2022年4月、5G携帯電話の出荷が国内市場総出荷の80.7%

2022年4月、中国国内市場への携帯電話機総出荷は1807.9万台、うち5G携帯電話が1458.5万台、携帯電話全体の80.7%であった。同期における新発売携帯電話は40モデル、うち5G携帯電話は21モデル、全体の52.5%であった。

2022年1-4月、新発売携帯電話は143モデル、うち5G携帯電話は78モデル、全体の54.5%であった。

2022年2月以降、携帯電話全体の出荷減少が見てとれる。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202205/P020220525362560283307.pdf

中国『スマートシティ白書(2022年)』

5月24日、『スマートシティ白書(2022年)』は中国工業情報安全発展研究センター、中国産業インターネット発展連盟、工業ビッグデータ分析と応用実験室、人民網財経研究院、LENOVOグループの共同編集で発表された。白書は、近年スマートシティの発展を通じて、スマートシティ建設の理念、枠組み、提案などを盛り込んだ。

5G、IoT、工業インターネットなどの新しいテクノロジーの普及によって、スマートシティの発展も官民協働、エコシステムとの統合によってスマートシティ建設も新しい段階に入った。

白書では以下を明確にしている。IoT、環境センサー、光ファイバーネットワーク、5Gシームレスなカバレッジ、顔認識と物体認識カメラ、知能メーター類、知能ネット自動車などもスマートシティの重要なインフラとなる。スマートシティの投資もフィジカル空間からサイバー空間へと発展し、スマートシティのインフラは道路、高架橋、水道電気などにとどまらず、都市の情報インフラまで網羅する。これらの情報インフラは物理的なインフラと合わせてサイバー空間とフィジカル空間の高度な融合を実現する。

この点についてみると、日本のSociety 5.0概念と近い観点となっている。
フルーペーパーはこちら:
http://download.people.com.cn/jiankang/nineteen16533217151.pdf

引用:
https://www.cnii.com.cn/gxxww/tx/202205/t20220524_383235.html
http://download.people.com.cn/jiankang/nineteen16533217151.pdf

中国文化のデジタル化戦略

引用:
http://www.gov.cn/xinwen/2022-05/22/content_5691798.htm

中共中央弁公庁、国務院弁公庁が「国家文化デジタル化戦略の推進に関する意見」を公布した。

同意見では、第14次5カ年計画期間末には、文化デジタル化のインフラとサービスプラットフォームが基本的に構築し終え、オンラインとオフライン間で連動し統合した文化的サービス提供システムの形成を明確した。2035年までに物理的分布、論理的関連付け、クイックリンク、効率的な検索、包括的な共有を実現できる国家文化的ビッグデータシステムが構築され、中国文化のデジタル化した成果が全国民間で共有するとある。

引用:
http://www.gov.cn/xinwen/2022-05/22/content_5691759.htm
http://www.gov.cn/xinwen/2022-05/22/content_5691798.htm

新エネルギー自動車と知能ネット自動車の応用への巨額補助金

http://jxj.hefei.gov.cn/tzgg/18274133.html

5月17日、安徽省合肥市の経済情報化局は国務院弁公庁発「新エネルギー自動車産業発展計画(2021-2035)」の徹底化を図り、合肥市新エネルギー自動車と知能ネット自動車の応用を加速するために、「新エネルギー自動車と知能ネット自動車の応用に関する促進政策(意見公募)」を公布した。

同促進政策は、公共領域と流通業界のEV化、充電ステーションの充実、農村での新エネルギー車使用、新エネルギー車の駐車無料を含めた利用環境の改善、スマートシティインフラと知能ネット自動車の発展、燃料電池の応用、サプライチェーンエコシステムの強化、新エネルギー自動車と知能ネット自動車分野の社会的組織への支持など、9つの項目について詳細な奨励金を明示している。

特にスマートシティインフラと知能ネット自動車の発展について、新設もしくは改築しているデータセンター、港湾、無人鉱山無人運転、自動運転車、自動運転バス、飛行自動車、ドローン配送、無人船などの知能ネット関連の応用に関しては、固定資産投資額の20%以内、500万元(約9000万円)の補助金を与える。すでに建設中の各種知能ネット関連、データセンターなどについては、200万元(約3600万円)以内の運営資金を与えるとしている。

中国の地方政府からこのような補助金政策がこの頃頻繁に報道されるようになっているが、特に合肥市の金額が大きい点で多くのメディアに取り上げられている。

引用:
http://jxj.hefei.gov.cn/tzgg/18274133.html

中国は5G基地局を約160万基整備済み

5月17日、内モンゴルのフフホトで開催した「2022世界電信と情報社会日大会」で工業情報化部張曇明副部長が登壇し、中国全国で5G基地局を約160万基整備したと発表した。

