通信産業網が2020年以降、3回に渡る中国5G基地局の96万基地局の調達先を図のように整理した。これまでの中国移動、中国聯通、中国移動&中国広電による5G基地局の主要ベンダー5社の市場シェアとして、 HUAWEIが59%、ZTEが30%、エリクソンが6%、大唐移動が3%、ノキア上海ベルが2%となったという。


5Gの最新動向-Latest trends
通信産業網が2020年以降、3回に渡る中国5G基地局の96万基地局の調達先を図のように整理した。これまでの中国移動、中国聯通、中国移動&中国広電による5G基地局の主要ベンダー5社の市場シェアとして、 HUAWEIが59%、ZTEが30%、エリクソンが6%、大唐移動が3%、ノキア上海ベルが2%となったという。
7月18日、6月下旬に発表された中国移動と中国広電が700MHz主設備の落札結果が開示された。
3つに分かれた入札の累計落札基地局数では、HUAWEIが最多の28.8万基、全体の60%。次はZTEで14.9万基、31%を占めている。ノキア上海ベルは1.9万基で4%、大唐移動は1.4万基で3%、エリクソンは9606基で2%であった。
今回の入札見積もりが約380億元、基地局あたり約8万元の計算となったが、これまでの5G主設備調達で最も低価額を更新しているという。
引用:
https://b2b.10086.cn/b2b/main/viewNoticeContent.html?noticeBean.id=773468
https://mp.weixin.qq.com/s/y-8EeQVPzbgPy2MMFp9glg
7月15日、中興ZTEが中国一汽と長春にて戦略的協力協定を締結した。双方が自動車エレクトロニクス、5G、サービス、デジタル化とブランド構築の5つの事業にて緊密な協力を展開し、5Gのアプリケーションについて共同研究を行うと発表した。
中国ではエネルギー、交通、スマートシティの更なる統合により、中国は2030年までに酸化炭素排出のピークアウト達成を実現する目標、2060年までにカーボンニュートラルを達成する目標を掲げた。自動車産業は徐々に電動化、智能化、相互接続、共有といったコア的な機能を形成している。
引用:
https://www.yicai.com/brief/101111476.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1705347524236127991&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1705342335251945673&wfr=spider&for=pc
https://mp.weixin.qq.com/s/Cn6lmb0ChXpr4Fi__276DA
2021年6月、中国国内携帯電話全体の出荷量は2566.4万台。
うち5G携帯電話が1979.1万台、全体の77.1%を占めている。6月新発売の5G端末が20モデル、全体の62.5%である。
2021年1月から6月まで国内市場への携帯電話全体の総出荷は1.74億台、5G携帯電話の累計出荷は1.28億台に達した。
引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202107/P020210713521695953798.pdf
7月8日から10日、2021年世界人工知能大会が上海にて行われた。
最終日の10日、中国移動副総経理高同慶氏が「5G+AI」が目下デジタル智能化(数智化)の核心的な技術になっていると言及し、5Gによる社会基盤の構築効果を発揮させるのが最優先課題であると発言した。
さらに、5G基地局の最新データも発表した。2021年6月末中国移動社が累計50万局近い5G基地局を構築しており、世界の5G基地局全体の36%以上を占めている。5G端末接続は1億6000万を超え、世界の40%以上を占めている。カバレッジについては、中国すべての地方レベルの都市と一部の県地域にて5Gの商用を実現している。サービス範囲については、ビジネス向けに5G専用のネットワークを提供し、18となる重点産業で既に100社以上の大型グループ企業で3000以上のアプリケーションを運営しているという。
引用:
https://www.163.com/dy/article/GEOA3UVH051288FS.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1705072347749914198&wfr=spider&for=pc
https://mp.weixin.qq.com/s/301hLP11nVQDxP019rBiRw
2021年7月5〜6日、IMT-2020(5G)推進グループのC-V2X業務グループ第17次会議が成都経済開発区で開催された。 自動車、情報通信、運輸業界から400人以上の代表者が来場し、オンラインやビデオ放送で会議に参加した。
