2022北京冬オリンピック期間中の無線電規制

1月14日、北京市人民政府は2022北京冬オリンピック・パラオリンピック期間中に20万台の無線電設備が集中的に使用される予定を発表し、会場付近の無線電利用規制を一般向けに通告した。

2022年2月4日12時から3月14日0時まで、競技会場周辺3キロ以内で無線電管理部門の許可無しのトランシーバー、WLAN室外基地局、無線マイク及び大型輻射無線電波設備などの使用を禁止した。会場となる北京市と河北省張家口市を通過する場合も所定の周波数帯域を厳格に守るように広く呼びかけている。

引用:
http://www.beijing.gov.cn/zhengce/zfwj/zfwj2016/szfwj/202201/t20220114_2590968.html
https://mp.weixin.qq.com/s/XxOZRO7xkOU2nUq_Flgf2Q

2022年も60万基の5G基地局を目指す

http://www.ccidcom.com/yaowen/20220111/BiUt61ZPsiIg8VqEc18wn7016m22g.html

2021年11月末、中国では139.5万基の5G基地局が整備されていた。中国全国の地方都市、97%の県地域と40%の郷鎮地域で5Gが開通した。

2022年末の目標として工業情報化部は200万強の5G基地局と6億の5G端末接続数を提示した。つまり、2022年も5G基地局を60万基を起点としている。5Gサービスが商業化した2019年には13万、2020年には60万基、2021年には65万基以上を整備してきたが、2022年も依然としてそのスピードを維持する方向のようだ。

引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20220111/BiUt61ZPsiIg8VqEc18wn7016m22g.html

「十四五」デジタル経済発展計画

http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/12/content_5667817.htm

1月12日、中国国務院が「『十四五』デジタル経済発展計画」を公布した。十四五時期のデジタル経済発展について主要指標について提示している。

http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/12/content_5667817.htm

2020年、中国デジタル経済の中核産業の付加価値が国内総生産(GDP)の7.8%を占めることになり、デジタル経済は経済と社会の持続的かつ健全な発展をもたらしたとされている。2025年にはさらに向上させ、10%の目標を掲げている。工業インターネットプラットホームの普及率を2020年の14.7%から45%になっている。

同計画では、5Gについて4回、6Gについては3回言及している。
1、5G通信網の建設と応用が加速している。
2、ギガビット光ファイバーと5Gネットワークインフラの建設で5Gの商業化と大規模な応用を促し、6Gへのネットワーク技術の成熟化を目指す。6Gの技術研究開発支援を強化し、6Gの国際的な標準化に積極的に参加する。
3、核心産業の競争力の向上。5G、IC、新エネルギー自動車、AI、工業インターネットなどの重点産業のサプライチェーンシステムを改善する。

引用:
http://www.gov.cn/zhengce/content/2022-01/12/content_5667817.htm

MIITが2021年中国自動車工業発展状況を発表

https://mp.weixin.qq.com/s/GV3pu9jHBRSCk7ggMC7v8A

1月12日、工業情報化部(MIIT)が2021年自動車工業発展について新聞記者会見を開いた。MIIT弁公庁新聞処副処長が司会し、装備工業一司司長・副司長、中国自動車工業協会会長らが記者の質問に答えた。

2021年7月、中央政治局会議が「国内市場の潜在力を引き出し、新エネルギー自動車の発展を加速する」と提案していた。2021年中国自動車は2608.2万台を生産し、2627.5万台を販売していた。それぞれ前年度より3.4%と3.8%増となり、これまで3年間続いて下落していた状況を変えることになった。うち、2021年は新エネルギー車352.1万台を販売し、前年同期より1.6倍増、連続7年で世界一位となった。中国地場ブランド乗用車の販売台数は累計954.3万台、前年同期より23.1%増、市場シェアは44.4%、前年同期より6%増。完成車の輸出は201.5万台、前年より倍増して過去最高を記録した。

上記一連の数字以外、2021年には『新エネルギー自動車産業発展計画(2021−2035年)』を徹底的に実施したことと、『知能ネット自動車生産企業及び製品管理に関する意見』の発行も有意義であったと言及されている。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/GV3pu9jHBRSCk7ggMC7v8A
http://www.cnii.com.cn/gxxww/gxdt/202201/t20220112_350390.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1721736248586300263&wfr=spider&for=pc

中国広電社が「中国広電5G業務と固定・移動業務融合ブランドデザイン入札」発表

https://www.china6688.com/shop_gxsf2020/news/itemid-13032322.html

中国広電社は「中国広電5G業務と固定・移動業務融合ブランドデザイン入札」を一般公開したした。資金源は68.6万元の自己資金、入札内容には「ブランドデザイン」と「VI仕様設計」、「LOGOデザイン」などが盛り込まれている。

中国移動と中国電信、中国聯通はこれまで数多くのサービスブランドを築き上げてきており、5Gブランドとロゴもある。中国広電は2021年4月に主管部門に12の商標情報を申請したが全数登録できなかったという。うち、下記の標識とロゴも申請されていた。今回は中国広電グループ及び中国広電株式会社の統一したブランド標識とロゴとしてデザインされるという。

https://mp.weixin.qq.com/s/YyFok9i_UnxBGToE9w1xOA

https://mp.weixin.qq.com/s/YyFok9i_UnxBGToE9w1xOA

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/YyFok9i_UnxBGToE9w1xOA
https://www.china6688.com/shop_gxsf2020/news/itemid-13032322.html

