百度傘下のRobotaxiが100万回以上配車している

「2022世界知能ネット自動車大会」(9/16-9/19)に百度のスマートドライブ事業群副総裁兼最高安全責任者(CSO)の魏東氏が登壇し、プレゼンした。

同氏によると、百度Apolloの自動運転技術は2022年4月に北京で「ハンドル後無人」(運転席無人、助手席に安全員待機)、2022年8月重慶市・武漢市で車内無人の「完全無人運転」を実現している。これをもって、中国が完全無人の自動運転時代に突入した。百度傘下のRobotaxiは北京、上海、広州、深圳など10以上の都市でサービスを提供し、これまで100万回以上配車している。百度は世界最大の自動運転サービス会社になっている。

魏東CSOが向こう5年にレベル4の無人運転が多くの都市で大規模な実用化が見込まれ、10年以内で専門業者の50%以上が無人運転車に切り替えるだろうとも予測している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/TNXLWvjOaH2ffdQRLRks3g

中国広電社が中国国家林草局と提携覚書締結

http://www.nrta.gov.cn/art/2022/9/9/art_112_61594.html

9月9日、5G技術の応用と知能化、情報化技術を活用した林業管理を目指して、中国国家林草局(国家林業草原局)が中国広電社と提携の覚書を締結した。

中国東北部の吉林省、黒龍江省に広がる1万4600平方キロある「シベリアトラとヒョウ国立公園」で中国広電社の700MHz 5G帯域の応用実験が成功に収めたことが今回の提携につながった。この覚書に基づき、中国広電社の700MHzの広いカバー力を活用し、森林草原の管理、感知能力を高めると同時に、重要国有林業の生産水準の向上と林業事業の発展に協力していくと発表されている。

これまでは黒龍江省(黒龍江省林業草原局と中国広電黒龍江省ネットワーク株式会社、2021年9月提携)の地方局レベルの提携があった。国家林草局は、自然資源部に管理されている副部レベルの国家局、2018年3月の第13回全人代第一次会議で審議された「国務院機構改革方案」によって編成された。国家公園管理局も所轄内としている。

700MHz帯域のネットワークはカバレッジが広く、農村地域の5Gインフラに最適である点は2021年春より提議されているが、林業管理への5G応用として今回の覚書締結が大きな進展といえる。

引用:
http://www.nrta.gov.cn/art/2022/9/9/art_112_61594.html

工業情報化部発『5G完全接続ファクトリー建設指南に関する通知』

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2022/art_dbe7ca4fda5a4397bfa8a5086bd2103c.html

9月6日、工業情報化部発『5G完全接続ファクトリー建設指南に関する通知』が全国宛に公布された。

冒頭には、「すべての地域と産業が 5Gに完全接続するファクトリーの建設に積極的に取り組み、5G 技術産業の発展と成長を推進するため本指南を発行するとある。2019年の『5G+工業インターネット512プロジェクト推進方案』公布後、10の重要産業で20の典型的な応用が進められてきた。今後、各地区全ての産業で5Gフルコネクテッドファクトリーの建設を進めることになった。

目標には、全ての企業で5Gフルコネクテッドファクトリーの建設を推奨し、1000の特徴ある工場、100のパイロット工場で5Gの応用を掲げている。

中国でIMT-2020(5G)推進グループが2013年に設立し、その3年後発行の「スマート製造工程実施マニュアル(2016-2020)」で新しい情報技術の4G、5Gを製造工程に融合応用すると言及している。2019年の5G商用化の3年前であった。新しい技術の導入で製造工程の生産性を図る方針は数年前からの動きだ。

引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2022/art_dbe7ca4fda5a4397bfa8a5086bd2103c.html
フルペーパー
https://www.miit.gov.cn/cms_files/filemanager/1226211233/attach/20229/e7f24f2506c04b1aa0f3bf826d620a4c.pdf

百度が河北高速道路運営管理会社と「高速道路自動運転のイノベーションセンター」を設置

8月27日、百度社が河北高速グループ高速道路運営管理会社の協議で「高速道路自動運転のイノベーションセンター」を設置することになった。交通分野におけるビッグデータ、インターネット、AIなどの次世代技術の応用を促進し、自動運転関連産業の発展を推進することで合意した。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/_SBEoGB7p3N1sZ8ESF4PXw
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1742319968806965483&wfr=spider&for=pc

百度(Baidu)が「交通強国」建設の試運転に参加可能な中国初の民営企業と認められた

https://xxgk.mot.gov.cn/2020/jigou/zhghs/202208/t20220824_3670041.html
https://mp.weixin.qq.com/s/IOyOYFEd4MCUfzN9v4t4Yg

8月24日、中国交通運輸部が『高精度地図等交通強国建設試運転の北京百度社参加に関する意見』を公開した。同意見では、高精度地図の構築、安全制御知能自動車技術の研究開発及び応用、知覚的なインテリジェントな道路技術の研究開発、クラウドコンピューティング、知能交通産業発展など5つの分野における百度社の試運転を同意するとある。これをもって、百度が交通強国建設の試運転参加を認められた中国初の民営企業となった。

百度が北京経済技術開発区、広州市黄埔区、中国第一汽車などと連携して、向こう5年間を2つの段階に分けて知能交通の試運転に取り組む。百度はApolloの測定距離が3400万キロとなり、傘下のRobotaxi自動運転タクシーが北京、上海、広州、深圳、重慶、長沙、武漢など12の都市でサービス提供している。うち、重慶と武漢は完全無人タクシーの商用化を実現している。一方、交通運輸部はこれまで68の機構と試運転関連業務を進めているという。

