CAICTと中国自動車技術研究センターが協力覚書に署名

http://www.cww.net.cn/article?id=565294

7月12日、中国第八回知能ネット自動車技術並びに標準法規国際交流会が武漢で開幕した。本交流会は工業情報化部、市場監督管理総局の指導で全国自動車標準化技術委員会が主催し、全国自動車標準化技術委員会知能ネット自動車技術委員会、東風自動車グループが共催した。国内外の知能ネット自動車関係者が知能ネット自動車の産業政策、標準化関連法規、産業発展、コア技術、情報安全とデータの合理性などの主テーマについて議論した。

翌日の7月13日に、中国情報通信研究院(CAICT)が中国自動車技術研究センターが協力覚書に署名した。今後、双方が政策関連法規と戦略的計画、標準体系、技術標準の研究を展開し、自動車分野における5G、C ーV2X、クラウド、AI、ブロックチェーン、標識解析などの次世代情報通信技術の応用、重点プロジェクトの研究、モデル地区、パイロット地区、人材育成などについて協力する。製造強国、ネットワーク強国、交通強国の建設について共に発展させていくと発表された。

引用:
http://www.cww.net.cn/article?id=565294
http://m-dongfeng.cjyun.org/p/8747.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738255892539867990&wfr=spider&for=pc

ベンツとテンセントが自動運転について協力覚書に署名

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738030440360809174&wfr=spider&for=pc

7月11日、メルセデス・ベンツ・グループ(Mercedes-Benz Group AG、旧名:Daimler AG)傘下のダイムラーグレーターチャイナ(Daimler Greater China Investment )は、Tencent Cloud Computing(Beijing)と高度自動運転についての協力覚書に署名した。

高度自動運転について、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AIを利用して、メルセデスベンツの自動運転技術のシミュレーションとテスト、応用アプリケーションの推進について協力する。この協力によって、メルセデスベンツとNVIDIAの中国での自動運転車技術の共同開発をサポートする。双方が自動運転ツールと認証関連領域について自動運転聯合実験室を設置し、Tencentがクラウド経由でサービスを提供すると発表されている。

引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738030440360809174&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738026255330910966&wfr=spider&for=pc

中国初の知能ネット自動車法規、『深圳経済特区知能ネット自動車管理条例』が2022年8月1日より施行

『深圳経済特区知能ネット自動車管理条例』が2022年8月1日より施行することになった。
同条例は中国初の知能ネット自動車法規となる。条例では、使用管理、責任区分、市場参入についてそれぞれ明確に決定している。L3以上の自動運転については、L3は条件付き自動運転、L4は高度自動運転、L5は完全自動運転と定義している。今後、自動運転のインフラが比較的完備しているエリアでは、路上実験とパイロット応用について全面解放する。その審査も該当区域の関連主管部門に委ね、関連企業の参入を奨励するとある。

フルペーパー:
https://baike.baidu.com/item/深圳经济特区智能网联汽车管理条例/61579800?fr=aladdin#2

引用:
http://www.szrd.gov.cn/rdlz/lfgz/lfdt/content/post_826244.html
http://www.szrd.gov.cn/rdlv/chwgg/content/post_826149.html
https://www.afzhan.com/news/detail/89095.html
https://m.thepaper.cn/baijiahao_18913318
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1737657987343720009&wfr=spider&for=pc

シャオミ(小米)が自動運転テストを開始

昨年3月、シャオミ(小米)CEO雷軍氏がEV分野の進出を宣言してから1年以上経過した。7月7日、「小米自動運転テスト XIAOMI PILOT」と記した自動運転車がメディアに取り上げられている。車体から見ると、BYDの車種である可能性が高いという。

シャオミは100億RMB投資してEV進出し、むこう10年には100億ドルを投資し、年間30万台の生産規模を目指している。2022年4月11日、北京経済技術開発区に位置するEV製造基地を建設し始め、年間第一期は2023年6月、第二期は2025年3月に完成の予定だ。2024年に量産可能になる見込みだ。

今年の6月以来、シャオミは自動運転分野で多くの関連特許を公開している。運転の安全性向上を目指した「画像処理方法」の特許が含まれている。車両の下部画像を取得して車両の下部をチェックする仕組みだ。車速に応じて車線変更の軌跡を決定し、追い越しを制御できる「自動追い越し方式」の特許も取得している。

引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1737681010037073630&wfr=spider&for=pc
https://www.pcauto.com.cn/hj/article/1390978.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1737675910223525537&wfr=spider&for=pc

