2021年中国移動クラウド収入が242億元(約4,114億円)、114%UP

2021年中国移動クラウド収入が242億元(約4,114億円)、前年同期より114%増。過去3年間伸び率連続3桁成長、3年間の伸び率合計が業界トップであった。

IDCコンサルティング社2021年第三四半期のクラウドlaaS+paaS市場シェアでは中国移動が7位となっている。1位にはアリババクラウド、2位にテンセントクラウド、3位にHuawei、4位に中国電信、5位にaws、6位に百度知能クラウドが並ぶ。

中国移動クラウドは2020年第四半期で10位、2021年第一四半期で9位、2021年第二四半期で8位であったという。

引用:
https://www.sohu.com/a/532109164_100030976
https://mp.weixin.qq.com/s/UnYUJSfTW6rmyECGxWq_VA

中国移動2021年財務状況発表、ここ10年最強業績、営業収入8,482億元(約14兆4,194億)で10.4%増、通信収入7,514億元(約12兆7,738億)で8%増、5G料金プラン利用者が3.87億で前年より2.2億純増

https://www.chinamobileltd.com/sc/file/view.php?id=261679

中国移動が2021年度財務報告を発表した。ここ10年最強の業績であると好評を得ている。同社の報告によると、営業収入8,482億元(約14兆4,194億)で10.4%増、通信収入7,514億元(約12兆7,738億)で8%増、伸び率が前年同期より4.8%UP、純利益が1161億元(約1兆9,737億)、5G料金プラン利用者が3.87億で前年より2.2億純増となった。

引用:
https://www.chinamobileltd.com/sc/file/view.php?id=261679
https://www.sohu.com/a/532109164_100030976

2022年1-2月中国電気通信収入は前年同期9%増、新興サービス収入が34.1%増

2022年1月と2月、通信大手3社のモバイルインターネットデータ通信売上が1072億元(約1兆8,224億円)と前年同期より1.5%と緩やかに伸びているが、電気通信収入の45%を占めている。一方、通信大手3社のIPTV、データセンター、ビッグデータ、クラウド、IoTなどの新興サービスによる収入が508億元(8,636億円)、前年同期より34.1%増、電気通信収入の19%を占めている。うち、クラウドが124.6%、ビッグデータが58%、データセンターが20.6%、IoTが21.9%の急増である。

引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2022/art_4f29bc2367764f2788737ee2e7d864c7.html

2022年2月、5G携帯電話の出荷が国内市場全出荷の76.5%

2022年2月、中国国内市場への携帯電話機総出荷量は1486.4万台、うち5G携帯電話が1137.4万台、携帯電話全体の76.5%であった。同期における新発売携帯電話は29モデル、うち5G携帯電話は15モデル、全体の51.7%であった。

引用:
http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202203/P020220321562357503592.pdf

中国電信2021年財務状況発表、営業収入4,395億元(約7兆4,715億)で11.3%増、移動通信収入1,841億元(約3兆1,297億)で4.1%増、親会社株主帰属当期純利益は259億元(約4,403億)で24.4%増

3月17日、中国電信が2021年度財務報告を発表した。

報告によると、営業収入は4,395億元(約7兆4,715億)、前年同期より11.3%増、サービス収入は4,028億元(約6兆8,476億)、前年同期より7.8%増。うち、移動通信収入は1,841億元(約3兆1,297億)、前年同期より4.1%増。親会社株主に帰属する当期純利益は259億元(約4,403億)、24.4%増。2021年の資本支出は869億元(約1兆4,773億)であった。

引用:
https://www.chinatelecom-h.com/sc/media/news/p220317.pdf
https://mp.weixin.qq.com/s/PZna1TczN5I7UlEzb3-WAw

浙江省初の民事裁判オンライン法廷判決

毎年3月15日の世界消費者権利デー(World Consumer Rights Day) になると、中国中央テレビ局が大型番組を企画し、消費者権益保護法に違反している疑惑のあるトピックを全国規模で大々的に取り上げられる。工業情報化部も例年どおり通信事業者のサービスに対するクレームの件数などを公開するが、今年は新しい風となりうるニュースを目にした。

3月15日、浙江省新聞の速報で同省初のライブによる民事裁判の消費トラブル判決があったという。浙江省湖州市長興県に住む張さんが過日に乗用車のバッテリーを交換して四日後に自動車が燃焼した事件があり、調査を経て新しく交換したバッテリーの故障による発火であることがわかった。

3月15日、長興県市場監視管理局、県消費者保護委員会が人民法院と連合し、遠隔でオンライン裁判法廷を開催して、現場調査の画面を確認しながら業者経営者と消費者本人などの当事者による議論を行った結果、被害者の張さんに賠償金6.17万元(約105万円)が支払われる判決となった。一般消費者にも公開し、携帯電話の当該裁判所のWeChat公式アカウントよりライブ傍聴していたという。

