2021年以降の中国5Gの方向性と通信事業者の方針②

5G建設への3つの方針と3つの指示

世界5G大会には、国家発展改革委員会副秘書長である蘇偉氏も出席し、発言した。
同氏によると、5Gの発展について関連行政部門にて活発な議論が行われている。以下が重点となる。

3つの重点:
1.政策保障の強化
2.ネットワークの建設
3.融合型のイノベーション

3つの行動指示:
指示1.5Gネットワークの完全化
指示2.5G応用の躍進
指示3.5GWinWinな関係

指示1:中西部と東部地区のネットワークシステムの健全化を図り、5Gネットワークの質とレベルを向上させる。

指示2:5Gという一つの産業が百の産業をリードするメリットを十分に発揮させるように、公共空間でのオープン化を推進し、5G応用のイノベーションを促進する。有効なサービスにて内需を拡大する戦略をとる。

指示3:5Gの発展はグルーバル化から切り離せないため、科学覇権を反対し、実際の行動をもって世界各国、各関連組織と協力し、オープンな発展を持続する。

各通信事業者による2021年の計画と方向性発表

中国電信:

2020年にて5G利用者がもっとも多く獲得できている。2021年も共同構築と共有を順守し、5Gネットワークの建設を拡大していく。カバレッジエリアの拡大に積極的に取り組む。

2021年、China Radio and Televisionは、州都、市と郡、および大都市をカバーする共同建設と共有を通じて、700Mbps共有中間周波数ネットワークの5Gネットワ​​ークを積極的に推進します。チャイナモバイルはまた、2021年に全国の都市、郡、およびいくつかの主要な町で良好な5Gカバレッジを達成し、3 + 3 + Xデータセンターのレイアウトを改善し、クラウドネットワーク、クラウドデータ、クラウドインテリジェンス、およびクラウドエッジの統合を深めると述べた。

中国聯通:

むこう3年以内で5Gネットワークの大規模な展開を完成すると宣言した。
中国聯通5+N+1イノベーションシステムによる5G情報インフラによってスマート交通に貢献する。都市交通AI、交通ビッグデータ、車路協同プラットホームなどの技術に取り組む。

中国移動:

2021年には全国の都市、県地域及び一部の重点郷鎮地域まで良好な5Gカバレッジを実現する。3 + 3 + Xデータセンターの配置をし、クラウドネットワーク、クラウドデータ、クラウAI、クラウドエッジの統合を深めると示した。同時に4Gサービスのクオリティーも維持する。

中国広電:

「新しいネットワーク、新しい視聴、新しいサービス」を中心に業務展開を行う。
2021年は共同建設と共有を通じて、省庁所在都市、市と県及び郷鎮地域までカバーする700MHz周波数の5Gネットワークを積極的に構築する。5G NRラジオ、VR/AR浸透型体験などの新しい視聴サービスを提供する。辺境地域の沈下市場のデジタル化の普及を推進する。

文章・画像の引用先:
http://www.ce.cn/xwzx/gnsz/gdxw/202011/27/t20201127_36055612.shtml
http://finance.china.com.cn/roll/20201130/5442471.shtml
http://www.chinanews.com/gn/2020/11-26/9348287.shtml
https://www.sohu.com/a/435287230_505884
https://new.qq.com/omn/20201126/20201126A0AQL000.html

2021年以降の中国5Gの方向性と通信事業者の方針①

11月26日、広州市にて行われた世界5G大会が開催された。中国国内年内最後のイベンドとなる本大会では、5Gのポジションニング及び来年以降の方向性が発表された。

5Gのポジショニング

大会では、5Gが新しい科学革命と産業革命の重要なエンジン役として位置づけられている。研究機構や業界専門家達によると、5Gがビッグデータセンター、AIと工業インターネット等一連のインフラと連動し、各産業のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、サプライチェーンの川上・川下及び各業界への応用投資を引き起こすことになる。2025年までには累計3.5万億元の投資規模になるという。

https://mp.weixin.qq.com/s/Rzxw_888AbqimVo_oXUDSA

2021年の方向性

工業情報化部副部長の劉烈宏氏が来年度以降の方向性について触れた。
現在、工業情報化部が各通信事業者と来年の基地局建設計画を制定していると明らかにした。来年度は事業者間の共同建設に積極的に取り組み、高速・移動・安全・広範にアクセス可能な新型インフラの構築を加速する。

