中国初の無人配送車ナンバープレード交付

5月25日、第8回国際インテリジェントコネクテッドカー技術年会(CICV2021)が開催され、北京市高度自動運転試験区(北京高級別自動運転示範区、2021年4月設立)が国内初の無人配達車用ナンバープレードを交付した。同時公布した『無人配送車管理実施細則』にて無人配達車両に一定の権利を与えるなど中国自動運転分野で一歩前進したとされている。

https://mp.weixin.qq.com/s/Dxpx_l8vc_KJC8OAYM8NRA

今回交付を受けたのは京東物流(JD Logistics)、美団(Meituan)と新石器(Neolix)の3社、それぞれJD0001、MT0001、NX0001のナンバープレードが手渡しされた。報道によると、現在、京東物流と美団は、100台近くの無人配達車を配送ステーション、住宅地とサイエンスパークに配置している。新石器も南海子公園、亦城(Yicheng)インターナショナルセンター、BDA大通り、永昌サイエンスパークなどで時間帯ごとの外食販売・配達を行なっているという。

引用:
http://www.cicv.org.cn/NEWCN/home/index.html
http://www.xinhuanet.com/tech/2021-05/26/c_1127491855.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/Dxpx_l8vc_KJC8OAYM8NRA

中国聯通が法人向け5Gサービスを発表!

5月21日、中国聯通社が広州市にて法人向けに「5Gデジタルプラットフォームサービス製品発表会」を開催し、革新的な5Gアプリケーション「聯通曇犀」を発表した。

法人ビジネス用電話向けのワンストップワークサービスソリューションを提供し、企業のデジタル化を支援するとある。中国聯通社副総経理である梁宝駿氏が記者会見でスピーチを行い、300人近くの業界専門家と企業代表が出席した。

今回の発表では、「中国聯通がSIMカードの帰属地と料金請求の制限をなくし、業務用フローを最デザイン化することによって、法人顧客にとってワンストップワークサービスを実現した。『聯通曇犀』のリリースがロジスティクスや配達業、オンライン教育、eコマースプラットフォーム、住宅改修、金融と保険、公共サービス等の企業のデジタルトランスフォーメーションにとって有効なツールとなる」とあるが、新しいサービスの実用性について検証する必要があると思われる。

引用:
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202105/t20210525_280644.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1700428746462069293&wfr=spider&for=pc

中国広電社省レベル地域会社の改名

中国広電社は5Gサービス開始に向けて着々と準備を進めている。
5月17日、中国広電総経理梁暁涛氏が同社の最新状況を発表したことを受けて、通信産業網が同社の省レベル地域会社の改名状況を整理した。

左側は原名、右側は改名後の名称になる。うち、10社が「中国広電」に省名を並べた形での改名を一部完成し、他が改名進行中であることが確認できる。

http://www.ccidcom.com/yaowen/20210524/dlpHqUrLKkv3c6MHp18cwt2y5qan8.html

中国広電は、元々中国の「三網融合」(通信・インターネット・放送の融合)を図るために2014年4月に正式設立されていたが、長年、組織の巨大化問題を抱えていた。「三網融合」のスローガンを掲げながらも中国のラジオ・テレビシステムは「四級方針」といった地域分割の運営状況が続いた結果、中国31の省地域で約3億世代の市場をそれぞれ中央・省・市・県という4つの行政レベルにわたって、計1000以上のテレビ、ラジオやCATV会社がそれぞれによって運営していた。

解決の糸口と見込まれたのが2020年9月24日の中国広電網絡株式有限公司(China Broadcasting Network)の設立であった。「全国一網統一」と言って、1000以上あるCATV会社を1社に統括し、ケーブル通信網と5G通信網の統合で新しいサービスの実現を目指している。2020年12月31日に全国省地域レベル会社の体制を整え、今回の改名がその2段階となる組織的改編として捉えることができる。

引用:
http://www.ccidcom.com/yaowen/20210524/dlpHqUrLKkv3c6MHp18cwt2y5qan8.html

ZTE、中国聯通、クアルコム等が5Gミリ波+8K高精細映像の超高速伝送を実現

5月21日〜22日、米クアルコムのQualcomm China Tech Day 2021が北京にて開催され、初日にてZTE、中国聯通、クアルコムとTVU Networksが実験室にて26GHz(n258)周波数+8K高精細映像の超高速伝送を実現したと発表し、デモを展示した。

今回はIMT-2020推進組と中国聯通の技術的指導の下にて行われ、26GHzミリ波帯域と900MHz LTE帯域のデュアルコネクティビティを採用し、ミリ波の上がり通信が930Mbpsに達していた。

引用:
http://www.cww.net.cn/article?id=487020
http://www.hnetn.com/html/2021-5-23/202152314466972_2.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/n0zTHt56-aeojMwPlnH0IA
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1700382668909613924&wfr=spider&for=pc

2021年4月中国5G利用者数が4億突破

中国4月末の5G料金利用者数について各事業者より発表された。
中国移動社は2億超の2億529万、中国電信は1億1777万、中国聯通は9856万、三大通信事業者を合わせて4億2163万4千となった。

