5G、IC、生物医学等の主要分野が「第14回5カ年」国家専項規画に盛り込まれる方向が濃厚?

http://www.miit.gov.cn/n1146295/n1146592/n3917132/n4545264/c8134343/content.html
http://www.miit.gov.cn/n1146295/n1146592/n3917132/n4545264/c8134343/content.html

10月26日公布の工業情報化部発「政協十三回全国委員会第3回会議第2524号(公交郵電類第240号)提案への回答」にて5Gについて下記のように示されている。

「工業情報化部が5G、IC、生物医学等の主要分野を「第14回5カ年」国家専項規画に盛り込む方向で積極的に検討している。核心的なテクノロジーの飛躍的進歩をリードし、重要な科学技術プロジェクト・製造業高品質発展プロジェクト等に依存し、コアとなる核心的技術と製品研究を強化する。技術分野での国際協力も強化し、「ボトルネック」問題を有効に解決する。現代化した経済システムの構築と、経済性の高い発展にも強力なサポートを提供する。」

文章・画像の引用先:
工業情報化部
http://www.miit.gov.cn/n1146295/n1146592/n3917132/n4545264/c8134343/content.html
市商網
https://www.otcbeta.com/kx/669c636fe8a9369cdbf5ff42c8a1d589.html

中国5G始動からまる1年、今こそ点検!

昨日に続き、邬贺铨院士が2020年10月15日のIMT2020(5G)サミット5Gイノベーションフォーラムにて講演された「5G商業化1周年の点検」について時間をかけて整理してみた。

5G商業化して1周年、卓越した成果と共に問題の所在も直視せざるを得ない!
1)技術の未熟さ
2)高価なコスト
3)転化しにくいコスト

中国5Gについて一番熟知している中国の科学家による中立的・客観的な観点である!?

5G通信技術の成熟度は移動通信産業の発展ルールにマッチしている

移動通信は基本的に10年で1世代、各世代スタートした最初の何年間は進化していく過程となる。各世代期間内にて多くのバージョンアップ・グレードアップがあり、技術は次第に成熟化していくが、商業化当初は未熟であることが明らかである。特に5Gの場合その傾向が顕著である。

1Gの時は、中国は世界より少なとも6年間遅れた。2Gは3年間、3Gは6年間、4Gは3年間ほど出遅れてきた。5Gはようやく同期されている。よって、過去数年間は我が国は基本的に先進国より数年遅れての商業化に、基本的には海外製品を使用してきた。3G以降、一部の中国国産ブランドが出回り、4G以降大幅な改善が見られた。総じて言えば、これまでは我々には海外派が先行していたゆえに、我々には試行錯誤のリスクが少なかった。先進国に遅れたからだ。これによって、我々は市場での優位性を失ったばかりでなく、特許利用料などによる製品コストの上昇という代価を支払わざるを得なかった。サプライチェーンやバリューチェーンでの主導権も失った。

5Gの効率は4Gより遥かに優れている

5Gが使用する周波数帯域が高く基地局の密度が高い。
今の4Gカバレッジレベルまで引き上げるには、4G基地局の2〜3倍の5G基地局が必要、さらに基地局あたりのエネルギー消費量も4Gの2〜3倍となるというふうに計算すると、5G基地局の総エネルギー消費量は4Gの4〜9倍になる可能性があるとのこと。

しかし、実際5G基地局にはマクロ基地局(ステーション)とマイクロ基地局があり、5Gマクロステーションは4G基地局に等しく、5Gマイクロステーションはもっと細かくなる。それでも、4Gマイクロステーションの3倍にはならない。もう一つ、WiFi設置可能な場所ではWiFiを利用することによって、室内用基地局の設置を省ける。トータル的に言うと、5Gのエネルギー消費量は4Gのエネルギー消費量よりは多いが、本当に4〜9倍高いかどうかは定かではない。

5G投資回収は実は4Gに匹敵!