引用:
https://xxgk.mot.gov.cn/2020/jigou/zhghs/202208/t20220824_3670041.html
https://mp.weixin.qq.com/s/IOyOYFEd4MCUfzN9v4t4Yg

北京副都心メタバースイノベーション発展行動計画(2022-2024)

https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_19591124
http://www.bjtzh.gov.cn/bjtz/jdhy/202208/1612429.shtml

8月23日、北京市通州区政府・北京市科学技術委員会・中関村サイエンスパーク管理委員会・北京市経済情報化部発『北京副都心メタバースイノベーション発展行動計画(2022-2024)』が公布された。

同計画では、メタバースは次世代情報技術としてWeb3.0への新業態であり、大きな潜在可能性があると定義している。デジタル経済発展の一環として向こう3年間を通じて、100社以上のメタバース関連企業の育成を目的としている。

引用:
http://www.bjtzh.gov.cn/bjtz/jdhy/202208/1612429.shtml

中国蘇州、柳州、無錫、徳清市で一般企業向けのC ーV2X実証実験

8月24日、中国情報通信研究院(CAICT)Wechat公式アカウントが中国蘇州、柳州、無錫、徳清市C ーV2X実証実験の参加募集を掲載し、一般企業の参加を募っている。

主催者はIMT-2020(5G)推進グループC-V2Xチーム、C-V2Xのより良い応用シーンの検証と促進を目的としている。今回は車と路、車とクラウド間のシームレスな接続と応用シーンの実証実験が主な目的となっている。このようなイベントは年に数回各地で実施されているが、今回は一般企業向けとなっている。無錫市と徳清市の実施場所などに関しては関連業界団体と調整中だという。

https://mp.weixin.qq.com/s/r3MKy22WVKblCEjGzXL4gw

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/r3MKy22WVKblCEjGzXL4gw

2022年7月、中国5G基地局196.8万整備済み

https://www.miit.gov.cn/gzcy/zbft/art/2022/art_43b82cab10da42c2a086486b616257dd.html

8月19日、工業情報化部が「新時代工業と情報化発展」シリーズ新聞記者会見で5G発展の最新データを公表した。2022年7月、全国で5G基地局196.8万整備済み。5G携帯電話利用者は4.75億になり、2021年末より1.2億増。ギガビット速度の光ファイバーネットワークが4億世帯カバーできている。 ギガビット光ファイバーネットワーク接続数は6570万世帯、昨年末より3100万世帯増。中国全国で全ての村でブロードバンド開通、全ての県で5G開通、全ての市でギガビット開通となっている。2022年7月時点中国で69万1510の村、2843の県、337の市がある。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gzcy/zbft/art/2022/art_43b82cab10da42c2a086486b616257dd.html
https://www.163.com/dy/article/HF68K0QQ0514C1JT.html

山東省青島市南区住宅区に建築した基地局の解体判決

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1740019871337881719&wfr=spider&for=pc

2022年7月24日、山東省青島市中級裁判所が民事判決(2022魯02民終7636号)を公開した。これに基づき、中国鉄塔株式有限公司青島市子会社が住宅区内設置した基地局を解体することになった。中国鉄塔は通信事業者の中国電信、中国移動、中国聯通の基地局やネットワーク整備を専門的に請負する会社だ。

2019年中国鉄塔株式有限公司青島市子会社が青島市南区ある海岸住宅区の企画用地内に基地局を建設した。建築計画許可証未取得のため、2019年9月26日、2019年10月1日に青島市南区関連機構より基地局施工改正通知と行政書別事前告知書が発行されていたが、未対応のまあであった。2020年12月24日、当該住宅区住民委員会が当該基地局の解体を裁判所に訴えた。住民の訴えに対し、中国鉄塔社は基地局は公益事業であると主張したが、所定の建築関連手続きを怠り、住宅地用地占用しているにもかからず住民の同意を得ていない2点を検討した結果、今回の判決になったという。

近年、通信インフラの急整備に基づき各地で基地局を建設しているが、電磁波の影響を受けまいと住宅区内の基地局設置を拒むケースも見られている。

引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1740019871337881719&wfr=spider&for=pc
https://wenshu.court.gov.cn
https://www.163.com/dy/article/HE1BDLJS0511DFSC.html

Baidu社が完全無人タクシーを商用化

https://mp.weixin.qq.com/s/vjJOjiD_4M485Geo7-XIhA

8月8日、四川省重慶市・湖北省武漢市政府が自動運転完全無人タクシーの商用化試運転認可を発表した。認可を受けたBaiduはこれまで各地でRobotaxiの路上実験を重ねてきたが、完全無人タクシーとして今回は初めてとなる。武漢市経済開発区では20台の自動運転車両を投入しているなか、5台は完全無人の遠隔操作用車両と発表されている。

自動運転タクシーとして、2022年4月24日、中国国内自動運転ユニコーン企業である小馬智行(Pony.ai)が広州市南沙区で自動運転車によるタクシー運送サービス許可を取得したと発表されている。小馬智行は当区にはタクシー車両として自動運転車両100台を投入し、これまでの試験段階を経て一般乗用旅客自動車運送事業範囲内になった最初のケースであると言われている。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/vjJOjiD_4M485Geo7-XIhA