5G in China&Japanオープン一周年によせて!

私の恩師、小檜山賢二先生から中国通信の最新事情を発信するようにとご指示頂いて、このサイトをオープンしてまる1年になる!
大変尊敬している先生にも僭越ながらご相談に乗っていただき、このスペースを構築し、試行錯誤でスタート!
それからほぼ毎日目をこすりながらの更新(╹◡╹)♡
書くだけ書いて読み直す、見直す余裕さえない日々が多い。
たまには読み直すと下手な日本語、ぎこちない表現で恥ずかしくてたまらなくなることも数え切れないほどある… …
そんなこんなこともありながら、
お陰さまでこの1年間は、色々勉強できたことに感謝の気持ちでいっぱいの今このひと時!
最高の感謝を私の恩師に!
それより、きっと続けることが先生からのお教えなんだろうと!

未熟ながらも頑張り続けたいと思います!
引き続きご応援の程、どうぞよろしくお願いいたします(((o(*゚▽゚*)o)))♡(ぺこり〜)

華金玲@横浜
2021−3−31

2021年以降の中国5Gの方向性と通信事業者の方針⑧2021年5G基地局目標60万

12月28日に行われた2021年全国工業情報化業務会議にて、工業情報化部部長である肖亜慶氏が2021年においても5Gネットワークの建設と応用を推進するとし、主要都市での5Gカバレッジ、共同建設を加速し、新たに5G基地局を60万以上建設する目標を明らかにした。

肖亜慶部長によると、5Gの建設を牽引力とし、データセンターとクラウドコンピューティング設備の展開を調整する必要がある。
同時に、10の主要産業に焦点を当て、20の典型的な工業アプリケーションシナリオを形成し、工業における5Gプライベートネットワークの試運転拠点を実行する。一部の5Gミリ波周波数計画について適時に発表するとある。

2020年の5G発展状況

工業情報化部情報通信発展司司長である聞庫氏の紹介によると、2020年中国では約58万基の5G基地局を新設し、トータルで約71.8万基になった。うち、共同建設が33万基。2020年1月から11月まで国内市場への5G携帯電話の出荷量が1.44億部、5G端末による接続数は2億超えている。

応用に関しては、5Gがスマート製造・医療・エネルギー等の注目産業にて有用性を見せ、ビジネるモデルも見え始めているため、その他の産業への応用や展開、波及効果が期待できる段階に入ったという。

文章・画像の引用先:
http://www.cinn.cn/yw/202012/t20201229_237215.html
https://mp.weixin.qq.com/s/Zxuo9awjm_KxHf5DQ38Ngw

2021年以降の中国5Gの方向性と通信事業者の方針③

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2020/art_2eae74ee9368457a9d00e66af74ed0ac.html

11月4日の5G端末座談会に続き、11月18日工業情報化部にて副部長劉烈宏氏が5G発展座談会を招集した。

5G発展座談会での6つの要求

座談会では、副部長劉烈宏氏と総工程師韓夏師が出席し、中国電信、中国移動、中国聯通、中国鉄塔と中国広電社の各董事長から5Gの建設と応用状況、問題点と意見の報告を受けた。

劉副部長は、まず「第13次5カ年計画」期間中と5G商業後一年間にける通信事業者の通信費用の低減、通信速度の向上、ユニバーサルサービスの普及、コトナ対策への強力な支援、情報消費への促進や5G急速な発展などへの積極的な取り組みと貢献について、称賛した。

つぎに、劉副部長がこう指摘した。
ハイクオリティーな5Gの推進を加速することは、情報通信業界が新たな開発パターンを構築するための重要な戦略的方向である。新たな基盤の構築、新たな発展エネルギーの育成及び新たな空間の開拓、新しい福祉、新しい発展の実現を可能にする、またとない機会でもあることを指摘した。
よって、
私たちは、初心を忘れず、使命を念頭に置き、懸命に努力し、5Gの高品質な発展のための新しい局面を切り開かなければならない。