引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/BGTcUVHPFNHUn1jUwx-wnQ

交通のデジタル化・ネットワーク化・インテリジェント化を加速!

https://mp.weixin.qq.com/s/v4o_XJbmZ3QS_3Aec9yVSw

5月19日、中国交通運輸部(MOT,Ministry of Transport of the People’s Republic of China)李小鵬部長が部業務会議を招集し、交通業界のデジタル化・ネットワーク化・インテリジェント化を加速すると発表した。

会議では、「重点的な業務を着実に推進し、協同して交通運輸の『データ頭脳』・交通分野の新しい融合型情報インフラネットワークを整備する。中国版全地球測位システム(GPS)「 北斗」、5Gなどの情報インフラを整備し、ドアtoドアのスマート物流ネットワークを構築し、デジタル交通におけるイノベーションの育成も図っていく」と声高く強調した。

引用:
https://www.mot.gov.cn/jiaotongyaowen/202105/t20210519_3594866.html
https://mp.weixin.qq.com/s/v4o_XJbmZ3QS_3Aec9yVSw

中国広電がいよいよ携帯電話サービス開始?

中国通信学会が主催した『2021世界電信と情報社会日大会』(5月17日)にて、中国広電総経理梁暁涛氏が同社の最新状況を紹介した。

1)700MHz帯域の5Gサプライチェーンが形成されつつある状況にあり、当該帯域通信対応可能な5G携帯電話が約100機種に上り、ハイエンドからローエンドの消費者をカバーできている。
2)中国広電が適時にて192から始まる携帯電話番号の契約開始を企画している。
3)中国広電は2020年12月31日付で全国24の省地域レベル会社体制を整合した。
4)中国広電が中国移動との共同構築を合意し、年内にて700MHz帯域対応基地局40万局を共同で建設する。

引用:
http://cs.com.cn/ssgs/gsxw/202105/t20210517_6167411.html
https://live.baidu.com/m/media/pclive/pchome/live.html?room_id=4429964713&source=h5pre
https://mp.weixin.qq.com/s/YgQo19D5lG0zEXvjz2pI5Q

「5G応用に更なる注意を払い、全力を尽くして5Gの優位性を強化する」

5月17日は世界電信日「(World Telecommunication and Information Society Day(世界情報社会・電気通信日)」。中国通信学会が主催で中国河南省鄭州市にて『2021世界電信と情報社会日大会』を開催した。

大会では、メインセッション、5G+MEC、ギガビット、クラウドコンピューティング、ブロックチェーンとデジタルトランスフォーメーション、5G+工業インターネット、5G応用、5G+エネルギーなどのセッションを設定し、幅広く議論を展開した。

中国通信学会理事長、MIIT劉烈宏副部長は登壇し、「2021年は中国14次五カ年計画の初年度にあたり、『十四五』は中国における5Gの規模的な応用を実現する重要な時期となる。この会議を5Gの建設、発展と応用の統合における里程標と見なし、5G応用に更なる注意を払い、全力を尽くして5Gの優位性を強化する。今後は、五つの点に重点をおく」と発言した。

その五つの点とは、
1、計画によるリード、
2、産業的基礎を固める、
3、融合した応用を推進する、
4、技術的エコシステムを整える、
5、国際的協力を強化する。

引用:
https://live.baidu.com/m/media/pclive/pchome/live.html?room_id=4429964713&source=h5pre
https://mp.weixin.qq.com/s/YgQo19D5lG0zEXvjz2pI5Q

中国5G/6G特別会議

http://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0fb4677465804d22bbff5a17187f41d4.html

MIIT公式サイト情報によると、5月12日、工業情報化副部長劉烈宏氏が5G/6G特別会議を主催し、 IMT-2020(5G)とIMT-2030(6G)推進グループ専門家より5G/6Gの推進報告を聞き入れ、今後の展開について議論した。

当該会議では5G/6Gは次世代情報通信技術の発展方向として、全てのもの・人が通信可能になる重要な情報インフラであり、社会経済発展の原動力であることを強調し、MIITをはじめ、産官学とも連携してIMT-2020(5G)とIMT-2030(6G)を推進していくと示した。

5G関連データについて、5G基地局を既に81.9万局を構築し、世界の70%を占めていることと、5G携帯端末利用者が2.8億に達し、世界の80%を超えたとも発表した。

引用:
http://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_0fb4677465804d22bbff5a17187f41d4.html

2021年4月、5G携帯電話の出荷が国内携帯電話市場の77.9%

2021年4月、中国国内携帯電話全体の出荷量は2748.6.4万台。
うち5G携帯電話が2142.0万台、全体の77.9%を占めている。4月新発売の5G端末が16モデル、全体の50%である。2021年1月から4月末までの5G携帯電話端末の出荷が累計9126.7万台になった。

4月のスマホーの出荷量が2697.3万台、全体の98.1%である。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202105/P020210511504122774678.pdf