引用:
https://zj.zjol.com.cn/news.html?id=1826218

中国鉄塔社2021年3大通信キャリア委託で5G基地局55.5万基整備、累計122.6万基整備

https://xw.qq.com/amphtml/20220311A0471T00

中国鉄塔の最新財務状況によると、2021年の営業収入が865.85億元(約1兆4,719億円)、うち、801.97億元(約1兆3,633億円)が3大通信キャリアによる営業収入であった。2021年末、中国鉄塔は5G基地局を55.2万基、2019年には26.5万基、2020年には76.6万基、これまで累計122.6万基を整備したという。

引用:
http://www.c114.com.cn/topic/6043/a1185086.html
https://xw.qq.com/amphtml/20220311A0471T00
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1726876740896370744&wfr=spider&for=pc

中国鉄塔社の基地局分布

http://www.c114.com.cn/topic/6043/a1185086.html

中国鉄塔(チャイナータワー)は本サイトでほとんど登場しなかったが、2021年末時点で中国鉄塔が保有するタワー類の基地局数が205.3万。同社は2014年7月15日に3大通信キャリアの中国移動、中国聯通、中国電信によって100億元(約1700億円)が共同投資し、設立された中国の基地局運営会社である。3大通信キャリアがそれぞれ40.0%、30.1%、29.9%の株を所持している。

2021年末時点で中国鉄塔は全国で203.8万のタワー類基地局を保有している。

引用:
http://www.c114.com.cn/topic/6043/a1185086.html
https://xw.qq.com/amphtml/20220311A0471T00
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1726876740896370744&wfr=spider&for=pc

中国聯通2021年財務状況発表、営業収入3279億元(約5兆5,743億)で7.9%増、純利益144億(約2,448億円)で7.4%増、5G基地局31万基新規構築

3月11日、中国聯通が2021年の財務状況を発表した。営業収入が3279億元(約5兆5,743億)、サービス収入が2962億元(約5兆354億円)、前年同期よりそれぞれ7.9%、7.4%増となった。純利益が144億元(約2,448億円)、前年同期より15%UP。EBITDAが963億元(約1兆6,371億円)、前年同期より2.3%UP。

工業インターネット、スマートシティ、医療、教育、旅行などへの5G応用イノベーションについても顕著な成果を収め、これらを含めて2021年の産業インターネット収入は前年同期より28.2%UPの548億元(約9,316億円)。サービス収入全体の18.5%となる。

中国電信と5G基地局を31万基新規構築し、累計69万基整備済み。一方、資本支出が690億(約1兆1,730億円)ある中でインフラ関連は32%、固定ブロードバンド及びデータ関連は19%、移動通信ネットワーク関係は49%であった。

引用:
https://www.chinaunicom.com.hk/tc/ir/presentations/pre220311.pdf
http://www.ccidcom.com/yunying/20220311/7GWHjFwqZOMWM7VmF191p1lw99ufc.html

「データ通信費の削減」による通信事業者の苦境→過当競争、5Gの健全な発展法も提案

「全人代」の通信業界のスター的存在のこの人、雲南聯通党委書記兼総経理の張曇勇氏が南都の記者会見でまた衝撃的な発言をした。

インタビュー過去数年で「データ通信費の削減」について卓越した成果を収めているが、局所では通信事業者間の過当競争があるという。巨額な投資によって建設されたネットワーク資源を使って廉価な料金でサービスを提供していることがある。5Gによるデータ通信ボーナスが2年経ったばかりだが、このような過当競争で早速も挫折するのではと危機感を抱いている。
これまで多くの地域で調査をしてきたが、心が痛むほどのデータも見ている。天津を例にすると、十三五初期では天津電信業収入が155億元であったが、通信大手3社間で過当競争が重ねた結果、十三五末期ではその収入が144億元になっていた。また、国際越境専用線価額が過当競争してしまった結果、国内越境専用線価額よりも安い状況になっている。広州市から香港間の価額が広州市から深圳市間よりも安い。一番心配なのは、電信業の過当競争はサプライチェーンまで蔓延してしまっていることだ。これは健全なサプライチェーンの発展には決してつながらない。

このような通信業の過当競争の解決は3つから着手すべきだ。
1、過当競争を極力避けるべき、5G応用の価値を見出す。
2、共同建設共同利用を徹底的に実施する。
3、科学技術イノベーション、デジタル化人材の育成。

5Gの健全な発展を持続するには、パブリック5Gのみでなく、中央企業としての通信事業者のトップランナー的リーダーシップを十分に発揮させることが必要だ。プラットフォーマーと協力したがる企業が多く、通信事業者の新型インフラ市場での市場シェアが30%足らず。通信事業者は国家中央企業的存在であるため、データの安全性、インフラにおいても優位性がある。向こう3年から5年、通信事業者の市場シェアが大半を占めることになるだろう!

引用:
http://www.infzm.com/contents/224666
https://mp.weixin.qq.com/s/7US1PiJUdpQioWLM6QB3GQ