つづいて、通信事業者について6つ要求した。
一つ目、計画を強化する。
「第14次5カ年計画」の発展思想を的確に把握し、トップ層の設計、全体的な発展構図を計画する。安定な投資環境、内需消費の拡大、グレードアップの支援、経済発展の新しい推進力の拡大等の各方面における5Gの大きな潜在力を引き出す。

2つ目、安定性を維持しながら進歩を追求する。
高品質な5Gネットワ​​ークを構築し、ネットワークの構築を着実に推進しながら、業界バーチャルプライベートネットワーク(ローカル5G)の実装を加速し、共同構築と資源共有を深める。

3つ目、アプリケーションを強化する。
業界にとってベンチマークとなるアプリケーションの実装を全力に促進し、「ブルーミングカップ(綻放杯)」5Gユースケースコンテストを継続して実施する。工業、交通、医療等の分野で複製可能なベンチマークアプリケーションを作り出し、ガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化をサポートする。

4つ目、エコロジーを改善する。
5Gテクノロジー業界の発展空間を拡大させ、独自のイノベーション能力を向上させ、産業力と5G技術標準の開発研究を増強する。

5つ目、リスクを避ける。
完全なセキュリティシステムを構築し、5Gネットワ​​ークセキュリティ産業の発展を促進する。5Gネットワ​​ークセキュリティについて国際的な協力を強化し、様々な分野との統合を図り、5Gセキュリティの保証レベルを向上させる。

6つ目、変革を加速する。
優れた開発環境を構築し、市場プレーヤーとしての通信事業者の役割を十分に発揮する。イノベーション投資を増やし、業界について持続可能な発展と宣伝を強化する。社会にタイムリーにフィードバックし、業界全体における質の良い、ハイスピードの発展を促進する。

座談会前、劉副部長一行が中国移動社にて5G+スマートシティ、5G+産業、5G+一般個人消費者向けの応用イノベーション状況について調査した

https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2020/art_2eae74ee9368457a9d00e66af74ed0ac.html

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2020/art_2eae74ee9368457a9d00e66af74ed0ac.html

中国のローカル5G②

IMTー2020 5G推進組2020年度『5Gイノベーション白書』より引用
左から工業インターネット、医療、スマート交通、その他、スマートシティ、バラエティ娯楽、スマート教育、公共安全と危機管理、スマート旅行、スマート電網・エネルギー、スマート金融、スマート農業、スマートエコ環境、物流ロジスティック、スマートホーム

ローカル5Gに対して一向に淡々としてきた態度の背後には意外な思惑があるようだ。

ローカル5Gへの積極的な部分とそうでない部分がある

サービス提供主体にこだわるメリットは3つ

工業情報化部幹部層にてローカル5Gに対する慎重な意見がここ数年議論されている。
その代表的なものとして、
「ローカル5Gバンドの申請には慎重な判断が必要。
何故なら、5G時代では、通信事業者は5Gネットワ​​ークスライシングを利用して各産業の多種多様なニーズに応え、専用ネットワークの支持も可能であり、その品質も保証される。通信事業者主導型のローカル5Gサービスを展開することによって、1)周波数資源の節約と、2)通信事業者のプロフェッショナル的処理能力をフルーに発揮すると共に各産業への集約度合いの向上も図れる。3)ネットワークのセキュリティー問題も避けやすい。」

だから、地方政府を含め民間ベンダー向けの免許制実施はなされてこなかった

しかし、だからといってローカル5Gやらない訳ではない

ポイントはここにある!