招商証券の予測によると、5G基地局などのインフラストラクチャ建設への総投資額は1,650億米ドル、4Gは既に1,100億米ドルを費やした。言い換えればつまり、5G基地局への投資は4Gより50%多い。我が国の4G建設は2013年から現在まで7年ある。現在、4G利用者が全ユーザーの80%。5Gが今日の4Gの規模になるには、8年或いはさらにかかると推定されている。 ということは、5Gの年間投資規模から見ても想像するほど大きくないことが言える。

文章・画像の引用先:
中国情報産業網http://www.cnii.com.cn/xxtx/202010/t20201017_223571.html
騰迅網https://new.qq.com/rain/a/20201017a07a1900
人民郵電報https://baijiahao.baidu.com/s?id=1680793619348214038&wfr=spider&for=pc

10月15日までの中国5Gの最新データ!

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1680793619348214038&wfr=spider&for=pc

2020年10月15日、IMT2020(5G)サミット5Gイノベーションフォーラムにて邬贺铨院士が中国5Gの最新データを発表した。

「今、この時点で中国の5G基地局が60万基達成、5Gへの接続数は1.5億、いずれも世界トップである。」と明らかにした。

文章・画像の引用先:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1680793619348214038&wfr=spider&for=pc

中国電信・中国移動が2020年貧困撲滅賞受賞

2020年10月17日は第7回目の中国貧困撲滅の日。
当日、国務院貧困撲滅グループは、2020年全国貧困撲滅表彰大会を開催した。中国電信貧困撲滅弁公室(オフィス)と中国移動貧困撲滅弁公室が2020年全国貧困撲滅賞と組織革新賞を受賞した。

中国電信の「4+2」貧困撲滅プロジェクトは2020年5月で全員貧困脱出した。当社弁公室は全国の省クラスの子会社を通じて、1400を超える貧困村を支援した。2016年以降貧困撲滅に積極的に取り組み、約4000名の幹部を現場に投入し、累計寄付支援資金が9億元強。村政府への光ファイバーや4Gネットワークの100%カバレッジなどにて貢献した。

中国移動は「1 + 3 + X」の「ネットワーク+貧困緩和モデル」に基づき、指定された13の県にて100万人以上の貧困人口の貧困撲滅に貢献した。全社1200人強の党支部が1000の貧困村と直接扶助した形をとった。累計投入資金が 1000億元強。

燕山ー太行山区貧困人口全員貧困脱出できた!

工業情報化部2020年燕山ー太行山区貧困撲滅ビデオ会議開催

北京科学大学学報(社会科学版)雑誌より引用
https://www.zz-news.com/com/bjkjdxxbshkxb/news/itemid-1385128.html

2020年10月16日、工業情報化部が2020年燕山ー太行山区貧困撲滅ビデオ会議を開催し、燕太地域は貧困撲滅において目覚ましい成果を上げており、33の貧困県の貧困人口全員貧困脱出できたと発表した。

当該地区の貧困撲滅は国家級レベルとなっており、執行政策の制定にあたっては国務院・発改委が担っている。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/b83sDrVukwwb5HOj5DUhdg
http://www.miit.gov.cn/n973401/n6394828/n6424913/c8121169/content.html
https://www.zz-news.com/com/bjkjdxxbshkxb/news/itemid-1385128.html

デジタルチャイナサミットでデジタル産業化・産業デジタル化!

第3回デジタルチャイナサミット開催

http://www.fj.xinhuanet.com/2020zt/2020szzg/index.htm

中国新華社によると、第3回デジタルチャイナサミット(10月12日〜14日)が福建省福州市にて無事閉幕した。

人工知能、5G、工業インターネット、ブロックチェーンなど最先端分野プロジェクト計426件締結、総額3316億元

今回のサミットで人工知能、5G、工業インターネット、ブロックチェーンなど最先端分野をカバーするデジタル・エコノミープロジェクトが計426件が締結され、その総額が3316億元に上る。これによってデジタル産業化・産業デジタル化を協力に促進することになるとした。

第3回デジタルチャイナサミットでは、「デジタル福建」、「COVID-19対策による中国医療のデジタル化」、「デジタル・エコノミー」、「デジタル政府」セッションも設置し、広く議論した。
10月14日の閉幕式では「2020デジタルチャイナイノベーションコンテストの表彰式」も行われた。

http://www.xinhuanet.com/tech/2020-10/14/c_1126610283.htm

中国電信は福建省と「新型インフラ」PJ締結

中国電信は今回のサミットに積極的に参加し、特別ブースの設置などを通じてデジタルチャイナの建設に貢献した結果を総括的に展示した。
福建省政府と「新型インフラ建設とデジタル福建発展の戦略的協力協定」を締結し、新能力、新要素、新サービス、新アプリケーションを含む新型インフラ建設の四大プロジェクトに焦点を当てるとした。

2020年2月以降、中国で新型インフラの整備に関する政策的指針・指示が多く発表されてきたが、通信事業者と地方政府の連携による発表が今回初めてとなる!