新エネルギー自動車と知能ネット自動車の応用への巨額補助金

http://jxj.hefei.gov.cn/tzgg/18274133.html

5月17日、安徽省合肥市の経済情報化局は国務院弁公庁発「新エネルギー自動車産業発展計画(2021-2035)」の徹底化を図り、合肥市新エネルギー自動車と知能ネット自動車の応用を加速するために、「新エネルギー自動車と知能ネット自動車の応用に関する促進政策(意見公募)」を公布した。

同促進政策は、公共領域と流通業界のEV化、充電ステーションの充実、農村での新エネルギー車使用、新エネルギー車の駐車無料を含めた利用環境の改善、スマートシティインフラと知能ネット自動車の発展、燃料電池の応用、サプライチェーンエコシステムの強化、新エネルギー自動車と知能ネット自動車分野の社会的組織への支持など、9つの項目について詳細な奨励金を明示している。

特にスマートシティインフラと知能ネット自動車の発展について、新設もしくは改築しているデータセンター、港湾、無人鉱山無人運転、自動運転車、自動運転バス、飛行自動車、ドローン配送、無人船などの知能ネット関連の応用に関しては、固定資産投資額の20%以内、500万元(約9000万円)の補助金を与える。すでに建設中の各種知能ネット関連、データセンターなどについては、200万元(約3600万円)以内の運営資金を与えるとしている。

中国の地方政府からこのような補助金政策がこの頃頻繁に報道されるようになっているが、特に合肥市の金額が大きい点で多くのメディアに取り上げられている。

引用:
http://jxj.hefei.gov.cn/tzgg/18274133.html

小馬智行(Pony.ai)の自動運転車が広州市でタクシー許可取得、中国の自動運転が実用段階に入った

4月24日、中国国内自動運転ユニコーン企業である小馬智行(Pony.ai)が広州市南沙区2022年タクシー許可を取得したと発表。落札通知には、広州市知能ネット車の運営技術的条件を満たした自動運転車によるタクシー運送サービスを許可するとある。小馬智行は中国国内初の自動運転企業のタクシー許可証取得企業となり、全国範囲のタクシー管理下に置かれることになり、自動運転が実用段階に入ったことを意味する。

小馬智行は当区にはタクシー車両として自動運転車両100台を投入することになった。Robotaxiの運営企業としても、これまでの試験段階を経て一般乗用旅客自動車運送事業範囲内になった最初のケースでもある。

小馬智行がタクシー許可取得までの経緯:
2022年3月16日、広州市南沙区よりタクシー100台の入札告示が発表され、
4月15日、小馬智行が85.76点の最高点数で広州市南沙区交通発展有限公司などの伝統企業と大きな差をつけ、最有力候補となった。
今回、小馬智行が取得したタクシー許可は広州市知能ネット自動車試験後最初の運送経営許可である。

今回の小馬智行のタクシー許可取得は、中国国内で自動運転車による一般乗用旅客自動車運送事業サービスを普通車両運送サービスと同等な扱いをすることも意味する。小馬智行は5月から広州市南沙全域800平方キロ範囲内で有料のタクシーサービスを提供し、乗客がPonyPilot+Appより利用可能になる。タクシー営業時間は8:30から22:30時まで、利用料金は広州市タクシー業界の統一定価でその営業範囲は広州市全域に拡大する予定だ。

http://www.cb.com.cn/index/show/zj/cv/cv135160791269

引用:
http://www.cb.com.cn/index/show/zj/cv/cv135160791269
https://xw.qq.com/cmsid/20220425A0AJ6P00
https://36kr.com/p/dp1713591575668229

北京市“十四五”イノベーションセンター計画、Robotaxiサービス(萝卜快跑)商業化(初乗り18元で1キロ4元)で国内初の知能ネット自動車政策先行区を推進

中共北京市委員会・北京市政府は11月24日に《北京市“十四五”イノベーションセンター建設計画》を公布した。同日に行われた公布新聞記者会見では、北京経済技術開発区(BDA)管理委員会副主任劉力氏は同計画を紹介し、BDAがデジタル技術と実体経済の深度融合を促進し、「デジタルボーナス」を最大限に活かして、「スマートな道路、賢い車をリアルなクラウドと信頼性の高いネットワーク、正確なマップ(智慧的路、聪明的车、实时的云、可靠的网和精确的图)」を以って中国国内初の「知能ネット自動車政策先行区」の設立と発展を推進すると発言した。

11月25日、北京市で国内初のRobotaxi(萝卜快跑、大根早く走れ)サービスを商業化した。同日の北京日報が萝卜快跑サービス初の利用者に密着したところ、依頼して30秒でタクシーが到着し、約4キロの距離を初乗り18元よりスタートして1キロ4元でカウントされ、36.4元のところ、34.58元の割引券利用して最終的に利用者自己負担が1.82元であったという。

