中国最初の屋内5G Massive MIMO実証実験が成功!

https://www.huawei.com/cn/news/2020/9/chinaunicom-distributed-massive-mimo-verified

9月10日、華為技術(HUAWEI、ファーウェイ)公式サイトにて「中国聯通と華為連携で業界初の5G屋内分散型Massive MIMOが国立大劇場にて実証実験し、成功した」を発表した。このソリューションは、屋内5G分散デジタル機器の技術と環境的限界を排除し、Massive MIMO技術を屋内デジタル分散システムに導入し、100MHz帯域幅でのセルピークレートは4.7Gbpsに達したという。

「5Gキャピタル」

中国で5Gが商用化されて1年間弱、ユーザー層が迅速に拡大し、各種産業にも浸透し始めている。5G + 4Kライブ、5G +スマートトラベル、5G製造パーク、5Gスマート医療等多くの業界にて新しいアプリケーションが生み出されている。多様化する応用の変化に応えるために、中国聯通とファーウェイは、首都北京にて「5Gキャピタル」共同イノベーションプロジェクトを立ち上げ(2020年4月8日)、技術イノベーション、経験イノベーション、エコロジカルインキュベーションを通じてより良い5Gネットワ​​ークが構築できるのみでなく、全産業のトランスフォーメーションを目指している。

屋内分散型Massive MIMOは、「5G Capital」の内容の1つであり、高いユーザー層のニーズと大容量な屋内環境に適用する。 5G Massive MIMOと屋内デジタル配信システムのLampSiteを巧みに融合させることによって、セル容量を大幅に増加させ、通信事業者による多応用シーンでのアプリケーションの拡張にも役立つ。

屋内分散型Massive MIMOは「スマート劇場」の主要アプリケーションとして率先して国立大劇場にて導入された。複数のサービスが同時に行われている場合でも、個々のユーザーは究極の体験を引き続き楽しむことができた。劇場内専用サービスもスムーズに進められたことが確認できた。

国立大劇場にて屋内分散型Massive MIMOがアクティブ化された後、複数以上の端末を使用して同時に速度が測定された結果、C−Band 100MHzセルの下だりピークレートは4.7Gbpsに達した。このソリューションが国立大劇場のような人口密集した場所での個人用モバイルサービスのニーズを十分満たすことが判明した。同時に、より多くの高解像度ビデオ映像サービスの展開にも有力な保証を提供できた。

HUAWEI DIS Product Lineの社長であるChen Chuanfei氏は、次のように述べている。屋内分散型Massive MIMOは、長年の技術的ノウハウの積み重ねによる飛躍であり、これまでのネットワーク構成を一新するのであろう。通信事業者がトラフィック増加、個人及び企業ユーザーへのニーズにより的確に対応できるように手助けできよう。屋内分散型Massive MIMOは屋内ネットワークを複数のプレイヤーで共用することが可能になっているため、市場の需要に合わせた技術革新を続け、お客様に最高の5G屋内カバレッジソリューションを提供できる。」

文章・画像は以下より引用:
https://www.huawei.com/cn/news/2020/9/chinaunicom-distributed-massive-mimo-verified

中国深セン市5Gユースケース⑤スマート港

深セン最初の5Gスマート港「妈湾スマート港」
http://shenzhen.news.163.com/20/0820/13/FKFQQHKL04178D6R.html

深セン市の5Gスマート港プロジェクトは、

招商局集団5Gスマート港イノベーションラボラトリー

を母体に展開している。

深セン市港協会:http://www.szports.org.cn/cn/industry-new/item/497-5g.html

「5Gスマート港ラボ」設立の意味が大きい

2019年6月24日、招商局集団*5Gスマート港イノベーションラボラトリー(以下、5Gスマート港ラボ)の設立式が招商局港ビルにて開催した。市政治協会副主席、招商局(China Merchants Port)グループ副総経理、深セン市工業情報化局等の要員が出席した。

https://www.sohu.com/a/323187044_487444
https://www.sohu.com/a/323187044_487444

5Gスマート港ラボの設立は、深セン市5Gスマート港建設の本格始動を意味する。設立に向けて、深セン市工業情報化局と招商局港口グループが約2ヶ月前の2019年4月11日にて既に協力協定を結んでいた。