中国電信5G+クラウド・ネットワーク融合デジタル化

https://mp.weixin.qq.com/s/o-KLueZr3Dz_XmUiPvR8Sg

同日の閉幕式では、中国電信副総経理王国権が中国電信5G+クラウド・ネットワーク融合デジタル化について3点ほど発言した。
その1:デジタルチャイナの進展が加速している。
その2:5G+クラウド・ネットワークの融合がデジタルトランスフォーメーションを促進する。
その3:中国情報化建設の主力軍として、中国電信はクラウド・ネットワーク融合を加速する。

文章・画像の引用先:
新華網http://www.fj.xinhuanet.com/2020zt/2020szzg/index.htm
新華網http://www.xinhuanet.com/tech/2020-10/14/c_1126610283.htm
人民郵電報https://mp.weixin.qq.com/s/o-KLueZr3Dz_XmUiPvR8Sg
人民郵電報https://mp.weixin.qq.com/s/Jj0o8eRC_fE_Bu3umAZi3Q

深セン、北京、重慶、山東省に続き江蘇省も5G SA Networkカバレッジを発表

http://js.cri.cn/20201013/de10b5da-1ee9-a4f1-f9f5-5801b40585b1.html

子供達が江蘇省南通森林野生動物園にて5G VRを体験中。

江蘇移動5G建設状況:5G基地局3.4万超
省内全市・県地域中心エリアをカバー

https://www.sohu.com/a/424163378_354877

人民郵電報2020年10月12日の報道によると、2020年に以来、江蘇省中国移動子会社は5Gネットワークの建設に総力を上げてきた結果、3.4万基の5G基地局が全数5G SAネットワークと接続し、安定な通信が確認できたという。

エリア的には、江蘇省内13の市・県地域にて連続的なカバレッジ、重点郷鎮地域では中心エリアのカバレッジができている。ライン的には、重点高速・地下鉄などの交通中枢網を含め、政府ビル・大型デパート・大型病院・重点観光地・重点高級ホテルなどの重点エリアにて5Gネットワークを敷設できた。

5G応用:中国移動社18プロジェクトが工業情報化部より受賞

中国移動研究院主席専門家王大鵬が60%以上の産業においてLocal5Gへのニーズがあると言及!

江蘇移動と常州精研科技の「5G+スマート工場」プロジェクトは、独立した5Gネットワークによって稼働するAI品質検査ロボットが人力に取って代わり、「人工」から「人工知能」を実現している。

5Gとクラウドコンピューティング等のテクノロジーをベースとした 5G +心脳血管疾患インターネット診断・治療プラットフォームは、「5Gでリアルタイム監視、人工知能支援診断、クラウドプラットフォームでのオンライン診断・治療、及び慢性疾患追跡管理」の医療サービスモデルを革新した。この 2つのプロジェクトは、それぞれ第3回「BloomingCup」5Gアプリケーションコンテスト1位と2位を獲得した。

江蘇移動の「5G Smart Grid」、「5G + Smart Industrial Park」、「5G V2X 都市レベルのモデルプロジェクト」等が計3等賞5つ、優秀賞11項も受賞した。

江蘇省より多くの主要企業が5G SAネットワークに基づいたデジタルトランスフォーメーションを図り、生産ラインのデジタル化へと移行している。

江蘇移動と常州精研科技の「5G+スマート工場」が工業情報化部「ブレーミングカップ賞」一等賞受賞。

https://www.sohu.com/a/424163378_354877

朱蓬口海鮮市場での5Gネットワークの実証実験

http://js.cri.cn/20201013/de10b5da-1ee9-a4f1-f9f5-5801b40585b1.html

文章・画像は以下より引用:
江蘇省OnLine(2020-10-13)
http://js.cri.cn/20201013/de10b5da-1ee9-a4f1-f9f5-5801b40585b1.html
人民郵電日報(2020-10-12)
https://www.sohu.com/a/424163378_354877

