
6月9日の中国人民郵電報には「四川省が『『5Gネットワーク構築と応用の発展行動計画(2021-2023年)』を発表」と題する記事があった。
同記事によると、四川省は3年間をかけて省内5G基地局数と5Gネットワークのカバーエリアを共に向上させることが決定し、5つの具体的な項目が実現するとある。
1)西部地区最大の5Gネットワーク。
2)5G+工業インターネットの深度融合。
3)5Gエコシステムの形成。
4)5Gの応用。
5)5Gセキュリティの向上。
5Gの最新動向-Latest trends
6月9日の中国人民郵電報には「四川省が『『5Gネットワーク構築と応用の発展行動計画(2021-2023年)』を発表」と題する記事があった。
同記事によると、四川省は3年間をかけて省内5G基地局数と5Gネットワークのカバーエリアを共に向上させることが決定し、5つの具体的な項目が実現するとある。
1)西部地区最大の5Gネットワーク。
2)5G+工業インターネットの深度融合。
3)5Gエコシステムの形成。
4)5Gの応用。
5)5Gセキュリティの向上。
近日、広州聯通社が5Gネットワークを利用して、感染クラスター発生によるロックダウン発令中の区域への無人運転車両配送車運行をサポートした。
配達前日、広州聯通社の技術者が通過ルート付近約400局ほどの5G基地局を精査した上で、全ての5Gネットワークを最高レベルに調整し、広州聯通社の5G端末を搭載した「文遠知行」無人運転車両のためのVIPルートを手配した。
中国では昨年4月以降もコロナ感染クラスターが発生した地域において局所的なロックダウンを実施してきている。
1531万 (2019年12月31日時点)の人口を有する広州市のコロナ感染者が6月6日は3人、6月7日は9人(広州市衛生健康委員会報告)に上り、7日当日より一部エリアのロックダウンが発令し、6月8日よりロックダウンに至ったという。
引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1701993566873910076&wfr=spider&for=pc
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202106/t20210608_284535.html
http://www.gz.gov.cn/xw/jrgz/content/post_7320240.html
http://www.gz.gov.cn/xw/jrgz/content/post_7318940.html
http://www.gz.gov.cn/xw/jrgz/content/post_7320242.html
CAICTが『情報アクセシビリティ動向』(2021.5)を発行した。
動向には、1)国家部門における関連方針など、2)地方での進展、3)には企業や関連社会団体による高齢者、障がい者への各種イベントを具体的に紹介している。企業にはDidi、アリペイ、テンセント社の各種社会活動を丹念に整理している。
引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202105/P020210528536271573312.pdf
中国5Gライセンス交付の2周年目となる6月6日、中国IMT-2030(6G)推進グループが『6G全体ビジョンと主要技術』白書を正式に発行した。白書には、同推進グループの段階的な成果として、全体のビジョン、八つにわたる応用シーン、十になる主要技術と6Gについての考察などを盛り込んだ。
「万物全てのものが接続し、デジタルツインを実現」を全体ビジョンとし、社会、技術と業務の全てが深く融合することを目指しているという。
引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/Hwoj9nGJhqeOc339l6Qi6w
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1701813738159980331
IMTー2020(5G)推進チームとCーV2X業務チームがCAICT等部門と連携し、北京市、合肥市、武漢市と広西チワン族自治区に位置する柳州市の4箇所にて合計4期にわたる大規模なIoV用CーV2Xの実験を予定しているという。
5月29日、北京市にて1CーV2X車載端末(OBU)と試験場内のRSUを利用して交差点内にて大規模な実証実験を行った。
第一期となる今回の北京市の実証実験では、車両の停止状態・走行状態、道路の渋滞・非渋滞、道路の遮蔽・非遮蔽などそれぞれの状態にてテストを行い、実験結果の検証も行なったという。7月には合肥市、9月には武漢市、11月には柳州市にて継続的に展開していく予定だそうだ。
引用:
http://www.cww.net.cn/article?from=timeline&id=487136&isappinstalled=0
Speedtest社が中国31の省地域における5Gのダウンロード時の通信速度(Mbps単位)をまとめ、公開した。
うち、青海省、雲南省、東北の吉林省がトップ3位、江蘇省、新彊、天津がラスト3位になっていることがわかった。
今回は省地域単位での発表となっているが、スーパースマートシティである深圳市や上海市、北京市などの状況も興味深い。
6月1日、中国工業情報化部(MIIT)より「『工業インターネットとIoT無線周波数使用指南(2021年版)』に関する通知」が公布された。