この会議では、2021年C-V2Xアプリケーションの実践活動と関連するサポート作業に議論を行い、グループの主要トピックと新しいプロジェクトの進捗状況の情報共有もあったという。
トピックに関しては、通信とネットワーク、プラットフォーム、セキュリティ、アプリケーション、テストと評価、新しいテクノロジーとルールと運用の主な方向への研究トピックを設定し続けた。
「5Gベースの遠隔制御駆動ビジネスシナリオ分析と通信システム」と「モバイルインテリジェント端末指向の車道協同アプリケーション研究」及びその研究進捗状況についても報告された。
CAICTより「IoV先導区建設運営参考技術要求(意見募集)」と「IoV『新型インフラ』典型アプリケーション案例集(意見募集)」の報告もあった。
第17次会議で20となる企業と機関が新たに加わり、C-V2X業務には合計301の研究機関と企業が結集する「産学研とアプリケーション」の共同協力体となり、自動車、情報通信、交通などの多産業協同の同盟となってきているという。
引用:
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=488422&isappinstalled=0
https://www.163.com/dy/article/GEDFTRHV05149RFA.html
https://mp.weixin.qq.com/s/Xx3x69WLt9IymMk_Lut1Mw
6月29日、電信端末産業協会、中国電子映像産業協会が主催した「高齢者向けスマート端末標準発表会」が北京で行われ、『高齢者向け移動端末技術要求』、『高齢者向け移動端末測定方法』と『高齢者スマートテレビ設計技術要求』の3つが同時に公布された。工業情報化部も高齢者向けのスマート技術利用困難に関する実施方案の通知を出している。
この方針についてvivoもOPPOも高齢者向けの端末についていち早く動き出し、高齢者向けの端末と取扱説明書にも力を入れている。
国家統計局が今年発表した「第7次全国人口センサス調査」によると、中国60歳以上の人口は2.64億、全人口の18.70%、65歳及びそれ以上の人口は1.91億、全体の13.50%、うち空き巣高齢者は1.20億であるなど、高齢化社会の問題が次第に顕著化してきている。
スマートフォン利用に関して、データによると目下全国でスマートフォンでインターネットにアクセスしている高齢者が約1.34億、およそ50%である。高齢者の潜在的市場は大きい。調査によると、52%のスマートフォンユーザーが2年に一度機種変しているため、1.34億となる高齢者スマートフォンで一台1000元(約1.6万円)計算すると、年間67億の市場になる。機種変の期間をもっと長く見積もっても34億になる計算だ。残りの50%の高齢者市場も計算に入れていない規模だ。
引用:
https://baike.baidu.com/reference/57696813/59c2AEDNhkbLd9jyhyiToDpjlB2ILPvRXfZQlhew-Y7jFinC5lbF9JJvpUMW6-FWoJ1HpEdaSntivITvOH5TKF9jWds3odq3Emc4WDyw8Vk04u1t5-_PCowEXbi5otM
https://mp.weixin.qq.com/s/4dXACKJ0_xP15DS7d8TvNA
2018年中国スマートポールの市場規模は3.53億元(約56億円)、2019年は200億元(約3200億円)、2020年には1176億元(約1兆8900億円)強となったと予測されている。
2021年7月6日づけのデータによると、中国全国で既に約4万本の5Gスマートポールが設置済み、16万設置中、入札段階にあるものを入れて約23万が予定中になっているようだ。
引用:
https://blog.csdn.net/uxuepai5g/article/details/113449336
https://bg.qianzhan.com/report/detail/300/200807-dc605383.html
中国広電網絡有限公司が登記を変更し、2021年7月1日より中国広電網絡集団有限公司へと社名変更した。
今回の「集団」化に伴い、2014年の45億元(約720億円)を53.8億元(約860億円)に増資した。
引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/3HAOnPNiTzDTfo3IWhJI0A
http://www.cbn.cn
https://mp.weixin.qq.com/s/As_94hk2Us42XiVWOnTuPw
(三網融合2010-1-13から2021−6−15)
中国通信産業網が2021年5月末まで、世界で133の国家/地域にて433の通信事業者が5Gへの投資を行い、うち70の国家/地域の169の通信事業者が5Gを商業化していると報じた。