頭の成育状況がリアルタイムで把握でき、生産性が10%から15%向上した。

天下牧業副経理の費明峰氏によると、以前の飼育方法で一人で200から300頭の羊を飼育するので限界だったところ、今は一人で3000頭飼育できる。サポートしているのは中国電信社、担当者によるとここでは「1+1+Nモデル」を実施ている。すなわち、1つのデジタル化した飼育ブラットフォーム、湖羊という1品種についてビッグデータに多数のデジタル化技術の応用があるということである。

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2021年9月末、中国5G基地局115.9万基、5G端末接続数4.5億

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10月19日、工業情報化部が2021年第三四半期発展状況について発表した(発表ムービあり)。
2021年第三四半期の電信業務量が前年同期より28%増、電信業務収入が前年同期より8.4%増となった。
同期の5G基地局が115.9万基、5G端末接続数4.5億になった。

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携帯電話が新しい「農業器具」:農村地のライブコマースの有力な手助け

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現在、農村地域で4Gネットワークの応用が盛んになってきている。4Gで遠方の親類と顔の見える電話をかけ、インターネットで新しい田植え技術や養殖技術を入手し、収入の向上を狙っている。中でも最近の流行がライブコマースだという。ライブコマースはコロナ禍の中で人と接触せずに売り上げを出すために2020年春から一気に流行り出した販売方法だが、一瞬にして中国のEC分野を席巻した勢いのようだ。

そのような農村経済の追い風となったのが、辺境地域での通信インフラの整備である。貧困脱却や小康社会を目指すユニバーサルサービスの一環として、2019年以来、中国鉄塔(チャイナ・タワー)の重慶市子会社である重慶鉄塔が通信大手3社からの委託を受け、重慶市で4G基地局346基、2020年は449基を建設した。特に山間部の交通状況が悪い中、荷馬や人力での機材搬送になることもあるという。

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中国ラテ総局が「十四五」計画発表

http://www.nrta.gov.cn/art/2021/10/8/art_113_58120.html

10月8日、中国国家ラジオ・テレビ総局(ラテ総局)が「ラジオテレビとネット視聴『十四五』発展計画」を公布した。

「十三五」(十三次5カ年)の成果と「十四五」(十四次5カ年)期間の新しい目標を発表した。これによると、2020年末、全国ラジオとテレビの人口カバー率がそれぞれ99.38%と99.59%に達した。衛星家庭用ユーザーは1億4,700万人、ケーブルテレビの実際のユーザーは2億700万人、高精細テレビチャンネルは750あり、4Kチャンネルは6つあり、ケーブルテレビの高精細ユーザーは1億以上であるという。

引用:
http://www.nrta.gov.cn/art/2021/10/8/art_113_58120.html
http://www.nrta.gov.cn/module/download/downfile.jsp?spm=chekydwncf.0.0.1.9PpJaY&classid=0&showname=广播电视和网络视听“十四五”发展规划.pdf&filename=2df7147ee16b488eac32e9ba0b5686dc.pdf

国際防災デー、中国移動が国家林業と草原局と協力協議

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国際防災デーの10月13日、中国移動社が国家林業、並びに草原局と協力協議を締結した。

協議に基づき、双方が中国移動5G、クラウド、IoT、ビッグデータなどの次世代情報技術を利用し、「天空地」一体化した生体感知システムとスマート林業を推進する。通信サービス、通信保障、防火管理、害虫防止、生態資源管理、自然保護地管理、環境監視管理などにおいて協力を深めるとした。

引用:
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観光地初の5G無人運転車が河南省洛陽市龍門で走行開始

10月12日付けの中国人民郵電日報によると、9月24日、中国聯通社の5G無人運転車が河南省洛陽市龍門で登場した。

中国聯通河南洛陽子会社と洛陽市龍門文化産業公司の共同研究によるもので、5G﹢AR/VRとディープランニング視覚感知技術、レーザー、自律走行技術のVisual SLAM技術*を採用し、中国聯通の自主開発のレベル4の自動運転機能を搭載している。観光地のような一部オープンしている路上での5G無人運転車としては中国全国初という。

SLAM技術:SLAM (Simultaneous Localization and Mapping, 自己位置推定とマッピングの同時実行、移動体の自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術の総称。

引用:
https://www.dropbox.com/s/gvj7ap3u576nqyy/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202021-10-12%2020.11.58.png?dl=0
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中国電信の「5Gオーダーネットワーク」が産業DXの鍵

2021年国際ICT中国展覧会に行われた第5回5Gイノベーションサミットで中国電信5G&IoTセンターマネージャー陳博が中国電信5Gイノベーションについての実践例をプレゼンしていた。

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陳博氏によると、国家政策と産業発展のダブル影響を受け、向こう数年間5Gの応用は一連のピークを迎えることになる。5G+産業のDXが大幅に加速されている。

端末メーカーや事業者、応用プロバイダー、顧客などのサプライチェーンの各段階において新たなチャレンジーに直面することにもなる。より良い5Gの応用アプリケーションが生まれやすい環境を構築するために、中国電信が「5Gオーダーネットワーク(定制網)」を推進し、「共同でネットワークを整備し、クラウドとネットワークの融合を図り、質の良いネットワークのオーダー化で応用を促す」としているという。

応用分野に関して、中国電信が一万以上のパートナーと協力し、社内にて資源を分類し、端末レベル、LaaSレベル、PaaSレベル、SaaSレベルに整理した上で、中国電信5G+DICT(デジタル応用能力)プラットフォームを構築する。このプラットフォームでスマートシティ、スマート電力、工業インターネット、スマート交通、スマート医療などの産業に貢献するという。

引用:
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中国5G+医療健康応用パイロットプロジェクト公布

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2021/art_fb28832015e1451da43aaed11a3c8026.html

昨年11月27日付けの工業情報化部・国家衛生健康委員会連名発「5G+医療健康応用パイロットプロジェクト申告開始の通知」を受け、各地よりの申請と専門家による審議を経て、両部門が全国で987件の5G+医療健康応用パイロットプロジェクトを決定し、公布した。

決定したPJは、全国各省より選定され、応用分野が5G+病院管理、ICU遠隔操作、急患対応、遠隔診断、漢方診察診断、健康管理などの多分野にわたって、医療施設、医療系大学、救急センター、通信会社地方子会社、政府系医療企業、一般企業も含まれている。

決定したプロジェクトリスト:
https://www.miit.gov.cn/cms_files/filemanager/1226211233/attach/20219/095618892ba54972b907f96b0ea86891.pdf

引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2021/art_fb28832015e1451da43aaed11a3c8026.html