同時に、5G技術の研究開発試験をさらに推進し、チップモジュールの研究開発も強化して5Gスマート端末等の開発を促進する。

5G関連の最新データ

一連のデータも公表された。
中国では既に70万強の基地局を建設し、その97%が既存の基地局にて拡張したものになっている。5G端末接続数が1億8000万を超えた。市場投入許可を得ている5G端末数は253モデル、うち5G携帯電話機は218モデル、5G携帯電話機価格が1500元(約22000円)前後になってきている。

文章・画像の引用先:
http://www.ce.cn/xwzx/gnsz/gdxw/202011/27/t20201127_36055612.shtml
http://finance.china.com.cn/roll/20201130/5442471.shtml

中国移動は香港にて5G SAを起動!

中国人民郵電報など複数のメディアによると、中国移動香港有限公司(中移香港)が11月26日に香港にて5G SA独立型通信網の起動を発表し、香港初の5G SAサービス提供事業者になったという。

https://view.inews.qq.com/a/20201127A0F9F700
中移香港中環旗舰店クラウドゲームエリア画像

5G SA独立型通信ネットワークはeMBBサービス以外、5G SA独立網のネットワークスラシング技術も支持している。中移香港は企業向けにスラシングサービスを提供可能で、ネットワークからEnd to Endのバーチャル専用ネットワーク(ローカル5G)の構築が可能になった。スライシング毎に、オーダーメイド・End to End・隔離性の3つの特徴があり、多元化したネットワークの提供を可能にした。スライシング間の干渉などはなく、業務安全と品質保証ともに向上しているという。

https://view.inews.qq.com/a/20201127A0F9F700
2020年3月31日中移香港5Gサービス起動セレモニの画像(当時は5G NSA型からのサービス展開)

文章・画像の引用先:
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202011/t20201130_235199.html
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=479739&isappinstalled=0
https://www.miaosong.cn/keji/195032.html
https://view.inews.qq.com/a/20201127A0F9F700

中国5G料金プランUserの割合(1〜10月迄)

中国移動社と中国電信社の2020年1月から10月までの5G利用者割合について発表された。もう一社の中国聯通が依然として公表していない。

https://mp.weixin.qq.com/s/oMLYDTNXixlBjuQqxRi8vA

集計は1月から10月31日までのデータを用いている。単位は億人となる。
左から、月、携帯電話利用者、5G料金プラン利用者、5G利用者の割合の順である。

中国移動はトータル約9.5億のうち、5G利用者は1.3億、中国電信は3.5o億のうち、5G利用者は約7200万ではあるが、5G利用者の割合では中国電信が20.56%と遥かに高い。

5Gサービスがスタートしてわずか一年、SA通信ネットワークの商業化を前にして大きな市場を確保していると言える。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/oMLYDTNXixlBjuQqxRi8vA

中国のローカル5G②

IMTー2020 5G推進組2020年度『5Gイノベーション白書』より引用
左から工業インターネット、医療、スマート交通、その他、スマートシティ、バラエティ娯楽、スマート教育、公共安全と危機管理、スマート旅行、スマート電網・エネルギー、スマート金融、スマート農業、スマートエコ環境、物流ロジスティック、スマートホーム

ローカル5Gに対して一向に淡々としてきた態度の背後には意外な思惑があるようだ。

ローカル5Gへの積極的な部分とそうでない部分がある

サービス提供主体にこだわるメリットは3つ

工業情報化部幹部層にてローカル5Gに対する慎重な意見がここ数年議論されている。
その代表的なものとして、
「ローカル5Gバンドの申請には慎重な判断が必要。
何故なら、5G時代では、通信事業者は5Gネットワ​​ークスライシングを利用して各産業の多種多様なニーズに応え、専用ネットワークの支持も可能であり、その品質も保証される。通信事業者主導型のローカル5Gサービスを展開することによって、1)周波数資源の節約と、2)通信事業者のプロフェッショナル的処理能力をフルーに発揮すると共に各産業への集約度合いの向上も図れる。3)ネットワークのセキュリティー問題も避けやすい。」

だから、地方政府を含め民間ベンダー向けの免許制実施はなされてこなかった

しかし、だからといってローカル5Gやらない訳ではない

ポイントはここにある!

