中国移動社2021年3月末5G料金利用者数が1億8876万

中国移動社が2021年第一四半期運営状況を更新した。

同社の発表によると、3月末の中国移動利用者数は242.5万増、総利用者数が9.39億。
このうち、5G料金プラン利用者が1559.3万増、累計1.88761億となった。4G利用者数も700万増となり、7.88333億となった。ケーブルブロードバンドも271.9万増加し、2.18419億に達した。

文章・画像:中国移動社公式発表

2021年2月末中国5G基地局が79.2万局構築済み

4月19日に開催された国務院新聞弁主催の「ネットワークの高速化と料金削減に関する定期説明会」にて工業情報化副部長劉烈宏氏、工業情報化情報通信発展司副司長劉郁林らが出席し、状況説明と記者からの質問に答えた。

http://www.cnii.com.cn/yw/202104/t20210419_270763.html
http://www.cnii.com.cn/yw/202104/t20210419_270763.html

香港商報記者からの5G商業化一年以上になる今、どのような現状にあり、今後の方向性についての質問に劉郁林が答えた。同氏によると、2021年2月末時点で累計79.2万局の5G基地局を構築済み。スタンドアローン(Stand Alone)SA型5G独立通信ネットワークがすべての市レベル地域まで開通しており、5G端末接続数が2.6億に達している。

2020年12月15日付けの工業情報化副部長劉烈宏氏の発表では、71.8万局であったため、1月と2月でさらに7.4万構築した計算になる。

文章・画像:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1697491272337738959
http://www.cnii.com.cn/yw/202104/t20210419_270763.html

中国移動が一汽、東風、上汽、広汽、長城等と協力し、中国全国大規模な「5G+北斗高精度測位」路上測定プラン発表

http://www.cnii.com.cn/rmydb/202104/t20210419_270730.html

4月19日、中国移動が上海モーターショーにて「5G+北斗高精度測位」星耀路上測定プランを発表し、各大手自動車メーカーと共に全国にて大規模な路上測定を展開するとした。「5G+北斗高精度測位」技術が大規模な路上実証実験段階に入ることを意味する。

「5G+北斗高精度測位」星耀路上測定プランは、中国移動が先頭とし、一汽、東風、上汽、広汽、長城などの自動車メーカーとBosch (ボッシュ) 、HUAWEIなどのサプライヤーとも協力し、向こう3年以内で全国100万キローの道路・100の都市をカバーする大規模な路上測定を共同で展開するそうだ。昨年10月22日に「5G+北斗高精度測位システム」を発表して以来、全国規模範囲内での最大な路上測定となるようだ。全天候型、24時空間の精密な情報サービスを提供し、インテリジェントネットワーク、自動運転、車路協同などまで幅広い応用を展開する見込みだ。

文章・画像:
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202104/t20210419_270730.html

中国移動通信ARPU値が46.5元(約744円)、月平均データ通信量は10.44GB

4月16日、CAICTが2020年12月までの『中国ブロードバンド料金レポート』を発表した。

当該レポートによると、中国移動通信ARPU*値が46.5元(約740円)、前年同期より0.6%減となる。2019年以降ARPU値が50元(約800円)を切って以来ほぼ横ばいしている状況が続いている(図4)。同様の傾向が固定通信のブロードバンドにも見られている(図1)が、消費額ではブロードバンドよりも移動通信の方が高くなっている。移動通信利用者月間データ通信量は10.44GB(前年比34.0%増)、1GB当たりの利用料金が3.75元(前年比24.8%減)(図3)。

一方、日本のスマートフォン利用者のデータ通信量について、(株)MM総研の携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態調査(2020年12月時点)によると「月間データ通信量は平均7.56GB(ギガバイト)、「7GB」までの累計では約79.1%を占めた。」中国の方がよりデータを消費しているようだ。

http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=472

ARPUとは、Average Revenue Per Userの略で、通信サービスやWebサービスなどにおける1ユーザーあたりの平均売上を表す指標。通信サービスなどで用いられる業績指標の一つで、加入者一人あたりの月間の粗利益額の平均のこと。
https://e-words.jp/w/ARPU.html