現に2019年から今年11月末時点の傾向を見ると、深センや各地の地下鉄内でのローカル5Gネットワークなどではネットワークスライシング技術とWiFi6を融合したローカル5Gネットワークを構築してきているケースが見られる。
一方で、ローカル5Gを工業インターネットと結合して発展させてきている印象が強い。

中国「ブルーミングカップ(綻放杯)」5Gユースケースコンテスト

このコンテストは2018年から毎年開催し、今年度は3回目となる。
今年は全国30の省、自治区、 直辖市から2388となるシンクタンク、産業界と政府機関から合計4289件の応募件数があった。

過去2年と比べて著しく伸びているのは工業インターネット、スマート医療、スマート交通。
2020年応募件数の31%が既に商業化しており、53%が既に開発済みから商業化に向けた試運転の段階にあることがわかる。
ここ3年間の新しいテクノロジー利用率では、AI、Bigdata、エッジコンピューティング、クラウド、バーチャル専用ネットワーク(ローカル5G)が上位トップ5となる。
2018年から2020年までのコンテスト応募者割合では、いずれも通信事業者がもっと高く、本年度では70%を超えている。

IMTー2020 5G推進組2020年度『『5Gイノベーション白書』より引用
IMTー2020 5G推進組2020年度『5Gイノベーション白書』より引用
上からAI、Bigdata、エッジコンピューター、クラウド、バーチャル専用ネットワーク()
IMTー2020 5G推進組2020年度『5Gイノベーション白書』より引用
左から通信事業者、サードパーティソリューション業者、利活用企業、個人・団体、シンクタンク・産業界協会、設備メーカー、端末メーカー

よって、

現時点の暫定的な結論:
ここ2年弱の傾向からみて、
中国のローカル5Gにおいては、専用バンドの決定はまだなされていないものの(11月初旬の調査結果に対する反応はこれからの可能性もあるが)

サービスそのものは各地にて猛ダッシュで進んでおり、既に全国展開している段階まできている。
そして、そのサービス提供主体となるのは、
「通信事業者」。

筆者から見て、免許制実施に当たって国の実情にあった形も重要と思う。何故ならば、社会一般にローカル5Gの申請・運営をオープンしても実際うまく運営できるケースの確率が果たしてどのぐらいあるのかも、考えなければならない課題。
中国のこの推進方法は果たして有効なのか?その検証は時期尚早である。
しかし、個人的には中国の実情に合っているように思える。

文章・画像の引用先:
http://www.idc311.com/5G/123843.html
https://k.sina.cn/article_1892507065_70cd5db90190104rv.html?from=tech&kdurlshow=1&cre=wappage&mod=r&loc=3&r=0&rfunc=1&tj=wap_news_relate&wm=4007

中国のローカル5G①

https://5g.pconline.com.cn/1382/13828649.html

中国にはローカル5Gがない。

というのは、下記の記事までのことであった。
この11月3日付けの政府初「工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始の全国通知」でいきなりの全国展開に驚く人も多い。

情報通信ビジネスの最前線『テレコミュニケーション12月特集ローカル5Gのホント』https://telecomi.biz も25日付けで出たので、中国の動向について補足を兼ねて要点を整理しておきたい。

ローカル5Gの用語さえ統一していない現状

中国ではLocal5Gそのものの用語も統一してこなかった。
これまでよく使われてきたのが、5G専用ネットワーク、垂直産業、企業内部ネットワーク(4G時代以前から既に構築しているものを指す場合が多い)、工業インターネットとイントラネット、バーチャル専用ネットワーク等がある。

ローカル5G用周波数の検討

2020年11月25日現在、中国では共用バンドと自営バンドの両方を検討しており、ローカル5G専用の周波数について明確化してきていない。

地方政府からローカル5G専用周波数の公布要請はある

これまで広東省から二度にわたる公布要請があったものの、ローカル5G専用周波数の公布予定がまだない状況にある。

工業情報化部無線電管理局が工業インターネットの利活用と周波数使用要望に関する調査を行った

しかし、工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始に伴い、5G工業用インターネットの典型的なアプリケーションシナリオと周波数使用要望を深く理解し、工業インターネット利活用や応用に関する高度な開発をさらに促進するために、2020年11月2日から4日まで、工業情報化部無線電管理局の要員が上海と広東に行き、5G工業用インターネットの利活用に伴う周波数使用の要望についてヒヤリング調査を行った。