ブロードバンドもギガビットへとグレードアップし、全国範囲で整備しつつある。光ファイバー利用者が2012年の10%弱から2021年末の94.3%に達したという。

引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1733078561653585429&wfr=spider&for=pc
https://m.thepaper.cn/baijiahao_18129609

高齢者向けの通信サービス

世界60歳以上の人口が急増し、2050年には16億になる予想もあり、高齢者社会の問題が社会一般広く注目されている。2022年世界電信日の主テーマは「高齢者向けの健康な高齢化へのデジタルテクノロジーの実現」であり、中国通信産業網は通信大手3社現行の高齢者向けサービスを整理した。

通信事業者3社とも高齢者向けにサービスブランドを打ち出し、専用のホットラインを設置している。営業ホールでは「高齢者向けの通路、高齢者専用窓口」、APPでは「高齢者ページ」を設けている。高齢者向けの通信メディア利用講座、高齢者向けの料金プラン、高齢者向けの端末や位置情報サービスも提供しているという。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/qOYPXkq0RkP98aEGpMN8zg

2022年世界電信日は高齢者サービスが注目されている

5月17日は世界電気通信日、今年の中国では特に高齢者むけの通信サービスなどが社会一般から広く注目されている。

2021年11月18日、中共中央・国務院発「新時代高齢者業務の強化に関する意見」が公布された。2022年2月3日、全国高齢者業務委員会は「中共中央・国務院発新時代高齢者業務の強化に関する意見の実施方案」を作成した。同方案は6つの保障、19の詳細項目について、中央関係部門、地方関係政府まで具体的な責務を明確している。

5月17日の人民郵電日報の取材によると、利便性の高いデジタル技術は高齢者の社会参加を応援し、これまでの経験値を生かしつつ、高齢者生活の質の向上につながるという点が提唱されている。デジタル技術による高齢者生活の改善目標でもあるという。

引用:
https://m.thepaper.cn/baijiahao_16850695
https://mp.weixin.qq.com/s/cmFDVmvWD6cGeq0fvEY4zg

2022年3月、5G携帯電話の出荷が国内市場総出荷の75.4%

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202205/P020220516626693122213.pdf

2022年3月、中国国内市場への携帯電話機総出荷は2146万台、うち5G携帯電話が1618.5万台、携帯電話全体の75.4%であった。同期における新発売携帯電話は44モデル、うち5G携帯電話は27モデル、全体の61.4%であった。

2022年1-3月、新発売携帯電話は103モデル、うち5G携帯電話は57モデル、全体の55.3%であった。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202205/P020220516626693122213.pdf

武漢で「新エネルギーと知能ネット自動車産業商談会」開催、取引総額が661.73億元(約1兆1,911億円)

5月11日、「新エネルギーと知能ネット自動車産業商談会」が武漢で開催した。30の重点プロジェクトが契約締結し、取引総額が661.73億元(約1兆1,911億円)に達したという。

https://m.thepaper.cn/baijiahao_18040158

引用:
https://m.thepaper.cn/baijiahao_18040158
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1732601733993426296&wfr=spider&for=pc

SEA-H2X国際海底ケーブル計画

5月12日、中国移動国際有限公司(CMI)、中国聯通国際有限公司(CUG)、Converge Information and Communications Technology Solutions, Inc.(Converge)及びPPTEL SEA H2XがSEA-H2X国際海底ケーブルの敷設について合意した。

SEA-H2Xは中国海南省、中国香港、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポールなど間を接続し、さらにベトナム、カンボジア、インドネシアに延長する。完成後はアジア地域のネットワーク接続を大幅強化することになる見込みだ。SEA-H2Xは、International Submarine Cable Allianceのメンバーが共同で運営し、HMN Tech(Huahai Communication Technology Co.、Ltd)が建設することになった。

SEA-H2X国際海底ケーブルの全長は5,000キロメートルを超え、最大160 Tbpsの設計容量を備えた高水準の光ファイバーケーブルを使用する。シンガポールと香港間は8ペア以上の光ファイバーケーブルが配置される予定だ。 SEA-H2X海底ケーブル計画は、2024年の開通を予定している。アジアで高まるネットワーク帯域幅と高速接続の需要に効果的に対応し、5Gの進化のための新しいネットワークエコシステムの共同構築と世界デジタル経済のさらなる発展に寄与する見込みだ。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/lhDP-wQE30N1kEPB1jt4Gw
https://mp.weixin.qq.com/s/gdIbUeD-700V6d-2__oYrA
https://mb.com.ph/2022/05/12/sea-h2x-submarine-cable-digitally-transforming-asia-by-2024/
https://world.toleratr.com/sea-h2x-submarine-cable-will-digitally-transform-asia-by-2024-manila-bulletin-2/