通知では、「公衆移動通信」と「専用移動通信」の表現を用いながら、
「工業インターネットとIoTの遍在化・個性化・オーダメイド化しつつあるニーズに応えるため、多種多様な応用シーンと周波数資源の合理利用を図るために、5G公衆移動通信網をメインとして利用し、その他をサブとして工業インターネットとIoT業務の展開を奨励する」と明示している。
公衆移動通信には2G、3G、4G、5GにNB -IoTとeMTCも含まれる。
「MNO(Mobile Network Operator)が公衆移動通信帯域を使用する場合は、国家無線電管理部門にて審査し、許可する。MVNO(Mobile Virtual Network Operator)が公衆移動通信帯域を使用する場合は、帯域を申請する必要はない」とある。
専用移動通信とWLAN用帯域については、いずれも公布のあった現行帯域のみの発表であった。専用移動通信帯域を使用する場合は、帯域使用計画に沿って国家或いは省無線管理部門に申請し、許可を受ける必要がある。
専用移動通信には以下の4つが含まれている。
230MHz(電力・ガス・防空・水道等関連部門用)、
1400MHz(電子政府・公共安全・社会治安・危機管理等部門用)、基本的に省無線管理部門に申請する。
1800MHz(交通・石油等部門用)、基本的に省無線管理部門に申請する。
5900MHz(LTE -V2Xをベースとしたインテリジェントコネクテッドカー用)、原則的に国家無線部門に申請するが、内容にって省無線管理部門も可。
WLANには、2400MHz、5100MHzと5800MHzが含まれている。
2400MHz(2400−2483.5MHz)、
5150-5350MHz(屋内のみ)、うち、5250-5350MHz帯域はDFS機能付きのみ可、
5725-5850MHz
この通知は昨年から要請が次第に高まってきた、5Gプライベートネットワークやローカル5G類似サービスへの専用帯域の交付要請に答えた形の政策的指示であると筆者は考える。6月1日に公布されて12時間ほど経った中(本記事投稿時点)、中国の業界からはMIITがドイツ、日本と韓国のようなローカル5G専用周波数の検討はしないことを意味しているのではとの見方が多いようだ。
引用:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/qt/art/2021/art_9b8e1e5711c54cec9ca0cda73ac36c40.html
https://www.miit.gov.cn/cms_files/filemanager/1226211233/attach/20216/6f2d2602200448009b156a1e7863d8c2.pdf
5月31日、中国工業情報化部(MIIT)から地方の中小企業当局と関連部門宛に6月1日から30日まで全国範囲内で「中小企業へのサービス提供月間」を実施する通知が発行された。中小企業への支援をもって中国建党100周年を祝うとしている。
その内容には、「中小企業サービスシステム機能を十分に発揮し、多くの中小企業のために革新的で且つ効果的なサービスを提供する。中小企業の起業などへのサービス支援を強化し、中小企業の救済を支援することを要求する。中小企業のニーズに注目し、「3つの10」のサービスに焦点を当てる。工業情報化部から10のサービス活動、各地域省庁から10のサービス主題活動、各地域中小企業主管部門より10の重点分野でのサービスを実施する」とある。
特に、サービス提供においては、「クラウド、ビッグデータ、5G、AIやブロックチェーンなどの新しい技術による提供を通じて、中小企業のニーズを的確に把握し、ピンポイントで支援できるような専門化した高質なサービスの提供を図る」とも言及している。
引用:
https://www.miit.gov.cn/jgsj/qyj/wjfb/art/2021/art_fe5e686d5e6947948a1e1fc9ad494b02.html
2021年の618セールが5月24日よりスタートしている。Jingdong、Tmailと蘇寧(Suning)が5月24日0時より「618予約販売」を起動し、関連APPにて購入可能になっている。今年の「618セール」が6月中下旬まで約1ヶ月近く続くことになる。
この間、Jingdongは4つのシーズンに分けて各種キャンペーンを企画し、300万になる実店舗とも連携し、1400の県と市にて1時間以内の配送を宣言している。Tmailは5月31日より60億元(約960億円)消費券を配布し始め、毎日1300万品目の割引券も同時登場する。ブランド会員で最高で1000元(約1万6000円)購入し、1000元分のサービスを受けれるという。蘇寧は割引キャンペーンと共に、新品交換&旧品回収や各種無料サービスも提供する予定という。
5G端末の浸透が進んでいる中、今年の端末セール争奪戦が注目されている。
引用:
https://www.jd.com/2017
https://www.tmall.com
https://www.suning.com
5月27日から30日まで中国北京にて「2021第28回中国国際ラジオテレビ情報ネットワーク展覧会」が行われている。
初日のメインセッションにて中国広電董事長宋起柱氏がプレゼンし、中国広電の「全国一網」体制が整えつつ、ケーブル+5Gの発展モデルが確立しつつあると説明し、向こう2年以内で700MHzベースの5Gネットワークのカバレッジを実現すると明かした。