電気通信業の外資導入を促す!

3月1日の国務院新聞弁公室の記者会見で工業情報化部部長肖亜慶氏が中国の工業情報化の新しい発展体勢について質問に答えた。

質問:「第14次5カ年計画」では、国内大循環を主体とした国内国際双循環の相互促進に向けた新しい発展体勢の構築を発表して以来、広く注目を受けているが、中国工業と情報化が新しい発展の中での位置づけと役割は何でしょうか?どんな対策があるでしょう?ありがとうございました。

肖亜慶部長:工業情報分野の対外開放をさらに促進し、一般製造業を完全に開放し、電気通信分野への外国投資の制限を徐々に開放して、より多くの外国投資とハイエンド製造プロジェクトを誘致する必要があるとした。

具体的には、
1、科学技術の「自主自強」、サプライチェーンのイノベーション能力を向上させる。
2、健全なサプライチェーンを構築し、産業的基礎のレベルアップとサプライチェーンの現代化推進を徹底する。
3、内需拡大を図り、国民経済の循環をよくし、製造業の供給体系のクオリティをアップさせる。
4、国内国際双循環の相互促進を促し、工業と情報化の対外開放を促進する。一般製造業を全面的に開放し、電気通信分野への外国投資の制限を徐々に開放して、より多くの外国投資とハイエンド製造プロジェクトを誘致する必要がある。

サプライチェーン、内需拡大、国民経済と電気通信分野の外国投資の制限解除がキーワードになっているようだ。

文章・画像の引用先:
http://www.scio.gov.cn/xwfbh/xwbfbh/wqfbh/44687/44992/index.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/eNzYlEOK3p2z0KFjucNPMQ
https://mp.weixin.qq.com/s/U7xGS3qoFag7LRV6ZTV-dA
https://mp.weixin.qq.com/s/Tw6CWmGjGB8Chhx68XMKIg
http://www.scio.gov.cn/xwfbh/xwbfbh/wqfbh/44687/44992/index.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/sNPAYW2lzPXKqbBjy1qwog

5G+工業インターネットPJが中国全国で1100以上あり、急速に発展している

3月1日、国務院新聞弁公室が工業と情報化発展状況について記者会見を開いた。工業情報化部部長である肖亜慶氏が中国の5G最新状況を触れた。

中国の5G+工業インターネットが迅速に発展しており、全国にて累計1100以上のプロジェクトが累計1100以上あり、中国全国で累計5G+工業インターネットプロジェクトが迅速に発展している。5Gの満足度が4Gのより高い。ユーザー当たりのDOUが4Gのより50%高く、GB当たりの単価が4.4元に低減し、2年前より46%減となった。

5Gの今後について、1)産業ベースでの発展をより確実に進む。2)融合応用をさらに深化させる。3)オープン型の協力を目指す3点が挙げられた。

文章・画像の引用先:
http://www.scio.gov.cn/xwfbh/xwbfbh/wqfbh/44687/44992/index.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/eNzYlEOK3p2z0KFjucNPMQ
https://mp.weixin.qq.com/s/U7xGS3qoFag7LRV6ZTV-dA
https://mp.weixin.qq.com/s/Tw6CWmGjGB8Chhx68XMKIg

中国広電が2021年より5Gネットワーク構築開始

2月23日よりのMNC Shanghaiの開幕式に中国広電董事長である宋起柱氏が登壇した。

同氏が講演で世界と中国の5G構築と応用が進む2021年本年より、中国広電が700MHz 5Gネットワークの大規模な構築を計画していると明らかにした。2021年1月26日、中国広電と中国移動が共同建設について合意し、今は具体的な内容について計画を進めている最中にあるという。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/OTX9jFIr1Fc-kWn1SDw4QQ
GSMA主催WMC Shanghai オンライン公式サイト
https://mwc2021-login.gotin.online/login_page

