中国5G料金利用者数が10億突破

各事業者公開データを基に作成

中国3大通信事業者は9月末の利用者数を発表した。各社公表によると、中国電信は2億5,104万、中国移動は5億5,679万、中国聯通は2億83万、3社累計10億866万となった。

中国の5G料金利用者数には4Gの端末で5Gのデータ通信パッケージをオプションとして追加している人もカウントされている。8月末工業情報化部の発表によると、通信事業者3社による中国携帯電話総数は16億7,800万、うち5G携帯電話利用者数(5G携帯電話端末で5Gネットワークに接続しているユーザー)は4億9,200万、5G携帯電話の割合が全体の29.4%となっている。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_146e5784030e4cdcbd5698e4e3e19341.html

中国雲南省が農村地域で応急ラジオ整備

 雲南省ラジオ・テレビ局は農村地域の応急ラジオの整備を2022年雲南省政府業務報告 に盛り込み、積極的に取り組んできた。整備計画を作成し、責任分担の明示と共に週次スケジューリング、月報告及び業務提示メカニズムを確立して進めた結果、9月30日時点で省内33の県で79の県級応急ラジオシステムを整備できている。その範囲は8,981の行政村、約5万1,000の自然村、760の貧困脱却集中設置所、1,000以上の市民広場や公園などの公共場所をカバーし、全体のカバー率は約60%である。

引用:
http://www.yn.xinhuanet.com/nets/2022-07/22/c_1310644928.htm
https://www.sarft.net/a/212717.aspx

重慶市で5G基地局搭載の無人エアロスタット型飛行船が飛行成功

https://m.gmw.cn/baijia/2022-10/10/1303168858.html

10月16日、中国人民郵電日報は「重慶移動初の5G無人エアロスタット飛行船が無事飛行」と題する記事を掲載した。無人飛行船は5G基地局設備を搭載し、空中通信基地局を迅速に構築できた。中国移動重慶子会社が上海交通大学重慶臨近空間イノベーションセンターと共同開発したエアロスタット型空中統合型5G緊急応急システムの一部となる。重慶移動の専門家方東旭氏によると、飛行船は30分以内に打ち上げることが可能で強風や豪雨などの極端な天気でも、被災地と外部の通信保障網を迅速に構築することができる。上空の優位性を利用して拡声、照明、赤外線撮影などの設備を組み合わせれば応急指揮、救出救助や避難者探索能力の大幅な向上が見込まれている。

エアロスタットは直径6メートル、積載可能重量は13キロ、通信、撮影などの設備を搭載でき、最大上昇高度は300メートルになる。不活性ガスのヘリウムを使用し、無公害で安全性が高い。駐空時間は7日間以上、一般ドローンの3時間前後の駐空時間よりはるかに長い。近い将来、このシステムは通信保証、環境観測、高精密クラウドビュー、応急救助などの応急対策に投入される。

引用:
https://paper.cnii.com.cn/article/user_16249_313152.html
https://m.gmw.cn/baijia/2022-10/10/1303168858.html
https://m.mydrivers.com/newsview/865614.html

IoT向け5G R17 RedCapの実証実験が中国知能ネット自動車分野等で完了

2022年6月10日、3GPP Rel-17 RedCap(Reduced Capability)仕様の凍結について最終決定が発表された(3GPP TSG第96回全体会議)。RedCapは、3GPPの最新の5Gアップデート仕様である「Release 17」の重要な一部として、5G中高速IoTの新たな可能性を開くとされている*。

中国でIoT向け5G規格 RedCapの実証実験が9月下旬以降から繰り広げられている。

9月23日:CAICTのMT Net実験室、IMTー2020(5G)推進グループが5G R17 RedCap基地局とチップ主要技術の実証実験を行った。Huawei商用基地局と国内メーカーのチップを用いてIMT-2020推進グループが編製した『5G増強技術研究開発実験NR RedCap主要技術要求』に基づいて行った。実証実験の結果、R17 RedCapは商用化に必要な条件が満たされており、初歩的なサプライチェーンが出来上がっている。

10月7日、中国電信上海子会社がHuaweiと連携した形で上海で5G RedCapの知能ネット自動車の応用シーンで実証実験を行った。上りが200Mbps以上、単体ユーザーの上がりが100Mbps以上、同様な速度効率で4G Cat.4より7dB向上し、上がりの容量が8倍工場し、複数以上のRed Cap端末の上がり通信が同時可能な条件が満たされた。

10月15日、中国聯通上海子会社がHuawei、百度Apolloと連携して5G用2.1GHzと同社の8T8R基地局間の実証実験を上海嘉定区で行った。RedCapが知能ネット自動車利用シーンにおける上がり通信条件が満たされた。

上記のほか、チップメーカーもRedCap実証実験に積極的に参加した。IMT-2020推進グループの発表によると、国内IoTチップメーカーである翱捷科学技術社の5Gチップについて発表し、RedCap主要技術の実証実験も終えた。当該実証実験は5G基地局とコアネットワーク設備を用い、上記『5G増強技術研究開発実験NR RedCap主要技術要求』の規定と関連実証実験方法に基づいて行った。