開幕式では、招商局国際情報技術有限公司、中国移動深セン子会社、華為(Huawei)技術有限公司、三一海洋重工有限公司、杭州海康威視(ハイクビジョン)デジタル有限公司等10社がラボ共同建設宣言に署名した。招商局集団が投資資金を注入し、すべての関係者と共同で、港湾産業およびグローバルサプライチェーンにおける5G技術の応用を模索し、深セン市ビッグベイエリアにおける5Gインターナショナルテクノロジーの産業イノベーションセンターの構築にも寄与するとした。

「労働集約型」から「機械集約型+労働集約型」へと移行する招商港深セン西部港湾エリア

http://www.norco.com.cn/News/818.html

招商港深セン西部港湾エリアには妈湾港区、蛇口港区と赤湾港区がある。
1990年に妈湾港が開業した当初は、主に深セン経済特別区の建設に必要な木材、鉄鋼、セメントなどの建設資材の輸送に使用されていた。当時の港は労働集約型産業であったが、その後コンテナターミナルの整備により「機械集約型+労働集約型」へと徐々に移行してきている。

「妈湾スマート港」の今:メディア注目の的

https://www.sohu.com/a/413962695_803572

2020年8月17日、広東省深セン市にて行われた「深センに火を灯す、5Gスマート都市」セレモニーにて招商局港口グループ株式会社(China Merchants Port)副総経理、首席デジタルオフィサーである李玉杉が「妈湾スマート港」は最終テスト段階に入っており、稼働後世界港業界のAI化モデルとなる見込み」と発表していた。

翌日8月18日午後、人民日報、新華社、光明日報など20社以上の記者が妈湾スマート港に集まり、取材した。

https://www.sohu.com/a/413962695_803572

招商港副総経済師劉杉によると、「妈湾スマート港」は港AI化建設で最初のプロジェクトとなる。5G等のテクノロジーを活用したことでARパノラマ管理、無人運転、リアルタイムドローンなどの機能を実現し、北斗の高精度GPSで港内船舶と設備のリアルタイム管理もできている。AI人工知能にてレッカー車ドライバーの安全運転行動のリアルタイム把握とその早期警告分析まで実行し、「安全、安定、高効率、智能」な積み降ろし作業を保証できている。

トラック
遠隔コントロールAIトラック
5Gによるガントリークレーンのリモートコントロール操縦室
5Gによるガントリークレーンのリモートコントロール画面
ガントリークレーンの現場

招商局集団:「招商局」グループは中国国務院国有資産監督管理委員会が株式の100%を所有する、香港特別行政区に登記されている非公開株式会社。 傘下には、海運、造船、港湾・高速道路・物流施設などの管理運営、不動産開発、金融などを手掛ける複合企業である(Wikipediaより)。
1872年清朝李鴻章によって設立され、100年以上の歴史を有する中国近代史上第一号の郵船運送企業(百度百科より)。

文章・画像は以下より抜粋引用:
深セン市工業情報化局:
http://gxj.sz.gov.cn/ztfw/ztzl/5gsd/zccs_189259/content/post_2008851.html
深セン市港協会:
http://www.szports.org.cn/cn/industry-new/item/497-5g.html
http://www.norco.com.cn/News/818.html
https://www.sohu.com/a/323187044_487444
https://www.sohu.com/a/413962695_803572
https://www.sohu.com/a/323221122_355798

中国深セン市5Gユースケース②スマート医療

9月4日付けの「世界最大の5G独立ネットワーク構築、全域カバーを実現した都市ー深セン!」にて紹介している深セン市5Gユースケースについて①スマート空港、②スマート医療、③スマート公共バス、④スマート変電所と⑤スマート港の5つについて順次整理している。

本日は②スマート医療について色々調べたが、思ったほど情報が出ていない点が興味深い。継続して調べる必要がある。

深セン新聞網http://www.sznews.com/news/content/2019-04/02/content_21583601.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1629768391717770670&wfr=spider&for=pc

深セン初の5Gスマート病院拠点

2019年4月2日、深セン市第3人民病院(市第3病院)は中国電信深セン子会社、華為技術(Huawei)有限公司と「5G戦略協力フレームワーク」契約を締結した。中国電信の5G、クラウドと光ファイバーネットワークの有効な組み合わせにてスマート医療界のイノベーションと密接な協力を展開することに合意した。深セン市初・中国感染症専門病院初の5Gスマート医療モデルを全力にて構築するという。

