
6月8日、『北京市デジタル消費レベル向上に関する業務方案』が公布された。同方案では、2022年末まで北京市の5G基地局を6000基、ギガビット利用者を10万世代を増やし、コンテンツ消費額を3500億元、ライブコマースやECの売上額を1万億元に達成する目標を掲げた。
引用:
http://www.beijing.gov.cn/zhengce/zhengcefagui/202206/t20220610_2734270.html
5Gの最新動向-Latest trends
6月8日、『北京市デジタル消費レベル向上に関する業務方案』が公布された。同方案では、2022年末まで北京市の5G基地局を6000基、ギガビット利用者を10万世代を増やし、コンテンツ消費額を3500億元、ライブコマースやECの売上額を1万億元に達成する目標を掲げた。
引用:
http://www.beijing.gov.cn/zhengce/zhengcefagui/202206/t20220610_2734270.html
6月6日の中国広電社5Gブランドの公開をめぐって、中国各地で中国電信、中国聯通、中国移動、中国広電社間の相互接続イベントが相次いている。
北京市では工業情報化部、国家ラジオテレビ局、地方では各地方の通信管理局が主催した形で地域内の通信大手4社を引き合わせ、中国広電のサービス開始と共に、中国広電と中国移動の共同建設や通信大手4社間の相互接続開始を大いに報道している。
引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/1BgZqbn3-j2Dc5zqjC6-Ig
https://mp.weixin.qq.com/s/qum3kiNfewa0XMOyzShgGQ
中国通信事業者各社発表によると、2022年6月時点でプライベート5Gは既に5325件構築されているという。2022年は2300以上を目標としていたが、6月の時点で既に5千以上を達成している。
工業情報化部データによると、2019年、2020年、2021年のモバイルインターネット通信量がそれぞれ1220億GB、1656億GB、2216億GB、それぞれ前年比71.6%、35.7%、33.9%増であった。2022年1月から4月までは804.4億GB、前年比22.1%になった。
データ通信量の成長はモバイルインターネットの発展を意味する。ムービやライブコマースなどインターネット企業が5Gによってもたらされたデータ通信のボーナスを享受している。iresearchのデータによると、2020年中国ライブコマースEC全体の売り上げが前年より121.5%増の9610億元、2021年は1.2万億元、2022年は1.5億元になる見込みだ。
2022年4月末、中国で161.5万基の5G基地局が整備されている。世界5G基地局の60%を占め、2022年末には200万基を突破する見込みだ。通信産業網の集計によると、東北部地域で10.5万、東部地域で78万、中部地域で33.5万、西部地域で38.6万となっている。
引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220607/5uGImC8g2UNTD7YdO19964wtr69y4.html
中国5Gライセンスの交付(2019年6月6日)を受けてからまる3年になった。各通信事業者の5G投資額をみると、中国電信は3か年で865億元、中国聯通は736億元、中国移動は3171億元と、全体的に4772億元になった。中国移動は緩やかに伸び続けているが、中国電信と中国聯通はいずれも2020年で倍増したものの、2021年には減少した傾向にあることがわかる。
引用:
各通信事業者年末発表を基に筆者作成
https://mp.weixin.qq.com/s/ETOLKrR4f5ePS49cXdJhFA
CAICTが『全国移動ネットワーク品質観測報告(第一四半期)』を発表した。これによると、中国5Gネットワーク環境がより改善され、全国5Gの平均下り速度は334.98Mbps、平均上がり速度70.21 Mbps。全国4Gの平均下りと上りの速度はそれぞれ39.02Mbpsと21.63 Mbps。
省地域(自治区、直轄市)別でみると、5Gの平均下り速度が高いのは上海市と重慶市、雲南省、4Gの平均下り速度が高いのは寧夏、青海省、福建省となっている。
引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202206/P020220606352021209673.pdf
工業情報化部より5Gライセンスの交付を受けて丸3年となる2022年6月6日、中国広電社は北京で「中国広電」、「広電5G」、「広電慧家」3つのサービスブランドとLogoの発表会を開催した。同時に中国広電各地の営業店、営業ホールも同時に新ロゴを使用開始した。
発表会場では、192より始まる全国規模の携帯電話番号の予約システムも起動した。番号予約期間中は利用者1人つき番号1個予約可能とし、北京市は月基本料金は69元(約1,311円)からの料金設定、2年間契約、500元(約9,500円)以上の利用料金の前払いを条件としている。
引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/hIBWNkrANfYVnPhSWr_CkQ
http://m.ccidcom.com/yaowen/20220606/tFi8i6yuxRse8MdZC1992zqb0a5i4.html
6月2日、中国IMT-2030 (6G)推進チームがEUの6G Smart Networks and Services Industry Association (6G-IA)と6Gの推進に向けた協力覚書を締結した。
協力項目については、6Gネットワークとシステムビジョン、6G通信ネットワークとシステム、システム概念と周波数帯などが挙げられている。中国IMT-2030 (6G)推進チームと6G-IA双方が国際的標準に関する共同の関心を示した上で、国際共通な6G標準及び産業エコシステムについて推進し、6G関連研究開発においても提携する方向が確認された。
日本においても令和4年5月2日、Beyond 5G推進コンソーシアムと6G-IAはBeyond 5Gの推進に向けた協力覚書を締結している。
引用:
http://www.caict.ac.cn/xwdt/hyxw/202206/t20220602_402256.htm
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000134.html
https://b5g.jp/news/20220502.html
中国工業情報化部の最新データによると、2022年4月末5G基地局を161.5万基整備した。5G基地局が移動通信基地局全体の16%に達した。
2019年6月の5Gライセンスの交付から間も無く3年になるが、通信事業者間で共同建設を進めてきた結果、2021年末には142.5万基の5G基地局を整備し、中国国内293の地級市都市全域をカバーし、98%の県地域と80%の郷鎮地域を5Gカバーできた。2022年第一四半期でさらに13.4万基、4月には5.6万新規整備した。