文章・画像:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210416602630529889.pdf
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=472

『“十四五”スマート製造発展計画』意見募集と5G

工業情報化部が2021年4月14日に発表した『“十四五”スマート製造発展計画』(意見募集)では5カ所にて5Gを言及している。

当該計画で言及した5Gの5つの内容

当該計画の下記5つの項目ある。
一、現状と傾向
二、全体発想
三、重点任務
四、保障措置
五、実施組織

5Gが言及されている箇所がいずれも「三、重点任務」にあった。

1、(一)イノベーション強化と融合発展「1、コア技術の強化」欄で「工業にて人工知能や5G、ビッグデータ、MEC等の応用技術を開発する」。

2、(一)の「3、イノベーションの創出」の「スマート製造技術の強化」コラム1で関連製造工程の実用技術と共に、「5GやAI、ビッグデータなどのニューテクノロジーが典型的業界の品質検査測定、工程コントロール、設備運営、管理決定などへ応用」として言及している。

3、(二)応用の深化「1、スマート製造モデル工場の構築」の「スマート製造モデル工場パイロットアクション」で「デジタルツイン、AI、5G、ブロックチェーン、VR/AR、MECなどのニューテクノロジーが典型的な利用シーンでの応用を促進し、デジタルツイン+、AI+、XR+等のスマート利用シーンを模索する」とある。

4、(三)自主供給と産業システムの強化の「1、スマート製造装置の発展」コラム4「スマート製造装置イノベーションアクション」で「デジタルツイン、ビッグデータ、AI、VR/AR、5G、北斗(Beidou)等のニューテクノロジーを用いたスマート製造工程への統合」とある。

5、(四)基礎作りにてスマート製造の保障の「2、情報通信インフラの構築」で「工業インターネット、IoT、5G、ギガビット光ファイバーネットワークなど新型通信インフラの規模化配置を加速し、企業の現場センターとデータ伝送能力を上げ、企業内外のネットワーク力を向上させる」とある。

以上の5点にて見てきたように、5の「新型通信インフラの規模化配置」以外の4箇所では5Gを「新しい技術の応用」や「スマート製造工程への統合」という文脈にて言及されていることが確認できた。『“十四五”スマート製造発展計画』における5Gの政策的位置付けは「応用を促す」にあると言えよう。

文章・画像:
https://www.miit.gov.cn/gzcy/yjzj/art/2021/art_df7ef807d8a34de185e776ab34a7343e.html
https://mp.weixin.qq.com/s/2dWgvZAnF_Anvzzv3VYx8w

『“十四五”スマート製造発展計画』意見募集とその目標

2021年4月14日、工業情報化部が『“十四五”スマート製造発展計画』に関する意見を社会一般向けに2021年5月13日まで募集するとし、意見や提案を書面・メールにて受け付けると発表した。

《“十四五”スマート製造発展計画》(意見募集)は本文15頁になるボリュームで、5つの項目となる。2025年と2035年までの目標も明らかにしている。

一、現状と傾向
二、全体発想
三、重点任務
四、保障措置
五、実施組織

発展ロード、2025と2035年それぞれの目標:

二、の(三)項にて

「2025年までに一定規模以上の製造業企業は基本的にデジタル化を普及し、重点産業の主要企業は初歩的なインテリジェント変革を実現する。2035年までに一定規模以上の製造業企業は全面的なデジタルトランスフォーメーションを実現し、主要企業は基本的にインテリジェント変革を実現する」とある。

2025年までの具体的目標について下記のように記されている。

2025年具体的な目標:

