中国広電が700MHz帯域5G基地局の構築計画を公開した。
これによると、中国移動と共同で2021年末までには40万基、2022年6月末には48万基になるように構築を計画している。
これに合わせて、中国広電の地域会社も最新の計画を更新した。うち、四川省が最も積極的に取り組んでおり、2021年末までには2.5万、2023年には15万を目標とし、重慶市では中国移動と既に実証実験を進めているという。5Gによる放送事業も全面的に展開していくとしている。

5Gの最新動向-Latest trends
基地局やネットワーク
中国広電が700MHz帯域5G基地局の構築計画を公開した。
これによると、中国移動と共同で2021年末までには40万基、2022年6月末には48万基になるように構築を計画している。
これに合わせて、中国広電の地域会社も最新の計画を更新した。うち、四川省が最も積極的に取り組んでおり、2021年末までには2.5万、2023年には15万を目標とし、重慶市では中国移動と既に実証実験を進めているという。5Gによる放送事業も全面的に展開していくとしている。
通信産業網の総まとめによると、これまで通信事業者による4回の落札総額が1200億元(約1兆9200億円)、基地局累計120.4万基に上る。
2019年6月6日5G免許交付前は、通信事業者が少数の非公開主設備調達とリースを行なっていたため、5G主設備市場への投入も少額であった。コロナ対策後の5G新型インフラ政策以降の2020年3月27日より2021年7月30日まで一年半弱の間に4回の調達が行われた。この中で基地局の単価も1基当たり16万元から8万元にと次第に低減してきていると通信産業網が整理している。
第1回:基地局単価は16万元
2020年3月27日中国移動社5G主設備集中調達
第2回:基地局単価は13万元
2020年4月24日中国電信&中国聯通5G SAネットワーク主設備連名集中調達*
第3回:基地局単価は8万元
2021年7月16日中国移動&中国広電700MHz主設備集中調達
第4回:基地局単価は8.3万元
2021年7月30日中国電信&中国聯通主設備連名集中調達*
*は通信事情社による詳細発表無、通信産業網による推測値
引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/xNPdXwdHxrRlGe8kwl9cSg
https://mp.weixin.qq.com/s/MRBaMKeft177mgPFZZzobA
通信産業網が中国これまで計4回の主設備落札での主要ベンダー5社の中国5G基地局市場シェアをまとめた(通信事業者実証実験ネットワーク構築と未公開調達分を除く)。
これによると、4回の落札総まとめではHUAWEIが58%、ZTEが31%、エリクソンが6%、大唐移動が3%、ノキア上海ベルが2%となったという。
引用:
https://mp.weixin.qq.com/s/xNPdXwdHxrRlGe8kwl9cSg
https://mp.weixin.qq.com/s/MRBaMKeft177mgPFZZzobA
2021年7月9日、中国で4回目となる5G基地局の入札開始が発表されていた。
今回の調達は、中国電信&中国聯通両社5G SA建設に必要な2.1GHz基地局関連で24.2万基、総額200億元(約3200億円)となっている。2019年以降、両社は3.5GHz帯域を中心に共同建設進めてきたが、今回の入札開始発表が2.1GHz帯域でも共同建設を展開することを意味する。
引用:
https://www.sohu.com/a/478087372_115362
https://mp.weixin.qq.com/s/MRBaMKeft177mgPFZZzobA
https://www.sohu.com/a/481194341_166680
7月24日から25日までの「全国5G応用規模化発展現場会並びに調査研究」(工業情報化部(MIIT)が広東深圳と東莞に招集)に中国電信社総経理李正茂氏も参加した。
同氏によると、今年7月末時点で中国電信と中国聯通協同構築した5G基地局は47.8万基に上り、2021年末には70万超を構築予定という。
中国電信は5Gオーダーネットワーク建設を加速しており、6月末には4500社の行政と企業に向け5Gオーダーネットワークサービスを提供している。360以上のオーダー商用ネットワークプロジェクトが既に始動している。5G+MECにも力を入れ、5G+クラウド+AIプラットフォームを構築し、中国初のMEC+クラウドに関する国家重要科学技術プロジェクトも完成しているという。
上記のほか、5Gネットワーク構築や運営に関する多大なコストに関しても中国電信が切実に実感しており、5Gのビジネスモデルがまだ明白しない中での問題や不足も事実として直面している。国家関連部門には、5G投資のプレッシャーの緩和、業界基準の設定、低周波数帯域での共同構築などにおいても政策的支援を乞いたいとも発言した。
引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_74dc7435c04b474384b25ae4f95a63bf.html
https://m.thepaper.cn/baijiahao_13812925
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1706266869665650273&wfr=spider&for=pc
