上海市でも完全無人自動運転タクシーRobotaxiがサービス開始

https://mp.weixin.qq.com/s/_swucxZ89ynTr2NegGOFQw

8月の四川省重慶市・湖北省武漢市の完全無人自動運転タクシーの商用化に続いて、9月27日、上海市嘉定区で百度傘下のRobotaxiが完全無人の自動運転タクシーを開始した。
2021年10月、上海市経済と情報化委員会、上海市公安局、上海市交通委員会連名発『上海市知能ネット自動車測試とモデル実証方法』が発表されている。2021年まで上海市で615本の道路で計1289.83キロの走行実験、1万2000ほどの応用シーンで延べ25社の295台の車両に測定許可を発行してきた。

2022年9月5日、上海市人民政府から『上海市知能ネット自動車イノベーション発展実施方案』が公布された。同実施方案は2025年まで上海市で国内をリードできる知能ネット自動車イノベーションのシステムを作り上げ、その産業規模を5,000億元(約10兆円)を目標としている。

引用:
https://www.shanghai.gov.cn/nw12344/20220905/a6882b588ee14f1683d7b6873e668732.html
http://www.myzaker.com/article/6336afdcb15ec01fcb41b2ce
https://mp.weixin.qq.com/s/_swucxZ89ynTr2NegGOFQw

2022中国ーアセアン自動車産業デジタル化&Liuzhou知能ネット自動車産業大会

http://lzzx.liuzhou.gov.cn/xw/202209/t20220927_3144863.html
https://mp.weixin.qq.com/s/QprkUBGl2QGj2z0Av6pPQg

9月25日、「2022中国ーアセアン自動車産業デジタル化&Liuzhou知能ネット自動車産業大会」が広西省柳州で開催した。大会でIMT -2020(5G)推進グループから『知能ネット自動車インフラ参考技術指南』を公布した。同指南は情報通信研究院(CAICT)がアリババ、百度など30ほどの業界企業によって共同編集されている。同指南は、知能ネット自動車の応用シーンをベースに、通信モジュール、道路側感知と計算、道路信号制御、道路側伝送ネットワーク、知能ネット自動車応用プラットフォーム、安全証明証管理システム、位置情報サービスなどに関する参考的な技術パラメータについて具体的に明示している。

引用:
http://lzzx.liuzhou.gov.cn/xw/202209/t20220927_3144863.html
https://mp.weixin.qq.com/s/QprkUBGl2QGj2z0Av6pPQg
https://mp.weixin.qq.com/s/erICVTLwyoVvcN-KjKWvrw

2022年8月、中国5G基地局が210万2000局整備済み

工業情報化部発表

工業情報化部の最新発表によると、2022年8月末全国で5G基地局210.2万整備済みという。当初、2022年末200万を目指しているが、8月末で目標達成となった。

中国IoT接続数が携帯電話利用者を逆転

https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_146e5784030e4cdcbd5698e4e3e19341.html

2022年8月末の工業情報化部発『通信業経済運行情況』によると、8月末のIoT接続数が16.98億、同月末の中国携帯電話利用者数の16.68億を上回った。IoT接続数がこれまで堅調に伸び続けてきており、この8月で初めて携帯電話利用者を超えることになった。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_146e5784030e4cdcbd5698e4e3e19341.html

2022年8月、中国5G料金プラン利用者が9億7722万

9月20日、中国3大通信事業者が最新の5G料金プラン利用者数を発表した。各社の発表によると、2022年8月末の中国5G料金プラン利用者数が9億7722万人、うち中国電信は2億4360万、中国移動は5億3879万、中国聯通は1億9483万であった。

百度傘下のRobotaxiが100万回以上配車している

「2022世界知能ネット自動車大会」(9/16-9/19)に百度のスマートドライブ事業群副総裁兼最高安全責任者(CSO)の魏東氏が登壇し、プレゼンした。

同氏によると、百度Apolloの自動運転技術は2022年4月に北京で「ハンドル後無人」(運転席無人、助手席に安全員待機)、2022年8月重慶市・武漢市で車内無人の「完全無人運転」を実現している。これをもって、中国が完全無人の自動運転時代に突入した。百度傘下のRobotaxiは北京、上海、広州、深圳など10以上の都市でサービスを提供し、これまで100万回以上配車している。百度は世界最大の自動運転サービス会社になっている。

魏東CSOが向こう5年にレベル4の無人運転が多くの都市で大規模な実用化が見込まれ、10年以内で専門業者の50%以上が無人運転車に切り替えるだろうとも予測している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/TNXLWvjOaH2ffdQRLRks3g