ーーインテリジェント変革の顕著な効果。
一定規模以上の製造業企業でスマート製造能力が2級及びそれ以上の企業が50%。
重点産業、区域で3級及びそれ以上の企業がそれぞれ20%と15%を超える。
製造業企業の生産効率、製品収率、エネルギー利用率を大幅にアップさせる。

ーー供給能力の向上。
スマート製造装置と工業用ソフトウェアの技術レベルと市場競争力を向上させ、国内市場満足率がそれぞれ70%と50%を超える。主な事業収入50億人民元を超えるソリューションサプライヤーが10以上になるようにする。

ーー基礎のサポートの完備。
スマート製造分野で革新的な主体と公共サービスのプラットフォームを構築し、サービスネットワークを形成する。200以上のスマート製造関連の国家・産業基準を制定する。120を超える産業・区域で影響力のある工業インターネットプラットフォームを構築する。

原語は下記になっている。
《“十四五”智能制造发展规划》(征求意见稿)(附件)4頁より
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2025 年的具体目标是:
——转型升级成效显著。规模以上制造业企业智能制造能 力成熟度达 2 级及以上的企业超过 50%,重点行业、区域达 3 级及以上的企业分别超过 20%和 15%。制造业企业生产效率、 产品良率、能源资源利用率等大幅提升。
——供给能力明显增强。智能制造装备和工业软件技术水 平和市场竞争力显著提升,国内市场满足率分别超过 70%和 50%。主营业务收入超 50 亿元的系统解决方案供应商达到 10 家以上。
——基础支撑更加坚实。建设一批智能制造领域创新载体 和公共服务平台,并形成服务网络。制修订 200 项以上智能制造国家、行业标准。建成 120 个以上具有行业和区域影响力的 工业互联网平台。

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文章・画像:
https://www.miit.gov.cn/gzcy/yjzj/art/2021/art_df7ef807d8a34de185e776ab34a7343e.html
https://mp.weixin.qq.com/s/2dWgvZAnF_Anvzzv3VYx8w

2021年3月5G携帯電話出荷が全体の76.2%、ついに7割突破

2021年3月、中国国内携帯電話全体の出荷量は3609.4万台。
うち5G携帯電話が2749.8万台、全体を占める割合がさらに上昇し、ついに7割突破して、76.2%に達した。

3月には5G新端末の発売が16モデル、同時期における発売モデル全体の39.0%。1から3月の間、中国国内5G携帯電話の出荷累計が6984.6万台、新発売累計64モデルになっている。

国産ブランドの出荷量が3335.4万台、全体の92.4%となっている。

スマホーの出荷量が3526.8万台、全体の97.7%である。

文章・画像:
図表・データはCAICT(中国工業情報化部直轄情報通信研究院、China Academy of Information and Communications Technology)発表済みの2021年3月国内携帯電話市場分析報告より引用。
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202104/P020210412571781719654.pdf

Baiduに中国初の自動運転バス試運転・運営許可が交付、4/12より商業運行開始!

2021年4月12日、重慶市永川区にて「自動運転バス試運転とスマート交通事業の戦略的協力調印式」が開催した。 イベント当日、国内初の自動運転バスのデモンストレーションプロジェクトも正式にスタートした。

重慶市民がApollo Go、Baidu Map、永川服務公社等APPより予約し、自動運転バスを試乗可能となっている。運営路線は永川神女湖、農機校、興龍湖、文理学院東門、観音山公園などを経由し、往復10キロ弱の距離になる。

これまでの経緯:

2019年8月、永川区政府、Baidu、重慶車検院共同実施の「西部自動運転オープンテストと運営基地」設立。

2020年3月17日、重慶市永川区が「BaiduのApolloが重慶永川区『西部自動運転オープンテストと運営基地』に入札した」と発表、入札金額が5280万元。
「Baiduが自動運転車・路・クラウド・Map全分野にてフルスタック機能を備えた中国唯一の国内企業として選ばれた。」とある。

https://www.sohu.com/a/381728171_776618

2020年8月、「西部自動運転オープンテストと運営基地」第一期工事完了、使用開始。200台自動運転車の同時試運転可能。

中国国内の3つの「初」を実現

4月12日より国内最初となる自動運転公共路線バスの商業運行開始によって、当該基地が3つの「初」を実現したことになる。
1、中国国内最「初」のレベル4*の自動運転。
2、中国国内最「初」の「実験室・封鎖道路・開放道路・バーチャル」を一体化した測定システム。
3、中国国内最「初」の自動運転公共バスモデル運営基地。

*レベル4とは「レベル5の○完全自動運転:常にシステムが全ての運転タスクを実施」一歩手前にある「○特定条件下における完全自動運転特定条件下においてシステムが全ての運転 タスクを実施」(引用:「自動運転のレベル分けについて」、国土交通省https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

文章・画像:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1696824507880692055&wfr=spider&for=pc
https://www.sohu.com/a/381728171_776618
https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf

中国初の建造物内5G設備設置基準が登場

http://www.zj.gov.cn/art/2021/4/1/art_1553153_59094171.html

2021年4月1日、浙江省住宅都市農村開発局と浙江省通信局が共同で「建造物における5G移動体通信インフラ整備に関する技術基準」(以下「基準」)を発行した。中国国内初の建造物への5G設備の強制的配置を命ずる基準となった。

冒頭には、「浙江省はデジタル経済規模の大きい省地域であり、デジタル経済の推進が省政府の基本的・戦略的任務であること」や、「5G時代のデジタル経済が迅速に発展し、伝統産業のデジタルトランスフォーメーションを図るために5Gネットワークのインフラを徹底的に構築する」とある。

基準には以下9つの章立てになっている。
総則、
専門用語、
基本規定、
移動体通信機器室、
支援施設、
通信電源、
通信パイプライン、
避雷と接地、
建築工事と審査建設

「標準」は、主として3つの側面について規定した。
1:基地局設置場所について
住宅建造物には、建設用地面積40,000平方メートルに移動通信基地局1局以上、及び室内通信関連機器を構築する。
2:資源利用のための標準化について
5G移動通信インフラストラクチャの設計、工事及び審査の基準を提供した。これによって建造物や施設の共同シェアと資源利用を向上させた。
3:情報開示について
住宅建造物に5G移動通信インフラの設置を規範化することによって、建築と共に設計士、工事を行い、建造物と共に審査を行うことによって、業者と建築業者間の情報共有を図りながら、住民の情報通信インフラへのニーズに応えることが可能になる。

文章・画像:
http://www.zj.gov.cn/art/2021/4/1/art_1553153_59094171.html
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202104/t20210406_266806.html

2022年北京冬オリンピックとパラリンピックの試運転テスト

https://video.sina.cn/finance/2021-04-06/detail-ikmxzfmk5017054.d.html?type=plw

4月1日より北京市にて2022年冬オリンピックとパラリンピックの試運転テストが始まり、10日まで行われる予定。国家水泳センター、国家体育館、国家速滑館、首都体育館、五棵松スポーツセンターの5つの競技場にて行われている。五棵松スポーツセンター内では1000人の観客が入場し、テストに参加した。

全てのプロセスにおいて詳細にコントロールし、体育の見せ方と撮影技術、通信ネットワークと光りの操作などまで秒単位まで計算しているという。

中国聯通社が体育館内にて5G+MECサーバーを構築し、場内場外における連動をリアルタイムに行われ、自分の端末から撮影角度を選択し、360度から視聴可能。

文章・画像:
https://video.sina.cn/finance/2021-04-06/detail-ikmxzfmk5017054.d.html?type=plw
https://new.qq.com/omn/20210408/20210408A071ZL00.html
https://view.inews.qq.com/a/20210408A09TFI00
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1696363880714545366&wfr=spider&for=pc