700MHz周波数資源の共有と共同構築提案

第13期全国人民代表大会の第4回会議と政協第13期全国委員会第4回会議がそれぞれ2021年3月5日と3月4日に北京で開かれる予定。両会の時期、ICT業界に関連する提案が注目されている。

中国聯通製品センターの張曇勇総経理が両会への提案を公開している。同氏は全国政協委員でもあり、これまで建設的で前向きな提案を数多くしてきた。
今年は3つの提案をする予定だという。
1)高速鉄道での5G応用
2)データ権利確認
3)5Gローバンド700MHz周波数資源の共有とネットワーク網共同構築。

文章・画像の引用先:
https://mbd.baidu.com/newspage/data/landingsuper?context=%7B%22nid%22%3A%22news_9460880545647774951%22%7D&n_type=1&p_from=3
https://mp.weixin.qq.com/s/7AtimG3bMg-nGqWzrCTphA
https://mp.weixin.qq.com/s/REpiV1iyH7dVULCWsfKQlg

5G+工業インターネットPJが中国全国で1100以上あり、急速に発展している

3月1日、国務院新聞弁公室が工業と情報化発展状況について記者会見を開いた。工業情報化部部長である肖亜慶氏が中国の5G最新状況を触れた。

中国の5G+工業インターネットが迅速に発展しており、全国にて累計1100以上のプロジェクトが累計1100以上あり、中国全国で累計5G+工業インターネットプロジェクトが迅速に発展している。5Gの満足度が4Gのより高い。ユーザー当たりのDOUが4Gのより50%高く、GB当たりの単価が4.4元に低減し、2年前より46%減となった。

5Gの今後について、1)産業ベースでの発展をより確実に進む。2)融合応用をさらに深化させる。3)オープン型の協力を目指す3点が挙げられた。

文章・画像の引用先:
http://www.scio.gov.cn/xwfbh/xwbfbh/wqfbh/44687/44992/index.htm
https://mp.weixin.qq.com/s/eNzYlEOK3p2z0KFjucNPMQ
https://mp.weixin.qq.com/s/U7xGS3qoFag7LRV6ZTV-dA
https://mp.weixin.qq.com/s/Tw6CWmGjGB8Chhx68XMKIg

MWC2021 Shanghaiが開幕!

2月23日よりモバイル見本市であるGSMA MWC Shanghai 2021が上海市にて開幕した!GSM Associationが主催するMobile World Congress上海は、今年は2月23日、24日と25日の三日連続開催となった。

23日朝から工業情報化部長の挨拶や通信事業者からのプレゼンが続いたが、一番面白いのが通信産業報のオンラインライブ。「春晩」に出ていた牛ロボットも堂々と出場!
出展ブースを回りながら、リアルタイムで現場の解説が流れてくる画面から上海の空気が流れてくる(今年はPCR検査証明書提示の上での入場)。
23日1日で8万強の人がオンライン鑑賞したという。

24日朝から、5G周波数、CーV2X、5Gネットワークサミット、IoTサミット、5Gミリ波などどれ一つ見逃せない重要な講演続きになっている。
何よりもオンラインで鑑賞できるのが最高に魅力的だとしか言えない。
ただし、有料〜!(°▽°)
バーチャルパスが6千円程度。

興味ある方のためにリンクをアップすることに!
公式サイト:https://www.mwcshanghai.com/
出展ブースエリアの雰囲気だけでもという方にハッピーーすぎるリンクはこちら↓無料です!
https://play.yunxi.tv/pages/1ffade10bc834de7a2d5dae6772931ed?openId=oY3TsvsW50_vnsGALywfeUmNLrHQ&fbclid=IwAR11Omd6ONOV6Yv73XN8cN6ChuPDFN3yVVFzD9CdQHBoCA4C09czobOWkFY#/
↑通信産業報のオンラインライブです。
かなりリアルです♡
イベント開始まで前日の録画のリプレイになっている。

登録するのは特に面倒ではないという方はこの選択肢もある。

文章・画像の引用先:
https://mp.weixin.qq.com/s/WmrHaieFR4FFd2ERKUvaMw
https://play.yunxi.tv/pages/1ffade10bc834de7a2d5dae6772931ed?openId=oY3TsvsW50_vnsGALywfeUmNLrHQ&fbclid=IwAR11Omd6ONOV6Yv73XN8cN6ChuPDFN3yVVFzD9CdQHBoCA4C09czobOWkFY#/

