『上海市知能ネット自動車イノベーション発展実施方案』が9月5日より公布

https://www.shanghai.gov.cn/nw12344/20220905/a6882b588ee14f1683d7b6873e668732.html

9月5日、上海市政府から『上海市知能ネット自動車イノベーション発展実施方案』が公布された。同実施方案は2020年2月20日国家発改委など11 部門発『知能ネット自動車イノベーション発展戦略』に基づき、上海市経済発展の新しい原動力の育成、知能ネット自動車イノベーションの推進をはかった施策とされている。

その発展目標には、2025年まで上海市で国内をリードできる知能ネット自動車イノベーションのシステムを作り上げ、その産業規模を5,000億元にする。自動運転レベル2とレベル3のEVを新車全体の70%まで引き上げるとある。

引用:
https://www.shanghai.gov.cn/nw12344/20220905/a6882b588ee14f1683d7b6873e668732.html

『中華人民共和国電信ネットワーク詐欺防止法』が可決、12月1日より施行

http://www.xinhuanet.com/politics/2022-09/02/c_1128972095.htm

9月2日、『中華人民共和国電信ネットワーク詐欺防止法』が全人代常務委員会で可決され、12月1日より施行することになった。

本法は7章50条より構成され、総則、電信ガバナンス、金融ガバナンス、インターネットガバナンス、総合措置、法律責任、附則から構成されている。SIMカード、銀行口座の違法利用が電信ネットワーク詐欺犯罪の重要な犯罪手段となった問題から携帯電話利用者の実名性制度の強化という社会的要請が強まったための対策とされている。

引用:
http://www.xinhuanet.com/politics/2022-09/02/c_1128972095.htm
フルーペーパー:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220905/Nolr9EgPx9ECakG5v19gsz1udiarw.html

2025年まで5G基地局共有率を80%に、5G基地局エネルギー効率を20%以上に

8月25日、中国工業情報化部、国家発展改革委員会、財政部、生態環境部、住居都市農村建設部、国務院国資委、国家エネルギー局など7省庁部門連名発『情報通信分野グリーン低炭素発展行動計画(2022-2025年)』が公布された。

同計画で10の目標を掲げているが、5G基地局について2つ、2025年まで5G基地局共有率を80%、5G基地局のエネルギー効率を20%以上を目指すとある。

引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2022/art_a6e264bf71ed44549904c9e27aeba472.html

2022年上半期、中国5G基地局累計185.4万整備済み

工業情報化部発表情報を元に筆者作成

7月19日、国務院新聞弁公室が「2022年上半期工業と情報化発展発表会」を開催した。

同発表会では、2022年上半期の電信固定資産投資が1895億RMB、前年同期より24.6%増、うち5G投資が898.8億RMB、前年同期29.6%増、5G基地局累計185.4万整備済み、5G携帯電話利用者が4.55億になったなど、一連の最新データが公開された。

引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738777824243445015&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738745307759027574&wfr=spider&for=pc

CAICTと中国自動車技術研究センターが協力覚書に署名

http://www.cww.net.cn/article?id=565294

7月12日、中国第八回知能ネット自動車技術並びに標準法規国際交流会が武漢で開幕した。本交流会は工業情報化部、市場監督管理総局の指導で全国自動車標準化技術委員会が主催し、全国自動車標準化技術委員会知能ネット自動車技術委員会、東風自動車グループが共催した。国内外の知能ネット自動車関係者が知能ネット自動車の産業政策、標準化関連法規、産業発展、コア技術、情報安全とデータの合理性などの主テーマについて議論した。

翌日の7月13日に、中国情報通信研究院(CAICT)が中国自動車技術研究センターが協力覚書に署名した。今後、双方が政策関連法規と戦略的計画、標準体系、技術標準の研究を展開し、自動車分野における5G、C ーV2X、クラウド、AI、ブロックチェーン、標識解析などの次世代情報通信技術の応用、重点プロジェクトの研究、モデル地区、パイロット地区、人材育成などについて協力する。製造強国、ネットワーク強国、交通強国の建設について共に発展させていくと発表された。

引用:
http://www.cww.net.cn/article?id=565294
http://m-dongfeng.cjyun.org/p/8747.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1738255892539867990&wfr=spider&for=pc

デジタル化で消費財工業の「三品」推進行動方案(2022−2025)