2021年11月、中国5G料金プラン利用者が7.02億、うち5G端末接続数が4.97億

中国三大通信事業者の発表によると、2021年11月末中国5G料金プラン利用者が7億268万、携帯電話利用者数全体の42.69%に達した。工業情報化部が発行する『2021年1-11月通信業経済運営状況』では、「11月末、三大通信事業者の携帯電話利用者総数は16.42億、前年末より4792万増。うち、三大通信事業者5G端末接続数は4.97億、前年末より2.98億増であった」と示している。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/8mTDcEDUjZh77Sq5EQBdqQ
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_1f172858cca242639bae973618149470.html

中国5G基地局130万、5G端末接続数は4.97億

12月20日、中国全国工業情報化業務会議がオンラインで開催した。2021年の年度まとめと共に、2022年の重点内容も発表された。

会議では中国5G基地局は既に130万基整備済み、5G端末利用者は4.97億、来年には3つの重要な内容があるという。
1)5Gとギガビットネットワークを継続的に整備し、2022年末には4億世帯をカバー可能なギガビットネットワークを完備する。
2)IPv6の応用と、5Gの産業への応用を促進する。
3)APP整理整頓、知能ネット自動車などの安全保障システムを推進し、無線電利用効率の向上を図る。

引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_3ba43f5ae1b4487d9f58f739ac944c14.html

中国5G携帯電話の平均価額が次第に低下している

12月、中国CAICTが『中国5G発展と経済社会影響白書』を発行した。

同白書によると、国内携帯電話市場では新たな構図が出来つつあるという。2021年10月まで国内5G携帯電話メーカー60社より450モデルの5G端末をリリースし、うち2021年以降新たに18社増加した。2021年5G携帯電話メーカートップ5社の出荷量が全体の83%となり、2020年の96%より13%低減した。

CAICTの5G携帯電話出荷量の集計では、2021年1月から10月まで国内市場5G携帯電話ROM(Read Only Memory、読み出し専用のメモリ)の平均容量が同期の4G携帯電話より80GBほど高くなっている。5G携帯電話の平均価額も次第に低下し、2019年6月時点で9000元ぐらいであったが、2021年1月には3733元、2021年9月には2850元になっていた。部品コストの影響を受けて、1000元以下の5G携帯電話は少ないが、2021年1月から9月の集計では1500元以下の5G端末が全体の18%、3000元以下が全体の60%を超えているという。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/bps/202112/P020211207585963474968.pdf

深圳市農村地全域まで5Gカバー

12月7日、深圳市工業情報化局が『深圳ギガビットシティ発展白書』を発行した。

深圳市は2014年に中国最初の「ブロードバンドモデルシティ」として知られるようになって以来、新型インフラの構築においては常に全国のフロンティア的存在である。都市部家庭のギガビット利用が682.8万世帯となった。

2020年8月17日、深圳市が5Gの独立型(SA)通信ネットワークを整備した。2021年11月まで、深圳市の室外基地局は7.3万基あり、うち5G基地局が32%を占め、室内においても5G基地局が全体の59%となっている。農村地域においても、2021年10月15日より700MHzと2.6 GHzネットワークの混合整備により、農村地全域まで5Gのカバレッジを実現したという。深圳市内各区の平方メートル当たりの5G基地局の密度では福田区がトップとなっている。福田区では主幹道路の96.4%まで5Gがカバーし、下りの平均速度は350Mbps、4Gの15倍以上であるという。

引用:
http://www.sz.gov.cn/szzt2010/wgkzl/jcgk/jchgk/content/post_9433425.html

中国5G個人応用推進チーム成立、Tencentも参加

http://www.gd.chinanews.com.cn/2021/2021-12-09/417992.shtml

12月7日、工業情報化部、深圳市人民政府が主催、中国情報通信研究院、金砖国家未来ネットワーク研究院、IMT-2020(5G)推進チーム、5G応用産業連盟が共催した「2021年IMT-2020(5G)大会5G個人応用フォーラム」が深圳市で開催した。

工業情報化部通信発展司謝存司長が講演され、5Gによる通信ネットワークが次第に拡大し、利用者も急増している。5G個人向けの応用についてはこれから3つが重要になるという。
1.ベース作りと産業能力の向上。
2.応用の促進で応用イノベーションを引き出す。
3.コラボレーションの強化で優れたイノベーションエコロジーを目指して、産学研究交流のプラットフォームを構築する。

5G個人応用推進チームには、テンセント社が副チーム長ユニット代表として、発足式に出席した。Tencentは、5G技術と応用について研究開発に投資し続けてきており、Tencent社の5Gエコロジカル計画と5Gテストセンターは、個人応用推進チームで独自の産業エコロジー的優勢を発揮し、技術・リソース・サプライチェーンで5Gの発展と産学官のコラボレーションを推進するとした。

引用:
http://www.gd.chinanews.com.cn/2021/2021-12-09/417992.shtml
https://cloud.tencent.com/developer/news/883280
https://new.qq.com/omn/20211208/20211208A0CYG600.html