北京、天津、杭州、広州、成都5都市に国家級AIイノベーション試験区設置

中国工業情報化部が北京、天津、杭州、広州、成都5都市にて国家級AIイノベーション試験区の設置に支持すると題する政策的文書を発行した。

今回の決定は、上海(浦東新区)、深センと済南ー青島の3試験区に続いた動きとなり、これまで国家級AIイノベーション試験区が全国で8区になった。

文章・画像の引用先:
http://www.gov.cn/xinwen/2021-02/20/content_5587935.htm
https://www.miit.gov.cn/jgsj/kjs/gzdt/art/2021/art_e5daa82d38454988a5e0b2600ee52021.html

中国の健康コードによるCOVID-19対策

2月17日昨日より好評炎上中のNewsweek日本版コラムでは、中国の健康QRコードが通行証代わり中国のコロナ対策に役立っていることが取り上げられている。

https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/02/2020_2.php

一年前の2月7日はちょうど杭州市内にて健康QRコードを一斉に導入し始めた日にあたる。杭州市コロナ対策本部グループが早朝に『市内公共空間及び公共交通機関にて「杭州健康コード」起用に関する通知』を公布した。住宅区やレストラン、スーパーの入り口等、地下鉄、バスに乗車する時もスキャンして、感染者との接触有無をビッグデータを通じて瞬時に検証し、接触がなければ緑色のQRコードが表示され、通行可能になる。赤と黄になった場合は関連規定に沿って対応することになると決まったのもこの日からである。

それ以来、中国全域にて導入されるようになり、この1年間にわたって中国各地にてCOVID-19の徹底的な対策に活用されてきた。この健康コードはただ1週間にて開発され、2月7日発表、2月9日にアリペイにリンクされ、その後杭州市と深セン市より導入した。中国のCCTVによると、バックには通信事業者によるデータ提供に基づき、莫大な位置情報や移動履歴のビッグデータにAIによる自動計算が用いられている。中では交通機関利用によるデータ量が最も大きいという。例えば感染者と断定された人と同じ電車、地下鉄に乗車していたり、同じ時間帯に同じ駅を利用していたことが後にわかって、さかのぼって接触可能性のある全員が一気に黄色いになることもよくある。

中国にてこのように大活躍するQRコードが実は、日本のデンソーが開発したもの*。「QRコードはアリペイ,ウェーチャットペイをはじめとする世界のスマホ支払サービスで広く採用されている。2019年には日本のスマホ支払サービスでも広く利用されるようになった」が、日本のデンソーがQRコードの特許を無償で公開までしているからこそ中国で健康QRコードがこれほど使われるようになったとも言えよう。

*丸川知雄(2021)「移動通信技術の発展と中国の台頭」『比較経済体制研究』第 26 号(近刊)

文章・画像の引用先:
https://www.newsweekjapan.jp/marukawa/2021/02/2020_2.php
https://hznews.hangzhou.com.cn/chengshi/content/2020-02/17/content_7677842.htm?fbclid=IwAR2YdsrXhsT3A_58JUYZSit3gVNbqTE7KKEquFqy8iNwr8elUuAbEMoFO-w
http://www.shaoxing.com.cn/p/2790913.html
https://news.mydrivers.com/1/672/672440.htm

中国各地域情報関連部門、事業者、シンクタンク、インターネット企業、端末設備ベンダー宛の「高齢者スマート製品利用問題解決型のサービス提供」

2021年2月10日、工業情報化部が全国各地域の情報化主管部門、並びに通信事業者の中国電信、中国移動、中国聯通、研究シンクタンク中国情報通信研究院、中国インターネット協会、関連業界協会、各インターネット企業、端末設備ベンダー企業宛に『高齢者によるスマート製品利用問題の解決及びサービス提供に関する通知』を公布した。

通知は、高齢者がスマート製品を日常的に使用する中で直面する問題に対し、上記情報通信管理部門や通信事業者をはじめ、研究シンクタンク、インターネット業界、関連業界、インターネット企業や端末設備ベンダーなどの中国社会各勢力に働きかけた。高齢者のニーズを十分に考慮した情報社会の構築を意識し、具体的な取組をするように通知し、「情報化時代における高齢者の権益を維持し、情報化が進展する中でも高齢者がより多くの利益感、幸福感、安心感が感じれる社会作りとも言及している。