7月2日、工業情報化部と商務部、国家市場監督管理総局、国家薬品監督管理総局、国家知的財産局連名発『デジタル化で消費財工業の「三品」推進行動方案(2022−2025)』が公布された。

同方案では、未来4年における消費財工業の「品種増加、品質向上、ブランド品創出」の重点業務を確立した。一連のデジタル政策で、2025年まで中国全国範囲内で新しい商品、名品、質の良い商品をつくり出し、より競争力のある品質とブランド力で消費ニーズを刺激し、消費財工業の消費を促そうとしている。

引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/tz/art/2022/art_4fc7ddaa999b48d58c16a37809d6dd57.html
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcjd/art/2022/art_f3e4b26dd72540af8f7bd506216ef5e0.html
https://m.gmw.cn/baijia/2022-07/05/1303028556.html

マカオが5Gライセンス入札実施発表

6月30日、『マカオ特別行政区公報』が第27/2022号行政命令を掲載し、第5世代(5G)移動通信サービスの事業ライセンス発給に向けて、入札を行うと発表した。入札期間は8月12日17時まで、8月15日15時マカオ郵便局で結果発表を行い、最短で来年初めに5Gサービスを提供できるという。

現在マカオでは移動通信事業者が4社、4Gを主流とした移動通信サービスを提供している。ライセンスは8年間有効、最大4枚発行する予定だ。マカオ郵便局は2018年に5G周波数帯について、3.3-3.4GHz(室内限定)3.4-3.6GHz、4.83-4.93GHz、24.25-27.5GHz、27.5-28.35GHzを取り決めしている。現在4Gの通信事業者はマカオ電訊、3Macau、中国電信(マカオ)、数码通(マカオ)の4社となっている。

引用:
http://www.zlb.gov.cn/2022-07/01/c_1211663245.htm
http://www.jwview.com/jingwei/html/07-03/491340.shtml
https://mp.weixin.qq.com/s/dqZiyNAQuBnOxLPoRoSQlg

中国国務院発『デジタル政府建設強化に関する指導意見』

http://www.gov.cn/xinwen/2022-06/23/content_5697326.htm

6月23日、中国国務院発『デジタル政府建設強化に関する指導意見』が公布された。同意見では2段階の目標を設定している。2025年までに、政府ガバナンス力に合わせたより健全化したデジタル政府システムの構築を目指す。2035年までに、国家ガバナンスシステムとガバナンス機能の近代化と互換性のあるデジタル政府システムの枠組みを完備する。より機敏で効率よく精確であり、公正なデジタル政府の完成を目指すとある。目標達成には、7つの重点任務も明確にした。

引用:
http://www.gov.cn/xinwen/2022-06/23/content_5697326.htm
http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-06/23/content_5697299.htm

上海市で2022年末まで室外5G基地局6万基を整備する目標

https://www.shanghai.gov.cn/jbjfsk/20220602/546858f095c245918cd2a5103f654fe9.html

6月1日、上海市経済と情報化委員会、上海市通信管理局が中国移動上海、中国聯通上海、中国電信上海社と共に「ギガビッド、クラウドネットワークで企業応援」上海電信企業応援行動計画発表会を行ない、「上海市ギガビッド、クラウドネットワーク企業応援行動計画」を公布していた。

同計画では、企業通信コスト削減、操業開始支援、企業のデジタルベースを3つの柱として具体的な10の項目を掲げている。中には、ブロードバンド費用支払い3ヶ月延期、中小企業の通信費の10%削減、企業向けギガビットネットワークのカバレッジについても具体的な指標を挙げている。2022年末まで室外5G基地局6万基を整備し、各産業むけにプライベート5Gを構築するとある。

引用:
https://www.shanghai.gov.cn/jbjfsk/20220602/546858f095c245918cd2a5103f654fe9.html
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_18394379

中国の5G投資額

中国5Gライセンスの交付(2019年6月6日)を受けてからまる3年になった。各通信事業者の5G投資額をみると、中国電信は3か年で865億元、中国聯通は736億元、中国移動は3171億元と、全体的に4772億元になった。中国移動は緩やかに伸び続けているが、中国電信と中国聯通はいずれも2020年で倍増したものの、2021年には減少した傾向にあることがわかる。

引用:
各通信事業者年末発表を基に筆者作成
https://mp.weixin.qq.com/s/ETOLKrR4f5ePS49cXdJhFA