市第3病院院長のLiu Lei氏はこう紹介した。
病院、中国電信とHuaweiは5G通信環境下における遠隔診察と遠隔操作類の応用について共同研究を進める予定。例えばリモートロボット手術、リモートロボット超音波、リモートロボット内視鏡検査などある。これらの取り組みは多専門医療部門と複数手法を要する難病治療事例の普及にも役立つ。

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1629768391717770670&wfr=spider&for=pc

5Gスマート病院にてできること:

5Gとクラウド、AI技術を通じて、5Gスマート病院は階層的な診断と治療、遠隔医療、インターネット相談など複数の医療現場でのアプリケーションシナリオを実装し、患者さんにこれまでにない治療体験を提供する。

◆5G通信環境では、「院前救急」が可能になる。
救急車が到着した瞬間から患者の患者の身体的兆候データ、モニタリング画像、現場の環境と救急プロセスがリアルタイムで病院に送信されるようになる。救急医は、患者運送中にて患者カルテの把握が可能になり、より正確な救急方法や必要な検査項目の指示も出せるようになる。運送中においても即座に救急・遠隔診察できる。

◆5Gによる「超低遅延」
「4Gネットワ​​ークと比較すると、5Gネットワ​​ークでの情報画像データの最大伝送速度は10数倍に増加し、エンドツーエンドの遅延は1ミリ秒よりも低く、遅延はほぼ0である」と市第3病院院長がいう。

◆国内初のDSA-DISCIVERYIGS7ORユニットの導入
複合手術室に世界で7台目となる中国国内で最初のDSA-DISCIVERY IGS7 ORユニットを導入する。これにより、手術への介入も可能になり、現場医師とのタイアップもより図りやすくなる。

◆スマート医療関連機器も発達してきている
記者が「5G産業深センツアー」(2019/4/30)にて5G通信環境可の「スマート医療」デモンストレーションにて遠隔診察を実現可能になったことを確認した。5G通信対応のポータブル超音波検査機を利用して患者検査データをリアルタイムで病院端末に送信でき、医師が即座に診察できる。

主治医の指示を受けた現場医師が超音波プローブを患者の体にて移動しながらしている。主治医側は、携帯電話の画面を通じて患者の体のそれぞれの部分のリアルタイムB超音波情報を見ることができている。

http://www.sznews.com/news/content/2019-04/30/content_21710599.htm
ポータブル超音波検査機
http://www.sznews.com/news/content/2019-04/30/content_21710599.htm

深セン市「スマート医療」連携システムの構築

新聞網の報道によると、2019年6月深セン市福田区衛生健康局が福田区医療グループを組織し、中山大学付属第八病院をリーダーとして7つの病院と83の住宅区健康センターより構成される医療連携システムを構築できているという。

文章・画像は以下より抜粋引用:
新華網http://www.xinhuanet.com/tech/2020-08/17/c_1126378787.htm
深セン晩報https://baijiahao.baidu.com/s?id=1629768391717770670&wfr=spider&for=pc
深セン新聞網(2019/4/2)https://www.sohu.com/a/397916970_100090362
深セン新聞網(2019/4/30)http://www.sznews.com/news/content/2019-04/30/content_21710599.htm
医療科技https://www.sznews.com/news/content/2020-05/23/content_23181459.htm

KDDI&中国電信等が国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンスを共同設立!

9月1日昨日、中国電信社公式サイトにて「中国電信、韓国LG Uplus、日本KDDI、カナダBell、Qualcomm、Felix &Paul、Atlas V 等の通信事業者・業界コンテンツ制作会社とGlobal XR Content Telco Alliance ・国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンスを設立した」と発表した。

日中連携?早速確認したところ、KDDI社もリリースしていた!
思いがけない超がつく超嬉しいビッグニュース!ファイト!
アライアンスの主旨は「高品質で魅力的なオリジナルXRコンテンツの制作支援を目的に」となっている。

特に気になったのは、中国電信社の発表では「本次与全球顶级的5G运营商、产业合作伙伴和顶级内容制作室共同发起全球XR内容电信联盟,是深化产业合作、扩大运营商在5G内容领域影响力的重要一步。中国电信将通过持续的合作,激发XR领域的技术、应用和模式创新,推动全球XR产业的高质量发展。」となっている。
つまり、「今回世界トップクラス5G通信事業者、産業界及びトップレベルのコンテンツ制作会社共同での国際XRコンテンツ制作通信事業者アライアンスの設立は、産業連携の強化、通信事業者が5Gコンテンツ領域での影響力の拡大につなげる重要な一歩である。中国電信は持続的な協同を通じて、XR領域の技術・応用とイノベーションを刺激し、世界XR産業の高品質な発展を促進します。」とある。