中国は2020年以降、特にCOVIDー19経験後社会全体が急速にデジタル化に向かうようになり、健康QRコードなどスマホーを所持していない、あるいは自由に使えない高齢者の不便さが目立つようになり、社会的にも大きな関心を集まっている。工業情報化部の発する通知か政策的指示などは各地域の情報管理部門や通信事業者宛がほとんどであるが、今回はまれに見る社会各勢力宛になっている点が大変注目に値する。
この問題解決には、国の社会的インフラ提供側のみでなく、民間、業界からの努力も必要不可欠であることが認識されたと理解して良さそうである。状況が改善されるように社会全体に働きかけることが大事であり、改善をこう期待次第である。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/zwgk/zcwj/wjfb/txy/art/2021/art_b4bc8419332744688cb510cee45f64e1.html

盛大な2021年「春晩」も新しいテクノロジー満載で大好評!

2021年旧暦お正月大晦日大型番組「春晩」が昨夜放送された。
今年は丑年、何と言ってもこれ、三人の丑年生まれの劉徳華Andy Lau(60歳)、王一博YiBOと関暁彤Guan Xiaotongらの歌番組「牛起来」だ!

中国語では「牛」Niúと発音し、扭Niǔと声調違いで「扭起来」は踊り出す、「牛起来」は立派・生意気になるという二つの意味を持ち合わせたこの「牛起来」がまさに「牛気沖天」、意気衝天そのもの!60歳と思えない劉徳華Andy Lauら軽快愉快なダンスリズムに乗り、世界中の人々に祝福が届いたに違いない!

ハッピーな2021「春晩」がこれまで歴年最高の舞台効果、最高に素晴らしいというのが正直な感想!

今年は通信事業者とも連携した中国国内初の8K放送に、LED映像セット、ロボット、AI+VR裸眼3Dスタジオ技術、VR+立体音、CGなど新しいテクノロジー満載。何より驚いたのは劉徳華Andy Lauはクラウドよりのバーチャル参加だったことが全く気づかなかった!

さて、気付きますでしょうか?文末に動画あり╰(*´︶`*)╯♡

画像の引用先:
https://new.qq.com/omn/20210211/20210211A093T200.html

中国のオンライン教育が浸透!

中国インターネット情報センター(CNNIC)の『第47回中国インターネット発展状況統計報告』(2021年2月3日)によると、中国2020年12月のオンライン教育利用者が3.42億であることがわかった。

2020年はCOVID -19の影響で3月から始まる第2学期が開校できず、9月までの半年間がオンラインのみだったところ、9月以降の小中高大の開校でオンライン教育の利用者数が低下したものの、その使用率がインターネット利用者全体及び携帯電話の34.6%を占める規模が大きい。

ディスクトップやノートPCに比べて携帯電話が小型でどこにでも持ち運べるため、携帯電話にてオンライン教育を受けるケースが多い。家庭内など通信環境が確保できている場合はタブレットが画面が大きくて子供が見やすいという利点でよく用いられているという。

2020年はこのCOVID-19・休校の影響でオンライン教育産業が急速に発達し、新たな企業も矢継ぎ早に出揃った。調査会社iResearchの報告ではこのような校内・校外の産業図がすでに出来上がっているいるという。もともと中国は教育を重んじる国民性があり、習い事などに熱心であることは一般的に知られているが、コロナ禍で半年にわたる休校期間中の学習を支えているのがほとんど校外の教育であることは下図からでも読み取れる。

iResearch社の報告では9から18歳までのK12(Kindergaten to 12)を含むオンライン教育の構成も調査した。K12が17.9%、3〜18歳までの幼児&素養教育の24.5%を合わせると、3歳から18歳までのオンライン教育利用者が中国オンライン教育産業全体の42.4%を示すことになる。うち、K12が2021年以降も継続的に成長すると予測している。

文章・画像の引用先:
http://report.iresearch.cn/report_pdf.aspx?id=3724
http://www.cac.gov.cn/2021-02/03/c_1613923423079314.htm
http://www.cac.gov.cn/pdf/web/viewer.html?file=http://www.cac.gov.cn/rootimages/uploadimg/1613923424818332/1613923424818332.pdf?filepath=ZBWvETi1XzcBKtOIkqelkJJ4Vn5uw9ZthCXJtWLSr0nQACMKH6Ejiw/UpdBYAwmsV5if6BYGd60xaZUMhKPZmjEjTcORl73kmCTdYOvdSjs=&fText=第47次中国互联网络发展状况统计报告-0203(打印生成)

「2021春節聯歓晩会(春晩)」が8Kライブ放送に!

