2021年以降の中国5Gの方向性と通信事業者の方針③

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2020/art_2eae74ee9368457a9d00e66af74ed0ac.html

11月4日の5G端末座談会に続き、11月18日工業情報化部にて副部長劉烈宏氏が5G発展座談会を招集した。

5G発展座談会での6つの要求

座談会では、副部長劉烈宏氏と総工程師韓夏師が出席し、中国電信、中国移動、中国聯通、中国鉄塔と中国広電社の各董事長から5Gの建設と応用状況、問題点と意見の報告を受けた。

劉副部長は、まず「第13次5カ年計画」期間中と5G商業後一年間にける通信事業者の通信費用の低減、通信速度の向上、ユニバーサルサービスの普及、コトナ対策への強力な支援、情報消費への促進や5G急速な発展などへの積極的な取り組みと貢献について、称賛した。

つぎに、劉副部長がこう指摘した。
ハイクオリティーな5Gの推進を加速することは、情報通信業界が新たな開発パターンを構築するための重要な戦略的方向である。新たな基盤の構築、新たな発展エネルギーの育成及び新たな空間の開拓、新しい福祉、新しい発展の実現を可能にする、またとない機会でもあることを指摘した。
よって、
私たちは、初心を忘れず、使命を念頭に置き、懸命に努力し、5Gの高品質な発展のための新しい局面を切り開かなければならない。

つづいて、通信事業者について6つ要求した。
一つ目、計画を強化する。
「第14次5カ年計画」の発展思想を的確に把握し、トップ層の設計、全体的な発展構図を計画する。安定な投資環境、内需消費の拡大、グレードアップの支援、経済発展の新しい推進力の拡大等の各方面における5Gの大きな潜在力を引き出す。

2つ目、安定性を維持しながら進歩を追求する。
高品質な5Gネットワ​​ークを構築し、ネットワークの構築を着実に推進しながら、業界バーチャルプライベートネットワーク(ローカル5G)の実装を加速し、共同構築と資源共有を深める。

3つ目、アプリケーションを強化する。
業界にとってベンチマークとなるアプリケーションの実装を全力に促進し、「ブルーミングカップ(綻放杯)」5Gユースケースコンテストを継続して実施する。工業、交通、医療等の分野で複製可能なベンチマークアプリケーションを作り出し、ガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化をサポートする。

4つ目、エコロジーを改善する。
5Gテクノロジー業界の発展空間を拡大させ、独自のイノベーション能力を向上させ、産業力と5G技術標準の開発研究を増強する。

5つ目、リスクを避ける。
完全なセキュリティシステムを構築し、5Gネットワ​​ークセキュリティ産業の発展を促進する。5Gネットワ​​ークセキュリティについて国際的な協力を強化し、様々な分野との統合を図り、5Gセキュリティの保証レベルを向上させる。

6つ目、変革を加速する。
優れた開発環境を構築し、市場プレーヤーとしての通信事業者の役割を十分に発揮する。イノベーション投資を増やし、業界について持続可能な発展と宣伝を強化する。社会にタイムリーにフィードバックし、業界全体における質の良い、ハイスピードの発展を促進する。

座談会前、劉副部長一行が中国移動社にて5G+スマートシティ、5G+産業、5G+一般個人消費者向けの応用イノベーション状況について調査した

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