高品質なコンテンツ提供できていれば、通信事業者の影響力も強まることにつながるが、中国電信社のポイントは、KDDIが目的としている「高品質なコンテンツ制作支援」ではなく、あくまでも「産業連携の強化と通信事業者の影響力の拡大」にある。この中国電信社による影響力の主張から今の中国電気通信の市場構造を垣間見ることができよう。ある意味、これが中国通信事業者としての本音なのかもしれない。どこまで利益最優先しているのか、ギャップの大きさに言葉を失う。

文章・画像は以下より引用:
http://www.chinatelecom.com.cn/news/02/202009/t20200902_56345.html
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2020/09/01/4647.html

5G料金プラン利用者と5G利用者の違い

今日は本サイトでもよく登場する「5G料金プラン利用者」と「5G利用者」の違いを整理しておきたい。

8月27日「中国5G料金プラン利用者が1.3億突破」と題した内容にて「7月末の中国5G料金プラン利用者数が発表された。中国移動は8405.7万、中国電信は4927万として2社合計で1.3億を突破している。」と記した。

「5G料金プラン利用者」とは5G料金プランを選んで利用しているユーザーのこと、必ずしも5Gの携帯電話を使っているとは限らない。

対して「5G利用者」とは実際5G携帯電話を利用しているユーザー。7月末の中国5G利用者数は8800万強になっていると中国工業情報化部直轄情報通信研究院が発表している。

「5G料金プラン利用者」を現時点で「5G利用者」として公式に認めているのは中国移動と中国電信2社のみ、中国聯通は認めていない!

ここまでいうと、何故これまでの「5G利用者」の公表データに中国聯通が0になっているままなのかお分かりいただけるかと思うのである。

文章が以下より抜粋引用:
https://tech.sina.com.cn/roll/2020-08-18/doc-iivhvpwy1758520.shtml

中国5G料金プラン利用者が1.3億突破

近日、7月末の中国5G料金プラン利用者数が発表された。
中国移動は8405.7万、中国電信は4927万として2社合計で1.3億を突破している。中国聯通は依然として未公開となっているが、7月末の中国5G料金プラン利用者で1.5億を超えているのがほぼ間違いない。

中国移動:今年以来3回目のユーザー減

中国移動は7月総利用者数は9.4億となっているが前月より36.4万減となった。年間で390万減、2020年になって以来、2月と6月に続く3回目のユーザー減となった。

中国全国14億人で16億の携帯電話利用者を有する。平均して100人に114台の携帯電話があり、人口ボーナスによる急成長も飽和状態になってきている。今年の7ヶ月にて中国移動の利用者減は千分の4程度に留まっており、ブロードバンド利用者の増加幅も昨年同期より低下しているため、中国携帯電話市場でのリーダーシップは変わらないが、数より質へと戦略転換が求められている。

中国電信:確実な利用者獲得

7月までの月別利用者増加数が既に1千万を超え、中国移動社と中国聯通社を確実に一歩リートしている。固定電話に強みを持つキャリアとして、MNPの最大の受益者となっている上、利用料金の低廉化についても三大事業者の中で最も評価されている。

5G端末による接続数が9月以降に急増見込み

6月末の発表によると、5G端末による接続数が6600万部であった。
COVID-19のパンダミックにより、中国で特に情報通信技術の利活用が功を奏したこともあり、5月の「両会」による中国トップ層よりの5Gインフラ加速方針を受け、6月以降多くの5G関連会議が盛んに行われてきた。早速9月にも始動とされる5G独立網の SAネットワークの起動により、国内5Gの発展も第二段階に入り、5G端末による利用者もあっという間に1億突破するだろう。5Gの各産業へのトランスフォーメーションがより実用化に近づき、5Gによる社会への変革・経済的効果もより感じられやすくなるだろう。

文章・画像は以下より抜粋引用:
http://www.cww.net.cn/article?id=474752
http://www.cww.net.cn/article?id=474828
https://mp.weixin.qq.com/s/kKtvVyvPcKkRZZkvOes5WA


「中国5G産業政策とデジタル社会の持続的発展」について学会発表致しました!

2020年7月4日本日、2020年度情報通信学会大会にて「中国5G産業政策とデジタル社会の持続的発展」を発表いたしました。
資料はこちらに置いておきました。
日本ではなかなか出てこない中国5G情報の共有ができれば幸いです。

中国5G利用者数ほぼ1億突破

各種資料に基づき筆者作成

中国5G市場が5月も急増し続けている。
中国移動5G利用者は11.864万増で累計5561万。
中国電信は835万増で累計3005万。
中国聯通は依然として5G利用者数を公開していないが、中国電信同等かわずかに少ない程度と業界がみている。
全体として、3つの主要事業者の5G利用者は1億を突破していると見て間違いないようである。

増加幅からみると、今年以降中国移動はほぼ月1000万の増加ぶりである。1月の5G利用者は673.6万であったが、2月から4月までは、それぞれ866.3万、1632.4万、1202.2万増であった。中国電信の3月と4月はそれぞれ588万と509万の純増であった。

文章・画像は以下より引用
https://mp.weixin.qq.com/s/g3eEArKHLD-fjs_p2DV6TQ

中国広電も着々と5Gコアネットワ​​ークを開通

湖南省長沙市にて中国広電初の5Gコアネットワーク開通

6月24日、中国4つ目となる通信事業者、中国広電*が同社初の5Gコアネットワークを湖南省長沙市にて開通した。

*中国広電:中国広播電視網絡有限公司(China Broadcasting Network)は国内全土で有線テレビネットワークの業務を展開する企業で、2019年6月6日付けで中国移動、中国聯通と中国電信の3社と同時に中国工業情報化部より5Gの運営を承認する基礎電信業務経営許可証の発給を受けていた。4.9GHz〜5GHzまでの周波数帯域を割り当てられた。元々保有していたラジオ用の700MHzも2020年2月に工業情報化部より5G用として許可されている。
#6月30日に中国広電網絡有限公司が中国広電網絡株式会社株式会社を設立し、12月31日までに資本注入を完成予定としている。

業界最高の技術レベルを持つ5G SAコアネットワークが構築され、長沙市と北京市間のVoNR音声通話も実現した。

コアネットワークは5Gネットワ​​ークの中枢であり、ユーザーデータ、ネットワークセキュリティ、ビジネスの差別化とネットワーク機能の開放などの主要な機能を備えている。これを以って、中国広電社が湖南省にてToC及びToBの5Gニーズに対応可能となる。

江蘇省にて700MHzと4.9GHz「デュアルバンドネットワーキング」

続いて6月28日、江蘇省ケーブルテレビは、江蘇省初の4.9GHz及び700MHz 5G基地局アンテナを設置した。江蘇ケーブルテレビによると、この基地局建設は700MHzと4.9GHzを統合した独立したネットワークモデルを使用している。これは、江蘇ケーブルテレビが5G分野で中低周波数の「デュアルバンドネットワーキング」の能力を持っていることを示し、江蘇ケーブルテレビの5Gへの正式な参入を意味する。

貴州省貴陽市にて中国広電5G最初の試運転

更に6月30日、貴州省貴陽市広電子会社でも5G SAコアネットワークの試運転を発表し、省・市・県・郷へとシームレスカバレッジを目指すとしている。

文章・画像は以下より引用:
http://www.dvbcn.com/p/111126.html
http://www.dvbcn.com/p/111202.html
https://www.sohu.com/a/404941909_488920
https://www.sohu.com/a/404616152_120065467
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1670929925715217639&wfr=spider&for=pc

ノキアが台湾大哥大(Taiwan Mobile)5G契約を独占獲得

6月29日本日、ノキアが台湾大哥大(TWM,Taiwan Mobile)の5Gネットワ​​ーク契約を独占獲得したと発表した。

3年間の契約で約4億ユーロの受注額になる。受注内容は5G RAN(アクセスネットワーク、Radio Access Networks)、5G コアネットワーク(Core Networks)及び5G IMSその他の設備機器まで含まれる。

今月より5G NSA(Non-StandAlone)非スタンドアローンネットワークから敷設し始め、3年以内で5G SA(Stand Alone)スタンドアローンネットワークへとグレードアップしていく。

ノキアは台湾大哥大の長期的なパートナーとして、これまで2G、3Gと4G関連設備を提供してきた。今後持続可能な発展とデジタルトランスフォーメーションに焦点を当てた「スーパー5G戦略」の推進について、台湾大哥大社を支援するとした。

Nokia社プレスリリース:https://www.nokia.com/about-us/news/releases/2020/06/29/nokia-wins-exclusive-taiwan-mobile-5g-deal/