文章・画像の引用先:
https://5g.pconline.com.cn/1382/13828649.html
http://www.idc311.com/5G/123843.html
https://k.sina.cn/article_1892507065_70cd5db90190104rv.html?from=tech&kdurlshow=1&cre=wappage&mod=r&loc=3&r=0&rfunc=1&tj=wap_news_relate&wm=4007

中国5G +工業インターネット利活用の成果展示

http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent
http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent

昨日から開幕した2020年中国5G +工業インターネット成果展示について政府公式サイトや各種メディアにて大きく取り上げられている。開幕式は本日11月20日となっているため、メインとなるカンファレンス関連が注目されている。


通信事業者ブースではスマート工場、スマート鉱山、自動運転飛行器、Dongfeng汽車ブースでは自動運転バズ、HUAWEIブースではスマート製造、スマート港湾などが報道されている。

http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent
http://epaper.gmw.cn/gmrb/html/2020-11/20/nw.D110000gmrb_20201120_3-08.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683746444378218798&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683746444378218798&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc

文章・画像の引用先:
http://www.gov.cn/xinwen/2020-11/19/content_5562752.htm#allContent
http://epaper.gmw.cn/gmrb/html/2020-11/20/nw.D110000gmrb_20201120_3-08.htm
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683801953815752974&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1683746444378218798&wfr=spider&for=pc

中国初のローカル5G成果展示会:2020年中国5G+工業インターネット大会が11月21日まで武漢にて開幕

http://www.5giic.cn

武漢市にて政府主催のカンファレンス+成果展示

本日11月19日から21日まで、工業情報化部と湖北省人民政府共同主催の2020年中国5G +工業インターネット大会が湖北省武漢市にて開催される。大会では「すべてのものをつなぐスマートな未来」をテーマに、ハイエンドのカンファレンスの他、5G +工業インターネットの成果展示も同時に行われる。

今回政府主催の特徴

今回は中央政府と地方政府主催のイベンドだけあって2ヶ月前から宣伝し始めて、これまで二度に渡る新聞記者会見を開いてきた。

イベントURLにてhttp://www.5giic.cn申込可能になっているが、パスポートや身分証明書の入力を必要としている点が特徴となる。こちらにてhttp://www.5giic.cn/cms/about/5.html一部のカンファレンスを公開しているが、メインとなるカンファレンスは11月20日の予定となっている。
オンライン展示場http://vrpszz.com/tour/2d9a96860955952f?startscene=0&startactions=lookat(-5.96,-0.72,80,0,0);も常時閲覧可能になっている。

通信事業者からベンダー、5Gサプライチェーン総出の中国初のローカル5G成果展示会

四大通信事業者の中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電から中国鉄塔、Qi Anxin、360、TusHoldings、Haier、Inspur Group、Huawei、China Xinke、YOFC、Dongfeng等さまざまな業界や分野における優秀イノベーションカンパニーが勢揃いで展示会を披露している。

メーカー別主な展示内容:

中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電、中国鉄塔はローカル5Gの建設枠組み、ソリューションや関連業界での応用などを重点的に展示している。

Huawei、China Xinke、Dongfeng Motor、YOFCなどはスマート製造、、無人生産、遠隔診断、オンラインパトロール、設備データコントローラーと警報関連の応用事例を重点的に展示している。

Haier、Inspur等は、クラウド、ビッグデータ及びその他の工業インターネットプラットフォームの構築成果を展示している。

Tus、 360やQiAnxinなどは、工業インターネットセキュリティブレイン、ファイアウォール、ネットワークセキュリティソリューションなど最新の製品とテクノロジーを紹介している。