*5Gのユースケースとして、eMBB (enhanced Mobile BroadBand)、URLLC(Ultra-Reliable & Low Latency Communications)、mMTC (massive Machine Type Communications)が規定されている。この中で、mMTCにつ いては当面、LTEベースで標準化されたLTE-M (Cat-M)とNB-IoTが5Gでも継続して利用されることが想定され ている。3GPPでは、eMBB、URLLC、mMTCの三者の中間に位置づけられるIoTユースケースを想定した RedCap (Reduced Capability)が標準化されている。
RedCapは5Gスタンドアローンでの利用を前提とした仕様であるが、LTE-M、NB-IoTはノン・スタンドアロー ンでの利用及びスタンドアローンでの利用もターゲットとしている
RedCapについての抜粋引用先:
http://www.ahri.co.jp/business/forum/info/part883/220413Part883.pdf

引用:
http://www.funtechbar.com/IOT/10029.html
https://new.qq.com/rain/a/20221018A0477L00
http://k.sina.com.cn/article_6996419197_1a104e27d001010998.html

中国安徽省スマート鉱区5G自動運転トラックの活用事例(中国電信社)

https://mp.weixin.qq.com/s/s21L_n4hJspzwr__zIjR5A

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10月12日、中国電信WeChat公式アカウントが自社の工業インターネットでの活用事例を取り上げた。

国有企業のセメントメーカーである安徽海螺グループ(Anhui Conch Group Co., Ltd)の安徽芜湖箬帽山鉱区には「5G無人運転」と表記している大型自動運転トラックが作業している。一度で100トンの鉱石を積み込む、重さが50トンにもなる大型トラックには、30のセンサーが搭載されている。ドライバー1名が10数台の大型トラックを遠隔操作可能となっている。中国電信社がインフラ整備と工業インターネット分野の5G技術活用に積極的に取り組み、知能化、情報化技術でセメント伝統産業のDXを図っている事例を宣伝している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/s21L_n4hJspzwr__zIjR5A

深圳市政府が5Gサプライチェーン発展の推進策を公布

http://www.sz.gov.cn/zfgb/2022/gb1253/content/post_10008653.html

中国深圳市政府は8月に『5G産業サプライチェーン発展の推進に関する若干措置』を公布していた。同措置は、5Gネットワ​​ークのエネルギー効率の包括的な改善、5Gサプライチェーンの弱点克服、5Gモジュールと端末産業の発展、5Gアプリケーションの促進などを加速するという5つの主要内容、18条になる具体的な措置を明示している。

5G ネットワークのエネルギー効率を総合的に改善するには、ネットワーク資源の最適化を第1条に提起している。通信事業者に 2G 、 3G ネットワークの終了と、F5G (The 5th generation Fixed networks,第 5 世代固定ブロードバンド ネットワーク) の構築、利用可能なすべての周波数帯域の5G ネットワークへの有効活用、5G プライベートネットワークの構築を奨励すると示している。

*欧州電気通信標準化機構(ETSI)が規定している第5世代の固定通信ネットワーク

引用:
http://www.sz.gov.cn/zfgb/2022/gb1253/content/post_10008653.html

モバイルインターネットデータ通信料がここ7年間で7500%の伸び率

http://www.ccidcom.com/yaowen/20220930/rorBdbEmTyNQQKNHx19iyiablco1g.html

ここ10年間通信業界で大活躍する10人の連載インタビューに中国聯通雲南省子会社党委書記兼総経理の張曇勇氏が登場した。同氏は通信の意義についてここ8年間のデータを用いてこう語った。

工業情報化部のデータ発表によると、2022年8月携帯電話利用者一人当たりインターネットデータ通信料は15.2GB/月、2015年初め当時は205MB/月であったため、ここ7年間で7500%の伸び率となった。一方、利用料金からみると、2014年は1GBあたり139元(約2900円)であったが、2021年末には3.14元(約65円)にまで低減し、その値下げ幅97%に上る。5Gデータ通信料も2019年11月サービス開始した当初より46%も低減してきているという。

引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220930/rorBdbEmTyNQQKNHx19iyiablco1g.html

5Gスモールセルの可能性が大きい

9月23日、「2022年5Gスモールセル産業発展シンポジウム」が北京で開催した。中国移動研究員無線と端末技術研究所所長李男氏がスモールセルが5Gネットワークの重要な一部であり、ニーズに合わせて低コストでエリア拡大の問題を解決する鍵になる可能性を語った。

工場や鉱山、病院など産業界からのスモールセルのニーズも高く、2020年以降各通信事業者が全力でスモールセル技術と産業発展を積極的に進めてきた。中国移動社が今後も5Gスモールセルエコシステムの発展を進め、クラウドネットワークから計算力ネットワークへと目指しているという。

引用:
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=568844&isappinstalled=0
https://mp.weixin.qq.com/s/jVHjC8qtPadVQFySKblP0g

中国広電5Gサービスの全国展開

http://www.tibet.cn/cn/news/zx/202209/t20220928_7281762.html

9月27日、中国広電社がチベット自治区と青海省で5Gサービスを開通したことを発表した。これをもって、中国国内で5Gサービスを全国展開したということになる。これまで6月27日に20の省、7月27日で9の省地域で5Gサービスを開通してきた。

引用:
http://www.tibet.cn/cn/news/zx/202209/t20220928_7281762.html
https://mp.weixin.qq.com/s/Mojb2rSRng-kJD6p7avTyQ