2月7日、北京メディアセンターにて中央ラテ総局が恒例の年越カウントダウンイベント「2021春節聯歓晩会(春晩)」の記者会見を開催した。同日で第4回の舞台リハーサルも行われた。

「春晩」とは、旧暦大晦日の夜8時から元日の未明まで約5時間にわたって中国中央テレビ(CCTV)で放送される大イベント。記者会見では2021年の見どころや最先端の技術手法の応用などについて紹介された。

今年の春晩は、中央テレビ局の8K超高精細TV試運転チャンネルにて最初となる8Kライブ放送を行う。 北京市4ヶ所、上海国際メディア港、深セン大湾区ベイエリアセンター間にてIPネットワークと5Gネットワ​​ークによって放送される予定。同時に、中央テレビ局が中国電信、中国移動、中国聯通と中国広電の4大通信事業者と連携し、北京、上海、広州、深セン、成都、杭州、済南、海口、青島と福州を含む10都市の30以上の公共エリアにて8K超高精細大画面と8Kテレビを通じて同時に放送することが決まったという。

4Kについて2020年4月に中国移動が中国再峰エベレスト山頂にて行ったが、今年がCOVID -19のパンデミックと1年間戦ってきただけに、人々の西暦2月11日大晦日の「2021春晩」への期待もますます高まっていくばかりのようだ。

2月7日のCCTVの「新聞聯播」でも8K放送が取り上げられた(CCTVの「新聞聯播」ニュース、筆者撮影、2021年2月7日日本時間PM20:21)。

文章・画像の引用先:
http://www.dvbcn.com/p/117449.html
https://new.qq.com/omn/20210207/20210207A06J5000.html

中国の電信ユニバーサルサービスが小康社会・貧困緩和を支援!

http://www.cnii.com.cn/rmydb/202102/t20210202_252629.html
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/sjdt/art/2021/art_ddbbf50a0db2426d95a234783b24a6f6.html

1月25日、工業情報化部情報通信発展司が主催、工業情報化部新聞宣伝中心が共催する「電信ユニバーサル貧困緩和支援展示会」が北京市西単弁公エリアにてオープンした。

情報化サービスの普及を促進し、貧困地域でもサービスを利用可能にするには、中国情報化最高行政機関である工業情報化部が財政部と連携して2015年からこれまで6回にわたる「電信ユニバーサルサービスの試運転スポット」を実施してきた。

これまでは全国28の省(区・市)の累計13万の行政村にて通信ネットワーク、4万ほどの農村にて4G基地局を構築してきた。4.3万の名目貧困村を含め、全国行政村、貧困村の光ファイバー及び4G通信可能になった割合を98%に引き上げた。貧困村のブロードバンド開通率も99%にアップさせた。試運転スポットでの光ファイバー速度が100M、都市部と同じ通信速度を実現でき、農村部の「デジダルデバイド」の縮小に貢献した。

農村部のECプラットフォームがここ数年迅速に発展し、大勢の若者が農村にリターンしてライブコマースに取り組むようになった。ポストコロナになり、通信事業者が農村部のECプラットフォームを活用し、ライブコマースを勧める方向で農産品の売上を大幅に伸ばしてきた。

展示会では、画像、文字記事とムービなどの資料を通じてこれまでの推進業務、ネットワーク建設、メンテナンス、重点的な支援、教育と医療保障能力のアップ、ネットワークによる貧困緩和への支援、COVID-19対策など7つの内容について詳細に紹介している。貧困村の商品オンラインショッピングと貧困緩和のリンクを設置し、携帯電話でコードをスキャンしてその場で農産物を購入可能にしている。

これまで「電信ユニバーサルサービス」について本5Gサイトはその現場のリポートを2回取り上げている。都市部に居座っては決して想像できない場面が繊細に報告されている。

文章・画像の引用先:
https://www.miit.gov.cn/xwdt/gxdt/sjdt/art/2021/art_ddbbf50a0db2426d95a234783b24a6f6.html
http://www.cnii.com.cn/rmydb/202102/t20210202_252629.html
http://paper.cnii.com.cn/article/rmydb_15832_299251.html