2021年1月中国5GUser数

2021年1月の三大通信事業者が最新データを公表された。
これによると、中国移動社の携帯電話契約者数がー105.75万、中国移動と中国電信の5G利用者が合わせて2億6614人となっている。
中国聯通が依然として5G利用者数の発表がなかった。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/RzizCa3RFaFhgz5Pmt5Hkw
https://mp.weixin.qq.com/s/OLv6O7QQuv-6_YezJOoSDQ
https://mp.weixin.qq.com/s/VDn1dXg5ZSQainQj8x4QqA

「32億、世界人口の40%以上まだインターネットを経験していない」

ネットを通じてWMC Shanhai2021に参加した一番の好印象がHUAWEIの副董事長である胡厚崑(Hu Ken)氏の講演「イノベーション、未来を照らすInnovation Lighting up the Future」。

開幕講演では5Gネットワークや端末、ARと融合した別世界で会場を魅了する胡氏が平易な言葉で淡々と話を進める中、未だに頭から離れられない言葉があった。
「今こうやってオンラインで仕事をし、オンラインで生活する中、まだインターネットも使えない人がこの世にいる。32億人、世界人口の40%以上まだインターネットを経験していない人がいる。このような人にとっては学校が休校になると、学校がないということになる。工場が閉まると仕事の場がなくなるということを意味する」

「これがこれからの社会の新しいデジタルデバイドだと思う。一方、移動通信の普及率を上げる事はインターネットへのアクセス機会を増やす重要な手段になる」

ここで思った事は、これまでさえ多種多様な格差が解決しないまま、ネット環境の享受ができない中でのWithコロナが如何なるものなのか?バーチャル社会もなく、フィジカル社会からも遮断された生活は想像できない。またはインターネット利用できて、いざ使えていたものが使えなくなる大変さも実際経験していないとわからないだろうと。さらに、ネット社会に頼っていればいるほど、ネット皆無になってしまう可能性=危険性が恐ろしい。

No one should be left behind in the digital world!

COVID-19で2020年はこの大会が中止になったため、開幕式での司会者が大変感激しながら震えた声で挨拶をしていた。変わる変わるメンツの数々の中、「通信人」としての責任感や1年以来初めての対面イベントへの感動が伝わってくる。いきなりネットに頼らないと生活さえもできなくなりそうな状態で、通信に携わる人としてのこの1年間の葛藤や気づきがあった事など、いろんな人の講演から伝わってきた。

そんなイベントで共感できたことがありがたい!

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/OTX9jFIr1Fc-kWn1SDw4QQ
WMCオンライン公式サイト
https://mwc2021-login.gotin.online/login_page

MWC2021 Shanghaiが開幕!

2月23日よりモバイル見本市であるGSMA MWC Shanghai 2021が上海市にて開幕した!GSM Associationが主催するMobile World Congress上海は、今年は2月23日、24日と25日の三日連続開催となった。

23日朝から工業情報化部長の挨拶や通信事業者からのプレゼンが続いたが、一番面白いのが通信産業報のオンラインライブ。「春晩」に出ていた牛ロボットも堂々と出場!
出展ブースを回りながら、リアルタイムで現場の解説が流れてくる画面から上海の空気が流れてくる(今年はPCR検査証明書提示の上での入場)。
23日1日で8万強の人がオンライン鑑賞したという。

24日朝から、5G周波数、CーV2X、5Gネットワークサミット、IoTサミット、5Gミリ波などどれ一つ見逃せない重要な講演続きになっている。
何よりもオンラインで鑑賞できるのが最高に魅力的だとしか言えない。
ただし、有料〜!(°▽°)
バーチャルパスが6千円程度。

興味ある方のためにリンクをアップすることに!
公式サイト:https://www.mwcshanghai.com/
出展ブースエリアの雰囲気だけでもという方にハッピーーすぎるリンクはこちら↓無料です!
https://play.yunxi.tv/pages/1ffade10bc834de7a2d5dae6772931ed?openId=oY3TsvsW50_vnsGALywfeUmNLrHQ&fbclid=IwAR11Omd6ONOV6Yv73XN8cN6ChuPDFN3yVVFzD9CdQHBoCA4C09czobOWkFY#/
↑通信産業報のオンラインライブです。
かなりリアルです♡
イベント開始まで前日の録画のリプレイになっている。

登録するのは特に面倒ではないという方はこの選択肢もある。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/WmrHaieFR4FFd2ERKUvaMw
https://play.yunxi.tv/pages/1ffade10bc834de7a2d5dae6772931ed?openId=oY3TsvsW50_vnsGALywfeUmNLrHQ&fbclid=IwAR11Omd6ONOV6Yv73XN8cN6ChuPDFN3yVVFzD9CdQHBoCA4C09czobOWkFY#/

北京、天津、杭州、広州、成都5都市に国家級AIイノベーション試験区設置

中国工業情報化部が北京、天津、杭州、広州、成都5都市にて国家級AIイノベーション試験区の設置に支持すると題する政策的文書を発行した。

今回の決定は、上海(浦東新区)、深センと済南ー青島の3試験区に続いた動きとなり、これまで国家級AIイノベーション試験区が全国で8区になった。

文章・画像の引用先:
http://www.gov.cn/xinwen/2021-02/20/content_5587935.htm
https://www.miit.gov.cn/jgsj/kjs/gzdt/art/2021/art_e5daa82d38454988a5e0b2600ee52021.html

中国5G利用者の割合、1.63億と16億の間にはまだ14億もの携帯電話端末市場がある!

https://mp.weixin.qq.com/s/VochMrRJBQ1Fs7zfRbw5xg

中国12月末の中国移動と中国電信の月別5G利用者数とその割合が出た。中国聯通が依然として5G利用者数の発表がなく、中国移動の利用者規模が大きいが5G利用者の全体の割合が17.52%、対して中国電信が23.33%。

留意点として、CAICTの報告で2020年末の国内5G携帯端末の出荷が1.63億、同時期の5G利用者数が2.46億、中国聯通の予想分を入れて約3億と見積もって、1.37億の差がある。逆に考えると、1.63億と中国16億の携帯電話利用者の間にはまだ14億がある。

中国携帯電話端末市場がまだまだ大きい!むしろ、本番がこれから!

文章・画像の引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/VochMrRJBQ1Fs7zfRbw5xg

中国の健康コードによるCOVID-19対策

2月17日昨日より好評炎上中のNewsweek日本版コラムでは、中国の健康QRコードが通行証代わり中国のコロナ対策に役立っていることが取り上げられている。

https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/02/2020_2.php

一年前の2月7日はちょうど杭州市内にて健康QRコードを一斉に導入し始めた日にあたる。杭州市コロナ対策本部グループが早朝に『市内公共空間及び公共交通機関にて「杭州健康コード」起用に関する通知』を公布した。住宅区やレストラン、スーパーの入り口等、地下鉄、バスに乗車する時もスキャンして、感染者との接触有無をビッグデータを通じて瞬時に検証し、接触がなければ緑色のQRコードが表示され、通行可能になる。赤と黄になった場合は関連規定に沿って対応することになると決まったのもこの日からである。

それ以来、中国全域にて導入されるようになり、この1年間にわたって中国各地にてCOVID-19の徹底的な対策に活用されてきた。この健康コードはただ1週間にて開発され、2月7日発表、2月9日にアリペイにリンクされ、その後杭州市と深セン市より導入した。中国のCCTVによると、バックには通信事業者によるデータ提供に基づき、莫大な位置情報や移動履歴のビッグデータにAIによる自動計算が用いられている。中では交通機関利用によるデータ量が最も大きいという。例えば感染者と断定された人と同じ電車、地下鉄に乗車していたり、同じ時間帯に同じ駅を利用していたことが後にわかって、さかのぼって接触可能性のある全員が一気に黄色いになることもよくある。