BDA管理委員会の紹介では、現時点萝卜快跑サービスには百度(バイドゥ)と小馬智行(ポニー・エーアイ)が合計100台未満の自動運転車両を投入しているという。

引用:
http://www.beijing.gov.cn/zhengce/zhengcefagui/202111/t20211124_2543346.html
https://live.baidu.com/m/media/pclive/pchome/live.html?room_id=4994153333&source=h5pre
https://v.ifeng.com/c/88t3TcfkxWH
http://www.mof.gov.cn/zhuantihuigu/cczqzyzfglbf/zxzyzf_7788/jnjpbzzj/

https://view.inews.qq.com/a/20211125A0CH3200
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1717391425102298842&wfr=spider&for=pc
https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/11/ev-3_2.php
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM253R00V21C21A1000000/?fbclid=IwAR3YyrBkpJ3dl17Z6MObvukyM7hGNF87n2anu3nBUz2pYQaM-blSYlvQ7EQ

IMT-2020(5G)推進チームC-V2Xグループ全体会議が蘇州市で開催

https://mp.weixin.qq.com/s/wjtjfxIEywm87xb_ZNpWvA

10月21日から22日、IMT-2020(5G)推進チームC-V2Xグループ第18回全体会議が中国で最初に自動運転を導入した蘇州市の相城区にて開催した。

会議はIMT-2020(5G)推進チームC-V2Xグループが主催し、蘇州デジタル交通産業投資有限公司(苏州数字交通产业投资有限公司)、蘇州市相城区IoV産業聯合会共催の下で開幕した。自動車、情報通信、交通、公安など約200社のメンバー企業から1400名の関係者が会場とオンライン会場に参加し、C-V2Xの更なる実用化について活発な交流と議論が行われたという。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/wjtjfxIEywm87xb_ZNpWvA

観光地初の5G無人運転車が河南省洛陽市龍門で走行開始

10月12日付けの中国人民郵電日報によると、9月24日、中国聯通社の5G無人運転車が河南省洛陽市龍門で登場した。

中国聯通河南洛陽子会社と洛陽市龍門文化産業公司の共同研究によるもので、5G﹢AR/VRとディープランニング視覚感知技術、レーザー、自律走行技術のVisual SLAM技術*を採用し、中国聯通の自主開発のレベル4の自動運転機能を搭載している。観光地のような一部オープンしている路上での5G無人運転車としては中国全国初という。

SLAM技術:SLAM (Simultaneous Localization and Mapping, 自己位置推定とマッピングの同時実行、移動体の自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術の総称。

引用:
https://www.dropbox.com/s/gvj7ap3u576nqyy/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202021-10-12%2020.11.58.png?dl=0
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1712163417944244127&wfr=spider&for=pc

中国『知能ネット自動車路上試験及び応用管理規範(試行)』

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/art/2021/art_cfeb55cbe100409db0b69590e0d9378a.html

2021年7月30日、中国工業情報化部と公安部、交通運輸部連名で『インテリジェントネットワークカー路上試験及び応用管理規範(試行)』通知が公布された。

公布経緯:

2018年4月公布済みの『知能ネット自動車路上試験管理規範(試行)』をベースにこれまで全国27省にて16試験区で3500キロ強の道路で700ほどの試験プレードを発行し、計700万キロの路上試験を行った。

この実績と、2020年6月に国務院弁公室発『運営環境の改善でより良い市場サービスを実施意見』にて提示した「特定路上と区域で知能ネット自動車の応用、自動運転機能試験標準の統一を図る目的で今回の規範を改正し、2021年1月11日に社会一般に意見募集をし、7月30日を以て規範の試行通知が公布されるようになった。

その内容には路上試験+応用管理まで網羅的に規定している:

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcjd/art/2021/art_1abb4923b47d40448a345ca2706fea77.html

同規範には、路上試験項目に応用に関する諸事項を規定している。例えば、応用申請条件(自動運転を240時間あるいは1000キロ以上の路上試験)やC-V2X通信状況、安全性、リスク分析、対応措置の自己申告、交通事故の自己賠償関連、「自動運転応用試験」などの鮮明な標識、搭乗人物の制限、事故発生後の処理項目・5日以内の報告義務など各項目に関して実に詳細に規定している。

引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/art/2021/art_cfeb55cbe100409db0b69590e0d9378a.html
https://www.miit.gov.cn/gzcy/yjzj/art/2021/art_bd5ef75343a44e01b3bc87cb7593bc45.html
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcjd/art/2021/art_1abb4923b47d40448a345ca2706fea77.html