秋の北京で大人気なイベント:2022世界知能ネット自動車大会

http://auto.youth.cn/xw/202209/t20220919_14007864.htm

9月16日から9月19日の4日間、北京人民政府と工業情報化部、公安部、交通運輸部と中国科学技術協会が共同主催した「2022世界知能ネット自動車大会」が北京で開催していた。同大会は業界関係者が総動員して210社から190件の新商品展示があった。業界年報や白書、研究報告について7本発表されている。

オンライン参加も含めて、開催期間中はのべ1000万人によるアクセスがあり、200社以上のメディアに報道され、うち新聞報道が1万2000本、Wechat公式アカウントが1000件以上、Weiboから1300件、Weiboの「2022世界知能ネット自動車大会」トピックの閲覧が540万強であったほど、秋の北京で大人気なイベントとなったようだ。

引用:
http://auto.youth.cn/xw/202209/t20220919_14007864.htm
http://www.gxnews.com.cn/staticpages/20220919/newgx632879e0-20895060.shtml
https://mp.weixin.qq.com/s/TNXLWvjOaH2ffdQRLRks3g

中国広電社が中国国家林草局と提携覚書締結

http://www.nrta.gov.cn/art/2022/9/9/art_112_61594.html

9月9日、5G技術の応用と知能化、情報化技術を活用した林業管理を目指して、中国国家林草局(国家林業草原局)が中国広電社と提携の覚書を締結した。

中国東北部の吉林省、黒龍江省に広がる1万4600平方キロある「シベリアトラとヒョウ国立公園」で中国広電社の700MHz 5G帯域の応用実験が成功に収めたことが今回の提携につながった。この覚書に基づき、中国広電社の700MHzの広いカバー力を活用し、森林草原の管理、感知能力を高めると同時に、重要国有林業の生産水準の向上と林業事業の発展に協力していくと発表されている。

これまでは黒龍江省(黒龍江省林業草原局と中国広電黒龍江省ネットワーク株式会社、2021年9月提携)の地方局レベルの提携があった。国家林草局は、自然資源部に管理されている副部レベルの国家局、2018年3月の第13回全人代第一次会議で審議された「国務院機構改革方案」によって編成された。国家公園管理局も所轄内としている。

700MHz帯域のネットワークはカバレッジが広く、農村地域の5Gインフラに最適である点は2021年春より提議されているが、林業管理への5G応用として今回の覚書締結が大きな進展といえる。

引用:
http://www.nrta.gov.cn/art/2022/9/9/art_112_61594.html

中国電信、中国聯通が4G通信網統合計画

8月16日の中国電信2022年中期業績説明会で中国電信CEO柯瑞文氏が室内4Gについて、向こう3年間をかけて中国聯通と4G通信網を統合すると発表した。

中国電信と中国聯通が2019年9月に5G通信網について共同建設を開始していた。これまでの基地局や設備共同構築で累計2400億元節約でき、年間の運営コスト削減は200億元、100億度の節電である。2022年上半期は18万局の5G基地局を共同建設し、累計87万局になり、年末には99万局以上を目指している。

引用:
http://k.sina.com.cn/article_1673438413_63bea4cd0190157fc.html?sudaref=www.baidu.com&display=0&retcode=0#/

工業情報化部発『5G完全接続ファクトリー建設指南に関する通知』

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2022/art_dbe7ca4fda5a4397bfa8a5086bd2103c.html

9月6日、工業情報化部発『5G完全接続ファクトリー建設指南に関する通知』が全国宛に公布された。

冒頭には、「すべての地域と産業が 5Gに完全接続するファクトリーの建設に積極的に取り組み、5G 技術産業の発展と成長を推進するため本指南を発行するとある。2019年の『5G+工業インターネット512プロジェクト推進方案』公布後、10の重要産業で20の典型的な応用が進められてきた。今後、各地区全ての産業で5Gフルコネクテッドファクトリーの建設を進めることになった。

目標には、全ての企業で5Gフルコネクテッドファクトリーの建設を推奨し、1000の特徴ある工場、100のパイロット工場で5Gの応用を掲げている。

中国でIMT-2020(5G)推進グループが2013年に設立し、その3年後発行の「スマート製造工程実施マニュアル(2016-2020)」で新しい情報技術の4G、5Gを製造工程に融合応用すると言及している。2019年の5G商用化の3年前であった。新しい技術の導入で製造工程の生産性を図る方針は数年前からの動きだ。

引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2022/art_dbe7ca4fda5a4397bfa8a5086bd2103c.html
フルペーパー
https://www.miit.gov.cn/cms_files/filemanager/1226211233/attach/20229/e7f24f2506c04b1aa0f3bf826d620a4c.pdf