中国にてこのように大活躍するQRコードが実は、日本のデンソーが開発したもの*。「QRコードはアリペイ,ウェーチャットペイをはじめとする世界のスマホ支払サービスで広く採用されている。2019年には日本のスマホ支払サービスでも広く利用されるようになった」が、日本のデンソーがQRコードの特許を無償で公開までしているからこそ中国で健康QRコードがこれほど使われるようになったとも言えよう。

*丸川知雄(2021)「移動通信技術の発展と中国の台頭」『比較経済体制研究』第 26 号(近刊)

文章・画像の引用先:
https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/02/2020_2.php
https://hznews.hangzhou.com.cn/chengshi/content/2020-02/17/content_7677842.htm?fbclid=IwAR2YdsrXhsT3A_58JUYZSit3gVNbqTE7KKEquFqy8iNwr8elUuAbEMoFO-w
http://www.shaoxing.com.cn/p/2790913.html
https://news.mydrivers.com/1/672/672440.htm

携帯電話番号の帰属地変更?

*冒頭の画像*文章と無関係、Baidu検索エンジンHPより拝借!
HAPPY NEW YEARのNEWが「牛」Niúになっていることお気づきでしょうか?
牛年を楽しもう!!ということなんですね(╹◡╹)

2021年2月5日、中国人民郵電日報公式アカウントより「携帯番号の帰属地変更可能か?」と題する記事があった。

元々人民郵電日報社宛に寄せられていた2件の質問であったが、同社がそれを工業情報化部に転送し、調整を求めたところ、以下の回答が得られたそうだ。

質問1:江西省在住、携帯電話下4桁が2755の利用者からの質問
大学が山西省だったので、山西省にて携帯電話を契約したが、現在卒業して江西省に帰ってきている。携帯電話の帰属地問題で日常生活の中で不便なことが多い。多くのAPPにて帰属地が異なる点で使えないことが多い。しかし、この番号は大学4年間使ってきて、大学時代の友人、先生と親類ともこの番号で連絡取り合ってきた。多くの銀行やソーシャルメディアでのこの番号で登録しているため、新しい番号契約する場合多くの不便が生じる。よって、携帯電話番号の帰属地変更関連の政策やその他の解決方法を希望する。

質問2:河北省在住、携帯電話下4桁が7639の利用者からの質問
我が国では長期間にわたって他地域にて働く人が多い。何年間で働く地域や生活する場所を変える人も多い。私の場合、河北省の保定出身だが、石家庄にて働くことが多い。今一番困っているのは、毎月59元以上の料金プランを利用していて、本来ならば中国移動の59元からの利用者向けのキャンペーンに参加できるはずだが、私の携帯電話番号が保定市にて契約し、登録したため帰属地が石家庄市ではないため、申し込みできない状況にある。携帯電話番号帰属地の変更が可能になる日が早くくることを願っている。

上記の質問に対しての工業情報化部の回答:
1、我が国では移動通信番号に行政区分の属性があり、携帯電話番号帰属地のキャンセルや変更にはこれまでの利用ルールに影響が生じ、電信詐欺のリスクも増長する可能性がある。

2、越境業務サービスについてオンライン・オフラインにて取り扱っており、今年年末までに95%以上の日常業務をオンラインにて受け付けできるようになる。
目下、中国では携帯電話の長距離電話やローミング料金を廃止しており、利用者の通信費用と所在地の地理的制限はない。「親情網」などの業務では番号帰属地制限を廃止しており、越境番号登録が可能になっており、越境利用者のニーズに応えている。
今後、固定通信と移動通信の融合などのニーズに応えるサービスとして、番号帰属地の制限を廃止るるように調整する予定。

*筆者所感*
工業情報化部の回答にある通り、中国ではこれまで長年、市を単位とする地方会社分権管理してきたため、市を跨って携帯電話を利用する場合高額なローミング料金が請求されてきた。流動人口の規模が大きい中国でそれが大きな問題となっていたため、2013年以降ようやく徐々に廃止することになったばかり。

文章の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/f2UZInlR95D1MeckkccDyw