文章・画像の引用先:
http://www.5giic.cn

中国の5G応用では20%がTo Cで、80%がTo B!

http://topics.caixin.com/2020/caixin_summit2020/

11月14日、第11回財新サミットで政協経済委員会副主任、工業情報化部元部長の苗圩氏は5Gの応用について以下のように語った。

「5Gアプリケーションシナリオの約20%がTo Cで、80%がTo Bであると考えている。
人と人の間のコミュニケーション、情報の交換以外、5G最も大きなアプリケーションはIoTと工業インターネットにある。工業インターネットとIoTにおいては、IoV(Internet of Vehicles)が最大なソリューションになる可能性がある。」

「無人運転を代表するカーインターネットの発展は世界中で本格化している。我が国では車路協同の発展モデルを決定しており、近い将来、高速道路のデジタル化とスマート化、カーインターネットが発展すれば、車路の協同も進み、車と車、道路と道路、車と人の間の情報共有によるデータ送受信が人と人の通信よりも幾何学的な桁数で増加する」 という。

さらに同氏は「5G建設の未来は非常に良好であり、この段階で自信を強める必要がある。5Gは中国にとって数少ない、既に世界をリードしている分野であり、この機会を逃してはならない。」と明言した。

文章・画像の引用先:
http://topics.caixin.com/2020-11-14/101627938.html
http://topics.caixin.com/2020-11-14/101628017.html
http://topics.caixin.com/2020/caixin_summit2020/
http://www.cww.net.cn/article?id=478953
https://new.qq.com/omn/20201114/20201114A03PQ300.html

5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?上海編

11月5日にアップした5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?工業情報化部が全国各地に指示した「2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始の通知(11月3日)」を受けた上海市での実施状況が確認できた。

https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

上海市「臨港新片区『5G+工業インターネット』シリーズ調査研究座談会」開催

2020年11月3日午前、中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区管理委員会(以下「管理委員会」)の指導の下、上海市通信管理局臨港新片区オフィス(以下「オフィス」)と中国情報通信研究院(工業情報化部直轄の通信研究院)が主催した「臨港新片区『5G+工業インターネット』シリーズ調査研究座談会」が管理委員会にて行われた。

工業、工業インターネット、電気通信などの業界から20名以上の専門家代表が参加し、上海市通信局情報通信発展処の一級研究員の黄仙濱氏も出席した。

https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

主な会議内容:解説・意見交換・会議の主旨

会議では、中国情報通信研究院工業インターネットとIoT研究所馬超氏と中国情報通信研究院技術と標準研究所于青民氏が「工業インターネット標識アプリケーション」と「5G+工業インターネット」の全体的な発展状況について解説した。

外高橋造船海洋プロジェクト、電気原子力機器、第一機械工具工場、上海航空機製造、海工機器イノベーションセンター、上海汽車子会社、樹根互聯、中科雲谷、マイクロ衛星工程中心、中国移動、中国聯通、中国電信等の関連責任者が企業ネットワークの建設状況、「5G +工業インターネット」関連シナリオとアプリケーション関連のビジネス状況について意見交換した。

黄仙濱氏が閉会のまとめで以下を言及した。
「臨港新片区は国家戦略の重要な担い手である。
上海市通信管理局は通信業界の主管部門として、管理委員会と密接に連携し、臨港新片区にてオフィス(弁事処)を設置する。その主旨は臨港新片区の5G、工業インターネットなど新世代のインフラの建設の強化にある。この度の座談会、及び一連の調査研究を通じて、企業の「5G +工業インターネット」の現状と要求をより適切に把握し、通信事業者とソリューションプロバイダーが工業企業と精確な連動を図り、新片区における通信インフラ施設の共同建設と、通信業界の新しい発展の実現を期待する。」