現に2019年から今年11月末時点の傾向を見ると、深センや各地の地下鉄内でのローカル5Gネットワークなどではネットワークスライシング技術とWiFi6を融合したローカル5Gネットワークを構築してきているケースが見られる。
一方で、ローカル5Gを工業インターネットと結合して発展させてきている印象が強い。

中国「ブルーミングカップ(綻放杯)」5Gユースケースコンテスト

このコンテストは2018年から毎年開催し、今年度は3回目となる。
今年は全国30の省、自治区、 直辖市から2388となるシンクタンク、産業界と政府機関から合計4289件の応募件数があった。

過去2年と比べて著しく伸びているのは工業インターネット、スマート医療、スマート交通。
2020年応募件数の31%が既に商業化しており、53%が既に開発済みから商業化に向けた試運転の段階にあることがわかる。
ここ3年間の新しいテクノロジー利用率では、AI、Bigdata、エッジコンピューティング、クラウド、バーチャル専用ネットワーク(ローカル5G)が上位トップ5となる。
2018年から2020年までのコンテスト応募者割合では、いずれも通信事業者がもっと高く、本年度では70%を超えている。

IMTー2020 5G推進組2020年度『『5Gイノベーション白書』より引用
IMTー2020 5G推進組2020年度『5Gイノベーション白書』より引用
上からAI、Bigdata、エッジコンピューター、クラウド、バーチャル専用ネットワーク()
IMTー2020 5G推進組2020年度『5Gイノベーション白書』より引用
左から通信事業者、サードパーティソリューション業者、利活用企業、個人・団体、シンクタンク・産業界協会、設備メーカー、端末メーカー

よって、

現時点の暫定的な結論:
ここ2年弱の傾向からみて、
中国のローカル5Gにおいては、専用バンドの決定はまだなされていないものの(11月初旬の調査結果に対する反応はこれからの可能性もあるが)

サービスそのものは各地にて猛ダッシュで進んでおり、既に全国展開している段階まできている。
そして、そのサービス提供主体となるのは、
「通信事業者」。

筆者から見て、免許制実施に当たって国の実情にあった形も重要と思う。何故ならば、社会一般にローカル5Gの申請・運営をオープンしても実際うまく運営できるケースの確率が果たしてどのぐらいあるのかも、考えなければならない課題。
中国のこの推進方法は果たして有効なのか?その検証は時期尚早である。
しかし、個人的には中国の実情に合っているように思える。

文章・画像の引用先:
http://www.idc311.com/5G/123843.html
https://k.sina.cn/article_1892507065_70cd5db90190104rv.html?from=tech&kdurlshow=1&cre=wappage&mod=r&loc=3&r=0&rfunc=1&tj=wap_news_relate&wm=4007

中国のローカル5G①

https://5g.pconline.com.cn/1382/13828649.html

中国にはローカル5Gがない。

というのは、下記の記事までのことであった。
この11月3日付けの政府初「工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始の全国通知」でいきなりの全国展開に驚く人も多い。

情報通信ビジネスの最前線『テレコミュニケーション12月特集ローカル5Gのホント』https://telecomi.biz も25日付けで出たので、中国の動向について補足を兼ねて要点を整理しておきたい。

ローカル5Gの用語さえ統一していない現状

中国ではLocal5Gそのものの用語も統一してこなかった。
これまでよく使われてきたのが、5G専用ネットワーク、垂直産業、企業内部ネットワーク(4G時代以前から既に構築しているものを指す場合が多い)、工業インターネットとイントラネット、バーチャル専用ネットワーク等がある。

ローカル5G用周波数の検討

2020年11月25日現在、中国では共用バンドと自営バンドの両方を検討しており、ローカル5G専用の周波数について明確化してきていない。

地方政府からローカル5G専用周波数の公布要請はある

これまで広東省から二度にわたる公布要請があったものの、ローカル5G専用周波数の公布予定がまだない状況にある。

工業情報化部無線電管理局が工業インターネットの利活用と周波数使用要望に関する調査を行った

しかし、工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始に伴い、5G工業用インターネットの典型的なアプリケーションシナリオと周波数使用要望を深く理解し、工業インターネット利活用や応用に関する高度な開発をさらに促進するために、2020年11月2日から4日まで、工業情報化部無線電管理局の要員が上海と広東に行き、5G工業用インターネットの利活用に伴う周波数使用の要望についてヒヤリング調査を行った。

