中国初の知能ネット自動車法規、『深圳経済特区知能ネット自動車管理条例』が2022年8月1日より施行

『深圳経済特区知能ネット自動車管理条例』が2022年8月1日より施行することになった。
同条例は中国初の知能ネット自動車法規となる。条例では、使用管理、責任区分、市場参入についてそれぞれ明確に決定している。L3以上の自動運転については、L3は条件付き自動運転、L4は高度自動運転、L5は完全自動運転と定義している。今後、自動運転のインフラが比較的完備しているエリアでは、路上実験とパイロット応用について全面解放する。その審査も該当区域の関連主管部門に委ね、関連企業の参入を奨励するとある。

フルペーパー:
https://baike.baidu.com/item/深圳经济特区智能网联汽车管理条例/61579800?fr=aladdin#2

引用:
http://www.szrd.gov.cn/rdlz/lfgz/lfdt/content/post_826244.html
http://www.szrd.gov.cn/rdlv/chwgg/content/post_826149.html
https://www.afzhan.com/news/detail/89095.html
https://m.thepaper.cn/baijiahao_18913318
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1737657987343720009&wfr=spider&for=pc

2022年以降、中国IoT接続数の増加率が携帯電話利用者数の10倍

5月末、中国IoT接続数が15.9億になった。2021年末(14.0億)より1.9億増加している。一方、携帯電話利用者は16.6億、昨年末より1,966万人増となっている。わずか5ヶ月間でIoT接続数が携帯電話利用者数の10倍ほど伸びている点が注目に値する。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_84d43f3ff32c457dabf66dcedfa7996f.html

中国移動が『サービスプロバイダのデジタル戦略:グローバルベンチマーク分析2022』で1位、NTTが4位

調査会社Omdiaが発行したService Provider Digital Strategies: Global Benchmark and Analysis 2022では、主要通信事業者12社のデジタル戦略を調査分析している。

同報告では、主要通信事業者12社デジタル戦略を総合的に評価し点数化している。35点満点中、中国移動が27.5点で1位、韓国のSK TelecomとヨーロッパのVodafoneがそれぞれ26.5と24点で2位と3位、NTTが23点で4位となっている。各社の評価においては、それぞれのデジタル戦略、デジタルサービス、ネットワークイノベーション、家庭ブロードバンドなどを総合的に評価している。中国移動はデジタルサービス、家庭ブロードバンド、ネットワークイノベーションなどの評価点が高かったため、中国移動が27.5点の高得点で2022年デジタル化戦略のベンチマークランキングをリードしている。この高得点は中国移動社のデジタル化業務の規模と推進、2021-2025年「パワービルディング」発展戦略の制定、5Gカバレッジの急整備、個人・家庭・政府関連企業と新興市場という4大業務の推進目標、デジタルチャイナとスマート社会の先導的推進によって得られていると結論づけられている。

引用:
https://omdia.tech.informa.com/OM022018/Service-Provider-Digital-Strategies-Global-Benchmark-and-Analysis-2022
https://www.c114.com.cn/news/16/a1198023.html
https://finance.sina.com.cn/tech/2022-06-17/doc-imizirau9046300.shtml?finpagefr=p_114

中国県地域デジタル農村の指標に関する報告

5月30日、北京大学新農村発展研究院とアリ研究院連名の『県地域デジタル農村指数報告』発表会を開催した。発表会には北京大学新農村発展研究院院長黄季焜教授が出席し、発言した。同氏の発言によると、デジタル農村の指標にはインフラ、経済、ガバナンス、生活の4つが含まれる。農業GDPの割合が3%以上の2481の県地域を対象している。

同研究によると、デジタル農村の指標においては「東高西低」、「3つの階段状」になっている(左図)。農村デジタルインフラにおいては、「東西格差」が小さく、地域差が縮まってる傾向が見られたという。

引用:
https://m.gmw.cn/baijia/2022-06/02/35783357.html
http://finance.people.com.cn/n1/2022/0531/c1004-32435095.html
ht
tps://baijiahao.baidu.com/s?id=1734440314373954709&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1734318354947747730&wfr=spider&for=pc

上海市で2022年末まで室外5G基地局6万基を整備する目標

https://www.shanghai.gov.cn/jbjfsk/20220602/546858f095c245918cd2a5103f654fe9.html

6月1日、上海市経済と情報化委員会、上海市通信管理局が中国移動上海、中国聯通上海、中国電信上海社と共に「ギガビッド、クラウドネットワークで企業応援」上海電信企業応援行動計画発表会を行ない、「上海市ギガビッド、クラウドネットワーク企業応援行動計画」を公布していた。

同計画では、企業通信コスト削減、操業開始支援、企業のデジタルベースを3つの柱として具体的な10の項目を掲げている。中には、ブロードバンド費用支払い3ヶ月延期、中小企業の通信費の10%削減、企業向けギガビットネットワークのカバレッジについても具体的な指標を挙げている。2022年末まで室外5G基地局6万基を整備し、各産業むけにプライベート5Gを構築するとある。

引用:
https://www.shanghai.gov.cn/jbjfsk/20220602/546858f095c245918cd2a5103f654fe9.html
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_18394379

2022年末までの北京市の5G基地局整備目標

6月8日、『北京市デジタル消費レベル向上に関する業務方案』が公布された。同方案では、2022年末まで北京市の5G基地局を6000基、ギガビット利用者を10万世代を増やし、コンテンツ消費額を3500億元、ライブコマースやECの売上額を1万億元に達成する目標を掲げた。

引用:
http://www.beijing.gov.cn/zhengce/zhengcefagui/202206/t20220610_2734270.html

中国5G基地局の地方分布

2022年4月末、中国で161.5万基の5G基地局が整備されている。世界5G基地局の60%を占め、2022年末には200万基を突破する見込みだ。通信産業網の集計によると、東北部地域で10.5万、東部地域で78万、中部地域で33.5万、西部地域で38.6万となっている。

引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220607/5uGImC8g2UNTD7YdO19964wtr69y4.html

中国の5G投資額

中国5Gライセンスの交付(2019年6月6日)を受けてからまる3年になった。各通信事業者の5G投資額をみると、中国電信は3か年で865億元、中国聯通は736億元、中国移動は3171億元と、全体的に4772億元になった。中国移動は緩やかに伸び続けているが、中国電信と中国聯通はいずれも2020年で倍増したものの、2021年には減少した傾向にあることがわかる。

引用:
各通信事業者年末発表を基に筆者作成
https://mp.weixin.qq.com/s/ETOLKrR4f5ePS49cXdJhFA

中国5Gの通信速度

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202206/P020220606352021209673.pdf

CAICTが『全国移動ネットワーク品質観測報告(第一四半期)』を発表した。これによると、中国5Gネットワーク環境がより改善され、全国5Gの平均下り速度は334.98Mbps、平均上がり速度70.21 Mbps。全国4Gの平均下りと上りの速度はそれぞれ39.02Mbpsと21.63 Mbps。

省地域(自治区、直轄市)別でみると、5Gの平均下り速度が高いのは上海市と重慶市、雲南省、4Gの平均下り速度が高いのは寧夏、青海省、福建省となっている。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202206/P020220606352021209673.pdf

2022年4月、中国5G基地局161.5万整備済み

工業情報化部発表情報を元に筆者作成

中国工業情報化部の最新データによると、2022年4月末5G基地局を161.5万基整備した。5G基地局が移動通信基地局全体の16%に達した。

2019年6月の5Gライセンスの交付から間も無く3年になるが、通信事業者間で共同建設を進めてきた結果、2021年末には142.5万基の5G基地局を整備し、中国国内293の地級市都市全域をカバーし、98%の県地域と80%の郷鎮地域を5Gカバーできた。2022年第一四半期でさらに13.4万基、4月には5.6万新規整備した。

引用:
http://www.cznews.gov.cn/newweb/news/caijing/2022-05-28/64656.html
http://www.xinhuanet.com/2022-05/28/c_1128691333.htm