「5G +工業インターネット」関連調査研究と目的

今回の上海臨港新片区「5G +工業インターネット」シリーズの調査研究は11〜12月にて展開する予定。
オフィスが中国情報通信研究院調査研究グループを設置し、臨港新片区の重点工業企業、工業インターネット企業、イノベーションセンターなど異なるタイプの企業に対してアンケートと現地インタビュー調査を行う予定。

これらを通じて臨港新片区「5G +工業インターネット」の発展現状をより深く把握し、通信事業者と工業企業及びイノベーションセンター等の主体間の提携を促進し、新片区における5G、工業インターネットの応用アプリケーションの実質的な進展と産業発展に寄与する。

上海臨港新片区の位置

https://baike.baidu.com/item/中国(上海)自由贸易试验区临港新片区/23654821

文章・画像の引用先:
https://www.chainnews.com/articles/262838234479.htm

5G+工業InternetでIntranet構築?=中国型Local 5G?

https://www.sohu.com/a/393512292_100089290

2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始=全国規模での推進

11月3日工業情報化部が2020年工業インターネットモデルプロジェクトの申請開始を全国宛に通知した。

https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2020/art_c36f1c9278b949b29dd5ddcb76e5917b.html

当通知は『国務院発インターネット+先進製造業に向け工業インターネット発展に関する指導意見』を徹底化するために、『工業インターネット発展行動計画(2018-2020年)』及び『工業と情報化部弁公庁発工業インターネット推進に関する加速発展の通知』に基づいたとされている。

実質上、工業インターネットの全国的規模での推進を意味すると筆者がとらえている。

モデルプロジェクトのテーマ分野:

1.ネットワークの構築による統合的なイノベーションアプリケーション

2.標識解析による統合イノベーションアプリケーション

3.「5G +工業インターネット」によるイントラネット改造

4.プラットフォームによる統合イノベーションアプリケーション

5.安全イノベーションアプリケーション

の5つの方向に焦点を当て、一定の工業インターネットモデルプロジェクトを選出し、新しいモデルについて広く研鑽し、応用可能な新しいモデル・新しい産業を探索することによって、工業インターネットのイノベーションを推進する。

3.「5G +工業インターネット」によるイントラネット改造

この3番について4つの条件を満たすことになっている。

①イントラネット(企業内部ネットワーク)の改造:
5G混合型内部専用ネットワークやローカルネットワークスライシング等多くの技術を利用し、工場内にて5Gネットワークを構築する。

②融合型アプリケーションの運用:
5GやAI、ビッグデータなどの技術を融合した形で複数以上の生産拠点と周辺関連業務のイノベーションが図れていること。データの収集と感知、正確なコントロール、品質検査、補助的な組み立て、AI物流、メンテナンス、安全コントロール等のアプリケーションを有し、3つ以上の実際利用がある。

③融合型製品イノベーション:
5G通信能力のある工業端末、工業インターネット5Gネットワークゲート、CPEなどの製品を使用する。5Gと編集可能型コントロールシステム(PLC)、分散型コントロールシステム(DCS)等の工業制御システムとの融合やイノベーションを実現する。工業向けの5G基地局、軽量型コアネットワーク設備、クラウト+ネットワーク融合型関連製品を開発し、使用する。

④発展性のあるイノベーション
業界にて転用・推進可能な「5G+工業 Internet」発展ロードマップであるか。

中国Local 5Gの推進について

中国はこれまで日本やドイツ、イギリスのように明確なローカル5G制度を作っておらず、ローカル5G用の周波数確保、投資促進税制やアクションプラン等がなく、ローカル5Gの推進もないかのように見えた部分がある。Local5Gそのものの用語も統一してこなかったが、他国と違った形での展開になる可能性が大きいと筆者が理解している。

文章・画像の引用先:
工業情報化部:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2020/art_c36f1c9278b949b29dd5ddcb76e5917b.html
捜狐網:
https://www.sohu.com/a/429316255_783770
https://www.sohu.com/a/393512292_100089290