文章・画像の引用先:
https://5g.pconline.com.cn/1382/13828649.html
http://www.idc311.com/5G/123843.html
https://k.sina.cn/article_1892507065_70cd5db90190104rv.html?from=tech&kdurlshow=1&cre=wappage&mod=r&loc=3&r=0&rfunc=1&tj=wap_news_relate&wm=4007

中国5G +工業インターネット利活用の成果展示

http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent
http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent

昨日から開幕した2020年中国5G +工業インターネット成果展示について政府公式サイトや各種メディアにて大きく取り上げられている。開幕式は本日11月20日となっているため、メインとなるカンファレンス関連が注目されている。


通信事業者ブースではスマート工場、スマート鉱山、自動運転飛行器、Dongfeng汽車ブースでは自動運転バズ、HUAWEIブースではスマート製造、スマート港湾などが報道されている。

http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent
http://epaper.gmw.cn/gmrb/html/2020-11/20/nw.D110000gmrb_20201120_3-08.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683746444378218798&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683746444378218798&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc

文章・画像の引用先:
http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent
http://epaper.gmw.cn/gmrb/html/2020-11/20/nw.D110000gmrb_20201120_3-08.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683746444378218798&wfr=spider&for=pc

中国初のローカル5G成果展示会:2020年中国5G+工業インターネット大会が11月21日まで武漢にて開幕

http://www.5giic.cn

武漢市にて政府主催のカンファレンス+成果展示

本日11月19日から21日まで、工業情報化部と湖北省人民政府共同主催の2020年中国5G +工業インターネット大会が湖北省武漢市にて開催される。大会では「すべてのものをつなぐスマートな未来」をテーマに、ハイエンドのカンファレンスの他、5G +工業インターネットの成果展示も同時に行われる。

今回政府主催の特徴

今回は中央政府と地方政府主催のイベンドだけあって2ヶ月前から宣伝し始めて、これまで二度に渡る新聞記者会見を開いてきた。

イベントURLにてhttp://www.5giic.cn申込可能になっているが、パスポートや身分証明書の入力を必要としている点が特徴となる。こちらにてhttp://www.5giic.cn/cms/about/5.html一部のカンファレンスを公開しているが、メインとなるカンファレンスは11月20日の予定となっている。
オンライン展示場http://vrpszz.com/tour/2d9a96860955952f?startscene=0&startactions=lookat(-5.96,-0.72,80,0,0);も常時閲覧可能になっている。

通信事業者からベンダー、5Gサプライチェーン総出の中国初のローカル5G成果展示会

四大通信事業者の中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電から中国鉄塔、Qi Anxin、360、TusHoldings、Haier、Inspur Group、Huawei、China Xinke、YOFC、Dongfeng等さまざまな業界や分野における優秀イノベーションカンパニーが勢揃いで展示会を披露している。

メーカー別主な展示内容:

中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電、中国鉄塔はローカル5Gの建設枠組み、ソリューションや関連業界での応用などを重点的に展示している。

Huawei、China Xinke、Dongfeng Motor、YOFCなどはスマート製造、、無人生産、遠隔診断、オンラインパトロール、設備データコントローラーと警報関連の応用事例を重点的に展示している。

Haier、Inspur等は、クラウド、ビッグデータ及びその他の工業インターネットプラットフォームの構築成果を展示している。

Tus、 360やQiAnxinなどは、工業インターネットセキュリティブレイン、ファイアウォール、ネットワークセキュリティソリューションなど最新の製品とテクノロジーを紹介している。

文章・画像の引用先:
http://www.5giic.cn

中国電信が5GSA独立ネットワークの商業化を開始!5G基地局67万構築済み

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682701653010303019&wfr=spider&for=pc

11月7日、広州市にて中国電信とQualcommが「2020天翼スマート生態博覧会第12回天翼スマート生態産業フォーラム」を共同開催した。同フォーラムでは、中国電信は中国全国300+都市にて5G SAの商業化を開始し、11月7日より中国電信の営業庁(ショップや窓口)よりサービス申込可能になったことを発表した。