7月24日から25日まで工業情報化部(MIIT)が広東深圳と東莞にて「全国5G応用規模化発展現場会並びに調査研究」を招集した。中国移動社総経理董昕が参加し、発言した。
同氏によると、中国移動は5Gの発展を重要な政治任務と位置づけ、「5G+」プランを実施し、全ての産業への5G応用を推進し、消費者により良いサービスを提供するように努めている。
目下、開通している5G基地局が50万基、5G料金プラン利用者が2.5億、業界をリードするモデルプロジェクトが200以上、9つの大きな産業にて5G商業化を実現したプロジェクトが4000以上ある。
通信ネットワークの構築では、2.6GHz、4.9GHz、700MHz多周波数バンド協同を目指し、2021年末には5G基地局を70万超構築予定という。
引用:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/ldhd/art/2021/art_74dc7435c04b474384b25ae4f95a63bf.html
https://mp.weixin.qq.com/s/IL7KpI8okV9ErRcSPetn9w
7月20日、工業情報化部(MIIT)が2021年上期通信業経済運営状況を公開した。同日、MIITが「2021年全国工業と情報化主管部門責任者テレビ電話会議」を開催した。
MIITのデータによると、2021年上期電信業務収入が累計7533億元(約12兆円)、前年同期より8.7%増となっている。2014年1月9.2%以来の最高値となった。2014年2月から電信業務収入が下落し続け、2019年半ばではマイナスも一時的に見られた。2019年8月以降、徐々に回復する傾向になり、特に2020年の5G新型インフラ政策の効果で次第に伸び続け、2021年6月の高成長につながった。2013年同期と同水準であるという。
引用:
https://www.miit.gov.cn/gxsj/tjfx/txy/art/2021/art_31a33539354543daa87325f089cfdb1f.html
https://mp.weixin.qq.com/s/ZUYijrdzwTwvhTI5Eew7NA
昨年12月より中国聯通社も5G料金利用者数を公開して半年、中国で5G料金利用者数が1.73億増加した。うち、中国移動社は最多の8569万、中国電信は4465万、中国聯通は4250万増であった。
携帯電話利用者数全体で約6割を占めている中国移動社が5G料金利用者数では5割としか獲得できず、5割弱の月もあった。
一方、4.95億になった5G料金利用者数が占める中国携帯電話利用者数の割合が30.60%になったところで中国聯通は36.50%、中国電信は並んで36.18%、中国移動はわずか26.51%。
引用:通信事業者各社公式サイトより筆者集計
中国河南省で暴雨が発生し、一部災害地の通信設備が甚大な被害を受け、停電による通信中断になってしまった。その報告を受け、中国移動社が「翼龍」(Yilong)ドローンを派遣し、7月20日から7月22日間に河南省巩義市米河鎮と鄭州市中牟県埠外華中心血管病院の通信復旧を行なった。
7月20日、被災地の報告を受け、即座にドローンの飛行に関する各種準備に取り掛かり、一刻も早く対応できるように人員調整を対応に急いだ。
7月21日、応急管理部の指示の下「中国移動翼龍ドローン応急通信システム」が起動、14:22時に貴州省安順より河南省巩義市へと向かう。
7月21日18:21時、ドローンが河南省巩義市米河鎮上空に到着、通信復旧作業開始。
7月21日23:00時頃、米河鎮住民が下記のSMSを受信。
SMS内容:
米河鎮の皆さん、暴雨により通信中断しましたため、応急管理部が翼龍ドローンを緊急に派遣し、鎮上空に滞在し、中国移動社公衆網通信を一時的に復旧しました。しかし、翼龍ドローン滞在時間の制限があり、公衆網通信の復旧時間は5時間のみとなります。家族親類友人への安否報告などを速やかに行うことをお勧めします。無事をお祈りしています!
引用:
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1705952822393242950&wfr=spider&for=pc
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1706088305984514928&wfr=spider&for=pc
https://mobile.zol.com.cn/773/7730885_all.html
https://new.qq.com/rain/a/20210722A01ELL00
https://mp.weixin.qq.com/s/8UC6fqqj5-14EKdXLamytw
https://mp.weixin.qq.com/s/UfOXXL-Gu90zefV8x0ntBQ
7月16日、中国国務院新聞弁公室が2021年上半期工業情報化発展状況に関する新聞記者会見を開催した。
会見では、目下5G基地局について96.1万基開通済み、6月末では全国全ての地方都市まで5Gカバレッジが実現でき、5G端末接続数は約3.65億、ギガビットブロードバンド利用者が1365 万に達したことと、5G+工業インターネットの応用アプリケーションが大いに進展していることが発表された。