中国広電網絡株式有限公司が成立

本日10月12日、「中国広電網絡株式有限公司成立大会」が中国国家ラジオ・テレビ総局ビルにて行われ、事実上、中国4番目の通信事業者となったことを意味する。登録資本金1012億元のうち、国家電網とアリババがそれぞれ100億元を投資している。

成立大会では、中国広播電視有限公司は国家電網とアリババと戦略的な協力協定を締結した。

これまでの経緯:

2020年9月24日、中国広電網絡株式有限公司は北京市にて創立大会を開催し、第一回取締役会と第一回監督会も同時に開催され、主要メンバーを選出していた。

翌日の2020年9月25日、中国広電網絡株式有限公司は商業登録を完了し、登録資本金1012億RMBで事業許可を取得した。

株主:


中国广播电视网络有限公司

国网信息通信产业集团有限公司

杭州阿里巴巴创业投资管理有限公司

广东广电网络发展有限公司

北京北广传媒投资发展中心有限公司

山东广电控股集团有限公司

华丰达有线网络控股有限公司

内蒙古自治区人民政府国有资产监督管理委员会

河北冀广网络有限公司

四川广电网络股份有限公司

黑龙江广播电视传媒网络集团股份有限公司

辽宁广播电视网络有限责任公司

江西广电传媒集团有限责任公司

东方明珠新媒体股份有限公司

江苏省广电有线信息网络股份有限公司

华数传媒控股股份有限公司

中信数字媒体网络有限公司

新疆广播电视投资有限责任公司

宁夏广电传媒集团有限公司

云南广播电视信息传输网络股份有限公司

安徽广电传媒产业集团有限责任公司

天津广播电视台

甘肃飞天广电传媒投资控股有限公司

广州市广播电视台

海南省文化投资管理有限公司

吉视传媒股份有限公司

湖北省广播电视信息网络股份有限公司

湖南电广传媒股份有限公司

深圳市天威视讯股份有限公司

广西广播电视信息网络股份有限公司

贵州省广播电视信息网络股份有限公司

陕西广电网络传媒(集团)股份有限公司

重庆广播电视传媒集团股份有限公司

河南广电传媒控股集团有限责任公司

青海省民族语影视译制中心

山西广播电视台

安庆有线电视网络中心

天津虹桥科技投资集团有限公司

安徽省有线广播电视传输中心

天津文化产业股权投资基金合伙企业(有限合伙)

新疆生产建设兵团文广传媒集团有限公司

铜陵广播电视网络传输中心

深圳市招商局科技投资有限公司

酒泉钢铁(集团)有限责任公司

西藏自治区广播电视网络传输中心

福建广电网络集团股份有限公司

2020年9月25日,中国广电网络股份有限公司完成工商注册,领取营业执照,注册资本10120107.2万元。

文章・画像以下より引用:
人民郵政電気日報(2020−10−12)
http://news.idcquan.com/news/181035.shtml
北京商報(2020−10−12)
http://www.bbtnews.com.cn/2020/1012/372031.shtml

より徹底した院前医療救急サービスの全国展開

http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594r/202009/c0099c26b268492eb9b6e8e0f8c02717.shtml

2020年9月1日、中国国家衛生健康委員会と工業情報化連盟で「「インターネット+医療健康」サポートシステムをさらに改善し、院前の緊急医療要請のための試運転に関する通知」を公布し、北京、江蘇、湖北、広東4地域にて病院到着前の医療緊急要請を実験的に行うとした。

同システムでは、5G・ビッグデータ・人工知能等の新世代の情報通信技術を利用した医療サービスの向上を図っている。120番通報した人の携帯電話のより精確な位置情報などを迅速に共有することによって、救急センターにて病院到着前の医療緊急事態の対応時間を短縮し、迅速な治療のための貴重な時間を確保すると共に、人々の生命と健康に対する権利をよりよく保護することを目的としている。

http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594q/202009/4b20d1ac72914b3997f76110ccc0103d.shtml

9月24日、全国各省・自治区・直轄市及新疆地区衛生健康委員会、発展改革委員会、教育庁(局)、通信管理局、公安庁、人力資源社会保障庁(局)、交通運輸庁、応急管理庁(局)、医療保証局宛に「院前の医療救急サービスに関する指導意見」に公布し、全国範囲内での徹底実施を求めた。

同サービスでは、救急車到着時より患者の身体的兆候データをリアルアイムで救急センターと共有でき、即座に緊急措置を取れるようになる。患者者の詳細データによって搬入先の病院も選定しやすくなる。また、救急車が搬入先となる病院とも情報共有ができ、患者到着までに搬入先病院側での受入準備も可能になるという。

文章・画像は以下より引用:
国家衛生健康委員会
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594r/202009/c0099c26b268492eb9b6e8e0f8c02717.shtml
http://www.nhc.gov.cn/yzygj/s3594q/202009/4b20d1ac72914b3997f76110ccc0103d.shtml

「メディア統合の発展」に関する政府意見!

http://www.gov.cn/zhengce/2020-09/26/content_5547310.htm

2020年9月26日、中国共産党中央弁公庁と国務院弁公庁は「メディア統合の発展を加速するための意見」を公布し、各地方政府部門に実情に即した実施を求めた。

同意見では、先進技術をメディア統合発展のリードとエンジン役として発展させなければならない。5G、ビッグデータ、クラウド、IoT、ブロックチェーン、AIなどの情報通信技術の成果を発揮させ、コミュニケーション分野におけるニューテクノロジーの前向きな研究と応用を強化する。コアとなるテクノロジーの独立したイノベーションを促進するとしている。

文章・画像は以下より引用
中華人民共和国中央人民政府網
http://www.gov.cn/zhengce/2020-09/26/content_5547310.htm

中国携帯電話インターネット利用率が99.2%

2020年9月29日、中国インターネット情報センター(CNNIC)が「第46回中国インターネット発展状況統計報告(中国互聯網絡発展状況統計報告)」を発表した。

同報告によると、2020年6月まで中国のインターネット利用者は9.4億、2020年3月より3625万増、インターネット普及率は67.0%、2020年3月より2.5%増となった。

「インターネットアクセル設備使用状況」によると、2020年6月時点で携帯電話からのインターネットアクセスが全体の99.2%を占め、同年3月とはほぼ横ばい水準である。
ディスクトップ・ノートPC・テレビとタブレットPCによるアクセスはそれぞれ37.3%、31.8%、28.6%、27.5%。

携帯電話インターネット利用者が占めるインターネット利用者全体の割合がここ3年間上昇する傾向にある。

COVID-19の影響と考えられる2020年3月時点の携帯オンライン教育利用者が4.2億人、6月では3.7億人になっているものの、COVID-19以前の2019年6月の使用率(携帯電話インターネット利用者の割合)が23.6%から40%以上に激増したことが注目に値する。9月から全国の小中高大学が開講したので次回調査時期(2020年12月)の数字が重要であろう。

筆者注:中国は国土が広いゆえ、固定通信よりも移動通信によるインフラ整備の可能性が大きい。だからこそ、私は携帯電話に夢、無限な可能性を感じる。実際、ディスクトップやノートPC、タブレットのような端末よりも99%以上のインターネットアクセスが携帯電話からの接続であるデータが何よりの証拠。移動通信技術で国中のインフラ・社会的基盤のデジタル化を構築することは理に合っていて、中国の実情にもマッチしている。今、5Gがその技術的汎用性が備っているから5Gをリード役として新型インフラの建設に国家総力上げている。何の矛盾もなく至ってシンプルそのもの。ここに「戦略性」がある。

文章・画像は以下より引用:
中国インターネット情報センター(CNNIC)
http://www.cnnic.cn/hlwfzyj/hlwxzbg/hlwtjbg/202009/t20200929_71257.htm
中国国家インターネット信息化委員会弁公室
http://www.cac.gov.cn/2020-09/29/c_1602939918747816.htm
第46次《中国互联网络发展状况统计报告》(全文)
http://www.cnnic.cn/hlwfzyj/hlwxzbg/hlwtjbg/202009/P020200929546215182514.pdf