これまでの中国の5Gサービスは4Gのネットワークに5G基地局を接続してコアネットワークは4Gのままにて運営してきた。しかし、4Gのコアネットワークが本格的な5Gサービスを支持できないため、中国通信3社が2019年5Gサービス開始当初から5GSA独立型ネットワークの構築を進めてきた。
その結果、フォーラムや上記全国ニュースの動画発表によると、11月7日現在中国聯通との共同建設で全国にて既に32万の5G基地局を建設済み、年内ではさらに5.8万を建設予定している。中国移動も2020年度の目標である35万基を既に達成済み、近いうちにSAネットワークの商業化を発表する見込み。
5G端末よりの接続数は1.6億を既に超えている。これまで207の5G端末がネットワーク接続許可を受けており、34のブランドの180モデルの5G携帯電話が市場投入し、ここ2カ月の5G携帯電話の市場シェアは80%に近づいているという。

文章・画像の出所:
北京商報:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682758712784535547&wfr=spider&for=pc
中国電信公式アカウント:
https://mp.weixin.qq.com/s/Cma3Jw9mVrbESVX1q4v47A
新浪財経済公式アカウント:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682701653010303019&wfr=spider&for=pc
中国中央新聞直播間ビデオ:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1682701653010303019&wfr=spider&for=pc

5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?上海編

11月5日にアップした5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?工業情報化部が全国各地に指示した「2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始の通知(11月3日)」を受けた上海市での実施状況が確認できた。

https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

上海市「臨港新片区『5G+工業インターネット』シリーズ調査研究座談会」開催

2020年11月3日午前、中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区管理委員会(以下「管理委員会」)の指導の下、上海市通信管理局臨港新片区オフィス(以下「オフィス」)と中国情報通信研究院(工業情報化部直轄の通信研究院)が主催した「臨港新片区『5G+工業インターネット』シリーズ調査研究座談会」が管理委員会にて行われた。

工業、工業インターネット、電気通信などの業界から20名以上の専門家代表が参加し、上海市通信局情報通信発展処の一級研究員の黄仙濱氏も出席した。

https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

主な会議内容:解説・意見交換・会議の主旨

会議では、中国情報通信研究院工業インターネットとIoT研究所馬超氏と中国情報通信研究院技術と標準研究所于青民氏が「工業インターネット標識アプリケーション」と「5G+工業インターネット」の全体的な発展状況について解説した。

外高橋造船海洋プロジェクト、電気原子力機器、第一機械工具工場、上海航空機製造、海工機器イノベーションセンター、上海汽車子会社、樹根互聯、中科雲谷、マイクロ衛星工程中心、中国移動、中国聯通、中国電信等の関連責任者が企業ネットワークの建設状況、「5G +工業インターネット」関連シナリオとアプリケーション関連のビジネス状況について意見交換した。

黄仙濱氏が閉会のまとめで以下を言及した。
「臨港新片区は国家戦略の重要な担い手である。
上海市通信管理局は通信業界の主管部門として、管理委員会と密接に連携し、臨港新片区にてオフィス(弁事処)を設置する。その主旨は臨港新片区の5G、工業インターネットなど新世代のインフラの建設の強化にある。この度の座談会、及び一連の調査研究を通じて、企業の「5G +工業インターネット」の現状と要求をより適切に把握し、通信事業者とソリューションプロバイダーが工業企業と精確な連動を図り、新片区における通信インフラ施設の共同建設と、通信業界の新しい発展の実現を期待する。」

「5G +工業インターネット」関連調査研究と目的

今回の上海臨港新片区「5G +工業インターネット」シリーズの調査研究は11〜12月にて展開する予定。
オフィスが中国情報通信研究院調査研究グループを設置し、臨港新片区の重点工業企業、工業インターネット企業、イノベーションセンターなど異なるタイプの企業に対してアンケートと現地インタビュー調査を行う予定。

これらを通じて臨港新片区「5G +工業インターネット」の発展現状をより深く把握し、通信事業者と工業企業及びイノベーションセンター等の主体間の提携を促進し、新片区における5G、工業インターネットの応用アプリケーションの実質的な進展と産業発展に寄与する。

上海臨港新片区の位置

https://baike.baidu.com/item/中国(上海)自由贸易试验区临港新片区/23654821

文章・画像の引用先:
https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm